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第2章 心境の変化
第11話 告白
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◆Side アイリス◆
「おはよう、アイリス!昨日は……どうしたの?」
次の朝、来てくれたシメイの胸に思いっきり頭を擦り付けた。
この行動で、どうやらシメイを混乱させてしまったようだ。
私は周りを確認した上で言った。
「昨日、シメイを悲しませてしまったから……。」
「それは……。僕が勝手にアイリスに嫌われたのかと誤解して……。」
「誤解させた私が悪いの。実は昨日……。」
私は、女の人から言われた言葉を伝えた。
「リンドウ先輩がそんなことを……。」
「それで気付いたの……。私はシメイのことが好きなんだって。」
「アイリス……。僕も君のことが好きだ!」
シメイはそう言うと、私を抱き締めた。
私は目を閉じて、顎をシメイの肩に乗せた。
人間だったら、抱き締め返せるのに……。
私は生まれて始めて、馬であることを恨めしく思った。
「シメイ、お願いがあるの。」
私はシメイの温もりを感じながら、そう言った。
「何?僕にできることなら何でもするよ。」
「私に乗って欲しいの……。」
「そ、それって、乗馬のことだよね……?」
シメイは私から手を離して、私にそう聞いた。
シメイの顔は赤くなっていた。
「え?ええ……。」
私は、彼が何を考えたのかわかってしまい、顔の火照りを感じながらそう答えた。
被毛が無かったら、私の顔も赤くなっていると思う。
「変な聞き方して、ごめん。」
また、シメイが私を抱き締めた。
「大丈夫よ。でも、そっちは発じょ……。」
私は人の気配を感じて、言葉を止めた。
◆Side 紫明◆
アイリスは、林藤先輩から言われた言葉を教えてくれた。
「林藤先輩がそんなことを……。」
「それで気付いたの……。私はシメイのことが好きなんだって。」
ドキッ!
凄く嬉しい!これは、僕の気持ちも伝えないと!
「アイリス……。僕も君のことが好きだ!」
僕はアイリスを抱き締めた。
彼女が愛おしくて堪らなかった。
アイリスは顎を、僕の肩に乗せた。
「シメイ、お願いがあるの。」
アイリスがそう言った。
「何?僕にできることなら何でもするよ。」
あ、これ『何でもするって言ったわよね?』みたいなパターンじゃないよね?
「私に乗って欲しいの……。」
来た!い、いや、多分……というか絶対違うよね。
僕は動揺して、アイリスから手を離した。
「そ、それって、乗馬のことだよね……?」
しまった。ついつい確認してしまった。
自分の顔が赤くなるのを感じた。
「え?ええ……。」
アイリスも、僕が何を考えたのかわかったみたいで、戸惑いを見せた。
「変な聞き方して、ごめん。」
誤魔化す様に、またアイリスを抱き締めた。
「大丈夫よ。でも、そっちは発じょ……。」
ん?アイリス、今不穏な言葉を言い掛けたような……。
そう思っていたら、誰かの足音が聞こえたので、慌ててアイリスから手を離した。
「おはよう。朝から、ラブラブね。」
林藤先輩だった。
「おはようございます。こ、これはですね……。」
慌てて、僕は何か言おうとしたが、良い言葉が思い付かなかった。
「羨ましいわ。アイリスは、紫明のことが好きなのがハッキリわかるから……。私も馬には好かれると言われるけど、実際に明らかに好かれているとわかることはないかな……。」
「……。」
「あ、ごめんね。邪魔者は退散するから。」
そう言って去ろうとする先輩を、慌てて呼び止めた。
「あ、待ってください!お願いがあります。」
「どうしたの?珍しいわね。」
「僕もアイリスに乗せて欲しいんですが……。」
「あら。やっとその気になったの。もちろん良いわよ。きっと息ピッタリだと思うわ。」
先輩は凄く嬉しそうな顔で、そう言った。
◆Side 林藤◆
私は、紫明が乗馬クラブに入ってから、ずっと彼を気に掛けていた。
乗馬クラブでは、私がずっと先輩だが、馬歴はほとんど変わらないし、しかも彼は大学で結構良い成績を残している。
当然、それなりの実力がある訳だが、彼はなぜか自信を持てないでいるようだ。
馬乗りは、どちらかと言うと自信過剰な人が多いように感じる。
だから、その逆である彼は、どうしても気になるのだ。
彼は、馬に対しても人に対しても優しく、常に他人の意見を尊重する。
なので、自分の考えをあまり主張しない。
そんな紫明が、アイリスのことを自分が面倒を見るからここに置いてくれと言ったのは、意外だった。
そう思ったのは、私だけではなかったようで、社長ですら驚いていた。
アイリスは、頭が良く、乗り手の意図を正確に理解する凄い馬だった。
私が彼女のトレーニング担当に決まって、正直かなり嬉しかった。
紫明もこの馬に乗れば勉強になるのにと思ったのだが、頑として乗ろうとしなかった。
理由は不明だが、推測するに、自分がアイリスに乗るのに相応しくないと思っているのではないかと思う。
私がアイリスのトレーニング担当になって、気になることがあった。
彼女は全く鳴こうとしないのだ。
馬は元々あまり鳴かないし、鳴き声をほとんど聞いたことがない馬もいる。
しかし、彼女の場合は、私が言ったことに対して明らかに反応しているのに、敢えて鳴かないようにしていると感じた。
紫明が彼女に話し掛けているのをよく見掛けるが、彼女の反応を見ていると、彼の言葉を理解しているようにしか見えない。
彼女には何かある……。私の直感がそう訴えていた。
昨日は、紫明のアイリスへの接し方がいつもと違っていた。
何か距離を取っているような……。
逆にアイリスは、紫明に何か言いたげな様子を見せていた。
一昨日は、彼が休んだため、アイリスはソワソワしてたはずだ。
昨日の朝、何かあったのか?
