不死者転生 -救いのない物語- 転生した不死者は生きる為に侵略し美しい眷属を従える

ボロン

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不死の軍団と破滅の王

不死者転生35 -魔人ハルファス-

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魔人ゼノファリに生まれ変わったメアをアリアは若干の嫉妬と共に称賛し、エリーは素直に喜んでいる。

「お姉様方、私はこれから街の掌握とキメラ研究の為、しばらくは別行動となります。どうかご主人様をよろしくお願いいたします。」

「具体的にキメラの研究と言うのは何をするのですか?」

エリーが素朴な疑問を口にする。

「はい、キメラは異なる生物を融合させて新たな存在を作り出すご主人様に教わった技術です。ただ、、元の生物の特徴をうまく掛け合わせなければ不気味なだけで戦力になりません。」

「確かにな、あの領主は見た目はなかなかので気だが、牙もない人間の頭を付けただけの出来損ないだったな。」

オレは苦笑する。

「とんでもございません。畏怖させる目的に叶った作品だと思います。」

メアのフォローが痛い。

「そう言うことにしておこう。続けてくれ。」

「はい。ただ肉を組み合わせただけでは機能はしても、それ以上にはなりません。我々、魔人のような特殊な能力があれば大いに役立つことでしょう。しかしながら、常闇の繭の作成にはご主人様のお力が必要です。わざわざお手を煩わすのは、、、そこで、人工的に常闇の繭を作りたいと考えております。」

「ほぉ、できるのか?」

「その、、まだ、わかりませんが、、、多くの実験体が使えますので、処女を大量に使って巨大な人工子宮を再現してみます。そこに瘴気を満たして素材を入れる事で作れないかなと、、、。」

試験管ベイビーならぬ、試験管魔人か。

「わかった。街の住民は今後も活用できるから人口が減らないよう飼育する事を忘れずにやってくれ。そういえば、巫女を半分に減らしたが瘴気は問題ないな?」

「はい、狙い通り農作エリアは十分に浄化させておりますので飢え死にはしないと思います。居住区は寿命は縮まるでしょうが、我らに害をなすレベルの浄化は行えない程度に安定させる事ができております。」

「という事で、メアからの戦力補充に期待しつつ、我々は魔都を掌握するための準備を始める必要がある。メアの魔人化は吸血鬼ではなくゼノファリになった事から、オレの性質とは関係なく、本人の資質が影響しているように思う。エリーがどのような魔人になるかで今後の戦略も変わってくるだろう。」

「責任重大ですね!お姉ちゃんやご主人様の為に頑張ります!!」

あまり考えてはなさそうだが、、、元気な返事を返すエリーの手を取るアリア。

「エリー、魔人化の際にご主人様に失礼のないようにお姉ちゃんが手伝いましょうか??その方があなたも安心して身を任せられるでしょ??」

有無を言わさぬ圧力を感じてエリーは引き気味に返事をする。

「えっと、、でも、、、あぅ、、お願いします。」

「ご主人様!!エリーもこのように申しておりますので、私もお手伝いさせていただきます!!」

「あ、、ああ、わかった。よろしく頼む」

何を手伝うと言うのか、わからないが、、、

「では、ノアは先程の件しっかりと進めてくれ。」

そう言うとエリーとアリアを伴い寝所へ。

「いいですかエリー。ご主人様はまずお口でご奉仕して差し上げるのです。お姉ちゃんがお手本を見せますからよく見ていなさい。」

なぜ魔人化の主導権をアリアが持って進めようとしているのかわからないが、、面白そうなので流れを楽しむ事にした。

アリアはいつものようにオレ自身に唇を這わし時折舌を使い愛しそうに、ねっとりと愛撫し、、、おもむろに咥え込むと捻るような動作を加えながら強烈な刺激を加えてくる。

 エリーは赤面しながらその様子を熱心に観察しつつ、、透けた乳首が立っているのがんかる。

「エリー、観察するのもいいが頑張って見せてくれているアリアにお礼をしたらどうだ?」

コクリと頷くとエリーはアリアはの後ろに回ると豊満な乳房を、既に濡れ始めている秘部を弄るように刺激し始めると、アリアのくぐもった吐息、濡れた肉が粘液に塗れ妖しい音が、喘ぎ声と共にこの場を支配していく。

「エリー、次はお前の番だ。」

それまで恍惚として奉仕していたアリアは少し残念そうにエリーに譲ると、オレに巻き付くように寄り添うと、手を秘部に誘い刺激を求めてくる。全体がスライムにでもなったかのようなアリアの秘部は吸い付くように指を飲み込み、自然と腰が擦り付けるように悩ましく動く。

