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第一部ヴァルキュリャ編 第一章 ベルゲン
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血の契約。
魔剣と血の契約をすれば、誰でも「使い手」として二つの力を手に入れることができる。
俺は……というかエルドフィンは、アセウスに勧められてこの契約をしている。
たぶん、いや、きっと、エイケン家一族以外で魔剣と血の契約を交わしたのは、エルドフィンだけだ。
「そんなに、多いんですか? 血の契約をした人間が」
「あぁ、エイケンの血筋ではあるのだろうが……、余りにも多くの人間が魔剣の力を利用してきたようだ」
シグルの言い方と、今回ベルゲンに来て知った情報から、その言葉の意味が俺にも分かった。
エイケン家歴代当主の二人に一人が血の契約による後天的使い手なのだ。
家族や親戚筋など私利にも使用されれば、その数はさらに増える。相当の量だろう。
「それって、解除する方法はないんですか?」
「……作り手か、それに匹敵する鍛冶匠であれば、可能ではあろう」
「なるほど……」
思わぬ情報だ。
魔剣がパワーアップするなら、アセウスの封印が解けなくても戦えるんじゃないか?
俺が、ゴンドゥルの魔力を借りて、全部ぶっ倒してやる。
「次は?」
「待った待った! 魔剣の作り手って分かりますか? それに匹敵する鍛冶匠でも良いけど。血の契約を解除できそうな人、で、快く協力してくれそうな人、心当たりがあるなら、紹介して欲しいなぁ~なんて」
言った後にハッとする。
そうだ、俺、シグルとソグンと話してたんだった……!
驚いたようなシグルの顔、よりも
それを通り抜けて刺さるソグンのぎょっとした閻魔顔に俺は慌てた。
「あああっっすっっすみませんっ失言しました!! 紹介していただけたら大変ありがたいのは本音ですが、出来たらで結構です! 心当たりを教えていただけるだけで、十分ですしっ!! もう、かなり色々教えていただいていて恐悦至極といいますかっ」
とりあえず直角最敬礼をして、まくしたてる。
いかん。
前世で社会人として適当過ぎたせいで、気が緩むと礼儀や体裁がどっかへ消える。
うるせぇ人間は表現一つで非礼を謗る。
こういうのはごく自然に使い分けられる方が強いんょな。
あれだ、敬語や礼儀正しさは維持されてるのに何故か親しげに感じる営業話術スキル。
あれが欲しい。
これからの交渉相手はきっと格上ばかりのはず。少しずつ身に付けないと。
俺は頭を下げたまま返事を待つ。
「この魔剣ほどのものとなると、かなりの鍛冶匠でなければ難しいだろう。心当たりはないが、探しておこう。次は?」
……うん。
やっぱり、ゴンドゥルよりも優しい。
その後、俺は、盾をソルベルグ家へ置いていった理由と、オージンの書についてを尋ねた。
盾は、もうシグルには必要なくなったから、必要になることがあるかもしれない一族へと残していったんだってさ。
オージンの書も同じ理由で置いていったんだと。
だから、ソルベルグ家にないと言われても、所在についてなど何も知らない。
というのがシグルの答えだった。
やはり所在はホフディ頼み一択か。
オージンの書が何なのかは、シグルの口からは言えないとハッキリ拒否られた。
まぁ、そうだよな。
オージンから特別に授かったものを、シグルがペラペラと漏らすわけにもいかないだろう。
そんな特別な贈物を一族へと受け継がせることは問題ないのだろうか?
シグルの答えは「さぁな」だった。
(ハ?)
ヴァルホルへと去る際に、返せとも言われなかったし、必要なくなったから残していっただけで深く考えたことはないという。
(はぁ?)
この数百年乱用されたこともないし、オージンから言及されたこともないから問題はないんじゃないのか、と随分と適当な答えだった。
(はぁあぁあ?)
