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創作活動する人の為のメンタルヘルス

これは呪いか、祝福か

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 小説を書いていて、キャラのセリフなどを考えていると、「自分の中から、なんでこんな性格のキャラが生まれるんだ?」と思う事がある。

 それは、意外な自分との、思わぬ出会いなのかもしれない。

 苦難の部分などを書くときは、過去の嫌な体験や、自分の悪い部分などを反映させることが、往々にしてあるかと思う。
 それで少し嫌な気分になる時もあれば、捗ることもある。

 創作は自己に向き合う時間、とも言えるこの感覚。
 カウンセリングも自己に向き合い、正しい認知を得る事を目的としている。

 そして、カウンセリングは自己と向き合うので、一時的には、精神状態が悪くなる。
 だが、結果として良くなるのだけれど。

 そんなところも、小説を書くことで、得られる感覚と似ている気がする。

 自分の中の、内なる自分や他人のペルソナを、細分化し、再認識する行為なのかもしれない。

 下手すると、カウンセリングより効果あるかも?

 書いて吐き出す事も、認知行動療法では良いことだとも言われているし、色々知らないうちに、効果が得られているのかもしれない。


 自分の場合、複数の悪役を書いたときに、かつてのパワハラ上司が素材となって成仏してくれている(笑)
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