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第一部ヴァルキュリャ編 第一章 ベルゲン
血の契約
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静かな静かな空気が部屋に満ちている。
泊まるのは今日が最後になる、俺用の客室。
ベッドの上に横になった俺は、右手首にかけられた腕鎖を眺めていた。
左手の指が撫でる小さな黒い石の中に、一つだけ朱く光る石。
石の中で炎が燃えているみたいだ。
腕鎖の石を重ねると、黒と朱のコントラストが地下室の松明を思い起こさせる。
光の角度で、石の輝きもゆらゆら揺れる。
炎の赤は、血の赤とは違う。
血の色は、もっと濃くて、深い。
シグルに話題にされて、俺の脳内にはエルドフィンの記憶が氾濫していた。
アセウスがエルドフィンと出会った時、既にエルドフィンは魔剣を受け継いでいたんだ。
町に遊びに来る時、初めの頃こそ剣は持たずに来ていた。
だが、後には携えて来ることの方が多くなった。
エルドフィンはアセウスが身に付けてきた立派な剣にすぐ興味を示した。
魔剣について、さっき俺が説明したようなことは、全部アセウスから教わった。
もっとも、エルドフィンは何を聞いても、「すげぇな、アセウス。めちゃくちゃかっこいい!!」そう称嘆して心踊らせるだけなんだけど。
俺からすると、ほんと、不思議な人間だ。
羨望とか卑屈とか、普通なら生まれるだろう負の感情がまるで記憶に残っていない。
三年前、止めるエイケン家を振り払って、アセウスとエルドフィンがセウダの町を旅立った直後のことだ。
アセウスがエルドフィンに話をもちかけた。
共に旅をするにあたって取り決めをしよう、と。
二人で、例の約束を決めたんだ。
『ヤバい時には自分の命を最優先する、相手の助けは期待しない』
『どちらかが生き残れば故郷に片方の死を伝える』
今の俺から思えば、あの時も|《Asseus》《罪の責務》だったんだよな。
エルドフィンに引け目を感じて、迷惑をかけたくなくて、あんな約束を決めた。
だって、アセウスはエルドフィンの助けを必要としないし、自分の命を最優先する必要もない。
魔剣の加護がほんとにあるって前提ではあるが。
それに、三年前のあの時には、もはや故郷にエルドフィンの死を伝える意味は薄かった。
あの約束は、エルドフィンのための約束だ。
俺は腕鎖を弄ぶのを止めて、両手を大の字に投げ出した。
頭上には、漆喰の天井が特大スクリーンみたいに広がってる。
記憶の中の映像が俺の網膜の中でだけ天井スクリーンに投影される。
ほら、ジトレフに「殺す」のかと問うた時と同じ、|《Asseus》《罪の責務》の表情だ。
エルドフィンは気付いていたのか、気付かねぇほど単純バカだったのか。
残されていた記憶の情報が少なくて分からない。
ただ、なんの戸惑いも含みも見せずに、「それいいな!」なんて賛同してた言動だけは記録されている。
そして、それがアセウスには救いだったことも。
アセウスが、そんなエルドフィンに安心して、多分本題だった話に進められたことも、記憶の中のアセウスの表情から推し量られた。
本題、――――――魔剣との血の契約の話だ。
*
*
「それでさ、俺達の中で一番強いのってこの魔剣だろ? だから、エルドフィンもこの魔剣を使えるようになっておいた方が良いと思うんだ」
「そりゃあな。だけど、そういう簡単な剣じゃないだろ、何言ってんだよ、アセウス」
「確かに魔剣は使い手を選ぶ。代々エイケン家の当主が選ばれてる。けど、使い手を増やすことも可能なんだ」
「え?」
「部外秘なんだけど方法があって、過去にも当主以外の人を使い手に加えたことがあるって。やり方も父上に教わってきた。……どうかな」
「本当か?! そんなの有りなのか?! えーっっ! やるやるっ! えー?! 俺も使い手になって良いのかーっ??」
すっげー食い付き(笑)。
声だけで十分。もしこれが演技なら天才だな、エルドフィン。
ぜってぇねぇけど。天然だろ。