この適当さが本当か嘘か。
(思わず一人ハァハァ三兄弟やっちまった。)
冷ややかなポーカーフェイスからは伺い知れなかった。
(お前は赤羽の女体化か! とギターを探しちまったが、そもそも顔の造形が別次元過ぎて表情が読み取れんという新事実に気づいた。)
けれど、こっちとしてはラッキーチャンス、ツッコミ入れる必要はねぇわな。
使えそうなものはなんだって使わせていただく。
俺の心を読んだのか、シグルは一言、言い添えていた。
冷酷な微笑を見せて「問題があったら回収するさ」、と。
質問が終わったと判断するや、シグルは自分の髪に触れ、そのままその手を俺の方へ投げ出した。
とっさに身構える俺、顔の前で拳を握り盾にしていた。
その右手首を、炎のような赤い煌めきが包む。
腕が、燃える?! と怖れたのは一瞬。
炎色の煌めきは消え、代わりに腕鎖に朱い石が一つ輝いていた。
「それがお前を監視している。そう愚かではないと思うが、私を陥れるようなことはするなよ。私はたまたま出会ったお前と、気まぐれに言葉を交わしただけだ。勘違いをして、一言でも私の名に泥を塗るような発言をすれば、お前が次の言葉を発することは決してないだろう」
ビリビリビリッと空気が尖って張り詰める。
最初と同じ、少しでも誤って動けば「死」が待っているような圧だ。
「わ……、分かってます……っ、分かりましたっ……」
俺がかろうじて絞り出した返事を聞くと、シグルはサッとその姿を消し、ソグンも続くように消えた。
まるで嵐のような時間だった。
豊かな赤毛や燃えるような瞳を思いだし、俺の心は静かに叫びをあげる。
シグルドリーヴァ。
最っ強の……
…………………………………
………………
(3分経過)……
ツンデレかよぉっっっっ!!!!
え? 違う?
そりゃあ、オージンやらなんやらの手前、表立って協力できないからの体裁っていうのは分かるけどさ。
結果からすりゃぁやってることはツンデレと同じだろぉがぁっ。
あれも遺伝か。
ホフディのツンデレは遺伝か。
じゃあしょーがねぇよな。
青年当主のツンデレなんて、ツンデレの無駄使い、なんて、独りの時に、寝る前とか思いっきし馬鹿にしてたけどさ。これからは同情してやるぜ。
俺は「転移の部屋」で見せられた、けんもほろろなホフディを思い出し、やっぱり堪えられず、吹き出した。
「ツンデレが遺伝とか、ひゃぁーおかしいっ」
無駄に大爆笑をして、涙目になった俺は、勢い良く仰向けに寝転んだ。
あとは、宴会までフリーか。
ベルゲンでの最後の夜か。
魔剣と血の契約をすれば、誰でも「使い手」として二つの力を手に入れることができる。
俺は……というかエルドフィンは、アセウスに勧められてこの契約をしている。
たぶん、いや、きっと、エイケン家一族以外で魔剣と血の契約を交わしたのは、エルドフィンだけだ。
「そんなに、多いんですか? 血の契約をした人間が」
「あぁ、エイケンの血筋ではあるのだろうが……、余りにも多くの人間が魔剣の力を利用してきたようだ」
シグルの言い方と、今回ベルゲンに来て知った情報から、その言葉の意味が俺にも分かった。
エイケン家歴代当主の二人に一人が血の契約による後天的使い手なのだ。
家族や親戚筋など私利にも使用されれば、その数はさらに増える。相当の量だろう。
「それって、解除する方法はないんですか?」
「……作り手か、それに匹敵する鍛冶匠であれば、可能ではあろう」
「なるほど……」
思わぬ情報だ。
魔剣がパワーアップするなら、アセウスの封印が解けなくても戦えるんじゃないか?
俺が、ゴンドゥルの魔力を借りて、全部ぶっ倒してやる。
「次は?」
「待った待った! 魔剣の作り手って分かりますか? それに匹敵する鍛冶匠でも良いけど。血の契約を解除できそうな人、で、快く協力してくれそうな人、心当たりがあるなら、紹介して欲しいなぁ~なんて」
言った後にハッとする。
そうだ、俺、シグルとソグンと話してたんだった……!
