ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

文字の大きさ
582 / 675
15章

696.町封鎖

しおりを挟む
早速デボットさん達にも伝えて近々王都に行く事を伝えると…

「そりゃ大移動になりそうだな…じゃあ大事なものは金庫にしまってここはもぬけのからにしておこう」

レアルさんと話し合って行く準備を進めておくと言う。

続いてコジローさんにも一緒に行こうと声をかけに向かった。

早速コジローさんを見つけて王都行きの話をすると…

「実は隠れ里もそれに招待されてるらしくて…長老達が王都に来るんだ。俺はそれをムサシ兄さんと迎えに行くことになってて…」

すまないとコジローさんが謝ってくる。

「なんで謝るんですか!また里のみんなに会えるの楽しみです!どうせなら王都の里にみんなで泊まりませんか!?」

私が素敵なアイデアを提案する。

「それはみんな喜びそうだ、ありがとうな」

コジローさんが嬉しそうに頷いてくれる。

里のみんなを連れて王都で会う約束をしてコジローさんと別れた、近々早速里に向かうらしい。

今度はルンバさん達にまた会いにドラゴン亭へと舞い戻る。

ルンバさん達も話を聞いてお店を閉じて王都に向かう事を了承してくれた。

「久しぶりにポルクス達に会えるのが楽しみだな」

「どうせなら王都のドラゴン亭で一緒に働いてもいいかもしれないわね!」

リリアンさんがオイトを抱っこしながら楽しそうな事を言う。

「またみんなに会えるの楽しみです!」

ムツカもイチカ達に会えると嬉しそうだ。

オイトも紹介出来るし私も嬉しい!

一緒に行く約束をして店を出た、その後は黒猫亭のファルさんやエルフのオリビア達にも声をかける。

ファルさんもオリビア達も王都に行くいい機会だと王都行きを喜んでくれた。

こうして町のみんなでの大移動が着々と準備されて行った。


    ◆


王都に立つ前日、町のみんなは広場に集まっていた。

「準備が整った者から順々に王都に向かってくれ、俺達は最後に町を封鎖してからついて行く」

ギルドの人の案内に町民のみんなは荷物を馬車に詰め込み町を出て行った。

「じゃあミヅキちゃん私達は先に行ってるわね。気をつけて来るのよ」

リリアンさんが声をかける、ドラゴン亭のみんなは先に王都へと向かう事になっていた。

オイトもいるしのんびりと時間をかけて進むようだ。

「はい、すぐに追いつくと思います!リリアンさん達も気をつけてね!」

私が声をかけるとオイトの頬を優しく撫でた。

「こんな大移動なら手を出してくる輩はいないでしょ、気をつけるのは魔物ぐらいでしょうけどギルドの冒険者達もいるから安心ね」

この移動には冒険者達も行くので町のみんなはリラックスしながら王都まで旅を楽しむようだ。

「途中でポルクスの村にも寄れるみたいだからエミリーさん達にも声をかけておくわ」

「お願いします!牛乳たくさん買っといて下さいね!」

私のお願いにリリアンさんとルンバさんが苦笑して頷いた。

先に旅立つみんなを見送ると町に残っている人がいないかベイカーさん達と確認する事になった。

【みんな!人の気配がいたら教えてね】

【了解】

【わかったよ~】

みんながそれぞれ距離を取りながら町をグルっとひと回りする。

他の気配探知の得意な冒険者達も同様に町の巡回をする。

最後にセバスさんが最終確認を取って…

「町に誰も残ってはいないようですね、皆さんご苦労様でした。これより魔法にてこの町を封鎖します。事前に説明してあった通り町を皆で取り囲み土魔法にてドーム型にします町の建物を破壊しないように気をつけて下さいね」

『はい!』

ギルドの魔力に自信のあるもの達が町を取り囲んだ。

私も指定の場所にスタンバイする。

この町で魔力の高い順に均等に別れたのだ、セバスさんに私、それにエルフのみんなも協力してくれた。

シルバやシンクにプルシア達も協力して位置につく。

【ミヅキ、大丈夫か?】

すると離れたシルバが心配そうに声をかけてきた。

【うん!大丈夫だよ、コハクにムーもレムもいるしデボットさん達もそばにいるよ】

私の周りには他の冒険者達も居てくれた。

「よし!みんな位置に着いたようだ!行くぞー!!」

すると遠くからじいちゃんの響くような大声が聞こえてきた。

【みんないくよー】

私はシルバ達に声をかける!

【さっさと終わらせてミヅキのそばに戻るぞ】

【了解~】

【それがいいな】

方々に別れたシルバとシンク、プルシアが答えると…

【フン!】

シルバの気合いの入る声と共に地響きが鳴り出した…

そして一気に土が盛り上がりあっという間に町を包み込んだ。

「す、すっげぇ…俺ほとんど魔力使ってないんだけど…」

「私も…」

冒険者達は土に手を置いたまま唖然とした…ほとんどシルバとシンクとプルシアの魔力で町を封鎖してしまった。

「皆さんお疲れ様でした無事に町を封鎖したのでこれから町を出る準備が整い次第出発します」

ギルドの職員達が回りながら冒険者達に声をかける。

「お疲れ様…ってなんもしてないんだけどな」

冒険者達は苦笑いしながら膝に付いた土をはらっていた。


ゾロゾロと王都の方に向かう冒険者達の波に逆らうようにシルバ達はミヅキの元に向かっていた。

【ミヅキ!】

【あっシルバお疲れ様!みんなが頑張ってくれたから助かったよ】

尻尾を振りながら近づいてくるシルバ達に駆け寄った。

「ミヅキ~!無理してないか?」

すると反対方向からベイカーさんやアランさん達も寄ってきた。

「うん!シルバ達がほとんどやってくれたから私は何もしてないよ!」

「ならよかった。これからはなるべくそうしろよ」

「はーい!王都に行くし人も増えるもんね!大丈夫ちゃんと大人しくしてるよ!」

私が真面目に答えたのにベイカーさん達が疑いの目を向けてきた。

「な、何その顔は!」

「ミヅキの言う事だからな…前科何犯だ?」

ベイカーさんが後ろにいたデボットさんとレアルさんを見た。

「ざっと数えても…腕が二本じゃ足らねぇな」

「そ、そんな事…あるのかな?」

ここに来てからの事を思い出して見るが…まぁそうかも…成長ないな私…

自分の馬鹿さ加減に呆れる。

【そこがミヅキのいい所なんだから仕方ない…でも心配だから気をつけてくれよ】

シルバが落ち込む私を見てペロッと舐めて慰めてくれた。
しおりを挟む
感想 6,829

あなたにおすすめの小説

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

転生幼女はお願いしたい~100万年に1人と言われた力で自由気ままな異世界ライフ~

土偶の友
ファンタジー
 サクヤは目が覚めると森の中にいた。  しかも隣にはもふもふで真っ白な小さい虎。  虎……? と思ってなでていると、懐かれて一緒に行動をすることに。  歩いていると、新しいもふもふのフェンリルが現れ、フェンリルも助けることになった。  それからは困っている人を助けたり、もふもふしたりのんびりと生きる。 9/28~10/6 までHOTランキング1位! 5/22に2巻が発売します! それに伴い、24章まで取り下げになるので、よろしく願いします。

私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!

りーさん
ファンタジー
 ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。 でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。 こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね! のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!

収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい

三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです 無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す! 無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~

鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!  詳細は近況ボードに載せていきます! 「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」 特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。 しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。 バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて―― こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。