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四章 侵略者と夏休み
第55話 受け継ぐ
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あの人は斬られた。真っ赤な血をドクドクと流し、地面に倒れている。あの人の周りには真っ赤な血が海のように広がっていた。わたしは急いで駆け寄って止血した。
生命体の反応はある。でも脈が遅くだんだん小さくなっている。止血しなければ、人間はすぐに死ぬ。
腹の傷は深かった。ドクドクと溢れて止まること知らない。ちょっと動かせば、内臓がぼろりとこぼれそう。
「おんしは……怪我はなかが?」
ボソリとつぶやいた。
「わたしは大丈夫。でも、でも……!」
わたしに怪我がないと知ると、彼は心底安堵した表情。なんで、自分が苦しい目に合っているのに何故そんな顔するのか分からなかった。彼の息は絶え絶えだった。早く止血しなければ、傷をみるみるうちに塞いでも体から流れた血が戻らなければ、出血死する。
血が戻るように、巻き戻しした。溢れ出た血がドロドロと体の中に入っていく。早く、もっと早く。脈がまだ遅い。もっと、早く巻き戻さないと。
水溜りの広がった血がやがてなくなっていた。地面に乾いた血のあとが残っている。黒く変色していた。生命体の反応はある。鼓動もしっかりしてるし、生きている。
良かった。でも彼は目覚めなかった。生きているはずなのに、ちゃんと治癒したはずなのに、彼は目を覚ますことはなかった。
「化物だ」
その言葉がわたしに降り注いだ。
傷が治った。漏れた血が体の中に再び入ったこと。地面をぬらしていた血がなくなったこと、それら踏まえて全部わたしがやったこと。わたしは化物と言われた。
あんなに親しくしてくれて村住民たちから、畏怖の眼差し。口癖のように「化物だ」と唱える。多くの目がわたしを見下ろし視線が針のように痛かった。あぁ、思い出した。自分が宇宙人であること、そして初めから、地球人から歓迎されていなかったことに。空気が禍々しく歪んでいく。
そして、化物を村住民で追い払おうと鍬や斧を持ってわたしを追いかけた。わたしは逃げた。
暗くなっても、村中にオレンジの灯火が灯る。神社や林の中に、いっぱい蛍のようにうごめいている。
村の男たちが総出で探している。鬼のような形相で。瞳孔は常に開き、目の奥が光っている。見たことない顔だ。人間があんな恐ろしいなんて。化物はどっちだ。
朝方になっても住民たちは総出で探し回るだろう。見つかるまで永遠に殺気を放っている。わたしは、間違っていたのだろうか――。
ふと、自分の行動に過ちがなかったか模索した。最初から間違っていたのだ。彼と出会ったあの瞬間から。わたしと出会ったばかりに、彼は斬られることなく平穏に海のそばで暮らしていただろう。それなのに、わたしが、その平穏を狂おしてしまった。
わたしは星に連絡した。今すぐ帰りますと。起きてしまった事実はどうやっても戻らない。流石に宇宙人でもそんな事柄は変えられない。
彼は結局どうなったのだろう。星に帰るまでに、彼の安否は知りたかった。彼の居場所を探ると、神社にいることが分かった。追ってからうまく隠れて、神社に向かった。
早く会いたい。
目を開けていてほしい。
あの目であの声で、名前を呼んで、あの腕で強く抱きしめてほしい。大丈夫だよ、と囁いてほしい。
隠れながら、神社に辿りついた。灯火がない。ここにはいないと分かって山を降りたんだ。誰もいない静かな神社。冷たい夜風が木々をざわつく。
潮の風がこちらまで運んできた。海が目の前にある村。潮の匂いがいつも満ちている。夜になると、青い海が漆黒になり全ての色を映さない。故郷の池も、そんな色だった。
最後に見る景色が青い海じゃないのが残念だ。すると、背後から気配を感じた。彼じゃない別の誰かの。
村住民が総出で神社を囲んでいた。気が付かなかった。彼の居場所はここで本当。だって、彼は村住民に担がれているから。死んでいるようにピクリとも動かない。
怒り、怨み、畏怖、それら負の感情が禍々しく伝わってくる。わたしが何をしたのだ。地球に降りてただ、親しくなっただけだ。
それなのに――。
誰かが言った。「殺せ」と。斧や鉈を持ち上げ、襲い掛かってきた。わたしはちょうど吹いてきた風を強く吹かした。ブワッと土埃が舞、木々がざわざわと大きくざわめき立つ。
木の葉が竜巻のように空中に舞った。住民が持っていた灯火が林に飛び、炎が広がった。赤い炎が木々を燃やしていく。
