135 / 136
エピローグ~そうして僕らは幸せになる
しおりを挟む
産んだ卵からは二か月後、かわいい赤ちゃんが生まれた。
巨人族らしく全体的に骨太で、だっこをするとずっしりと重い。でもこれが命の重さなんだなって思えて、僕はまた涙をこぼした。
生まれたらお乳をあげなくてはいけない。
偉明に抱いてもらって、赤ちゃんに授乳した。
すごく幸せだと思った。
「ぁんんっ……名はどうされるのです、か……」
「志偉とする。これから生まれる子にはみな”偉”の字が付く。私が長男であるからな」
「そう、ですか……志偉……志偉……君の名だよ……よかったねぇ……」
何度も名を呼んで口になじませる。嬉しくて愛しくてたまらなかった。
そうして志偉に授乳をし続けて三日が経った。
「おそれながら申し上げます」
アローから改まって話があった。
イトがお乳を僕の胸からまた飲みたいと言っているのだそうだ。
もしかして、赤ちゃん返りってやつなのだろうか。
僕は夫たちを窺った。
「リューイはどうしたい?」
「僕は……できるだけイトが望むようにしてあげたいです」
イトは僕たちの身勝手に振り回されて生まれた子だ。できることなら、便宜を図ってあげたかった。でもそれはわがままだろうか。
「ならばできるだけイトの希望に添うようにしよう。イトは我らの子だ。案ずるな」
偉明にそう言われて、涙がぶわりと溢れた。僕は泣いてばかりだ。だって夫たちもアローも、侍従たちも優しいから。そんなに僕を甘やかしてはいけないと思うのに、断ることもできない。
「ありがとう、ございます……」
「礼を言うことではないだろう? 我らの子なのだから」
涙がなかなか止まらなくて困ってしまった。
それからは、志偉に授乳をし、イトの都合がいい時に直接お乳を飲んでもらうことにした。
「おちち……ぼくの……」
「うん、今はイトのだよ? 大丈夫だから……」
イトももう2歳になったのだけど、それでもまだまだ小さい。2歳なんて躾をすればとか言う人がいるかもしれないけど、2歳なんてまだまだだ。イトが笑顔で暮らせるように、僕もできるだけのことをしてあげたかった。
「歯は立てちゃだめだよ。傷ついちゃうからね」
「うん……」
お乳を飲んでもなかなか離れようとしないイトを、夫も抱きしめてくれる。
今日は明輝が手伝いをしてくれた。イトの頭を、明輝が優しく撫でてくれる。
「イト、寂しくなってしまったのですね。いいのですよ」
僕とイトを抱きしめてくれる腕が嬉しくて、夫たちに見つけてもらえて本当によかったと思った。
そうして、イトは志偉がお乳を飲まなくなったら飲むのを止めた。やっぱり寂しくなったのだろうと思う。
志偉が乳離れをしたのは僕が思っていたよりも早かった。生まれて一年でお乳を飲むのを止めてしまったので、僕の方が寂しいぐらいだった。
「リューイ、お疲れ様。子どもたちは愛しいですが、授乳はたいへんでしたね」
浩明に言われて笑んだ。
「たいへんだったのは旦那様の方ですよね。僕は旦那様に抱いてもらえるのが嬉しかったですし、お乳をあげていただけですから……」
「リューイはどこまでもけなげです」
「あっ……」
久しぶりに授乳をすることなく抱かれたせいか、いつも以上に感じてしまった。
明輝と浩明に抱かれ、いっぱい精を注いでもらった。
「リューイ、リューイ……愛しています」
「リューイ、好きです、ずっと……愛しています」
「僕も……好きっ……あああっ……!」
浩明のイチモツを正常位で受け入れて、根元まで突き入れられてから身体を起こされる。対面座位で、きつく抱きしめられながら中を満たされるのが好きでたまらない。浩明のイチモツは夫たちの中で一番太いから、中をみっちりと埋められているかんじだ。
「あっ、ああっ、ああっ……」
「お乳も飲ませてください」
「あぁあんっ……!」
お乳を飲まれながら、下からぬっくんぬっくんと甘くこねられるのはご褒美だと思う。がくがく震えながら、僕は浩明の頭を抱きしめた。
「あぁんっ、好きっ、好きぃっ……!」
浩明のこと、夫たちのこと、みんな好きだし対面座位も好き。もっといっぱい抱いてほしくて涙をぼろぼろこぼしながら告げた。
「かわいい……ずっと愛し合いましょう」
「あっ……愛して、くださっ……あああっ……!」
それから二年後、また僕の身体の疼きがひどくなって……。
「おめでとうございます。ご懐妊です」
「リューイ、でかしたぞ!」
僕を抱いていた清明のイチモツが中で暴れた。
「あぁんっ、えっ、えええっ……?」
”天使”になる前に妊娠して出産している者は、頻度は少なくなるけれども妊娠することがある。
僕はイトも含めて最終的に4人の子を産み、それからもずっと夫たちとアローに愛されて暮らしたのだった。