ほらほら、アセウスも目に見えてホッとした顔してる。
「『血の契約』って言ってさ、剣に血を捧げることで使い手として認めて貰うんだ。そうはいっても後付けの使い手だから、俺とか、他の当主と比べたら、その、いろいろと効果は落ちるんだけど……」
「『血の契約』!! それで俺も魔剣の使い手にっ!! ――――って本家よりかっこ良すぎじゃないかよーっ! 効果とかはさ、気合いで補うから全然問題なし! 俺の血で良いんだったらいくらでも捧げる! 捧げたい! 捧げさせろ!」
「良かった。じゃあ、早速今やってしまおう」
「ありがとな! アセウス」
あぁあ、いい笑顔にさせちゃって。
エルドフィンって、本当にアセウスの良き友だったんだろうな。
俺じゃあ代わりの少しも出来てない……。
アセウスは、この俺でいいって言ってはくれたけど……。
記憶映像の中のアセウスは、魔剣に何やら呟きながら自分の腕を軽く切った。
深紅の血が腕から剣へとつたう。
その後、エルドフィンに腕を差し出させて、やはり何やら呟きながら軽く剣で切る。
エルドフィンの腕からも深い赤色の血が剣へと流れ落ち、魔剣の剣身を深紅に染めた。
ぼおっと魔剣は静かに発光し、その光は二人の傷付いた腕へと広がる。
眩しく、一度世界を光で包んだかと思うと、何事もなかったかのように光は消えた。
そして、二人の腕の傷も、剣身を包んだ血も消えていた。
「「すっげーぇっっっ!!!!」」
若い二人の興奮した声が、記憶から飛び出てきそうなくらいに、俺の中でこだまする。
アセウスにとっては、これも俺なんだよな……。
無理矢理映像を終わらすように目を閉じる。
天井スクリーンから目を背けるように横向きになり、俺は身体を丸めた。
魔剣、神器。……たぶん、人間がどうこう出来るものじゃあないんだろうなぁ。
ダメ元で、ホフディとタクミさんには聞いておくか。
なんだか緊張すること続きで、今日はすごく疲れた。
前世で甘やかし過ぎたせいか、ぼぉーっとする時間がないと、どうも俺は。
どうも俺は。
震えるように丸く縮めた身体を諦めて、もう一度仰向けに広がり、手足を伸ばす。
全部空になればいい。
ぼぉーっと……。
泊まるのは今日が最後になる、俺用の客室。
ベッドの上に横になった俺は、右手首にかけられた腕鎖を眺めていた。
左手の指が撫でる小さな黒い石の中に、一つだけ朱く光る石。
石の中で炎が燃えているみたいだ。
腕鎖の石を重ねると、黒と朱のコントラストが地下室の松明を思い起こさせる。
光の角度で、石の輝きもゆらゆら揺れる。
炎の赤は、血の赤とは違う。
血の色は、もっと濃くて、深い。
シグルに話題にされて、俺の脳内にはエルドフィンの記憶が氾濫していた。
アセウスがエルドフィンと出会った時、既にエルドフィンは魔剣を受け継いでいたんだ。
町に遊びに来る時、初めの頃こそ剣は持たずに来ていた。
だが、後には携えて来ることの方が多くなった。
エルドフィンはアセウスが身に付けてきた立派な剣にすぐ興味を示した。
魔剣について、さっき俺が説明したようなことは、全部アセウスから教わった。
もっとも、エルドフィンは何を聞いても、「すげぇな、アセウス。めちゃくちゃかっこいい!!」そう称嘆して心踊らせるだけなんだけど。
俺からすると、ほんと、不思議な人間だ。
羨望とか卑屈とか、普通なら生まれるだろう負の感情がまるで記憶に残っていない。
三年前、止めるエイケン家を振り払って、アセウスとエルドフィンがセウダの町を旅立った直後のことだ。
アセウスがエルドフィンに話をもちかけた。
共に旅をするにあたって取り決めをしよう、と。
二人で、例の約束を決めたんだ。
『ヤバい時には自分の命を最優先する、相手の助けは期待しない』
『どちらかが生き残れば故郷に片方の死を伝える』
今の俺から思えば、あの時も|《Asseus》《罪の責務》だったんだよな。
エルドフィンに引け目を感じて、迷惑をかけたくなくて、あんな約束を決めた。
だって、アセウスはエルドフィンの助けを必要としないし、自分の命を最優先する必要もない。
