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天敵襲来!
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「『あの』…ってどういう意味?」
その力の言い回しが気になって雅耶が尋ねると、
「ああ…夏樹や冬樹からよく聞いてた名前だったからさ。お前が、『幼馴染みのまさや』なんだろ?って意味。変な含みは無いから気を悪くするなよ。こちらこそ、よろしくなっ」
そう言って笑った。
そんな雅耶と力のやりとりを、疑惑の眼差しで見ていた冬樹が、ゆっくりと口を開いた。
「なぁ…どうして成蘭に来たんだ?」
明らかに歓迎ムードではない冬樹の様子に、力は逆に嬉しそうに笑うと、
「お前に会いに来たに決まってるだろ?」
と、開き直って答えた。
たまたまその周辺に居合わせた生徒達が「おおっ?」…と、どよめきの声を上げる。
「ふざけるなよっ。真面目に答えろっ」
珍しく声を荒げる冬樹に、周囲は興味津々だった。
皆に注目される中、力は満足気に答える。
「別にふざけてなんかいないさ。本当にお前と同じ学校へ通ってみたくて来たんだよ。この間、お前と久し振りに会って懐かしくてな。もっと関わりを持ちたいと思ったんだ」
平然とそんなことを言ってのけた。
「………」
「親同士の繋がりがない今、お前と会える機会はそうそう訪れないからな。だから自ら行動に移した。それまでだよ」
「…フツー、そんなことだけで転校するか?」
思いっきり引いている冬樹に力は笑うと、
「普通がどうだかは分からないけどな。これまでの日々に退屈してたんだ。少しぐらい楽しい高校生活を望んだってバチは当たらないだろ?」
そう言って「だから、これからよろしくな」…と、軽くウインクした。
「…人を勝手に退屈しのぎに使うなよな」
げんなりしている冬樹に、力は本当に楽しそうに笑うのだった。
そんな二人の様子を横で見ていた雅耶は。
(思ったより、悪い奴でもないのかな…?実際、変わった奴ではあるけど…)
それに、冬樹自身も嫌そうな顔は思いきり出しているものの、そんなに思っていた程険悪な雰囲気でもないことに雅耶は少し安心していた。
だが、その日から当たり前のように、冬樹の傍には力がついて回るようになった。一緒に行動する仲間内にも力はすっかり溶け込んで、何かと冬樹の隣をキープしていた。
そして、校内ではある意味有名人の冬樹に、登校初日『お前に会いに来た』宣言をした転入生の噂は、瞬く間に学校中に広がって行ったのだった。
その力の言い回しが気になって雅耶が尋ねると、
「ああ…夏樹や冬樹からよく聞いてた名前だったからさ。お前が、『幼馴染みのまさや』なんだろ?って意味。変な含みは無いから気を悪くするなよ。こちらこそ、よろしくなっ」
そう言って笑った。
そんな雅耶と力のやりとりを、疑惑の眼差しで見ていた冬樹が、ゆっくりと口を開いた。
「なぁ…どうして成蘭に来たんだ?」
明らかに歓迎ムードではない冬樹の様子に、力は逆に嬉しそうに笑うと、
「お前に会いに来たに決まってるだろ?」
と、開き直って答えた。
たまたまその周辺に居合わせた生徒達が「おおっ?」…と、どよめきの声を上げる。
「ふざけるなよっ。真面目に答えろっ」
珍しく声を荒げる冬樹に、周囲は興味津々だった。
皆に注目される中、力は満足気に答える。
「別にふざけてなんかいないさ。本当にお前と同じ学校へ通ってみたくて来たんだよ。この間、お前と久し振りに会って懐かしくてな。もっと関わりを持ちたいと思ったんだ」
平然とそんなことを言ってのけた。
「………」
「親同士の繋がりがない今、お前と会える機会はそうそう訪れないからな。だから自ら行動に移した。それまでだよ」
「…フツー、そんなことだけで転校するか?」
思いっきり引いている冬樹に力は笑うと、
「普通がどうだかは分からないけどな。これまでの日々に退屈してたんだ。少しぐらい楽しい高校生活を望んだってバチは当たらないだろ?」
そう言って「だから、これからよろしくな」…と、軽くウインクした。
「…人を勝手に退屈しのぎに使うなよな」
げんなりしている冬樹に、力は本当に楽しそうに笑うのだった。
そんな二人の様子を横で見ていた雅耶は。
(思ったより、悪い奴でもないのかな…?実際、変わった奴ではあるけど…)
それに、冬樹自身も嫌そうな顔は思いきり出しているものの、そんなに思っていた程険悪な雰囲気でもないことに雅耶は少し安心していた。
だが、その日から当たり前のように、冬樹の傍には力がついて回るようになった。一緒に行動する仲間内にも力はすっかり溶け込んで、何かと冬樹の隣をキープしていた。
そして、校内ではある意味有名人の冬樹に、登校初日『お前に会いに来た』宣言をした転入生の噂は、瞬く間に学校中に広がって行ったのだった。
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