あの日の恋

河衣佳奈

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既婚女性と独身男性との恋

セフレ7

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しばらく動くことができなかった。

仕事を終え、真司と食事をし、そしてホテルに入った。そして真司が私で果てるまでのその間、一体私は何度昇り詰めたのだろう。

ベッドに備え付いている時計は間も無く午前0時になろうとしていた。

「道代さん、そろそろ帰らないとですよね……シャワー、もし良かったら先にどうぞ」

腕枕をして頭を撫でてくれた真司が頬にキスして言う。

「真司君は? 時間大丈夫なの?」

「僕ですか? 僕は一人暮らしだし、時間は全然大丈夫です」

「そうなんだね。じゃあ、真司君、先にシャワーあびて。私、ちょっと連絡しなきゃいけないことあって」

「分かりました。じゃあ、先に行きますね」

真司がバスルームに入ったのを見届け、私はバックからスマホを取り出し、LINEのトークルームを開き、夫であるM彦にメッセージを送る。

(今日はあなたもいないとのことだったので、友達と出掛けています。今日はこのまま泊まります)

2、3分するとそれが既読になった。そして(了解。俺も今日は夜通しになるから、帰宅は明日の午後になると思う)

と返信が届いた。

間違いなく今日はあの女と会っているのだろう。ただ、これで今日は私も気兼ねなく真司と一緒にいられる。


私はバスタオルを取り、バスルームに向かう。頭を洗っていた真司を後ろから抱きしめると、顔の水を手で払い真司が振り向く。

「ど、どうしたんですか?」

「ううん、なんでもないわ。そばにいたくなっただけよ」

真司はシャワーを手にして私の身体にそれをかけ、ボディーソープをつけて洗ってくれる。

「優しいのね、真司君って」

私も同じようにボディソープを手に彼の身体を洗い始めた。

そしてだんだんそれがエスカレートし、互いの手は互いの大事なところへと進んでいく。

「あんっ! やだ……感じちゃうでしょ」

「道代さんだって……また、欲しくなっちゃうじゃないですか」

真司のそれはすでに固くそそり勃っていた。

「凄い……さっきしたばかりなのに」

「道代さんにそんなことされたら、こうなりますよ」

「また、そんなこと言って」

私は真司のそこをシャワーで洗い流すと、跪いてそれを口に含んだ。

「み、道代さん!」

驚いて腰を引こうとする真司の腰に手を回し、高く勃ったそれを舌を使って舐めた。

「真司君の……素敵……」

「はぁ、っ……道代さ、ん……」

「気持ちいい?」

「は、はい……凄く……」

それを咥えながら真司の顔を見上げると、艶かしい顔をして私を見ていた。

シャワーが流れる音がとても淫らに聞こえる。

「道代さん、でも、そろそろ帰らなきゃじゃ……」

私の頭に手をやり、真司が言う。

私は何も答えず、真司のそれを味わっていた。

そして頭を振り、ジュポジュポッと音を立てながら激しく動かした。


「あっ、ダメですって……イキそうになっちゃいます」

「うん、うん、いいよ……お口に、出して」

私は愛おしい真司のそれを口いっぱいに頬張りながら、舌で先っぽをぐるぐると舐めながら頭を振った。

「あぁ! ダ、ダ、ダメです! で、出ちゃう……」

「来て! 我慢しないで」

「あっ、あぁっ、あ、っ、で、でるっ……」

次の瞬間、真司の足がピクンッと震え、ドクドクッと白濁色の精子が私の口の中に放出されたのでした。


(続)
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