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第四膜 ダンジョン雪山ダブルデート編
百十三射目「オレは医者だ」
しおりを挟むとりあえず心を落ち着かせよう。
オレは、洞窟の入り口から少し離れて、横穴の端に腰を下ろして目を瞑った。
深呼吸だ……
息を吸い込んで、吐いて……
暴れる心臓の音が落ち着いてくると……
「きゅぅぅ、ぎゅるる、ぎゅぅぅ……」
洞窟の奥から、子供鳥の呻く声がした。
弱々しくて、震えてて、助けを求めるような声だった。
『助けて、助けて、死にたくないよ……』
そんな幻聴が、聞こえてきた。
「あぁ、死にたくないな……オレも同じだよ……」
ポツリと呟いた。
自分が苦しいとき、側で一緒に苦しんでいる存在。
オレは仲間を見つけた気分になり、少し心が落ち着いた気がした。
むかし、同じような事があった。
はじめてマグダーラ山脈に来た時の事、
オレは両親とはぐれて遭難した。
そして、くたくたになって、生きるのを諦めた時……
氷の森の中で、オレと同じように死にかけた、白い毛玉のモンスターを見つけたんだ。
オレが治療して、アイツは助かった。
包帯巻いただけの、治療とは呼べないものだったけど。
確かにアイツは、オレのはじめての患者さんだった。
白い毛玉のモンスター、
父さんは何か知ってるみたいだったけど、何も教えてくれなかった。
どんな図鑑にも乗っていない。
アイツは今……生きているのだろうか……?
「きゅる……きゅる……」
洞窟の奥で、子供鳥がないている。
オレみたいに、死にかけて、苦しくて。
誰かの助けを求めている……
オレは、フラフラの身体で立ち上がった。
「助けなきゃ……」
オレには、お前を助ける力を持ってる。
お前みたいな、辛い思いをしてる存在、傷ついた存在、
生きる事を諦めない存在を助けるために、
オレは医者を目指したんだ。
ここで助けなきゃ、あの時の誓いが嘘になる。
オレは約束したんだ。
父さんみたいな、かっこいい医者になるって。
人間でも、死にかけた獣族のオレや母ちゃんを助けてくれたみたいな。
そんな立派な医者になるんだ。
オレは医者だ。医者なんだ。
あの時から何も変わっていない。
オレはいつまでも、バカでお人よしの医者なんだ。
オレは、子供鳥へと駆けつけた。
背丈はオレの身長の4倍。体積は何十倍もある大きな鳥だ。
ひとまずオレは、回復魔法を使う事にした。
「【回復】!!」
モンスターの大きな体を、緑色の光が包み込む。
この規模は、かなり体力を消耗する。
オレは、回復魔法を身につけるのに4年かかった。
‟回復魔法‟
【火素】、【水素】、【風素】、【土素】の四つの基礎スキルを、同時に発動して、同量を同時に合成させる、応用スキルの中でも難易度の高いスキルである。
でも医者には必須のスキルだ。
これで治ればいいのだが?