村住民は避難していく。すぐさまカンカン、という敵襲の鐘がなる。暗闇だった家にも灯火が宿る。炎は木々を燃やし、山の方を燃やさんと広がっていく。あっという間だった。
あの人は、大丈夫なのだろうか。少ししか顔を見れなかった。もっと見たかった。炎がやがて広がり、山の下に降りていく。マグマのように毒々しい炎だ。
オレンジの飛沫が熱い。海を見ると、山火事の惨劇を映してて、真っ赤だった。青い海を真っ赤にさせたのは、わたしだ。
せめて、山火事を止めないと。有ったことを無かったことにするのは不可能。なら、炎の速度を遅らせる。村中から喧騒な声が飛び交う。女、子供も慌てて走って海の方に走っていく。住民は避難しているようだ。
少しでも遅らせたら、それだけ、助かる――あれ? わたし何をしているのだろう。殺されかけたのに、殺そうとしていた相手なのに、助けようとしている。どうして――。
彼がかつて、言っていた。
「海が怒って大事なもんを波に攫うときがある。海てもんは、怖くて恐ろしい奴じゃ。じゃがわしもどうしてか、ほんとに嫌いになれないのじゃ。海も――」
「あの人の、大事なもの――命だ」
あの人が大事にしていたものを、守り抜く。それがわたしにできること。例え畏怖されても彼が目覚めたとき、大事なものが欠けていたらきっと、悲しむ。だから守らないといけない。
彼が目を覚めたとき、そこにわたしはいない。もう一度会いたかった。ふと、人の気配を感じた。振り向くと、弟さんが立っていた。神社の周りも炎に包まれている。手に持っている斧がギラリと神々しく光った。
「兄ちゃんが目を覚まさないのはお前のせいだ! この化物! 家族だと思っていたのに騙したな、出ていけっ!」
斧を振りかぶった。
風の威力を少し上げた。生物の体温みたいにねっとりとした熱風がブワッと吹く。肌がピリピリする。
弟さんは急に風が吹いたことにびっくして、尻もちをついた。そのとき、自分の持っていた斧が空中に舞、額を掠めた。
大きなおでこに赤い線が入る。つうと赤い液体が出てきて、ドロドロと顔面が赤く染まった。堤防が破壊され、留まることを知らない。透明な涙と一緒に血が流れ、顔面はぐしゃぐしゃだ。
「許さない! 許さないっ……!」
胎児のように丸くなり、髪の毛から鋭い眼光が。激しい憎悪の眼差しだった。この世の全てのものを憎み、それが禍々しく歪な形となり、髑髏のような形となった。
わたしが最後に地球で聞いた言葉が、この言葉だった。
山火事を起こしたこと、弟さんを傷つけたこと、全部、わざとじゃない。でも全てわたしがやったことだ。わたしが、地球に降りなければ本来は、生まれなかった現象だ。
「弟さんがガーディアン機関の長の末裔です。代々、額のあの傷を受け継ぐことで憎しみを受け継いでいます。許してくれないのは分かっています。彼はあのまま、一生目覚めなかった。そして村は全滅。住民も殆ど死んだ。憎しみを受け継ぐのは、〝喜〟より簡単です。人間を見て、そう考えつきました。一樹さんは、どう思いましたか?」
サターン様がゆっくり顔を上げた。
全ての話を終え、かつての眩しかった思い出、でもそれは悲しく、助けを求めるような、縋るような表情していた。
初めて、いや、コスモたちにも見せない表情だ。手に持っていた紅茶がだいぶ冷めきっていた。最初は湯気がでていて熱かったのに。冷めきっていることに気がついたサターン様は腰をあげた。
「この話をして、少しすっきりしました。ここのところ、忙しくて肩の荷が重かったのですけど、軽くなりました。ありがとうございます」
カップに新たに紅茶を注いだ。
くるりと振り向いた表情は、いつもの飄々とした表情で、暗い話をしていたときのが嘘のように晴れ晴れしている。
「……サターン様のこと、少し知れて良かったです」
そう言うと、サターン様はふふふと笑った。
俺の状態が良くなって、地球に帰ることに。結局、ここでは何かしたというより、されたのが多いな。でも多くの景色を見れた。
「コスモ、スター、ダスク、一樹さん。お元気で」
「一樹殿! この子たちを任せましたよ! 絶対に太らせないこと、お年頃なのにあんなヒラヒラなのを履かせないこと、そして日焼け止めクリームをたっぷり塗らせること、お願いしま…――」
「ギャラクシー、キモい」
最後の最後の別れで親ばかのギャラクシーは、俺にすがるようにお願いされるが、三匹に蹴落とされる。
その様子を後ろから見ていたサターン様は、くすくす笑っていた。
