天使な狼、悪魔な羊

駿馬

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第19章 再会の時

17.そこにある悪意

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■■■前書き■■■
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今回はシェニカ視点のお話です。

■■■■■■■■■

「おはようございます。スカート姿も可愛いです」
「おはよう。ありがとう、えへへ」

朝の澄んだ空気が満ちる中、大通りは市場に買い出しに行く住民や、到着したばかりの荷馬車から荷降ろしをする人たち、朝なのに酔っ払っている傭兵たちで賑わっていた。
周囲を取り囲むたくさんの警備の中にはラダメール様とアクエル様もいるけど、いつもディズの側にいるファズ様はいなかった。


「市場の方に行ってみませんか?」
「うん!いいね!」

大通りから一本入った市場へ続く道を歩いていると、道の端にいろんな露天販売が広がっていた。
珍しい生地を売っているお店、短剣などを専門に扱うお店、貴族や大商人が着ていそうな服を扱うお店など、見ているだけでも楽しくなるお店がいっぱいだ。
ゆっくりお店を見ながら歩いているけど、周囲に警備の人がいるからか、何事かと私達をジロジロと見る視線がたくさんある。ただ、警備の人から立ち止まらず、先に進むよう促されているからか、近付こうとする人も声をかけようとする人もいなかった。


「おっきな市場だね~!」
「品揃えが豊富な市場は、この街の名物の1つだそうです」

ゆっくりと露天を楽しんでいるうちに、大きなアーチの門までやってきた。その先には首都には及ばないけど、広くて長い道の両端に、色とりどりの布で屋根を作ったお店がズラ~っと続いている。
生地屋さん、服屋さん、カバン屋さん、靴屋さん、鉱石屋さん。お花屋さん、八百屋さん、魚屋さん、牛乳屋さん、肉屋さん、果物屋さん、パン屋さん…。沢山のお店が並んでいるから、見ているだけでワクワクする。
警備のせいで通りにくくなっているけど、道を歩いている人やお店の人たちは、ディズが来てくれたと嬉しそうにしていたり、いつ彼が来ても良いように陳列を整えたりして、好意的にディズを見ていた。


「何か食べますか?」
「うん!」
「ここには大きなバラ園があるそうなので、そこで食べましょうか」

分厚いパンサンドとフルーツジュースを買い、遠目からでも分かる緑が茂る場所へ向かった。彼の話では、バラ園は領主と商人たちが一緒に維持管理して、市民の憩いの場として開放しているそうだ。
広い大通りを歩いていると、若い女性たちが集まってきたようで、警備の向こう側から歓声が頻繁に聞こえてくるようになった。


「本物のディスコーニ様よ!かっこいい~!」
「きゃぁぁ!こっち向いてくださ~い!」
「素敵~!」
「握手してくださ~い!」

立ち寄る街でディズに女性たちが声をかけることはあったけど、今回の人たちの声はよく通る。彼女たちの方を見ると、飛び跳ねながら手を振ったり、ピンクや黄色といった派手なリボンを腕に巻いてみたりと、とても積極的だ。どの女性たちも同性から見ても可愛いし、見惚れるような綺麗な人達ばかりだ。
距離があっても耳に響く大声だから、隣を歩くディズにも聞こえているはずなのに。彼はまったく意に返さないどころか、繋いでいる私の手に一瞬ギュッと力を込め、いつもと同じ微笑みを向けた。


「ちょっとぉ~!あんただけのディスコーニ様じゃないのよ!離れなさい!」
「手を繋いでもらわないと、1人で歩けないわけぇ~?」
「独り占めは許されないわよ!」
「あの子より容姿も器量も私の方が絶対上なのにぃ!」
「ディスコーニさまぁ!こっち向いて~!」

ーーほら、良く見てよ。私達の方がどう見ても素敵な身体でしょ?
ーーそんなチンチクリンじゃ、満足するわけないじゃない!
ーーずんぐりむっくりが目新しくても、すぐに飽きちゃうわよ!
ーーあんたなんて、手っ取り早く手を出せるだけの存在なんだから

女性たちの大声の内容を頭で認識した時、以前嘲笑われた状況やその時の気持ちが鮮明に蘇って、気付いたら足が止まり、繋いだ手を放していた。


「シェニカ?」
「あ…。ごめん」

「どうしました?」
「ううん、なんでもないよ。行こうか」

あの時。ルクトは1人宿に戻った私を追いかけてきてくれたけど、あの場でルクトと別れていたら、彼は戦場にも行けたし、魅力的な女性たちに囲まれた幸せな未来を迎えていたかもしれない。その未来のほうが、彼のためには良かったのではないだろうか。

じゃあディズは?


