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14章
676.手紙回収
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【そんな事してないのになぁ~普通に可愛いから撫でてるだけだよ?】
シンクにも睨まれてさらに伝書鳥がサッと視線を逸らして私の後ろに隠れた。
【何処が可愛いの!?そんなのより僕の方が可愛い…よね?】
シンクがキュルンと潤ませたまん丸の瞳でじっとこちらを上目遣いに見つめながら、不安そうな顔をした。
うん…可愛い…
【可愛いよー!シンクのことはもちろん大好きだよ!だってふわふわで可愛いくせに腹黒な所もすごく素敵!だけど怯えてる子も可哀想でしょ?それにほら大事なもの貰わないと…】
【腹黒…?】
シンクが首を傾げるのを無視してたっぷりと撫でてあげて気をそらすと伝書鳥さんに方に向き合った。
「伝書鳥さん、今鳥さんが運んでる手紙なんだけど…とっても大事な物なの、貰ってもいいかな?」
私が手を差し出すと伝書鳥さんは自分の脚に付けられた、筒をチラッとみた。
どうやらその筒に私の記憶喪失を知らせた手紙が入れられているようだ。
「ミヅキ、伝書鳥はギルドで特別に訓練されてるんだ。ちょっとやそっとじゃ書簡を渡さんぞ!ここは可哀想だが捕まえて取るしかない」
じいちゃんがそういうと腕を広げて伝書鳥にじわじわと近づこうとする。
「ベイカー、お前も手伝え!」
「おう!」
二人で伝書鳥を挟み込むと…
「ま、まって!可哀想だよ!怯えてる」
戸惑う伝書鳥をみて慌てて庇った!
「うっ…だがこのままだと手紙が回収出来ないぞ」
ベイカーさんが私の顔をみて少しひるんだ。
「で、でも無理矢理なんて…良くないよ!伝書鳥さん…お願い!手紙を渡してもらえませんか」
伝書鳥さんに向き合うとペコッと頭を下げた。
「ミヅキ…さすがに無理じゃ。そいつらは野生じゃないからな」
じいちゃんがそういうと…
「ピキュ…」
伝書鳥さんが私に筒の付いた方の脚をそっと差し出した。
「え?」
「まさかそいつもか…」
じいちゃんが頭を押さえて苦悩する。
「ミヅキだし…なぁ」
ベイカーさんはわかっていたのか納得するように頷いていた。
「貰っていいの?」
もう一度伝書鳥さんの顔をみて確認するとこくこくと頷き「ピキュッ」とひと鳴きした。
【可愛い子の頼みなら構わないって…】
シンクが面白く無さそうに通訳してくれた。
「ありがとう!伝書鳥さん!」
私は感謝の気持ちを込めてギュッと伝書鳥に抱きついた!
伝書鳥はミヅキに抱きつかれて目をカッ!と開き驚くと嬉しそうにトロンと目を細めた…そしてシンクの方をどうだと言わんばかりに見つめていた。
【あの野郎…燃やす…】
シンクが伝書鳥の態度にイラッとすると
「ありがとうね!じゃあ君は獣人の国に帰る?それとも一度こっちのギルドには行った方がいいのかな?」
【さっさと戻りなよ~仕事は終えたんでしょ?】
シンクが戻れとシッシッとあしらうと
「ピキュ~」
伝書鳥が甘えるように擦り寄ってきた。
「ん?なぁに?」
伝書鳥の何か伝えようとする感じに笑顔で見つめると…
【はぁ!?なんで?お前の用は終わっただろ!早く帰りな!】
シンクがパタパタと飛んできて私の頭に乗ると伝書鳥を睨みつけなが言った。
【シンク、この子なんて言ったの?こっちのギルドに来るって?】
【そうなんだよミヅキ~もう用ないんだから帰った方がいいよね~】
シンクが下を覗き込みながら甘えた声をだす。
【そうなの?お仕事の邪魔をしちゃったのはこっちだしな…でも手紙のない伝書鳥さんが来たら…セバスさん絶対に怪しむよね】
どうしたもんかと腕を組んでうーんと考えていると
「どうした?何か問題か?それともう〇こか?」
デリカシーゼロのベイカーさんに言葉を失う…
「そんなわけないでしょ!それに女の子にそんな事聞くなんて本当にベイカーさんはダメダメだね!」
ぷいっと横を向く!
「な、なんだよ!こっちは心配してるんだぞ!」
「いや…今のはベイカーさんが酷いです」
「そうじゃぞ…だからお前にはまともな女性が寄り付かんのだ…」
コジローさんとじいちゃんもヤレヤレとベイカーさんに呆れている。
「みんなして…どうせ俺はモテねーよ!」
ベイカーさんいじけた…いや!でもこれはベイカーさんが悪いね!