「ギャァアッ!」
子供鳥は、身をよじらせて苦しんでいるようだった。
まただ。
回復魔法が効かない。
子供鳥はおれから逃げるように、よわよわしくも暴れまわる。
「ちょっと、我慢してくれ…… すぐに原因を見つけてやるからっ!!」
浅尾さんのように、強力なモンスターに体内を寄生されている場合、手ぶらのオレに出来る治療はない。
でも今回は違った。
これは原始的で物理的な問題だ。
身体に棘が刺さったままでは、回復魔法で棘を抜けないのと同じような、単純な理由。
「喉に、何か刺さってる」
オレは魔力の流れを感じ取って、そう結論づけた。
変なモノでも食べたのだろうか、喉に何かがつっかえている状態。
なるほど、食欲が出ないのも納得だ。
さて……
どう治療するか? と考えてみるが、やはり治療法は一つしかない。
オレが手を突っ込んで、物理的に取るしかないだろう……
問題なのは、この子供鳥に、オレの腕がかみ砕かれる可能性である。
弱っていると言っても、マグダーラ山脈上層の巨体モンスター。
オレの細い腕なんて、豆腐を噛むより簡単だろう……
オレはあたりを見渡した。
何か硬いモノはないだろうか? と探してみると
丁度良いツノの骨があった。
サイのツノのような、太さ50センチほどの巨大な骨。
オレは、見た目のわりに軽かったソレを持ち上げて引っ張ってきた。
見かけ通りツノは硬く、ちょっとやそっとじゃ壊れそうにない。
「大丈夫だ……じっとしてろよ。ちょっとコイツを咥えていてくれ……」
オレは垂れ落ちた子供鳥のくちばしを、ギリギリとこじ開けて、間にツノを差し込んだ
子供鳥は、あまり動かずに、素直ソレを受け入れてくれる。
「いい子だ…… もう少し我慢してくれ……絶対、助けるから…… 手、入れるぞ?」
オレは、くちばしの根元の方から、右腕を突っ込んだ。
口の中が真っ暗で何も見えない。
回復魔法の明かりを使おう。
オレはモンスターに触れないように、小さく手のひらのなかで回復魔法を使い、モンスターの口内を淡く照らした。
見つかった。
顔を覗き込むと、
モンスターの真っ赤な口内、大きく長い舌の向こうに、小さな白い骨があった。
「くそ……届かねぇな……」
オレは仕方なく、モンスターの口の中へ、頭を突っ込んだ。
左手でツノを支えながら、右手を必死に骨へと伸ばす。
モンスターは、喉に手を挿れられた不快感からか、バタバタと長い舌を暴れさせた。
オレの顔面を舐めまわされて、腐ったような匂いの唾液まみれになる。
酷い臭いだ。気持ち悪い。
前がうまく見えなかった。
でも、あと少しで……
届いた。
オレの右手は、喉につっかえた小骨をしっかりと掴んだ。
子供鳥は不快そうに身じろぎしつつも、大きく暴れはしなかった。
たぶん、我慢してくれているんだ。
そんな気がした。
オレは、骨を引っ張った。
鋭い骨で、ギリリ……と、子供鳥の口の中が引っ掻かれて、
喉の肉が引き裂かれた。
「グォォォォ……!!?」
子供鳥が、凄まじい咆哮をオレの顔面に浴びせて、絶叫した。
口を大きく開けて、全身を痙攣させて、
オレの左手とツノを吹っ飛ばした。
「ごめんな……痛い思いをさせてごめん。 非力でごめんな…… すぐ、楽にさせて、やるからっ!!」
オレは渾身の力で、喉につっかえた小骨を引っこ抜いた。
「ギヤァァァァァ!!!」
と、モンスターが喚く。
口から真っ赤な血を吐き、のたうち回り、
大きな口を開けて、オレに襲いかかってくる。
「【回復】!!!」
オレは、最後の力を振り絞り、くちばしの側面に手を触れた。
閉じていく視界のなか、モンスターが緑の光に包まれているのが分かった。
もう……動けない。
モンスターの巣の中で、オレは完全に息を切らしていた。
何をバカな事をやってるんだろうな。
こいつを助けても、オレは食われるだけなのに……
でも、後悔はなかった。
すごく気持ちよくて、達成感があった。
これで死んでも、まあ本望かなと思えるぐらいには……
ベロリ……
顔じゅうをべちゃべちゃに濡らされて、酷い臭いがした。
ベロリ、ベロリ……
まだ舐められた。
この鳥は、食事前に料理を舐めるらしい。
行儀の悪いヤツめ。
ベロリ、ベロリ……
しかし一向に、オレは舐められ続けて、食べられる気配はなかった。
そろそろオレの体力も回復してきたから、
食べないなら逃げちゃうぞ?
オレは、【回復】で自分の身体を回復させて、
ふらふらと立ちあがった。
目の前には、子供の鳥がいた。
まるでオレが起きたのを確認して、安心したように、
オレが立ちあがると見た途端、周りのモンスターにくちばしを向けて、食らいつき、
自身の空腹を満たしていた。
それにしても、顔じゅう唾液まみれの、酷い臭いだ。
こんな状態で、誠也には会えないな。
「ふふっ」
オレはふと笑っていた。
どうして死にそうなオレが笑っているのだろうか?
子供鳥がオレに恩を感じて、鳥の餌から免れたといっても、
オレが遭難している状況には変わりない。
地図も仲間も食料もない。
子供鳥が喰らう死屍累々は、とても人の食えるものではなかった。
洞窟の中はすでに、薄暗かった。
日が暮れているのだ。
あれ?