Love Love HappyEnd!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
その後
トラッシュとアローの間に生まれた子は大事に育てられ、跡取りとなりました。
トラッシュもアローがいなくなってからは傷心していましたが、トラッシュを大事に想っていた使用人たちに愛されて、彼もまた幸せにはなりました。
みんなが幸せになってほしいので、ざまあらしいざまあというのが私には書けません。
イトは思春期になると自分と弟たちの体格差に悩むこととなります。
弟たちは小さい兄を溺愛しますが、恋愛には発展しません。
コンプレックスを抱えまくりのイトと、彼らを巡る未来の話もいずれ書きたいとは思っています。
エロばかりでしたが、読んでいただきありがとうございました!
また別の物語でお会いしましょう~
巨人族らしく全体的に骨太で、だっこをするとずっしりと重い。でもこれが命の重さなんだなって思えて、僕はまた涙をこぼした。
生まれたらお乳をあげなくてはいけない。
偉明に抱いてもらって、赤ちゃんに授乳した。
すごく幸せだと思った。
「ぁんんっ……名はどうされるのです、か……」
「志偉とする。これから生まれる子にはみな”偉”の字が付く。私が長男であるからな」
「そう、ですか……志偉……志偉……君の名だよ……よかったねぇ……」
何度も名を呼んで口になじませる。嬉しくて愛しくてたまらなかった。
そうして志偉に授乳をし続けて三日が経った。
「おそれながら申し上げます」
アローから改まって話があった。
イトがお乳を僕の胸からまた飲みたいと言っているのだそうだ。
もしかして、赤ちゃん返りってやつなのだろうか。
僕は夫たちを窺った。
「リューイはどうしたい?」
「僕は……できるだけイトが望むようにしてあげたいです」
イトは僕たちの身勝手に振り回されて生まれた子だ。できることなら、便宜を図ってあげたかった。でもそれはわがままだろうか。
「ならばできるだけイトの希望に添うようにしよう。イトは我らの子だ。案ずるな」
偉明にそう言われて、涙がぶわりと溢れた。僕は泣いてばかりだ。だって夫たちもアローも、侍従たちも優しいから。そんなに僕を甘やかしてはいけないと思うのに、断ることもできない。
「ありがとう、ございます……」
「礼を言うことではないだろう? 我らの子なのだから」
涙がなかなか止まらなくて困ってしまった。
それからは、志偉に授乳をし、イトの都合がいい時に直接お乳を飲んでもらうことにした。
「おちち……ぼくの……」
「うん、今はイトのだよ? 大丈夫だから……」
イトももう2歳になったのだけど、それでもまだまだ小さい。2歳なんて躾をすればとか言う人がいるかもしれないけど、2歳なんてまだまだだ。イトが笑顔で暮らせるように、僕もできるだけのことをしてあげたかった。
「歯は立てちゃだめだよ。傷ついちゃうからね」
「うん……」
お乳を飲んでもなかなか離れようとしないイトを、夫も抱きしめてくれる。
今日は明輝が手伝いをしてくれた。イトの頭を、明輝が優しく撫でてくれる。
「イト、寂しくなってしまったのですね。いいのですよ」
僕とイトを抱きしめてくれる腕が嬉しくて、夫たちに見つけてもらえて本当によかったと思った。
そうして、イトは志偉がお乳を飲まなくなったら飲むのを止めた。やっぱり寂しくなったのだろうと思う。
志偉が乳離れをしたのは僕が思っていたよりも早かった。生まれて一年でお乳を飲むのを止めてしまったので、僕の方が寂しいぐらいだった。
「リューイ、お疲れ様。子どもたちは愛しいですが、授乳はたいへんでしたね」
浩明に言われて笑んだ。
「たいへんだったのは旦那様の方ですよね。僕は旦那様に抱いてもらえるのが嬉しかったですし、お乳をあげていただけですから……」
「リューイはどこまでもけなげです」
「あっ……」
久しぶりに授乳をすることなく抱かれたせいか、いつも以上に感じてしまった。
明輝と浩明に抱かれ、いっぱい精を注いでもらった。
「リューイ、リューイ……愛しています」
「リューイ、好きです、ずっと……愛しています」
「僕も……好きっ……あああっ……!」
浩明のイチモツを正常位で受け入れて、根元まで突き入れられてから身体を起こされる。対面座位で、きつく抱きしめられながら中を満たされるのが好きでたまらない。浩明のイチモツは夫たちの中で一番太いから、中をみっちりと埋められているかんじだ。
「あっ、ああっ、ああっ……」
「お乳も飲ませてください」
「あぁあんっ……!」
お乳を飲まれながら、下からぬっくんぬっくんと甘くこねられるのはご褒美だと思う。がくがく震えながら、僕は浩明の頭を抱きしめた。