「どれミヅキ、あんなのはほっといてじいちゃんに悩んでる事を話してみなさい」
「うん!じいちゃんは優しくて頼りになるなぁ~」
わざとらしく声を大きくしてベイカーさんに聞こえるように言ってやった!
「なんかね、伝書鳥さんがこっちのギルドに来たいって言ってるの。でも手紙がないとセバスさんが怪しむんじゃないかと思って…」
「そりゃ絶対に怪しむぞ!あのセバスがそんな違和感に気づかないわけない!そんでそのうちに本来の手紙の事まで探り当てるんじゃ…あいつに下手な嘘は効かんぞ!」
じいちゃんが必死になって話し出した。
「じ、じいちゃん…なんかセバスさんに嘘ついたの?」
どうも経験談から言っている気が…
「何度も…いや!たまーになたまーに仕事を忘れて期限を過ぎてしまうんだが…何を言ってもセバスには言い訳は通用しないんじゃ!ちょっと忘れたぐらいでネチネチと…」
じいちゃんが思い出したのかブツブツと文句を言っている。
「そっか~でもじいちゃん…お仕事忘れちゃダメだよ?」
「お、おお!ミヅキが来てからは忘れてないぞ~そんな事したらミヅキと会うのを禁止されちまうからな」
それは困る!じいちゃんと会えないなんて寂しい!
「じいちゃん、お仕事頑張ってね!」
「ああ!」
じいちゃんが嬉しそうに頬を緩ませた。
「おっほん!……ギルマス。話が逸れてますよ」
私とじいちゃんが抱き合っているとコジローさんがたまらずに咳払いをした。
「あっ!そうだね!手紙をどうするかだよね!」
「そうじゃなぁ…なんか他のもんでも入れて運んで貰うしかないかのぉ」
「他のもの?」
「なんか報告する事でもあったか?」
じいちゃんがコジローさんを見ると
「でも…ギルマスや俺の字だとセバスさんにバレますよね?」
「そうだな…なら…」
じいちゃんはチラッと私を見下ろす。
「えっ?私?無理無理!報告書なんて書けないよ!」
「いや…もっといいもんがある」
じいちゃんがニヤリと笑う…だがその笑顔に嫌な予感しかしなかった…。
シンクにも睨まれてさらに伝書鳥がサッと視線を逸らして私の後ろに隠れた。
【何処が可愛いの!?そんなのより僕の方が可愛い…よね?】
シンクがキュルンと潤ませたまん丸の瞳でじっとこちらを上目遣いに見つめながら、不安そうな顔をした。
うん…可愛い…
【可愛いよー!シンクのことはもちろん大好きだよ!だってふわふわで可愛いくせに腹黒な所もすごく素敵!だけど怯えてる子も可哀想でしょ?それにほら大事なもの貰わないと…】
【腹黒…?】
シンクが首を傾げるのを無視してたっぷりと撫でてあげて気をそらすと伝書鳥さんに方に向き合った。
「伝書鳥さん、今鳥さんが運んでる手紙なんだけど…とっても大事な物なの、貰ってもいいかな?」
私が手を差し出すと伝書鳥さんは自分の脚に付けられた、筒をチラッとみた。
どうやらその筒に私の記憶喪失を知らせた手紙が入れられているようだ。
「ミヅキ、伝書鳥はギルドで特別に訓練されてるんだ。ちょっとやそっとじゃ書簡を渡さんぞ!ここは可哀想だが捕まえて取るしかない」
じいちゃんがそういうと腕を広げて伝書鳥にじわじわと近づこうとする。
「ベイカー、お前も手伝え!」
「おう!」
二人で伝書鳥を挟み込むと…
「ま、まって!可哀想だよ!怯えてる」
戸惑う伝書鳥をみて慌てて庇った!
「うっ…だがこのままだと手紙が回収出来ないぞ」
ベイカーさんが私の顔をみて少しひるんだ。
「で、でも無理矢理なんて…良くないよ!伝書鳥さん…お願い!手紙を渡してもらえませんか」
伝書鳥さんに向き合うとペコッと頭を下げた。
「ミヅキ…さすがに無理じゃ。そいつらは野生じゃないからな」
じいちゃんがそういうと…
「ピキュ…」
伝書鳥さんが私に筒の付いた方の脚をそっと差し出した。
「え?」
「まさかそいつもか…」
じいちゃんが頭を押さえて苦悩する。
「ミヅキだし…なぁ」
ベイカーさんはわかっていたのか納得するように頷いていた。
「貰っていいの?」
もう一度伝書鳥さんの顔をみて確認するとこくこくと頷き「ピキュッ」とひと鳴きした。
【可愛い子の頼みなら構わないって…】
シンクが面白く無さそうに通訳してくれた。
「ありがとう!伝書鳥さん!」
私は感謝の気持ちを込めてギュッと伝書鳥に抱きついた!
