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四章 侵略者と夏休み
第54話 サターンの過去
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「心臓が止まっていた」
ダスクが重ねて言った。
さっきからダスクの言葉が重く体に響く。すると、ベット脇で寝ていたコスモが起きた。
「あ、おはよう」
「おはよう」
それだけ言うとまた、顔を布団に押し付けた。ぐう、といびきをかく。
「おはようじゃないでしよ! 確かに朝だけど、一日後の朝よ」
同じく隣に寝ていたスターが起きた。
「一日中寝てたのか?」
「そうよ。コスモもね」
そうか。コスモはこんなふうにずっと俺のそばにいたのか。頭を撫でてやると、気持ちいいのか身をよじった。柔らかな髪の毛がシーツに広がる。
コンコン、と扉を叩く音が。
扉の近くにいたダスクが開けると、肩を萎縮して地面に膝をついた。
「かしこまらないで。ちょっと様子を見にきただけだから」
サターン様が穏やかに言った。
扉の前にいたのはサターン様。俺を心配してよって来てくれた。ダスクが一歩後退すると、サターン様は部屋に入ってきた。スターはコスモを無理やり布団から引き剥がし、後退した。
コスモは訳分からん表情で目をこする。サターン様はゆっくりとした足取りでこちらにやってきた。
「体調はどうですか?」
「お陰様で、良くなりました。ありがとうございます」
「ふふ。お礼は医務官にしてください。あなたのことを必死に治そうとしてくれました」
サターン様は近くの椅子に腰掛けた。
遠慮してか、三匹は部屋からでていった。この部屋にいるのは二人きり。何気に二人きりは、宮殿内で迷子になった瞬間以来。
「大変な目に合いましたね。ごめんなさい」
「どうして、サターン様が謝るのですか?」
サターン様は目を伏せた。
漆黒の髪の毛がダランと肩から落ちる。
「軍隊を廃止にしたのはわたしです。わたしが廃止にしなければ失業者は生み出さなかったでしょう。きっと多くいるのでしょうね」
サターン様はさらに目を伏せた。俯いているから暗い表情だと捉える。俺は香りのもとのティーカップを眺めた。
「この香り、いいですね。サターン様は紅茶がお好きなんですか?」
いきなり話の趣旨を変えられ、サターン様は目を見開いて顔を上げる。
「え、えぇ……落ち着くのでいつも飲んでいます」
戸惑ったようにしどろもどろに話した。顔を上げたサターン様をみて、俺はくすりと笑った。笑われたことに少しムッとする。俺は慌てて説明した。
「すいません。でも暗い顔されると、嫌なだけです。それに生きているし」
「そう、ですか……あなたも、そう言う人ですか」
後半、聞き取れなかった。俺はもう一度聞き耳をたてるが、サターン様は椅子から立ち上がり、窓の外を眺めた。
「この星は、どう見えましたか?」
窓の外の街並みを眺め、サターン様はゆっくりした口調で聞いた。
「良いところです。今日、コスモたちに絶景を見せてもらったんですが、地球より感動しました。危ないところもあったけど、ここは良いところです」
そう言うと、サターン様はぐっと何かを噛みしめるように首をうなだれた。俺は話を続けた。今日行った絶景。赤い空と赤い海について。
「この星は赤に染まってて、新鮮ですね。太陽もなんか近く感じたし、地球じゃない別の星にいると思うと、それだけで何か凄く感じます」
「……海を見たことありますか?」
唐突にサターン様が質問した。「は?」とすっとキョンな声が漏れる。サターン様がじっとこちらの瞳を覗いてきた。漆黒の目が一望するように見つけてきた。逃れられない。あの目と合った瞬間、捕まったと思わざるをえない。
「海は、見たことないです……」
家は県と県の間にあるから、海は中学生のときに行ったキャンプでしか行ったことない。サターン様はその答えを聞き、どう思ったのか分からない。
ただ「そうですか」といつもの生返事を返すのみ。
「赤い海も青い海も素敵です。どちらも好きです」
サターン様がにこりと笑った。
その微笑みに懐かしさが感じた。胸の奥がきゅう、となる。懐かしいと感じるのは、いつか見た夢の中で。
ガーディアン長がみせた、浜辺に立つ少女。似ている。笑った顔も声も、その眼差しも。似ているんじゃないうり二つだ。夢の中の少女と今目の前にいるサターン様の姿が重なる。俺は深呼吸して、恐る恐るサターン様に訊いてみた。