驚いたようなシグルの顔、よりも
それを通り抜けて刺さるソグンのぎょっとした閻魔顔に俺は慌てた。
「あああっっすっっすみませんっ失言しました!! 紹介していただけたら大変ありがたいのは本音ですが、出来たらで結構です! 心当たりを教えていただけるだけで、十分ですしっ!! もう、かなり色々教えていただいていて恐悦至極といいますかっ」
とりあえず直角最敬礼をして、まくしたてる。
いかん。
前世で社会人として適当過ぎたせいで、気が緩むと礼儀や体裁がどっかへ消える。
うるせぇ人間は表現一つで非礼を謗る。
こういうのはごく自然に使い分けられる方が強いんょな。
あれだ、敬語や礼儀正しさは維持されてるのに何故か親しげに感じる営業話術スキル。
あれが欲しい。
これからの交渉相手はきっと格上ばかりのはず。少しずつ身に付けないと。
俺は頭を下げたまま返事を待つ。
「この魔剣ほどのものとなると、かなりの鍛冶匠でなければ難しいだろう。心当たりはないが、探しておこう。次は?」
……うん。
やっぱり、ゴンドゥルよりも優しい。
その後、俺は、盾をソルベルグ家へ置いていった理由と、オージンの書についてを尋ねた。
盾は、もうシグルには必要なくなったから、必要になることがあるかもしれない一族へと残していったんだってさ。
オージンの書も同じ理由で置いていったんだと。
だから、ソルベルグ家にないと言われても、所在についてなど何も知らない。
というのがシグルの答えだった。
やはり所在はホフディ頼み一択か。
オージンの書が何なのかは、シグルの口からは言えないとハッキリ拒否られた。
まぁ、そうだよな。
オージンから特別に授かったものを、シグルがペラペラと漏らすわけにもいかないだろう。
そんな特別な贈物を一族へと受け継がせることは問題ないのだろうか?
シグルの答えは「さぁな」だった。
(ハ?)
ヴァルホルへと去る際に、返せとも言われなかったし、必要なくなったから残していっただけで深く考えたことはないという。
(はぁ?)
この数百年乱用されたこともないし、オージンから言及されたこともないから問題はないんじゃないのか、と随分と適当な答えだった。
(はぁあぁあ?)
この適当さが本当か嘘か。
(思わず一人ハァハァ三兄弟やっちまった。)
冷ややかなポーカーフェイスからは伺い知れなかった。
(お前は赤羽の女体化か! とギターを探しちまったが、そもそも顔の造形が別次元過ぎて表情が読み取れんという新事実に気づいた。)
けれど、こっちとしてはラッキーチャンス、ツッコミ入れる必要はねぇわな。
使えそうなものはなんだって使わせていただく。
俺の心を読んだのか、シグルは一言、言い添えていた。
冷酷な微笑を見せて「問題があったら回収するさ」、と。
質問が終わったと判断するや、シグルは自分の髪に触れ、そのままその手を俺の方へ投げ出した。
とっさに身構える俺、顔の前で拳を握り盾にしていた。
その右手首を、炎のような赤い煌めきが包む。
腕が、燃える?! と怖れたのは一瞬。
炎色の煌めきは消え、代わりに腕鎖に朱い石が一つ輝いていた。
「それがお前を監視している。そう愚かではないと思うが、私を陥れるようなことはするなよ。私はたまたま出会ったお前と、気まぐれに言葉を交わしただけだ。勘違いをして、一言でも私の名に泥を塗るような発言をすれば、お前が次の言葉を発することは決してないだろう」
ビリビリビリッと空気が尖って張り詰める。
最初と同じ、少しでも誤って動けば「死」が待っているような圧だ。
「わ……、分かってます……っ、分かりましたっ……」
俺がかろうじて絞り出した返事を聞くと、シグルはサッとその姿を消し、ソグンも続くように消えた。
まるで嵐のような時間だった。
豊かな赤毛や燃えるような瞳を思いだし、俺の心は静かに叫びをあげる。
シグルドリーヴァ。
最っ強の……
…………………………………
………………
(3分経過)……
ツンデレかよぉっっっっ!!!!
え? 違う?
そりゃあ、オージンやらなんやらの手前、表立って協力できないからの体裁っていうのは分かるけどさ。
結果からすりゃぁやってることはツンデレと同じだろぉがぁっ。
あれも遺伝か。
ホフディのツンデレは遺伝か。
じゃあしょーがねぇよな。
青年当主のツンデレなんて、ツンデレの無駄使い、なんて、独りの時に、寝る前とか思いっきし馬鹿にしてたけどさ。これからは同情してやるぜ。
俺は「転移の部屋」で見せられた、けんもほろろなホフディを思い出し、やっぱり堪えられず、吹き出した。
「ツンデレが遺伝とか、ひゃぁーおかしいっ」
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