伝書鳥はミヅキに抱きつかれて目をカッ!と開き驚くと嬉しそうにトロンと目を細めた…そしてシンクの方をどうだと言わんばかりに見つめていた。
【あの野郎…燃やす…】
シンクが伝書鳥の態度にイラッとすると
「ありがとうね!じゃあ君は獣人の国に帰る?それとも一度こっちのギルドには行った方がいいのかな?」
【さっさと戻りなよ~仕事は終えたんでしょ?】
シンクが戻れとシッシッとあしらうと
「ピキュ~」
伝書鳥が甘えるように擦り寄ってきた。
「ん?なぁに?」
伝書鳥の何か伝えようとする感じに笑顔で見つめると…
【はぁ!?なんで?お前の用は終わっただろ!早く帰りな!】
シンクがパタパタと飛んできて私の頭に乗ると伝書鳥を睨みつけなが言った。
【シンク、この子なんて言ったの?こっちのギルドに来るって?】
【そうなんだよミヅキ~もう用ないんだから帰った方がいいよね~】
シンクが下を覗き込みながら甘えた声をだす。
【そうなの?お仕事の邪魔をしちゃったのはこっちだしな…でも手紙のない伝書鳥さんが来たら…セバスさん絶対に怪しむよね】
どうしたもんかと腕を組んでうーんと考えていると
「どうした?何か問題か?それともう〇こか?」
デリカシーゼロのベイカーさんに言葉を失う…
「そんなわけないでしょ!それに女の子にそんな事聞くなんて本当にベイカーさんはダメダメだね!」
ぷいっと横を向く!
「な、なんだよ!こっちは心配してるんだぞ!」
「いや…今のはベイカーさんが酷いです」
「そうじゃぞ…だからお前にはまともな女性が寄り付かんのだ…」
コジローさんとじいちゃんもヤレヤレとベイカーさんに呆れている。
「みんなして…どうせ俺はモテねーよ!」
ベイカーさんいじけた…いや!でもこれはベイカーさんが悪いね!
「どれミヅキ、あんなのはほっといてじいちゃんに悩んでる事を話してみなさい」
「うん!じいちゃんは優しくて頼りになるなぁ~」
わざとらしく声を大きくしてベイカーさんに聞こえるように言ってやった!
「なんかね、伝書鳥さんがこっちのギルドに来たいって言ってるの。でも手紙がないとセバスさんが怪しむんじゃないかと思って…」
「そりゃ絶対に怪しむぞ!あのセバスがそんな違和感に気づかないわけない!そんでそのうちに本来の手紙の事まで探り当てるんじゃ…あいつに下手な嘘は効かんぞ!」
じいちゃんが必死になって話し出した。
「じ、じいちゃん…なんかセバスさんに嘘ついたの?」
どうも経験談から言っている気が…
「何度も…いや!たまーになたまーに仕事を忘れて期限を過ぎてしまうんだが…何を言ってもセバスには言い訳は通用しないんじゃ!ちょっと忘れたぐらいでネチネチと…」
じいちゃんが思い出したのかブツブツと文句を言っている。
「そっか~でもじいちゃん…お仕事忘れちゃダメだよ?」
「お、おお!ミヅキが来てからは忘れてないぞ~そんな事したらミヅキと会うのを禁止されちまうからな」
それは困る!じいちゃんと会えないなんて寂しい!
「じいちゃん、お仕事頑張ってね!」
「ああ!」
じいちゃんが嬉しそうに頬を緩ませた。
「おっほん!……ギルマス。話が逸れてますよ」
私とじいちゃんが抱き合っているとコジローさんがたまらずに咳払いをした。
「あっ!そうだね!手紙をどうするかだよね!」
「そうじゃなぁ…なんか他のもんでも入れて運んで貰うしかないかのぉ」
「他のもの?」
「なんか報告する事でもあったか?」
じいちゃんがコジローさんを見ると
「でも…ギルマスや俺の字だとセバスさんにバレますよね?」
「そうだな…なら…」
じいちゃんはチラッと私を見下ろす。
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