もし恋人として付き合うことになっても、私はウィニストラ周辺ばかり旅するわけにもいけないから、いつ会えるかも分からない。撤退が許されない生命の危険に晒される過酷なお仕事なのだから、近くで彼を支えてくれる人の方が良いんじゃなかろうか。
ディズは誠実で、強くて、かっこよくて、優しくて。とても大好きだけど、彼の幸せを願うなら、私は身を引いたほうが良いのではないだろうか。

女性たちの黄色い歓声を耳にしながら歩いていると、ディズは私の手に手を寄せた。手を繋ぎたいと言ってくれているけど、私は手はギュッと握ったままにした。


「立派なバラ園だね」

バラ園が近くなってくると、お弁当が入っていると思われるバスケットを持ったカップルや親子連れ。絵画セットを持った老夫婦など、たくさんの人が園内に入って行くのが見えてきた。
私達もアーチ状になった蔦バラの門をくぐれば、すぐにバラの甘い香りが漂ってきた。周囲を隠すような背の高いバラの生け垣が続いているから奥は見えないけど、どこからか笑い声や話し声が聞こえてくる。


「ここにしましょうか」
「うん」

ディズが足を止めたのは、薄ピンクと白のバラの生け垣が囲む袋小路で、そこには丸い木製のテーブルが置かれていた。定期的に誰か手入れをしているようで、外に置かれているのに、テーブルと椅子は砂埃一つないキレイな状態だった。


「いただきまーす!」
「いただきます」

ディズと隣り合って座ると、早速パンサンドを頬張った。一口頬張ると、自然とお互いが顔を見合わせて、ウンウンと頷きあった。


「美味しいね」
「ソースが美味しいですね」

パンサンドの中にはレタスと薄切りのトマト、濃い味のソースがかかったチキン。こんがり焼けたパンはボリュームがあるから、1つでお腹いっぱいになりそうだ。


「ユーリも食べますか?」
「チチッ!」

ひょっこり出てきたユーリくんは、テーブルに飛び移るとディズに向かって手をスリスリしておねだりを始めた。きゃぁぁ!今日最初のユーリくん!おねだりする姿も可愛い!

ディズがユーリくんにちぎったパンをあげると、彼はさっそく手にとって食べ始めた。あぁ、もぐもぐする姿も可愛い! ポロポロと足元にパンくずを落としちゃうその姿も可愛い! そこにいるだけで可愛い! もう何しても可愛いっ!
そんな可愛い姿を見ながらジュースを飲んでいると、姿は見えないけど、どこかでドスドスと大きな足音が鳴ったのが聞こえた。その音にびっくりしたのか、パンを咥えたユーリくんは、座るディズの膝の上へ飛び移った。


「もうっ!手紙を渡してくれるだけでいいのに~。何を言っても『出来ません、お引取り下さい』って、ほんとカタブツ!」

「ってか、そもそもあの子なんなのよ。関係だけでも教えてくれればいいじゃない。警備の連中ほんとケチ!」

「ディスコーニ様って決まった人いないんじゃなかったの?」

「浮いた話1つないお堅い人って聞いたんだけどな~」

「そもそも、あのイモ娘はどうやって近付いたのかしら」

「おっかけ仲間に聞いたら、ラーナに帰ってきた時からいるみたいよ。特徴同じだから多分同じ子よ」

「え~!ここまでついてきてるわけぇ!?」

イモ娘って、垢抜けない田舎者って意味だよね。服は高級店で買った良いものだから、私自身に女性としての魅力ないって意味だろう。
確かに彼女たちのように服の上からでも分かるような凹凸はないし、化粧映えするような顔でもないしな…。比べる必要もないくらい、彼女たちの方が絵になると思う。
前にメーコにお化粧のやり方を教えてもらったけど、『あんまり化粧が濃くなると、素材を殺しちゃうし、不自然になっちゃうのよ。シェニカはすっぴんで大丈夫よ。晩餐会も舞踏会も、薄化粧でじゅ~ぶん♪』と言われた。この前はお化粧について話さなかったけど、今度メーコのところに行って、お化粧のやり方を改めて教えてもらおう。


「シェニカは可愛らしくて、優しくて、笑顔が素敵な女性です。何も知らない他人の言葉など、気にする必要なんて一切ありません」

「そう言ってくれてありがとう。ユーリくん、スリスリしてくれるの?」

イモ娘と言われても、事実だから大して気にしていなかったけど。ディズはすかさずフォローの言葉を言ってくれた。それだけでも十分だったのに、ユーリくんが私の肩まで駆け上がって、スリスリと頬ずりしてくれた。
ふわふわの小さくてあったかい身体を指先で撫でると、心が一気に軽くなる。ミルクちゃんもすっごく可愛いけど、やっぱり本物のユーリくんには及ばない。
ユーリくんがいたら、どんなに辛いことも、悲しいこともきっとすぐに乗り越えられる。私のところにも、こんな可愛い相棒が来てくれないだろうか。ずっとず~っと一緒の相棒。そんな関係すごく憧れる。
寿命に差があるのは仕方ないけど、できれば死ぬ時は一緒のタイミングだと良いな。