こうして、俺たちはコスモたちの惑星に別れを告げて地球へ帰還。今年の夏は濃ゆい夏休みだった。惑星に行くなんて、人生で一度もないし、コスモたちのことをよく知れた。そして、言うまでもなく、宿題の山を片付ける残念な夏休みだった。
生命体の反応はある。でも脈が遅くだんだん小さくなっている。止血しなければ、人間はすぐに死ぬ。
腹の傷は深かった。ドクドクと溢れて止まること知らない。ちょっと動かせば、内臓がぼろりとこぼれそう。
「おんしは……怪我はなかが?」
ボソリとつぶやいた。
「わたしは大丈夫。でも、でも……!」
わたしに怪我がないと知ると、彼は心底安堵した表情。なんで、自分が苦しい目に合っているのに何故そんな顔するのか分からなかった。彼の息は絶え絶えだった。早く止血しなければ、傷をみるみるうちに塞いでも体から流れた血が戻らなければ、出血死する。
血が戻るように、巻き戻しした。溢れ出た血がドロドロと体の中に入っていく。早く、もっと早く。脈がまだ遅い。もっと、早く巻き戻さないと。
水溜りの広がった血がやがてなくなっていた。地面に乾いた血のあとが残っている。黒く変色していた。生命体の反応はある。鼓動もしっかりしてるし、生きている。
良かった。でも彼は目覚めなかった。生きているはずなのに、ちゃんと治癒したはずなのに、彼は目を覚ますことはなかった。
「化物だ」
その言葉がわたしに降り注いだ。
傷が治った。漏れた血が体の中に再び入ったこと。地面をぬらしていた血がなくなったこと、それら踏まえて全部わたしがやったこと。わたしは化物と言われた。
あんなに親しくしてくれて村住民たちから、畏怖の眼差し。口癖のように「化物だ」と唱える。多くの目がわたしを見下ろし視線が針のように痛かった。あぁ、思い出した。自分が宇宙人であること、そして初めから、地球人から歓迎されていなかったことに。空気が禍々しく歪んでいく。
そして、化物を村住民で追い払おうと鍬や斧を持ってわたしを追いかけた。わたしは逃げた。
暗くなっても、村中にオレンジの灯火が灯る。神社や林の中に、いっぱい蛍のようにうごめいている。
村の男たちが総出で探している。鬼のような形相で。瞳孔は常に開き、目の奥が光っている。見たことない顔だ。人間があんな恐ろしいなんて。化物はどっちだ。
朝方になっても住民たちは総出で探し回るだろう。見つかるまで永遠に殺気を放っている。わたしは、間違っていたのだろうか――。
ふと、自分の行動に過ちがなかったか模索した。最初から間違っていたのだ。彼と出会ったあの瞬間から。わたしと出会ったばかりに、彼は斬られることなく平穏に海のそばで暮らしていただろう。それなのに、わたしが、その平穏を狂おしてしまった。
わたしは星に連絡した。今すぐ帰りますと。起きてしまった事実はどうやっても戻らない。流石に宇宙人でもそんな事柄は変えられない。
彼は結局どうなったのだろう。星に帰るまでに、彼の安否は知りたかった。彼の居場所を探ると、神社にいることが分かった。追ってからうまく隠れて、神社に向かった。
早く会いたい。
目を開けていてほしい。
あの目であの声で、名前を呼んで、あの腕で強く抱きしめてほしい。大丈夫だよ、と囁いてほしい。
隠れながら、神社に辿りついた。灯火がない。ここにはいないと分かって山を降りたんだ。誰もいない静かな神社。冷たい夜風が木々をざわつく。
潮の風がこちらまで運んできた。海が目の前にある村。潮の匂いがいつも満ちている。夜になると、青い海が漆黒になり全ての色を映さない。故郷の池も、そんな色だった。
最後に見る景色が青い海じゃないのが残念だ。すると、背後から気配を感じた。彼じゃない別の誰かの。
村住民が総出で神社を囲んでいた。気が付かなかった。彼の居場所はここで本当。だって、彼は村住民に担がれているから。死んでいるようにピクリとも動かない。
怒り、怨み、畏怖、それら負の感情が禍々しく伝わってくる。わたしが何をしたのだ。地球に降りてただ、親しくなっただけだ。
それなのに――。
誰かが言った。「殺せ」と。斧や鉈を持ち上げ、襲い掛かってきた。わたしはちょうど吹いてきた風を強く吹かした。ブワッと土埃が舞、木々がざわざわと大きくざわめき立つ。
木の葉が竜巻のように空中に舞った。住民が持っていた灯火が林に飛び、炎が広がった。赤い炎が木々を燃やしていく。
村住民は避難していく。すぐさまカンカン、という敵襲の鐘がなる。暗闇だった家にも灯火が宿る。炎は木々を燃やし、山の方を燃やさんと広がっていく。あっという間だった。
あの人は、大丈夫なのだろうか。少ししか顔を見れなかった。もっと見たかった。炎がやがて広がり、山の下に降りていく。マグマのように毒々しい炎だ。
