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過去作品<抜粋版>
(21)「まるで子供のように…」
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フォロワーの方から教えて頂いたものは、私を虜にしました。
(大人のおもちゃとはよく言ったものね…。)
買ってもらったおもちゃで早く遊びたいために、子供が学校から急いで帰ってくる気持ちがよくわかりました。
(お買い物はしなくても大丈夫なはずだから、今日は真っ直ぐ帰ろう…。)
帰宅を急ぐ理由は、子供のそれとは違い、とても不純なものです。
以前は、早く息子に会いたくて、暑い最中でも走って帰ったものです。
しかし、今日は、全く別でした。
(ゆうちゃんはアルバイトで遅いはずだから、それまで十分に時間がある…。)
通販で購入するときも、購入したものが届いたときも、不安と緊張で夜もあまり眠れませんでした。
(本当にこんな事してて、いいのかな…。)
荷物を受け取りに行くときも、受け取りを躊躇しました。
(やっぱり辞めようかな…。キャンセル料を取られても仕方ないけど…。)
そう考えて、受け取り場所に指定したコンビニの前で引き返そうともしました。
しかし、誘惑、とはこういうものなのでしょう。
サイトで見た画像と、フォロワーさんからの言葉が頭から離れませんでした。
『今まで感じた事がない世界です。きっと満足しますよ。』
(あんな事言われたら、誰だって試してみたくなるよね…。それに、これは私だけの…。)
息子に恋人が居なければ、そんな気持ちも起こらなかったはずです。
(これは私だけのものになるんだから…。私だけを気持ちよくさせてくれる、もの…。)
気が付けばコンビニの中に足を踏み入れていました。
しかし、店内に入った瞬間に後悔しました。
(ええっ、若い子ばかりじゃない…。)
コンビニのレジに立つ店員たちは、どう見ても20代の若い男の子だけでした。
もちろん、そのことが荷物の受け取りに支障があるわけではありません。
しかし、私自身にはとても大きな後ろめたい気持ちがあります。
(は、恥ずかしい…。)
若い男の子が受付処理をしている箱の中には、彼にも付いてるいやらしい形のものが入っていました。
(ああっ、何も知らないで触ってる…。その箱の中には、私の…。)
笑顔で差し出されたとき、私は間違いなく赤面していたと思います。
ただ、今は受け取って良かったと、心底思っていました。
(あんなに恥ずかしい思いしたけど、帰らなくて本当に良かった…。)
急いで帰宅して、準備をしました。
(また濡れちゃうと困るから、今日はバスタオルをもう2枚用意して…。)
本当に子供のようでした。
勉強やお手伝いのときはいい加減なのに、遊ぶこととなると真剣そのものになります。
私も、全く同じでした。
(これで準備万端っ!)
あとは、自らの欲望の赴くままにスイッチを入れるだけでした。
平日の昼下がり、住宅街は子供のにぎやかな声がしているのが普通です。
しかし、私の家の中だけは、低く蠢くモーター音と、悲鳴にも似たいやらしい声で満ち溢れていました。
(大人のおもちゃとはよく言ったものね…。)
買ってもらったおもちゃで早く遊びたいために、子供が学校から急いで帰ってくる気持ちがよくわかりました。
(お買い物はしなくても大丈夫なはずだから、今日は真っ直ぐ帰ろう…。)
帰宅を急ぐ理由は、子供のそれとは違い、とても不純なものです。
以前は、早く息子に会いたくて、暑い最中でも走って帰ったものです。
しかし、今日は、全く別でした。
(ゆうちゃんはアルバイトで遅いはずだから、それまで十分に時間がある…。)
通販で購入するときも、購入したものが届いたときも、不安と緊張で夜もあまり眠れませんでした。
(本当にこんな事してて、いいのかな…。)
荷物を受け取りに行くときも、受け取りを躊躇しました。
(やっぱり辞めようかな…。キャンセル料を取られても仕方ないけど…。)
そう考えて、受け取り場所に指定したコンビニの前で引き返そうともしました。
しかし、誘惑、とはこういうものなのでしょう。
サイトで見た画像と、フォロワーさんからの言葉が頭から離れませんでした。
『今まで感じた事がない世界です。きっと満足しますよ。』
(あんな事言われたら、誰だって試してみたくなるよね…。それに、これは私だけの…。)
息子に恋人が居なければ、そんな気持ちも起こらなかったはずです。
(これは私だけのものになるんだから…。私だけを気持ちよくさせてくれる、もの…。)
気が付けばコンビニの中に足を踏み入れていました。
しかし、店内に入った瞬間に後悔しました。
(ええっ、若い子ばかりじゃない…。)
コンビニのレジに立つ店員たちは、どう見ても20代の若い男の子だけでした。
もちろん、そのことが荷物の受け取りに支障があるわけではありません。
しかし、私自身にはとても大きな後ろめたい気持ちがあります。
(は、恥ずかしい…。)
若い男の子が受付処理をしている箱の中には、彼にも付いてるいやらしい形のものが入っていました。
(ああっ、何も知らないで触ってる…。その箱の中には、私の…。)
笑顔で差し出されたとき、私は間違いなく赤面していたと思います。
ただ、今は受け取って良かったと、心底思っていました。
(あんなに恥ずかしい思いしたけど、帰らなくて本当に良かった…。)
急いで帰宅して、準備をしました。
(また濡れちゃうと困るから、今日はバスタオルをもう2枚用意して…。)
本当に子供のようでした。
勉強やお手伝いのときはいい加減なのに、遊ぶこととなると真剣そのものになります。
私も、全く同じでした。
(これで準備万端っ!)
あとは、自らの欲望の赴くままにスイッチを入れるだけでした。
平日の昼下がり、住宅街は子供のにぎやかな声がしているのが普通です。
しかし、私の家の中だけは、低く蠢くモーター音と、悲鳴にも似たいやらしい声で満ち溢れていました。
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