「アリア、エリーの魔人化なのにお前ばかり楽しんでないか?」

「んん、、ご主人さま、、いじわるです」

そう言うとこれ以上責めさせないとばかりに唇を奪い舌を這わしてくるアリア。完全に目的を失っている、、。

エリーはそんなアリアの痴態に興奮するのか必死に口を動かしながら、自らの手で秘部を慰めているせいで、シーツに愛液を撒き散らし先ほどから既に何度かイッているのがわかる。

「アリア、目的が違ってきているぞ?」

「んん、、、エリー、ご主人様の上での動き方を教えてあげるわ」

アリアはそれでもを持ち出して欲望を満たそうとし、エリーをどかせるとオレに跨り咥え込む。

「困ったやつだ、、エリーオレの顔の上に跨がれ」

エリーはぼーっとした表情で言われるままに跨ると綺麗な秘部から甘い匂いが立ち込め、、オレはそれを舐めとるように刺激をする。

「あぁ、、エリー、、ずるい、、、はぁ、、、あぁ」

アリアは一心不乱に腰を動かし快楽を貪りながらも、エリーに嫉妬してみせる。そんな嫉妬の表情と快楽に惚けた顔に興奮するのかエリーはアリアの乳房を揉みしだきながら必死に口を這わし、、

「お姉ちゃん、、あぁ、気持ちいい、、、いっしょに、、いっしょに、、、」

「あぁ、、んあっ、、エリー、、あっ、、ん、、、、」

アリアが果てるのを確認して、本来の目的を果たす為にエリーを四つん這いにさせる。

「アリアには困ったものだな。エリー、いよいよ生まれ変わる時だ。しっかり、アリアに見てもらえ。」

「は、はぁい」

オレはエリーの張りの良い尻を鷲掴みにし拡げると一気に貫く。

「あぁああ」悲鳴のような喘ぎ声をあげるエリーは、それでも必死にアリアを抱きしめ貪るようなキスを続けている。

腰を両手で固定すると激しく後ろから突き動かしながら、瘴気を注ぎ込み続けると、エリーは激しく喘ぎ、お姉ちゃんも一緒に、、、とばかりにアリアを求め刺激する。

「エリー、わかっているな。そろそろ、、だ。いくぞ?」

「わかりましゅ、、んぁ、わか、、ぁああ」

更に激しく奥へ奥へと突き上げ絶頂を迎えると共に更に瘴気を注ぎ込んだ瞬間、エリーの中で瘴気が具現化し変化が始まる。常闇の繭の完成だ。

脈打つ繭が人の形となり、、エリーの細部まで表現するとスーッと闇が引くように色が薄れ、、相変わらず陶器のよな滑らかな肌は雪のように白く、以前と違う燃えるような赤い髪を持つ魔人がそこに現れる。

赤い髪は吸血鬼たるアリアの瘴気の影響だろうか?もしくは、姉の赤い瞳に憧れた結果か?

「ご主人様、エリーは無事に魔人となりました。」

開かれた瞳は、アリアとは対称的に淡く涼しい蒼。

「そのようだな。さっそくだが、能力などは把握できているか?」

「はい。この、、赤い髪はお姉様の影響でしょうか?操る力がより強くなったのを感じます。アンデット以外の意思ある使い魔も、個としてだけでなく群として統べる力を感じます。」

「より指揮官としての能力が強化されたのか?」

「はい、今までより細やかに動かさそうです。それに、、偵察用の使い魔も一気に操れそうなので、、お姉ちゃんの負担を減らせそうです!」

「まぁ、、エリーったら。ご主人様、エリーに任せておけるようになれば、もっとご奉仕できますね!」

魔人になってからアリアの主張が激しい、、、まぁ、心酔していることがわかるので良しとするか。

「それはそうだが、一人で処理できる情報量には限界があるだろ。複雑に動かせても、全てにフォーカスはできない。ただ、軍として偵察機能が強化されるのは強いからな。アリアの部隊の一部と、メアの部隊も一部をエリーに譲渡して総合力をあげるのはいいだろ。」

「さすがご主人様です。では、メアと相談して部隊の再編を行います。」

「ああ、任せた。エリーは能力の把握に努めてくれ。」

「はい!ご主人様!」

こうして、研究拠点と強固な軍隊を保持することができた我々は魔都攻略を本格的に進めることになる。

「エリー、能力の把握ができたら魔都の探索を開始する。期待している。」




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