オレンジの飛沫が熱い。海を見ると、山火事の惨劇を映してて、真っ赤だった。青い海を真っ赤にさせたのは、わたしだ。
せめて、山火事を止めないと。有ったことを無かったことにするのは不可能。なら、炎の速度を遅らせる。村中から喧騒な声が飛び交う。女、子供も慌てて走って海の方に走っていく。住民は避難しているようだ。
少しでも遅らせたら、それだけ、助かる――あれ? わたし何をしているのだろう。殺されかけたのに、殺そうとしていた相手なのに、助けようとしている。どうして――。
彼がかつて、言っていた。
「海が怒って大事なもんを波に攫うときがある。海てもんは、怖くて恐ろしい奴じゃ。じゃがわしもどうしてか、ほんとに嫌いになれないのじゃ。海も――」
「あの人の、大事なもの――命だ」
あの人が大事にしていたものを、守り抜く。それがわたしにできること。例え畏怖されても彼が目覚めたとき、大事なものが欠けていたらきっと、悲しむ。だから守らないといけない。
彼が目を覚めたとき、そこにわたしはいない。もう一度会いたかった。ふと、人の気配を感じた。振り向くと、弟さんが立っていた。神社の周りも炎に包まれている。手に持っている斧がギラリと神々しく光った。
「兄ちゃんが目を覚まさないのはお前のせいだ! この化物! 家族だと思っていたのに騙したな、出ていけっ!」
斧を振りかぶった。
風の威力を少し上げた。生物の体温みたいにねっとりとした熱風がブワッと吹く。肌がピリピリする。
弟さんは急に風が吹いたことにびっくして、尻もちをついた。そのとき、自分の持っていた斧が空中に舞、額を掠めた。
大きなおでこに赤い線が入る。つうと赤い液体が出てきて、ドロドロと顔面が赤く染まった。堤防が破壊され、留まることを知らない。透明な涙と一緒に血が流れ、顔面はぐしゃぐしゃだ。
「許さない! 許さないっ……!」
胎児のように丸くなり、髪の毛から鋭い眼光が。激しい憎悪の眼差しだった。この世の全てのものを憎み、それが禍々しく歪な形となり、髑髏のような形となった。
わたしが最後に地球で聞いた言葉が、この言葉だった。
山火事を起こしたこと、弟さんを傷つけたこと、全部、わざとじゃない。でも全てわたしがやったことだ。わたしが、地球に降りなければ本来は、生まれなかった現象だ。
「弟さんがガーディアン機関の長の末裔です。代々、額のあの傷を受け継ぐことで憎しみを受け継いでいます。許してくれないのは分かっています。彼はあのまま、一生目覚めなかった。そして村は全滅。住民も殆ど死んだ。憎しみを受け継ぐのは、〝喜〟より簡単です。人間を見て、そう考えつきました。一樹さんは、どう思いましたか?」
サターン様がゆっくり顔を上げた。
全ての話を終え、かつての眩しかった思い出、でもそれは悲しく、助けを求めるような、縋るような表情していた。
初めて、いや、コスモたちにも見せない表情だ。手に持っていた紅茶がだいぶ冷めきっていた。最初は湯気がでていて熱かったのに。冷めきっていることに気がついたサターン様は腰をあげた。
「この話をして、少しすっきりしました。ここのところ、忙しくて肩の荷が重かったのですけど、軽くなりました。ありがとうございます」
カップに新たに紅茶を注いだ。
くるりと振り向いた表情は、いつもの飄々とした表情で、暗い話をしていたときのが嘘のように晴れ晴れしている。
「……サターン様のこと、少し知れて良かったです」
そう言うと、サターン様はふふふと笑った。
俺の状態が良くなって、地球に帰ることに。結局、ここでは何かしたというより、されたのが多いな。でも多くの景色を見れた。
「コスモ、スター、ダスク、一樹さん。お元気で」
「一樹殿! この子たちを任せましたよ! 絶対に太らせないこと、お年頃なのにあんなヒラヒラなのを履かせないこと、そして日焼け止めクリームをたっぷり塗らせること、お願いしま…――」
「ギャラクシー、キモい」
最後の最後の別れで親ばかのギャラクシーは、俺にすがるようにお願いされるが、三匹に蹴落とされる。
その様子を後ろから見ていたサターン様は、くすくす笑っていた。
こうして、俺たちはコスモたちの惑星に別れを告げて地球へ帰還。今年の夏は濃ゆい夏休みだった。惑星に行くなんて、人生で一度もないし、コスモたちのことをよく知れた。そして、言うまでもなく、宿題の山を片付ける残念な夏休みだった。
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