ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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12章(続き)

739.

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【ミヅキは大丈夫か!】

シルバが魔物を一掃すると尻尾を振りながらご機嫌で私の元に駆け寄ってきた。

【私は大丈夫だよー、それよりもシルバ達は怪我はない?】

【あるわけないだろこんな奴らに】

シルバが倒した魔物を踏みつけながら歩いている。

【 そ、そうだよね、シルバ達凄かったよ】

【がんばった!】

コハクがピョンっと私の膝に飛び乗ってきた。

【コハクも頑張ったね!みんなもありがとう】

私はシンクやプルシアにもお礼を言う。

「さぁ解体もすんだら、あとは持って帰るだけね」

「あっ!ミシェル隊長私が収納しますよ!」

私はそのくらいは手伝えると声をかける。

「セバスさん、じいちゃんいいかな?」

「あれだけの魔物をしまえるのはミヅキさんだけですからね」

仕方ないと眉を下げて頷いた。

私は次から次に解体された魔物をしまう、残りの皮やそれ以外の素材もついでにしまった。

マルコさんにあげたら喜びそうだ。

収納に全てしまってホクホクで帰路に付いた。

王都に着くとエルフ達の滞在している場所の近くを借りることにした。

一般人は入れない場所で神木の加護もあるから何かあれば私を守りやすいのでは無いかと考えてくれた。

みんなの気遣いに感謝しかない。

その思いに感謝の気持ちを返すべく料理にせいを出すことにした。

「じゃあ剣が使える人はお肉を切ってください!デボットさんとレアルさんはみんなに指示をお願いね」

「おお、じゃあ俺は騎士団のみんなの方に行くよ」

デボットさんがアランさんと騎士達に指示を出しに行ってくれた。

「では私は各国に人を振り分けに行ってきます」

レアルさんはコジローさんを隠れ里にエヴァさんをサウス国、ベイカーさんを海の国、じいちゃんは獣人の国の担当にした。

各国からは食材と料理人が手伝いに来てくれていた。

「それで?こんなにいっぱい食材がありますが何を作るんですか?」

セバスさんが私の後ろから顔を覗かせる。
セバスさんは私のそばにいる担当になっていた。
どうやって決めたのかは教えてくれなかったが、話し合いの後じいちゃん達が暗い顔をしていたのは見なかった事にした。

「そうですね、最初はバーベキューでもいいと思ったけどうどんもあるしデザートもあるしどうしようかな…」

色々作っても食べる場所か限られてしまうかもしれない。

うーんと頭をフル回転して悩んでいるとマルコさんが汗を流しながら遠くからかけてきた。

「ミヅキさーん!」

後ろには何かを抱えた商会の従業員さん達が遅れながらも着いてきている。

「マルコさん、また何か作ったんですか?」

最近は何も教えていなかったのになぁ

はぁはぁと息を切らしてそばに来ると顔をあげて熱弁する。

「ミヅキさんの素晴らしい考えに少し工夫を凝らして見たのですが…最後の仕上げが上手くいかず…何かいい考えがないかとおうかがいしました」

「マルコさん!落ち着いて下さい。今度は何を作ってたんですか?私最近は何も言ってないと思うんだけど…」

「ああ、ミヅキさんからでは無いんですよ。実は海の国の方から興味深い話を聞きまして…なんでも食事を動かして食べる道具があると」

知ってますよと言うようにニコニコと笑っている。

確かに海の国で回転寿司の事を話したが…
誰だマルコさんにバラしたの!?

「それで色々と回る仕組みを考えたのですが…中々上手くいかず。とりあえず桶と食材が動く通路は作ったのですが…」

マルコさんが合図すると従業員さん達が持っていた物を私に見せる。

レールの様な物と食事を置く桶を見せられた。

「どうも上手く移動が出来なくて、水車の力で回そうとも思ったのですがなんせ大量に置くと桶が重くて動かないのです」

マルコさんがレールをセットして説明してくれた。

私もさすがに機械の事となるとよく分からない。
モーターがあればいいのだろうがこの世界にそんなものはまだなかった。

「せっかくレールも桶もあるのにもったいないですね…」

じっとそれを見つめる。

「ん?水車…あっ、なら水路を作って水を流してその上を桶が流れるのはどうでしょうか!水車で流れる速さを調節すれば…」

「それだ!」

話も途中にマルコさんが大声を出した。

「水路は任せて下さい!そんなの魔法でちょいちょいです、エルフのみなさんもいるので!」

「ではエルフ様の湖に水車を設置させて頂きましょう!桶は沢山作ってあるので問題無いです!」

決めるとマルコさんの行動は早かった。
水車を荷車で運んできてササッと設置する。

私達は湖から少し高さのある水路を作りグルっと一周させた。

水車で水の流れを作ると桶を流して見るとユラユラと揺れるが問題なく流れた。

「ここに作った料理を乗せて流して、みんなは好きな料理を取るって感じにしたいです!」

水路の説明をすると皆が流れる桶を目で追った、そのひとつに何か食材を乗せて流して見る。

お皿にパンを乗せて見ると流れて行く、先にいるベイカーさんに声をかけた。

「ベイカーさん!流れたパンを取ってみて!」

「おー!わかった」

ベイカーさんは流れてきたパンを手に取るとパクッと一口で食べてしまった。

「美味いぞ!」

「問題なく流れますね!あまり重いものだと流れが悪くなるかもしれないので各自調節してみてください。料理が出来たらここの桶に入れて水路に流してね!」

料理人達はなんだか楽しそうだと早速自分の作った料理を桶に置いていた。
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