ふと気づいた。
吹雪の音が止んでいた。
食料にありつく子供鳥を見ながら、
オレは洞窟の出口を目指した。
さきほどは視界が悪かったが、今なら何か見えるかもしれない。
そしてオレは、ふと右手をみた。
まだ力強く、骨を握りしめていたのだ。
子供鳥の喉に引っ掛かっていた、丁度いい太さの骨の棒。
「え……?」
呆気に取られた。
思わず二度見した。
信じられない。
オレが右手に握っていたのは、オレがずっと、探し求めていた物だった。
「キルギリスの、骨……」
"キルギリスの骨"
父さんの避魔病の治療に必須の薬剤。
外気の魔素を体内の魔力に変換する特殊な骨。
ずっと探しても見つからなかった。
弱くてモンスターに淘汰されて個体数が少ないキルギリスの、貴重な骨だ。
「あ……あぁ……あぁ……っつっ……!!」
オレは、声を漏らして泣いていた。
やっと、やっと見つけたよ。父さん、誠也……
右手の骨を、胸で抱えて抱きしめる。
女神様が、オレに生きろと言ってくれている気がした。
ありがとう……ありがとう……
みんな、ありがとう……
オレは、洞窟の出口、崖の縁から外を見た。
空は夕暮れ……崖の底は遥か下、ずっと下の真っ白な雲海に消えていた。
壁のような崖の壁面、小さな横穴のなか。
オレは祈るように上を見た。
オレは、「あっ!」と声を上げた。
上の端は、すぐ上にあった。
10メートル、いや、15メートルぐらいだろうか。
登った上に、きっと地面がある。
と、そんな時、
「ギャォォォォ!!」
と聞き覚えのある咆哮がした。
声のする方をみれば、魚をくわえた【ステュムパーリデス】の親鳥が、オレの方へと向かってきた。
新たな魚を捕まえて、子供鳥の元へと帰ってきたのだ。
オレは洞窟の壁面に身体をへばりつかせて、どうぞお通りくださいと、入り口を開け放ったのだが……
親鳥は明らかに、ギロリとオレを睨みつけた。
「………!!」
オレは生きた心地がしなかった。
次の瞬間。
親鳥は勢いよくオレの横を飛びぬけて、
子供鳥のほうへ、洞窟の奥へと飛んで行った。
どうやら見逃されたようだ。
逃げるなら今しかない。
オレは覚悟を決めた。
足元は見えない。 奈落へ続く崖である。
オレは上を見上げる、崖の上端まで10メートルと少し。
石魔法を使えば、この高さを登ること自体は、そんなに難しくはない。
でも……オレは高所恐怖症なんだ……
足が震える、心臓がバクバクと跳ねる。
それを必死で押さえつけた。
よく考えろ、ここに居続けても死ぬだけだ。
こんなところで死んだら、誠也たちが悲しむだろ、父さんも助けられない。
なんとしても生きるんだ。生きのびるんだ。
オレは、一歩を踏み出した。
土魔法で突起を作り、掴み、登っていく。
強風が吹く度に、死ぬほどの恐怖を覚える。
「ギヤァァァァァ!!!」
と、親鳥の叫び声が、下から届いてくるたびに、震えてて手が滑りそうになる。
下は見なかった。
上しか見えない。
あと少し、あと少し……
全身の力を振り絞った。
どうしても涙が溢れてくる。おしっこをポロポロと漏らしてしまう。
手が濡れてすべる。日が暮れて寒い。薄暗くて手元が見えない。
怖い、怖い、怖い……
まるで死神に、背中を追われるように、
オレは必死で這い上った。
崖の終点に手をかける。
オレは長い道のりを登り切った。
はぁ……はぁ……はぁ……
全身がもうぼろぼろだった。
登った先は、空は雲一つない満点の星空、あたり一面雪原だった。
満月のひかりをキラキラと反射させて、淡く輝く幻想的な白い大地……
オレは途方に暮れていた。
この広大な自然のなかで、オレはみんなと再会できるのだろうか?
いや、できるできないじゃない。やるんだ。
歩け、歩き続けろ。
きっと誠也と行宗と直穂が、オレを見つけてくれるはずだ……
オレは雪の大地を、行くあてもなく歩きはじめた……
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