「サターン様て、一度地球に降りたことありますよね?」
サターン様の目が丸くなった。そしてゆっくり戻す。
「そうですね……そうです。わたしは一度地球に降りたことがあります。大昔の話です。あの頃はまだ女王になる前で先代の王が、父が試しに行ってみるといい、と言われ降りたのです」
サターン様はゆっくり話を始めた。
カップに紅茶を注ぎ、俺の分と自分のを持ってくる。俺に手渡して、また椅子に腰掛けた。遠い記憶を思い出すかのように瞼を閉じて、穏やかな表情で語る。
「わたしが地球に降りたのは十六歳の時でした。その時、地球は屍が無数に横たわる戦国の世でした。国が荒れ、夜になっても戦火が飛び続ける。地球は〝豊かな水〟があるだけでなにも取り柄もない星。当時はそう思っていました。ある日、若い漁師に出会ったのです……――」
青い海を見たのは初めてだった。自分の星は赤に染まっているのに、この星は青く瑞々しい色を放っている。空も大地も、空気も風も香りもそれぞれ色を宿している。ただ、屍が横たわるこの世だけは受け入れない。
浜辺を歩いていると、さざなみが足に浸かってはまた引いて、また浸かっては引いていく。その行動にわたしはクセになり、ずっと浜辺に立っていると、
「おんし、そこで何しとる?」
声をかけられてびっくりした。恐る恐る振り向いてみると、海から仕事を終えた漁師だった。これが彼との出会いだった。
安全な住処もないわたしを知って、彼は自分の家を招いてくれた。住処は貧しくて、夜空がそのまま見渡せる。どう考えても一人増えたら生活が困るのに、彼は呑気にわたしを受け入れた。
彼は暗くなっても海にいて、魚を釣っていたらしいけど、魚一匹も釣っていなかった。
「ごめんのぉ。おんしがいたら、魚一匹でも頑張って釣ったのに」
「お構いなく。わたしは一日食べなくても平気だから」
「それはいかん! 死んでまう! 待っておれ、今釣ってくる!」
「もう暗くなってるからいい! て聞けよ!」
後先考えず前を全速力で走る彼を見て、どうしてかほっとけなくて、彼の場所で居座っていた。魚一匹しか釣れなかったときも大喜びして、二人でわけて食べた。
わたしのために、多くでも釣ってこようと帰って来なかったこともある。そんなときは舟から引きずりおろして帰らせたこともある。
村住民とも親しくなり、楽しい日々が続くと、やがてわたしは自分が宇宙人だということをいつしか忘れていたのです。
黄昏時。青い空が赤に染まるこの時刻、村のお家から点々と灯火が浮かぶ。漁師と一緒に浜辺にいくのが、とてもささやかな幸せだった。
海のさざなみが足を濡らした。冷たい。でも気持ちいい。また波が引いてザブン、と打ち付ける。
「おんしはほんとに海が好きじゃのぉ」
背後で漁師が言った。
漁師にとって、この青い海と塩の味がする海水も飽きるほど見慣れている。でもわたしにとって、この青い海が特別なのだ。彼と、彼には弟がいて、年の離れた弟さんとよく浜辺に行く。
弟さんとはすぐに親しくなった。人間の幼い子どもだったからすぐに打ち解けた。いつものように足を浸かっていると、彼が口癖のようにまた言う。
「おんしはほんとに海が好きじゃのぉ」
わたしはくるりと振り向いた。朝日の光が海のせいでキラキラ輝いている。彼の姿が見えなくても、いるのは分かっている。愛しそうな眼差しを向けていることも。わたしもその眼差しを返した。
「わたしね、この青い海が大好き。冷たくて気持ちいい。ねぇ――一緒に入ろうよ」
「わしはよかが。おんしが楽しそうでその姿を眺めるのがよか」
「僕入るぅ!」
弟さんが間に入ってきて、水を掛け合いッこした。彼はそんな姿をいつも、遠目から眺めていた。
ある時、お城に使える人たちが現れた。わたしを出せ、と村住民を斬り掛かる。女、子供も関係ない。この世は血で出来ているなら、この血もやがては誰かの血に塗り替えられるだろう。
この人たちの狙いは、わたしだった。村住民はわたしを潔く突き出した。
「ほぉ。めんこいのぉ。確かに美女だ、殿もお喜びになるぞ! 連れ出せ!」
「待てぇい!」
そこで待ったをかけたのは、彼だった。
わたしを連れ出す住民を見かけて海から帰ってきたらしい。わたしを男たちから引き剥がすと彼は宣言した。
「この女はわしのじゃ! わしの妻じゃ! 誰にも殿様にもあげん! 妻が欲しけりゃわしを倒してからにするぜよ!」
男たちはたじろいた。だが、それは一瞬で。漁師はただの漁師だ。海に行ってただ魚を釣る。大男たち相手に太刀筋など敵わなかった。
