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第五章 果てなき旅路より戻りし者

登場人物と用語(五章 開始時点)

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【登場人物】

 ~~~追記部分。

■清家太陽(せいや たいよう)(金の者)

 聖気の色→金(光)

 18歳、高校生。168cm。
 ある日突然、金の片目と眼帯をした男に異世界に連れて来られた。
 身体に白と金の2つの能力が封じられていた。その理由は謎。

 戸惑いつつ少しずつ自分の役割(光の聖女)を知る。相手に触れ願う事で金の能力である治癒が使える様に。西の長を助けて、無事に西の結界を張る事に成功した。
~~~
 ルースと改めて将来の約束をするも北の魔物と魔王の襲来に遭う。目の前でルースが襲われた怒りから、とうとう金の能力が開花した。



■ルース(南のエルフ/緑の者)

 聖気の色→緑(植物)黄(地)

 見た目20代前半。推定180cm。
 緑の髪と緑の瞳をした美男子。細身に見えて身体は引き締まっている。優しい面倒見の良いお兄さんタイプ。
 弓が得意。旅をしながら森を回っている。

 300年前の対戦(魔王VS人間とエルフの連合軍)の連合軍側の唯一の生き残り。
 魔王につけられた瘴気の傷を負っていたが太陽と結ばれた事で傷が癒やされ浄化された。
~~~
 この世界のエルフは長命で子供が出来にくい事から、魅了の能力を持つ。それが原因で西の長に太陽と引き離された。
 太陽にお願いされ2人で逃避行の旅に出るが、最後は太陽を守る為に敵の囮になり、魔王によく似たシルエットに喰われた。


■空(そら)(東の銀/青の者)

 聖気の色→青(風)銀(獣)

 見た目30代半ばだが、実際は500歳超え。推定185cm。
 銀狼であり東の森を守る聖獣。人型の時は、腰まである長い銀の髪と青空の様な瞳をした美丈夫。獣耳と尻尾つき。

 既に妻を亡くして孫がいる。過去、最後の聖女である王女の護衛だった。
~~~
 太陽とルースを引き離そうとした西の長を諭し、東と南の長達との架け橋になった。
 ルースを守れなかった事を後悔している。



■悪男とショーキ (西の鳥/赤の者)

 聖気の色→赤(鳥)紫(雷)

 見た目20歳。推定160cm。
 臙脂色の髪と、澄んだ赤の左目と臙脂色の右目を持つ青年。鳥族で背中に羽根を持つ。

 西の長の弟。鳥族の最後1人として鳥を守りつつ自らは瘴気に侵されていた。ショーキは狂っていた部分。
~~~
 ルースと空を兄貴と慕っている。太陽を守る事ばかり優先し、太陽の気持ちを考えなかった事を後悔している。



■魔王

 年齢不詳。推定2m。
 黒く長い髪と切れ長の黒い右目を持つ。左に眼帯をしている。また右の側頭部から不気味な角が生えている。瘴気を思わせる不気味な気配と、冬の張り詰めた清廉さを思わせる気配を合わせ持つ不思議な存在。

 300年前の対戦でルースの家族を殺しルースにも瘴気の傷を負わせた。反面、光の勇者と共に瘴気を抑えている。謎の存在。
~~~
 正体は北の妖精王と判明。西の鳥を庇った為、女神によって瘴気をその身に受け入れ浄化が済むまで封印されるという残酷な呪いを受けた。

 太陽達を襲いルースに手をかけたがその意図は謎。


■金の左目と右目に眼帯をした男

 太陽を異世界に連れ込んだ張本人。


■ベイティ

 南のエルフの長。ルースの伯父。かつて空と共に最後の王女を護衛していた。
~~~
 ルースの生死に関して思う事があり、側近を南の里へ向かわせた。


■鳥族の長

 西の鳥族の長。悪男の姉。
~~~
 魅了の能力を太陽に打ち明け無かったルースを西の館から追い出した。その事を深く後悔している。


■ガソル

 東の銀狼の長。空の孫。


■ルミド

 ルースの父でベイティの弟。弓の名手。300年前の対戦で死亡。愛称はミド。



【この世界の用語】

光の聖女→国や人を守り魔王を封印する存在。
光の勇者→魔を祓い魔王を封印する存在。
魔王→瘴気を世に広めている、不死、とされていたが、魔王と勇者が協力して瘴気を抑えていたと判明。

女神→光の女神。この世界を創りし者。西の鳥を嫌っていると言い伝えられている。


闇堕ち→瘴気に蝕まれる事。目が濁り正気を失う。


魔物→闇堕ちした者。見た目が多少変わる物もいる。獣は魔獣と呼ばれる場合もある。鳥は魔鳥と呼ばれる。砂漠にいる生き物の様に身体が巨大化する物もいる。


名付け→上位の者が下位の者に名前をつけて従属にする行為。空は太陽の従属になった。ワルオリは悪男に改名。太陽の従属になった。


長→その土地の守り神。東は青(風)の銀狼。南は緑(植物)のエルフ。西は赤(鳥)の鳥族。
~~~
北は白(妖精)の妖精王。


神樹の実→エルフ族の宝。最強エルフの証。現在の持ち主はルース。


瘴気→この世界の歪み。本来起こる筈だった自然の災害や法則を女神が無理やり押さえつけた物。押さえられなくなった瘴気を、女神は嫌いな西の鳥族に押し付けようとしていた。それを北の妖精王に諌められ、代わりに北の妖精王に瘴気を押し付ける呪いをかけた。
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