「あぁんっ、好きっ、好きぃっ……!」
浩明のこと、夫たちのこと、みんな好きだし対面座位も好き。もっといっぱい抱いてほしくて涙をぼろぼろこぼしながら告げた。
「かわいい……ずっと愛し合いましょう」
「あっ……愛して、くださっ……あああっ……!」
それから二年後、また僕の身体の疼きがひどくなって……。
「おめでとうございます。ご懐妊です」
「リューイ、でかしたぞ!」
僕を抱いていた清明のイチモツが中で暴れた。
「あぁんっ、えっ、えええっ……?」
”天使”になる前に妊娠して出産している者は、頻度は少なくなるけれども妊娠することがある。
僕はイトも含めて最終的に4人の子を産み、それからもずっと夫たちとアローに愛されて暮らしたのだった。
Love Love HappyEnd!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
その後
トラッシュとアローの間に生まれた子は大事に育てられ、跡取りとなりました。
トラッシュもアローがいなくなってからは傷心していましたが、トラッシュを大事に想っていた使用人たちに愛されて、彼もまた幸せにはなりました。
みんなが幸せになってほしいので、ざまあらしいざまあというのが私には書けません。
イトは思春期になると自分と弟たちの体格差に悩むこととなります。
弟たちは小さい兄を溺愛しますが、恋愛には発展しません。
コンプレックスを抱えまくりのイトと、彼らを巡る未来の話もいずれ書きたいとは思っています。
エロばかりでしたが、読んでいただきありがとうございました!
また別の物語でお会いしましょう~
65
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています
ぽんちゃん
BL
病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。
謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。
五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。
剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。
加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。
そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。
次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。
一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。
妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。
我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。
こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。
同性婚が当たり前の世界。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました
2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。
様々な形での応援ありがとうございます!
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
もう一度君に会えたなら、愛してると言わせてくれるだろうか
まんまる
BL
王太子であるテオバルトは、婚約者の公爵家三男のリアンを蔑ろにして、男爵令嬢のミランジュと常に行動を共にしている。
そんな時、ミランジュがリアンの差し金で酷い目にあったと泣きついて来た。
テオバルトはリアンの弁解も聞かず、一方的に責めてしまう。
そしてその日の夜、テオバルトの元に訃報が届く。
大人になりきれない王太子テオバルト×無口で一途な公爵家三男リアン
ハッピーエンドかどうかは読んでからのお楽しみという事で。
テオバルドとリアンの息子の第一王子のお話を《もう一度君に会えたなら~2》として上げました。
※画像は男の子メーカーpicrewさんよりお借りしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる