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3 首輪調教
首輪工房
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「あ!まひろくん!思ったより早かったね? いらっしゃい」
そしてリミを見て
「ふふふ♪可愛いね♪お嬢ちゃんももいらっしゃい♪♪」
そう言って出迎えたのは
ここの店主である『キアさん』
店と言うより作業場と言った方が正しいい気もするが…
年齢は30歳くらいストレートの髪に作業用のツナギを着こなし
車屋の広告モデルさんのようにキレイな女性だ。
中に入ると一角に置いてある丸テーブルに促されそこに座ると
冷えた缶コーヒーと缶コーラを渡される
キアさんはマグカップに入った飲み物を
そこで、キアさんにリミを紹介し、
リミに首輪職人のキアさんを紹介した。
リミが、「あ! マーくんが以前DMで見せてくれた首輪の…」
そう言ってリミはちょっと落ち着いたようだった。
俺は苦笑しながら、「ま、いいか!」と呟いた。
無言でキョロキョロと辺りを見渡すリミに
「ここは私の首輪工房 兼 アトリエ」
「いい感じでしょ?」
とキアさんはリミに話しかける
そして、今日は何していた?だの、首輪だけで食べていけるの?
などの雑談を交わしつつ
「あっちの棚に首輪やチョーカー、手枷なんかが置いてあるから見て行って」
そうキアさんに促され、三人はキアさん手製の首輪を見に行く
そこにはシンプルで細い首輪、太くて銀色の飾りが目を惹く首輪
リボンのようなものが付いているもの、襟のような飾りがついたもの、
後ろ部分が鎖でつながっているものなどなど
また色も多彩で同じ形でも黒や赤だけでなく、白、水色、ピンク色、茶色、クリーム色
様々な形や色が所狭と展示されている
リミは実際に手に取り首にあてがい
鏡を見たりしながら楽しんでいるようだった
そんななか、俺のスマホの呼び出し音が鳴る
仕事の電話だ…
リミに見ているように伝えると俺は外に出る
電話が終わりドアを開け中に入ると
リミが慌てた様子で首輪を持ち上げる
キアさんもリミから少し離れるように移動する
しかし、俺は見てしまった…
確かにリミとキアさんはKissをしていたのだ。
心が乱れ鼓動が早なるのを抑え込みながら
「いいのは見つかった?」
とリミに聞くと
「色々目移りしちゃって…」
と返事が返ってくる
それを聞いたキアさんは
「3~4個に絞ったらフィッティングルームがあるから試着してみるといいよ」
と言い、指さした倉庫の中の一角にある扉を指さし、作業場の方に脚を運んだ。
俺とリミは3つの首輪に絞り、リミをそこに残し
俺はキアさんに、この三つを試着してみたいと伝えに言った…
そして、俺はキアさんにKissしている場面を見たことを伝え
リミは奴隷とかでなく、本当に愛しく感じており
大事にしたいと思っている旨を伝えた
キアさんは一瞬、「ハッ」としたような顔をした後
「遊びだろうと勝手に勘違いし、他の客の所有物(奴隷)と同じようにしてしまった」
そして…
「彼女が眩しくて無性に奪いたくなった…こんな事は普段ないのに」
と言った後
「申し訳ない」と頭を下げてきた
真剣な眼差しと
誠意ある謝罪…
俺はキアさんの謝罪を受けいれ、
「もう無しですよ」と伝えリミの元に戻った
…
20代の頃には何度か調教チックな事をした事はあったが
それは遊びの延長であり
実際はキアさんが私に基本的なSとしての心構えなどを教えてくれたのである
前にSNSのアカウントを作りキアさんのアカウントを見つけた俺は
すぐに連絡を取った。
裏垢を作るだいぶ前である。
最初はSNS上やDMなんかで日常のたわいない話や、
SNSにUPされた新作首輪の感想などを言っていたに過ぎない
そして、彼女が関西で仕事が入った日に
一緒に飲みに行こうとなり
ついでに彼女の仕事を見させてもらった事がある
彼女は首輪を制作するだけでなく
調教師としての仕事や、カメラマンとしての仕事をしている。
私は偶然にもキアさんのお客さんの許可がおり
しかもお客さんは20代後半の女性
その日の仕事は調教 及び 撮影の両方の仕事だった
キアさんの調教方法をじっくり目の当たりにし
その後、撮影が始まると
客である女性は同じ女性とは思えないほど
妖艶な美しさを放っていたのを思い出す
休憩中にお客の女性にお話を聞くことができた
まず、部外者の俺がいる事でとても興奮したとの事だった
そして、キアさんの調教は羞恥心を煽ったり
また、焦らすことで自分の欲求を素直に表に出す
そうして、いつしか心を開放された気分になると…
自信を取り戻す事ができる気がするとの話を聞くことができた
事実その女性は、
出会った時の少し陰のあるような印象ではなく
妖艶で自信に満ちたオーラを放ち、キアさんの切るカメラに収まっていく
「SとMの関係は平等だ」とキアさんが言った
仕事を受けて調教する時は全力で愛し、
そして相手が最も美しくなれる瞬間を引き出したいと願っていると
また、気に入らない人からはどんなにお金を積まれても仕事を受けないとも言っていた
そんなキアさんのプロとしての仕事ぶりに感心し
そして、何度かここに訪れ、キアさんの仕事を拝見したり
購入しにくるお客さんと意見交換をしたりした事がある。
客によっては奴隷の裸を見せてくる人もいた
また、奴隷である女性や男性との行為を見せてくる人もいた
そんな事がありながら、自分が本気になれる子ができたら
いつかここで首輪を買おうと思っていたのだ。
リミの元に戻った俺は、まだ首輪を見ているリミに
「着けてみようよ♪」
と、先ほどキアさんが指さした方にリミを誘導する。
ドアには
「ふぃってぃんぐるーむ」
と書かれ、
ピンで一枚の紙が貼られ、大きな文字で
「※物を破損させた場合は弁償してもらいます」
「※防音性については保証しませんが防音です」
そう書かれていた
そしてリミを見て
「ふふふ♪可愛いね♪お嬢ちゃんももいらっしゃい♪♪」
そう言って出迎えたのは
ここの店主である『キアさん』
店と言うより作業場と言った方が正しいい気もするが…
年齢は30歳くらいストレートの髪に作業用のツナギを着こなし
車屋の広告モデルさんのようにキレイな女性だ。
中に入ると一角に置いてある丸テーブルに促されそこに座ると
冷えた缶コーヒーと缶コーラを渡される
キアさんはマグカップに入った飲み物を
そこで、キアさんにリミを紹介し、
リミに首輪職人のキアさんを紹介した。
リミが、「あ! マーくんが以前DMで見せてくれた首輪の…」
そう言ってリミはちょっと落ち着いたようだった。
俺は苦笑しながら、「ま、いいか!」と呟いた。
無言でキョロキョロと辺りを見渡すリミに
「ここは私の首輪工房 兼 アトリエ」
「いい感じでしょ?」
とキアさんはリミに話しかける
そして、今日は何していた?だの、首輪だけで食べていけるの?
などの雑談を交わしつつ
「あっちの棚に首輪やチョーカー、手枷なんかが置いてあるから見て行って」
そうキアさんに促され、三人はキアさん手製の首輪を見に行く
そこにはシンプルで細い首輪、太くて銀色の飾りが目を惹く首輪
リボンのようなものが付いているもの、襟のような飾りがついたもの、
後ろ部分が鎖でつながっているものなどなど
また色も多彩で同じ形でも黒や赤だけでなく、白、水色、ピンク色、茶色、クリーム色
様々な形や色が所狭と展示されている
リミは実際に手に取り首にあてがい
鏡を見たりしながら楽しんでいるようだった
そんななか、俺のスマホの呼び出し音が鳴る
仕事の電話だ…
リミに見ているように伝えると俺は外に出る
電話が終わりドアを開け中に入ると
リミが慌てた様子で首輪を持ち上げる
キアさんもリミから少し離れるように移動する
しかし、俺は見てしまった…
確かにリミとキアさんはKissをしていたのだ。
心が乱れ鼓動が早なるのを抑え込みながら
「いいのは見つかった?」
とリミに聞くと
「色々目移りしちゃって…」
と返事が返ってくる
それを聞いたキアさんは
「3~4個に絞ったらフィッティングルームがあるから試着してみるといいよ」
と言い、指さした倉庫の中の一角にある扉を指さし、作業場の方に脚を運んだ。
俺とリミは3つの首輪に絞り、リミをそこに残し
俺はキアさんに、この三つを試着してみたいと伝えに言った…
そして、俺はキアさんにKissしている場面を見たことを伝え
リミは奴隷とかでなく、本当に愛しく感じており
大事にしたいと思っている旨を伝えた
キアさんは一瞬、「ハッ」としたような顔をした後
「遊びだろうと勝手に勘違いし、他の客の所有物(奴隷)と同じようにしてしまった」
そして…
「彼女が眩しくて無性に奪いたくなった…こんな事は普段ないのに」
と言った後
「申し訳ない」と頭を下げてきた
真剣な眼差しと
誠意ある謝罪…
俺はキアさんの謝罪を受けいれ、
「もう無しですよ」と伝えリミの元に戻った
…
20代の頃には何度か調教チックな事をした事はあったが
それは遊びの延長であり
実際はキアさんが私に基本的なSとしての心構えなどを教えてくれたのである
前にSNSのアカウントを作りキアさんのアカウントを見つけた俺は
すぐに連絡を取った。
裏垢を作るだいぶ前である。
最初はSNS上やDMなんかで日常のたわいない話や、
SNSにUPされた新作首輪の感想などを言っていたに過ぎない
そして、彼女が関西で仕事が入った日に
一緒に飲みに行こうとなり
ついでに彼女の仕事を見させてもらった事がある
彼女は首輪を制作するだけでなく
調教師としての仕事や、カメラマンとしての仕事をしている。
私は偶然にもキアさんのお客さんの許可がおり
しかもお客さんは20代後半の女性
その日の仕事は調教 及び 撮影の両方の仕事だった
キアさんの調教方法をじっくり目の当たりにし
その後、撮影が始まると
客である女性は同じ女性とは思えないほど
妖艶な美しさを放っていたのを思い出す
休憩中にお客の女性にお話を聞くことができた
まず、部外者の俺がいる事でとても興奮したとの事だった
そして、キアさんの調教は羞恥心を煽ったり
また、焦らすことで自分の欲求を素直に表に出す
そうして、いつしか心を開放された気分になると…
自信を取り戻す事ができる気がするとの話を聞くことができた
事実その女性は、
出会った時の少し陰のあるような印象ではなく
妖艶で自信に満ちたオーラを放ち、キアさんの切るカメラに収まっていく
「SとMの関係は平等だ」とキアさんが言った
仕事を受けて調教する時は全力で愛し、
そして相手が最も美しくなれる瞬間を引き出したいと願っていると
また、気に入らない人からはどんなにお金を積まれても仕事を受けないとも言っていた
そんなキアさんのプロとしての仕事ぶりに感心し
そして、何度かここに訪れ、キアさんの仕事を拝見したり
購入しにくるお客さんと意見交換をしたりした事がある。
客によっては奴隷の裸を見せてくる人もいた
また、奴隷である女性や男性との行為を見せてくる人もいた
そんな事がありながら、自分が本気になれる子ができたら
いつかここで首輪を買おうと思っていたのだ。
リミの元に戻った俺は、まだ首輪を見ているリミに
「着けてみようよ♪」
と、先ほどキアさんが指さした方にリミを誘導する。
ドアには
「ふぃってぃんぐるーむ」
と書かれ、
ピンで一枚の紙が貼られ、大きな文字で
「※物を破損させた場合は弁償してもらいます」
「※防音性については保証しませんが防音です」
そう書かれていた
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