女性たちの声が響いていたけど、ユーリくんのおかげで耳の痛い内容は入ってこなかった。そうこうしていると、彼女たちはバラ園から出ていったようで、気付いた時には再び静かな空間に戻っていた。


「ユーリくん、大好きだよ~」
「私もシェニカが好きです。大好きです。愛しています」

手のひらに乗るユーリくんに言ったつもりだったけど、なぜかディズが即答した。どうしたのかと隣を見たら、真っ直ぐな真剣な目で見つめられていた。何となくディズを見ていられなくて、ユーリくんに視線を向けた。


「泣かないで下さい」
「泣いてないよ?」

涙が出ている自覚はないけど、一応両方の目元に指を当ててみた。でも、泣いてないから指は乾いたままだ。彼はどこを見て泣いていると勘違いしたんだろうか。


「ごちそうさまでした。ジュースもパンサンドも美味しかったね。次はどこ」

ユーリくんをテーブルの上に下ろし、椅子から立ち上がったと思ったら、あっという間にディズに抱きしめられていたから、最後まで言えなかった。息苦しさを感じるくらい強く抱きしめられているから、苦しいと身じろぎをすると、徐々に力を抜いてくれた。でも、離れようとすると背中に回した手に力が入るし、彼は離れようとしない。どうしたのだろうか。


「ディズ、どうしたの? 具合悪い?」
「具合は…。そうですね。具合が悪いので部屋まで連れて行ってくれますか?」

「いま治療を」
「部屋に行ってからお願いしてもいいですか?」

ここで治療魔法をかければ、すぐに良くなるんだけど…。言葉を遮るくらい切羽詰まっているってことなのだろうか。それなら尚更すぐ治療したほうが良さそうなのに、なんとなく有無を言わせない空気が漂っている。
抱きしめる力が抜けたことに気付き、どこが痛いんだろうか、大丈夫だろうかと顔を見ると、彼の目は閉じられていた。痛みを堪えているのかと思ったけど、そういう感じでもない。目が痛いのだろうか。


「1人じゃ歩けないので、手を繋いでもらっても良いですか?」
「うん、わかった」

目を閉じたディズと手を繋いで歩き始めたけど。歩調こそ私のスピードだけど、足取りはいつもと変わらない。というか、私の案内なしに普通に歩いているけど…。一体どこの具合が悪いのだろうか。
そんなことを思いながら宿に戻ると、彼の希望で私の部屋に入り、結界を張った。


「どこが痛い? とりあえず横になる?」

ソファの前に立ったままのディズに声をかけると、目を開けた彼は片手で私の左手を取り、自身の胸に押し当てた。軍服の上からでも伝わってくる鼓動は、少し早い気がするけど正常範囲だ。


「心が痛いです」
「え?」

「私のこともシェニカのことも、何にも知らない他人に好き勝手に言われ、シェニカが傷つくのが嫌です。腹立たしくて、心が痛いです」

「あれくらいじゃ全然傷つかないよ」

「ですが、すごく悲しそうな顔をしていました。何かあったのですか?」

胸に押し付けられている私の手は、位置はそのままに両手で優しく包み込まれた。いつもの彼と違う気がして視線を合わせると、逸らすことを許さない真っ直ぐな青い目があった。真剣なその目に射抜かれると、すべて見透かされるような気がして、嘘をついたり、話を逸らせようとするのは無理だと思った。


「前に。ちょっと…」

「そうですか。傷を痛めてしまうと思うので、詳しく聞くのは我慢します。でも、誰がなんと言おうと、シェニカは素敵な女性です」

「ありがとう」

彼は私の手を胸から離したけど、私の左手は相変わらず彼の両手に包み込まれたままだ。その手はいつもと変わらないはずなのに、なんとなく寂しげな感じがする。


「私がシェニカを想う気持ちは本気だと。どうすれば伝わりますか?」

「もう十分、伝わっているよ」

「ではどうして悲しそうな顔を?」

「そんな顔してる?」

「はい。特にバラ園に向かう時に」

彼の強い眼差しが、『思っていることを聞くまでは絶対退かない』と強く主張しているのをヒシヒシと感じる。言うか言わずにいるか、しばらく悩んだけど、このまま放っておいてもらうことは出来そうにないと思い、静かに息を吐いた。


