優莉 アルバイト中のおしっこ我慢 地獄のような試練

第6章

招かれざる客

優莉がカウンターに立ち、膀胱の激しい膨張感と戦いながら店番を続けていると、突然、店のドアが勢いよく開き、けたたましく鈴がジャリンジャリンと鳴り響いた。
静かな店内にその音が鋭く響き渡り、優莉は驚いて反射的に顔を上げた。ドアの向こうから現れたのは、40代後半くらいの男性だった。身なりは明らかに乱れていて、グレーのジャケットはシワだらけで片方の襟だけが不自然に立っており、髪は少しボサボサで、額に汗が光っている。目つきは鋭く、どこか落ち着きのない雰囲気を漂わせながら、乱暴な足取りで店内に乗り込んできた。

男性は入るなり、店内をぐるりと見回すような視線を投げつけ、明らかに苛立った様子でカウンターに近づいてきた。優莉は一瞬息を止め、太ももをぎゅっと締めて膀胱の熱い圧迫感を抑えながら、「…いらっしゃいませ」と小さく声を絞り出した。

だが、男性はその挨拶をまるで聞こえていないかのように、いきなり唸るような声で質問を投げかけてきた。「おい、店長はどこだ？ いるんだろ？ 今電話で話したばっかりなんだよ！」 声には怒りが滲んでいて、優莉はその剣幕に一瞬たじろぎながらも、カウンターの端を握る手に力を入れ、「…申し訳ございません、店長はただ今外出中です」とわずかに震える声で答えた。

すると、男性は眉間に深く皺を寄せ、大きく舌打ちをして、「外出中だと？ ふざけるなよ、あいつ俺から逃げてるだろ！」と不満げに吐き捨てた。そして、突然カウンターに両手をドンと叩きつけ、身体をぐっと乗り出して優莉に顔を近づけてきた。男性の息が荒く、汗とタバコの混じった匂いが漂い、優莉は反射的に少し後ずさりそうになったが、カウンター下で組んでいた足を動かせず、その場に留まった。

男性は目をぎらつかせながら、優莉に向かってまくしたてるように話し始めた。「この店、俺の大事な契約の品物を勝手に処分したって話になってるんだよ！ 取引先から『お前の品物がなくなった』って連絡が来て、俺がどれだけ恥かいたか分かるか？ 弁護士に相談したら、『訴えれば勝てる』って言われたからな！ 店長は責任取るつもりあんのか？」
その言葉に、優莉は一瞬目を丸くした。男性の怒鳴り声が店内に響き渡り、棚の間にいた別の客がちらっとこちらを振り返ったが、すぐに目を逸らして商品を見続けるふりをした。優莉は男性の剣幕に圧倒されながらも、なんとか冷静さを保とうと、「申し訳ございません、私はアルバイトですので、詳しいことは分からなくて…」と、できるだけ落ち着いた声で答えた。でも、その声は震え、喉の奥で詰まるような感覚があった。

しかし、男性はその言葉をまるで聞いていないかのように、一方的にまくしたて続けた。「分からないだと？ お前がここにいるなら関係あるだろ！ 店長がいないならお前が代わりに説明しろよ！ この店、俺の取引先との契約を台無しにして、俺にどれだけ損害出したか分かってんのか？ 俺のビジネスが潰れかけたんだぞ！」と、怒りをぶつけてくる。声はますます大きくなり、唾が飛ぶ勢いで言葉が飛び出してきた。優莉はその言い分を聞きながら、頭の中で急速に点と点がつながった。「店長が弁護士のところに行ったのは、この人とのトラブルが原因なんだ…」と気づいたのだ。

男性の話から察するに、店長とこの男性の間で何か契約や品物の処分に関するトラブルが起きており、それが訴訟に発展しかねない状況になっているらしい。最近、店長がたびたび弁護士と連絡を取り、打ち合わせに出かけていたのも、この男性のクレームや訴訟の可能性と関係があるのだろう。優莉はその推測に確信を持ちつつも、目の前の状況にどう対処すればいいのか分からず、ただ立ち尽くしていた。

男性の怒鳴り声が店内に響き続ける中、優莉はカウンターに立ち尽くし、ずっと脚を震わせながらおしっこを我慢し続けていた。膀胱の膨張感はすでに限界を超えそうなほどで、下腹部に熱く締め付けるような重さが容赦なく押し寄せている。優莉は太ももをぎゅっと締め、膝を微かに曲げて重心を調整しながら、なんとかその場に立ち続けようとした。
だが、男性がカウンターを叩くたびに身体がビクッと反応し、その振動が膀胱を刺激して、熱い波が一瞬だけ出口に近づく感覚が走った。優莉は全身に力を込め、「漏れちゃう…！」と頭の中で叫びながら、それを必死に抑え込んだ。額にじんわりと汗が浮かび、首筋から背中に冷たいものが流れ落ちるのを感じ、シャツの背中が湿って肌に張り付く不快感が広がった。

「お前ら、俺を舐めてるのか？ 店長が戻るまでここで待ってやるからな！」と男性がさらに声を荒げ、カウンターに片肘をついて仁王立ちの姿勢を取った。
優莉は「申し訳ございません、私にはどうすることもできなくて…ただ今お店が営業中でお客様もいますので…」と、震える声で答えた。

だが、男性は「そんな言い訳通用するかよ！ お前がここにいるなら責任取れよ！」と一蹴し、カウンターに置かれた小さなカタログを乱暴に払いのけて床に落とした。カタログが床に落ちる乾いた音が静かな店内に響き、優莉はその音に一瞬目を閉じて息を詰めた。膀胱の圧迫感がさらに強まり、下腹部全体が熱く重い液体に支配されている感覚が限界を超えそうだった。

男性の視線が鋭く優莉を突き刺し、「お前、ちゃんと聞いてんのか？」と威嚇してきた。男性の怒鳴り声と睨みつける視線が続く中、優莉は「我慢、我慢…」と頭の中で繰り返し、なんとか平静を保とうとした。でも、膀胱の膨張感はもはや抑えきれず、熱い波が何度も下腹部を襲い、そのたびに優莉は全身に力を込めて耐えた。

男性はカウンターの前で腕を組み、「俺はな、この店のせいで取引先から信用失ったんだぞ。訴えてやるって弁護士に言ったら、証拠集めとけってさ。このままじゃ済まねえからな」と、さらにまくしたてた。「店長が戻るまでここにいるからな。逃げんなよ！」と男性が宣言し、カウンターの前で足を踏み鳴らした。その振動がまたしても膀胱を刺激し、優莉は一層全身に力を込めた。

この状況で店を離れるわけにはいかず、優莉はただただ一方的なクレームと尿意の両方に耐え続けるしかなかった。男性の怒鳴り声が店内に響き続ける中、優莉は唇をぎゅっと結び、浅い呼吸を繰り返しながら、なんとかこの二重の試練を乗り越えようと必死に耐えていた。