魔剣の加護がほんとにあるって前提ではあるが。
それに、三年前のあの時には、もはや故郷にエルドフィンの死を伝える意味は薄かった。
あの約束は、エルドフィンのための約束だ。
俺は腕鎖を弄ぶのを止めて、両手を大の字に投げ出した。
頭上には、漆喰の天井が特大スクリーンみたいに広がってる。
記憶の中の映像が俺の網膜の中でだけ天井スクリーンに投影される。
ほら、ジトレフに「殺す」のかと問うた時と同じ、|《Asseus》《罪の責務》の表情だ。
エルドフィンは気付いていたのか、気付かねぇほど単純バカだったのか。
残されていた記憶の情報が少なくて分からない。
ただ、なんの戸惑いも含みも見せずに、「それいいな!」なんて賛同してた言動だけは記録されている。
そして、それがアセウスには救いだったことも。
アセウスが、そんなエルドフィンに安心して、多分本題だった話に進められたことも、記憶の中のアセウスの表情から推し量られた。
本題、――――――魔剣との血の契約の話だ。
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「それでさ、俺達の中で一番強いのってこの魔剣だろ? だから、エルドフィンもこの魔剣を使えるようになっておいた方が良いと思うんだ」
「そりゃあな。だけど、そういう簡単な剣じゃないだろ、何言ってんだよ、アセウス」
「確かに魔剣は使い手を選ぶ。代々エイケン家の当主が選ばれてる。けど、使い手を増やすことも可能なんだ」
「え?」
「部外秘なんだけど方法があって、過去にも当主以外の人を使い手に加えたことがあるって。やり方も父上に教わってきた。……どうかな」
「本当か?! そんなの有りなのか?! えーっっ! やるやるっ! えー?! 俺も使い手になって良いのかーっ??」
すっげー食い付き(笑)。
声だけで十分。もしこれが演技なら天才だな、エルドフィン。
ぜってぇねぇけど。天然だろ。
ほらほら、アセウスも目に見えてホッとした顔してる。
「『血の契約』って言ってさ、剣に血を捧げることで使い手として認めて貰うんだ。そうはいっても後付けの使い手だから、俺とか、他の当主と比べたら、その、いろいろと効果は落ちるんだけど……」
「『血の契約』!! それで俺も魔剣の使い手にっ!! ――――って本家よりかっこ良すぎじゃないかよーっ! 効果とかはさ、気合いで補うから全然問題なし! 俺の血で良いんだったらいくらでも捧げる! 捧げたい! 捧げさせろ!」
「良かった。じゃあ、早速今やってしまおう」
「ありがとな! アセウス」
あぁあ、いい笑顔にさせちゃって。
エルドフィンって、本当にアセウスの良き友だったんだろうな。
俺じゃあ代わりの少しも出来てない……。
アセウスは、この俺でいいって言ってはくれたけど……。
記憶映像の中のアセウスは、魔剣に何やら呟きながら自分の腕を軽く切った。
深紅の血が腕から剣へとつたう。
その後、エルドフィンに腕を差し出させて、やはり何やら呟きながら軽く剣で切る。
エルドフィンの腕からも深い赤色の血が剣へと流れ落ち、魔剣の剣身を深紅に染めた。
ぼおっと魔剣は静かに発光し、その光は二人の傷付いた腕へと広がる。
眩しく、一度世界を光で包んだかと思うと、何事もなかったかのように光は消えた。
そして、二人の腕の傷も、剣身を包んだ血も消えていた。
「「すっげーぇっっっ!!!!」」
若い二人の興奮した声が、記憶から飛び出てきそうなくらいに、俺の中でこだまする。
アセウスにとっては、これも俺なんだよな……。
無理矢理映像を終わらすように目を閉じる。
天井スクリーンから目を背けるように横向きになり、俺は身体を丸めた。
魔剣、神器。……たぶん、人間がどうこう出来るものじゃあないんだろうなぁ。
ダメ元で、ホフディとタクミさんには聞いておくか。
なんだか緊張すること続きで、今日はすごく疲れた。
前世で甘やかし過ぎたせいか、ぼぉーっとする時間がないと、どうも俺は。
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