「私は旅に戻ったら、ディズと次いつ会えるかも分からないから…。ディズは生命の危険に晒されるお仕事だから、近くで支えてくれる人の方が良いんじゃないかなって。
さっき声をかけていた人たちのように、キレイで可愛い人といた方が絵になるっていうか。ディズのことは大好きだけど、幸せを願うなら身を引いたほうが良いのかなって…思った」

「そんな優しさ、間違ってます」

怒っているわけじゃなさそうだけど、言葉にすごく力が込められているのが分かった。ごめんねと謝ろうとしたら、私の手を包み込んでいた彼の両手は、気付いたら私の背中にあった。


「離れていても、いつ会えるか分からなくても、私は他の誰でもないシェニカが好きなんです。身を引くなんて考えさせてしまうのなら、今すぐ退役を願い出て、シェニカの護衛としてついてきます」

「え、いやいや。そんなことしなくて大丈夫だよ」

ディズが退役したら、彼を頼りにしてるバルジアラ様やファズ様達、他にもいろんな人達が困ってしまうだろう。普段の彼なら今すぐ辞めるなんてしなさそうだけど、今の言葉には本当にそうしてしまいそうな強さがあった。
軍を辞めて護衛としてついてきて欲しいって意味じゃないんだよ、と言い出そうとした時、ディズが静かに息を吐き出したのが分かった。


「シェニカは治療院に来た初対面の男性から好きだと言われたら、その気持ちに応えますか?」

「え?知らない人だし、応えないよ」

「私も同じです。上辺だけしか知らない人たちに好意を向けられても、私の気持ちは微塵も動きません。たしかに生命の危険を伴う仕事ではありますが、私にはシェニカとの未来のほうが大事です。シェニカを失うくらいなら、すぐに軍なんて辞めます。
出会って短期間ですが、私はシェニカ・ヒジェイトという人物に触れて、強烈に惹かれて恋をしました。離れていても、シェニカだけを想うことを許してくれませんか?」

「それは私が決めることじゃ」
「では身を引くなんて考えないで下さい」

全部言い終える前に遮られ、ギュっと力を入れて抱きしめられたけど、息苦しさは感じなかった。顔は見えないけど、なんとなくディズが泣いている気がする。


「傷付けてしまってごめんね」
「傷付いていませんし、謝る必要なんてありません。シェニカの心の中が知れて良かったです」

そう言った後、何となく会話しずらい空気になってしまった。今はその方が都合が良いような気がして、私も彼の背中に腕を回した。
どれくらいの間その状態だったか分からないけど、言わなければよかったと後悔で胸がいっぱいになっていると、彼の声が聞こえた。


「昔から、私は女性を見ても『自分と違う性別の人』くらいの認識で、異性に興味がわきませんでした。いつまで経っても興味を示さず、女性経験がないことを夢見がちだとか、童貞を守り続けてダサいとか、色々言われましたが、誰かを想い、受け入れる自分の心と身体の容量が1人分しかないから、その人が現れるまではこれで良いんだと思ってきました。
出会ってそんなに時間は経っていなくても、待ちわびた相手はシェニカなのだと心が訴えています。広い世界で唯一の人に出会えて、私は今すごく幸せなんです。手を取り合って、足りないところを補い、支え合いながら生涯を共に歩んでいく間柄になるのが、私の夢でありこれからの幸せです。
なので、シェニカのどんな面を見ても、私は喜んで受け入れますし、シェニカに足りない部分は私が補います。そしてその逆も出来る関係になればいいなと思っています。
私の幸せはシェニカと一緒にいないと始まらないのです。私の幸せを願うのなら、どうか一緒にいて下さい」

少し身体を離して見上げると、そこには青い目に切なそうな色を浮かべ、寂しそうな表情をした顔があった。


「どうか私を信じて下さい。置いていかないで下さい」

その言葉に返事はいらないのか、答える前に彼の唇が降ってきた。






ーーーーーーーーーーー

夕方の喧騒が近付いてくる時間、フィーフィーと鳴き声が響く小鳥屋に、全身をすっぽり覆うローブを着た人物がやってきた。その人物は銅貨を差し出すと、店主は心得たように受け取った。


「まいどあり。カゴを下ろすからちょっと待ってくれ。最近子供が鳥に悪戯するんだよ。だからこうしてカゴを全部高い位置に吊り下げなきゃいけなくてな」

脚立に乗った店主が鳥かごをテーブルの上に置くと、目深にフードを被った人物は、手慣れた様子でフィラの足にある筒に手紙を入れ、カケラを舐めさせると鳥を外へと放った。


「またの利用を…って、もういねぇや。せっかちだねぇ~」

空を見上げ、飛んでいった様子を見届けた店主が視線を戻すと、そこにはもう誰も立っていなかった。




■■■■■■■■

実験の結果、対象者に動揺が認められた。
有効と思われる。

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