一人相手に数人がかりでボコボコにされ、終いには腹を斬られた。
「いやあああああああああああ!!」
ダスクが重ねて言った。
さっきからダスクの言葉が重く体に響く。すると、ベット脇で寝ていたコスモが起きた。
「あ、おはよう」
「おはよう」
それだけ言うとまた、顔を布団に押し付けた。ぐう、といびきをかく。
「おはようじゃないでしよ! 確かに朝だけど、一日後の朝よ」
同じく隣に寝ていたスターが起きた。
「一日中寝てたのか?」
「そうよ。コスモもね」
そうか。コスモはこんなふうにずっと俺のそばにいたのか。頭を撫でてやると、気持ちいいのか身をよじった。柔らかな髪の毛がシーツに広がる。
コンコン、と扉を叩く音が。
扉の近くにいたダスクが開けると、肩を萎縮して地面に膝をついた。
「かしこまらないで。ちょっと様子を見にきただけだから」
サターン様が穏やかに言った。
扉の前にいたのはサターン様。俺を心配してよって来てくれた。ダスクが一歩後退すると、サターン様は部屋に入ってきた。スターはコスモを無理やり布団から引き剥がし、後退した。
コスモは訳分からん表情で目をこする。サターン様はゆっくりとした足取りでこちらにやってきた。
「体調はどうですか?」
「お陰様で、良くなりました。ありがとうございます」
「ふふ。お礼は医務官にしてください。あなたのことを必死に治そうとしてくれました」
サターン様は近くの椅子に腰掛けた。
遠慮してか、三匹は部屋からでていった。この部屋にいるのは二人きり。何気に二人きりは、宮殿内で迷子になった瞬間以来。
「大変な目に合いましたね。ごめんなさい」
「どうして、サターン様が謝るのですか?」
サターン様は目を伏せた。
漆黒の髪の毛がダランと肩から落ちる。
「軍隊を廃止にしたのはわたしです。わたしが廃止にしなければ失業者は生み出さなかったでしょう。きっと多くいるのでしょうね」
サターン様はさらに目を伏せた。俯いているから暗い表情だと捉える。俺は香りのもとのティーカップを眺めた。
「この香り、いいですね。サターン様は紅茶がお好きなんですか?」
いきなり話の趣旨を変えられ、サターン様は目を見開いて顔を上げる。
「え、えぇ……落ち着くのでいつも飲んでいます」
戸惑ったようにしどろもどろに話した。顔を上げたサターン様をみて、俺はくすりと笑った。笑われたことに少しムッとする。俺は慌てて説明した。
「すいません。でも暗い顔されると、嫌なだけです。それに生きているし」
「そう、ですか……あなたも、そう言う人ですか」
後半、聞き取れなかった。俺はもう一度聞き耳をたてるが、サターン様は椅子から立ち上がり、窓の外を眺めた。
「この星は、どう見えましたか?」
窓の外の街並みを眺め、サターン様はゆっくりした口調で聞いた。
「良いところです。今日、コスモたちに絶景を見せてもらったんですが、地球より感動しました。危ないところもあったけど、ここは良いところです」
そう言うと、サターン様はぐっと何かを噛みしめるように首をうなだれた。俺は話を続けた。今日行った絶景。赤い空と赤い海について。
「この星は赤に染まってて、新鮮ですね。太陽もなんか近く感じたし、地球じゃない別の星にいると思うと、それだけで何か凄く感じます」
「……海を見たことありますか?」
唐突にサターン様が質問した。「は?」とすっとキョンな声が漏れる。サターン様がじっとこちらの瞳を覗いてきた。漆黒の目が一望するように見つけてきた。逃れられない。あの目と合った瞬間、捕まったと思わざるをえない。
「海は、見たことないです……」
家は県と県の間にあるから、海は中学生のときに行ったキャンプでしか行ったことない。サターン様はその答えを聞き、どう思ったのか分からない。
ただ「そうですか」といつもの生返事を返すのみ。
「赤い海も青い海も素敵です。どちらも好きです」
サターン様がにこりと笑った。
その微笑みに懐かしさが感じた。胸の奥がきゅう、となる。懐かしいと感じるのは、いつか見た夢の中で。
ガーディアン長がみせた、浜辺に立つ少女。似ている。笑った顔も声も、その眼差しも。似ているんじゃないうり二つだ。夢の中の少女と今目の前にいるサターン様の姿が重なる。俺は深呼吸して、恐る恐るサターン様に訊いてみた。
「サターン様て、一度地球に降りたことありますよね?」
サターン様の目が丸くなった。そしてゆっくり戻す。
「そうですね……そうです。わたしは一度地球に降りたことがあります。大昔の話です。あの頃はまだ女王になる前で先代の王が、父が試しに行ってみるといい、と言われ降りたのです」
