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130.こんなに愛される理由がわからなくて※

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※アローとの性行為の描写があります。
ーーーーー

「あーっ、あーっ、あーっ、あーっ……!」

 僕は”天使”だから精液が命の素みたいなもので、それを尻穴の奥で受け止めるとものすごく感じてしまう。快感が背筋を伝い一気に頭まで届いて、僕はぽろぽろと涙をこぼしてイッてしまう。清明チンミンが僕の胸から顔を上げた。

「あとはアローに吸ってもらうといい」
「あっ……あっ……」
「リューイ様……」
「ぁあんっ……」

 清明がどき、アローに抱きしめられてびくびく震えた。精液を注がれたことで、アローの想いもまた教えられたみたいだった。
”天使”は抱かれることで相手の想いを感じ取ると聞いたことがある。相手の想いを受け止めて、そして好きになってしまうのだと。
 そしてその想いによって生かされていくみたいだ。
 アローの、狂おしいほどに僕を愛しているという気持ちが流れ込んできて、身体の震えが止まらない。軽く何度もイッているような状態になって、僕はアローに縋り付いた。

「アロー……アロー……」
「リューイ様……好きです。愛しています……また貴方を抱くことができるなんて思ってもみなかった」

 その声は泣いているようにも聞こえた。
 僕は本当になんて頑なだったのだろう。僕は自分の気持ちが大事すぎて、僕を想う人の気持ちをないがしろにしていた。
 こんな僕がアローや旦那様方に愛される資格なんてないと思う。

「ごめ、ごめん……僕、僕……」

 この腕の中から出たくないのだけど、抜け出して離れなければいけないと思った。

「リューイ様? またそうやってご自分を責めるのですか? だめですよ……」
「ああっ……!」

 ムクムクとアローのイチモツが僕の中で力を取り戻していく。そしてアローはきつく僕を抱きしめた。

「失礼ですが旦那様方は、リューイ様の考え方は理解していらっしゃいますか?」
「ふむ……リューイはなかなかに後ろ向きだな」
「自分に自信がなさすぎる」

 偉明と清明が答える。口にされると反発したくなるが、言われた通りだった。

「そうなのです。自分に自信がなさすぎるが故に、愛されることを極端に恐れていらっしゃいます」
「それは困るな」
「困りますね」
「……ぁんんっ……!」

 ぐりぐりと腰を押し付けられて震えた。中でそんな回すような動きをしないでほしい。きつく抱きしめられているから逃げることができなくて、アローのされるがままになってしまう。

「ですからこのように、リューイ様は逃げられないように捕まえておかなければいけません。なんでしたらずっとおまんこを塞いで、こうして愛されることがリューイ様の義務だと教え込まないといけないのです」
「ふむ……一理ある」
「アローが憎たらしくてしかたないんだが、リューイの考え方がわかるというのはいいな」
「あっ、あっ、あっ、あっ……あぁんっ!?」

 アローに抱きしめられたまま身体を起こされた。アローも使用人をしていたぐらいだからけっこう身体は鍛えられている。しかもトラッシュの田舎の領地では、トラッシュを抱く以外は肉体労働を主にしていたらしかった。おかげで「リューイ様を何時間でも抱き上げていられますよ」と涼しい顔をして言われてしまった。

「ぁんっ、あっ、あっ、あっ……!」

 アローの膝に乗せられる形になった。対面座位できつく抱きしめられ、下からずんずんと突き上げられるのがたまらない。

「あぁんっ!?」

 それだけじゃなくてアローは僕のお乳も飲み始めた。

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

 アローのイチモツは結腸の中までは届かないけど、対面座位だと窄まりにはまってそれはそれで気持ちがいい。アローは腰を揺らすようにして突くから、腸壁をいっぱい擦られてしまってたまらなかった。
 そうでなくてもアローの目は僕を愛しいと言っているようで、そんな視線を向けられながら抱かれるのは特に気持ちがいい。

「ああっ、ああっ、アロー、アローッ……!」

 僕はアローの頭を抱きしめながら愛される喜びに震えていた。そうしてまたどくどくと奥に精液を注がれてイッてしまう。

「あっ、あーっ、あーっ、あーっ、あーっ!」
「……リューイ様のおまんこは気持ちよすぎます。そんなにきゅうきゅう締め付けてはすぐにイッてしまうではありませんか」

 苦笑しながら言われて困ってしまう。

「あっ、アロー、ごめっ……ぁあんっ!?」

 ちゅううっと乳首を強く吸われてがくがく震えた。

「……リューイ様の”ごめんなさい”は破壊力抜群なのですから、言ってはだめですよ。余計におまんこをかわいがりたくなってしまいます」
「ええっ……?」

 感じすぎて涙をぽろぽろこぼしながら夫たちの方を見れば、偉明も清明もうんうんと頷いていた。

「リューイにごめんなさいと言われてしまうと、もっと啼かせたくなって困るな」
「おまんこをたっぷりかわいがりたくなってしまいますね」

 恥ずかしくなって涙が止まらない。

「だ、旦那様方の……へんたいっ……!」

 どう言ったらいいのかわからなくて、ついそんなことを言ってしまった。

「当たり前でしょう。リューイ様はとてもかわいいのですから変態にもなろうというものです」
「変態と言われてしまったぞ、どうする?」
「変態らしくもっとおまんこを舐めさせてもらいましょうか」

 どうしたらいいのかわからない。またアローのイチモツが力を取り戻してくる。

「ばっ、ばかぁあああ~~~~!!」

 そうして僕は昼までアローのイチモツを入れっぱなしにされて、たっぷりとかわいがられてしまったのだった。


ーーーーー
清明の口調は、兄たちには丁寧、独り言とリューイ、アローに対してはフランクになります。
なのでブレているように感じられるかもしれませんが、こういうものとご理解ください。
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