気になった私は、今朝は早めに来てアイリスの様子を見に行った。
厩舎に入ろうとすると、中から声が聞こえて来た。
「変な聞き方して、ごめん。」
紫明の声だ。アイリスに話し掛けているのだろう。
なるべく足音を忍ばせ厩舎の中に入ると、紫明がアイリスを抱き締めているのが見えた。
「大丈夫よ。でも、そっちは発じょ……。」
えっ!?今のはアイリスの声?
私は一瞬驚いたが、なぜか寧ろその方が自然な気がした。
今のは聞かなかった振りをしよう。そう思いながら、敢えて足音を立てて二人に近付いた。
「おはよう。朝から、ラブラブね。」
その言葉に、紫明はかなり慌てていた。
私は、厩舎を出ながら考えごとをしていた。
紫明がアイリスに乗ると言い出したのは驚いたが、私としては嬉しかった。
これも私の直感だが、紫明とアイリスはお互いに力を引き出せる善きパートナーになれると思う。
もちろん、騎手と馬の関係の話なのだが、さっきの様子はまるで恋人同士みたいだった。
特に、アイリスが言い掛けた言葉……。
これから冬本番を迎えるが、紫明には春が来たみたいだ。
私はそれを嬉しく思う……はずなのだが、少し切ない気持ちになるのはなぜだろうか?
「おはよう、アイリス!昨日は……どうしたの?」
次の朝、来てくれたシメイの胸に思いっきり頭を擦り付けた。
この行動で、どうやらシメイを混乱させてしまったようだ。
私は周りを確認した上で言った。
「昨日、シメイを悲しませてしまったから……。」
「それは……。僕が勝手にアイリスに嫌われたのかと誤解して……。」
「誤解させた私が悪いの。実は昨日……。」
私は、女の人から言われた言葉を伝えた。
「リンドウ先輩がそんなことを……。」
「それで気付いたの……。私はシメイのことが好きなんだって。」
「アイリス……。僕も君のことが好きだ!」
シメイはそう言うと、私を抱き締めた。
私は目を閉じて、顎をシメイの肩に乗せた。
人間だったら、抱き締め返せるのに……。
私は生まれて始めて、馬であることを恨めしく思った。
「シメイ、お願いがあるの。」
私はシメイの温もりを感じながら、そう言った。
「何?僕にできることなら何でもするよ。」
「私に乗って欲しいの……。」
「そ、それって、乗馬のことだよね……?」
シメイは私から手を離して、私にそう聞いた。
シメイの顔は赤くなっていた。
「え?ええ……。」
私は、彼が何を考えたのかわかってしまい、顔の火照りを感じながらそう答えた。
被毛が無かったら、私の顔も赤くなっていると思う。
「変な聞き方して、ごめん。」
また、シメイが私を抱き締めた。
「大丈夫よ。でも、そっちは発じょ……。」
私は人の気配を感じて、言葉を止めた。
◆Side 紫明◆
アイリスは、林藤先輩から言われた言葉を教えてくれた。
「林藤先輩がそんなことを……。」
「それで気付いたの……。私はシメイのことが好きなんだって。」
ドキッ!
凄く嬉しい!これは、僕の気持ちも伝えないと!
「アイリス……。僕も君のことが好きだ!」
僕はアイリスを抱き締めた。
彼女が愛おしくて堪らなかった。
アイリスは顎を、僕の肩に乗せた。
「シメイ、お願いがあるの。」
アイリスがそう言った。
「何?僕にできることなら何でもするよ。」
あ、これ『何でもするって言ったわよね?』みたいなパターンじゃないよね?
「私に乗って欲しいの……。」
来た!い、いや、多分……というか絶対違うよね。
僕は動揺して、アイリスから手を離した。
「そ、それって、乗馬のことだよね……?」
しまった。ついつい確認してしまった。
自分の顔が赤くなるのを感じた。
「え?ええ……。」
アイリスも、僕が何を考えたのかわかったみたいで、戸惑いを見せた。
「変な聞き方して、ごめん。」
誤魔化す様に、またアイリスを抱き締めた。
「大丈夫よ。でも、そっちは発じょ……。」
ん?アイリス、今不穏な言葉を言い掛けたような……。
そう思っていたら、誰かの足音が聞こえたので、慌ててアイリスから手を離した。
「おはよう。朝から、ラブラブね。」
林藤先輩だった。
「おはようございます。こ、これはですね……。」
慌てて、僕は何か言おうとしたが、良い言葉が思い付かなかった。
「羨ましいわ。アイリスは、紫明のことが好きなのがハッキリわかるから……。私も馬には好かれると言われるけど、実際に明らかに好かれているとわかることはないかな……。」
「……。」
「あ、ごめんね。邪魔者は退散するから。」
そう言って去ろうとする先輩を、慌てて呼び止めた。
「あ、待ってください!お願いがあります。」
「どうしたの?珍しいわね。」
「僕もアイリスに乗せて欲しいんですが……。」
「あら。やっとその気になったの。もちろん良いわよ。きっと息ピッタリだと思うわ。」
先輩は凄く嬉しそうな顔で、そう言った。
◆Side 林藤◆
私は、紫明が乗馬クラブに入ってから、ずっと彼を気に掛けていた。
乗馬クラブでは、私がずっと先輩だが、馬歴はほとんど変わらないし、しかも彼は大学で結構良い成績を残している。
当然、それなりの実力がある訳だが、彼はなぜか自信を持てないでいるようだ。
馬乗りは、どちらかと言うと自信過剰な人が多いように感じる。
だから、その逆である彼は、どうしても気になるのだ。
彼は、馬に対しても人に対しても優しく、常に他人の意見を尊重する。
なので、自分の考えをあまり主張しない。
そんな紫明が、アイリスのことを自分が面倒を見るからここに置いてくれと言ったのは、意外だった。
そう思ったのは、私だけではなかったようで、社長ですら驚いていた。
アイリスは、頭が良く、乗り手の意図を正確に理解する凄い馬だった。
私が彼女のトレーニング担当に決まって、正直かなり嬉しかった。
紫明もこの馬に乗れば勉強になるのにと思ったのだが、頑として乗ろうとしなかった。
理由は不明だが、推測するに、自分がアイリスに乗るのに相応しくないと思っているのではないかと思う。
私がアイリスのトレーニング担当になって、気になることがあった。
彼女は全く鳴こうとしないのだ。
馬は元々あまり鳴かないし、鳴き声をほとんど聞いたことがない馬もいる。
しかし、彼女の場合は、私が言ったことに対して明らかに反応しているのに、敢えて鳴かないようにしていると感じた。
紫明が彼女に話し掛けているのをよく見掛けるが、彼女の反応を見ていると、彼の言葉を理解しているようにしか見えない。
彼女には何かある……。私の直感がそう訴えていた。
昨日は、紫明のアイリスへの接し方がいつもと違っていた。
何か距離を取っているような……。
逆にアイリスは、紫明に何か言いたげな様子を見せていた。
一昨日は、彼が休んだため、アイリスはソワソワしてたはずだ。
昨日の朝、何かあったのか?
気になった私は、今朝は早めに来てアイリスの様子を見に行った。
厩舎に入ろうとすると、中から声が聞こえて来た。
「変な聞き方して、ごめん。」
紫明の声だ。アイリスに話し掛けているのだろう。
なるべく足音を忍ばせ厩舎の中に入ると、紫明がアイリスを抱き締めているのが見えた。
「大丈夫よ。でも、そっちは発じょ……。」
えっ!?今のはアイリスの声?
私は一瞬驚いたが、なぜか寧ろその方が自然な気がした。
今のは聞かなかった振りをしよう。そう思いながら、敢えて足音を立てて二人に近付いた。
「おはよう。朝から、ラブラブね。」
その言葉に、紫明はかなり慌てていた。
私は、厩舎を出ながら考えごとをしていた。
紫明がアイリスに乗ると言い出したのは驚いたが、私としては嬉しかった。
これも私の直感だが、紫明とアイリスはお互いに力を引き出せる善きパートナーになれると思う。
もちろん、騎手と馬の関係の話なのだが、さっきの様子はまるで恋人同士みたいだった。
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