サターン様はゆっくり話を始めた。
カップに紅茶を注ぎ、俺の分と自分のを持ってくる。俺に手渡して、また椅子に腰掛けた。遠い記憶を思い出すかのように瞼を閉じて、穏やかな表情で語る。
「わたしが地球に降りたのは十六歳の時でした。その時、地球は屍が無数に横たわる戦国の世でした。国が荒れ、夜になっても戦火が飛び続ける。地球は〝豊かな水〟があるだけでなにも取り柄もない星。当時はそう思っていました。ある日、若い漁師に出会ったのです……――」
青い海を見たのは初めてだった。自分の星は赤に染まっているのに、この星は青く瑞々しい色を放っている。空も大地も、空気も風も香りもそれぞれ色を宿している。ただ、屍が横たわるこの世だけは受け入れない。
浜辺を歩いていると、さざなみが足に浸かってはまた引いて、また浸かっては引いていく。その行動にわたしはクセになり、ずっと浜辺に立っていると、
「おんし、そこで何しとる?」
声をかけられてびっくりした。恐る恐る振り向いてみると、海から仕事を終えた漁師だった。これが彼との出会いだった。
安全な住処もないわたしを知って、彼は自分の家を招いてくれた。住処は貧しくて、夜空がそのまま見渡せる。どう考えても一人増えたら生活が困るのに、彼は呑気にわたしを受け入れた。
彼は暗くなっても海にいて、魚を釣っていたらしいけど、魚一匹も釣っていなかった。
「ごめんのぉ。おんしがいたら、魚一匹でも頑張って釣ったのに」
「お構いなく。わたしは一日食べなくても平気だから」
「それはいかん! 死んでまう! 待っておれ、今釣ってくる!」
「もう暗くなってるからいい! て聞けよ!」
後先考えず前を全速力で走る彼を見て、どうしてかほっとけなくて、彼の場所で居座っていた。魚一匹しか釣れなかったときも大喜びして、二人でわけて食べた。
わたしのために、多くでも釣ってこようと帰って来なかったこともある。そんなときは舟から引きずりおろして帰らせたこともある。
村住民とも親しくなり、楽しい日々が続くと、やがてわたしは自分が宇宙人だということをいつしか忘れていたのです。
黄昏時。青い空が赤に染まるこの時刻、村のお家から点々と灯火が浮かぶ。漁師と一緒に浜辺にいくのが、とてもささやかな幸せだった。
海のさざなみが足を濡らした。冷たい。でも気持ちいい。また波が引いてザブン、と打ち付ける。
「おんしはほんとに海が好きじゃのぉ」
背後で漁師が言った。
漁師にとって、この青い海と塩の味がする海水も飽きるほど見慣れている。でもわたしにとって、この青い海が特別なのだ。彼と、彼には弟がいて、年の離れた弟さんとよく浜辺に行く。
弟さんとはすぐに親しくなった。人間の幼い子どもだったからすぐに打ち解けた。いつものように足を浸かっていると、彼が口癖のようにまた言う。
「おんしはほんとに海が好きじゃのぉ」
わたしはくるりと振り向いた。朝日の光が海のせいでキラキラ輝いている。彼の姿が見えなくても、いるのは分かっている。愛しそうな眼差しを向けていることも。わたしもその眼差しを返した。
「わたしね、この青い海が大好き。冷たくて気持ちいい。ねぇ――一緒に入ろうよ」
「わしはよかが。おんしが楽しそうでその姿を眺めるのがよか」
「僕入るぅ!」
弟さんが間に入ってきて、水を掛け合いッこした。彼はそんな姿をいつも、遠目から眺めていた。
ある時、お城に使える人たちが現れた。わたしを出せ、と村住民を斬り掛かる。女、子供も関係ない。この世は血で出来ているなら、この血もやがては誰かの血に塗り替えられるだろう。
この人たちの狙いは、わたしだった。村住民はわたしを潔く突き出した。
「ほぉ。めんこいのぉ。確かに美女だ、殿もお喜びになるぞ! 連れ出せ!」
「待てぇい!」
そこで待ったをかけたのは、彼だった。
わたしを連れ出す住民を見かけて海から帰ってきたらしい。わたしを男たちから引き剥がすと彼は宣言した。
「この女はわしのじゃ! わしの妻じゃ! 誰にも殿様にもあげん! 妻が欲しけりゃわしを倒してからにするぜよ!」
男たちはたじろいた。だが、それは一瞬で。漁師はただの漁師だ。海に行ってただ魚を釣る。大男たち相手に太刀筋など敵わなかった。
一人相手に数人がかりでボコボコにされ、終いには腹を斬られた。
「いやあああああああああああ!!」
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