209 / 687
7章
321.手網
しおりを挟む
セバスは路地に入り込むと、追跡者が後を追う。
路地に入ると…人っ子一人いなかった。
「どこに…」
一歩前に足を踏み出した瞬間…
「動くな」
後ろから首筋にナイフを突き立てられる。
「マリーさん…一体どういうつもりですか?」
セバスが後を追ってきたマリーさんに問いかけた。
マリーは手を挙げ後ろを振り返ると
「ミヅキさんが連れ去られたと聞きました…私も連れて行って下さい」
「さすがマルコさんのメイドですね…耳が早いです」
セバスがナイフを下ろすと
「マリーさんを連れて行って、何か利益が?連れていくなら戦力として連れて行きますよ?」
セバスが笑うと…
「望むところです…」
マリーはメイド服をはためかせ、長い足をセバスに向けると、そのまま風を切るような回し蹴りをくらわせる。
「なっ!」
セバスが腕でガードすると、そのまま上に飛び回転しながらかかと落としを脳天目掛けて降り下ろす。
セバスが避けると
ドゴッ!
地面に穴が開いた…
「マリー…さん?」
セバスが声をかけると…
「メイドなら主人をいかなる時もお守りしなければいけません…私はまだこの程度の事しか出来ませんが…」
パタパタと服に付いたホコリを祓うと…
「マルコ様からも許可を頂いております。どうか連れて行って下さいませ…身の回りのお世話も出来ますよ」
マリーさんが微笑むと
「とんだ隠し球を…マルコさんもいいんですね?」
セバスが後ろを振り返ると
「さすがセバスさん、よく居るのがわかりましたね!」
マルコが路地に入って来た。
「マリーさんの強さを見せてしまっていいんですか?」
セバスが聞くと
「もちろんです、ミヅキさんにはその価値がありますから…ですからどうかミヅキさんを無事連れ帰って下さい」
笑っていた顔を引き締め真剣な顔を向ける。
「言われなくてもそのつもりですよ」
「その為にもどうかマリーを使って下さい」
「よろしくお願いします」
マルコとマリーが頭を下げた…
「すげぇな…ミヅキが見たら喜びそうだ」
引き返して来たベイカーが後ろから顔を出す
「ベイカーさん」
マルコが顔を上げると
「ところでマリーさん、なんで俺じゃなくてセバスさんを追ったんだ?」
ベイカーがマリーに聞くと
「それは…」
マリーが言いづらそうにすると…
「ベイカーさんより…セバスさんの方が…」
「セバスの方が?」
「すて……決定権がありそうですからね」
マリーさんはニコッと笑った。
次の日の朝早く…里に向かうと、リュカやテオ、ギース達をはじめ里のみんなが揃っていた…。
「おい…全員は無理だぞ…」
ベイカーが呆れると
「わかってますよ…気持ちは皆行きたいが…」
ギースが答えると
「行くのは俺とボブとビリー、リュカとテオ、イチカだ」
「六人ですね、動きやすい人数ですね」
セバスが頷くと
「ギース、俺たちの分も頼むぞ」
テリーがギースに声をかけると
「お前達もここを頼む、帰って来た時にちゃんとミヅキを迎えられるような」
居残り組が頷くと
「では…行きましょう」
六人は頷くとみんなに見送られセバス達の後をついて行った。
里を出ると…
「あれ?マリーさんとマルコさん」
イチカがみんなを待っていたマルコ達に気がついた。
「マルコさん達も行くんですか?」
驚いていると
「はい、商人としてついて行きたいと思います。コレでも顔が広いんですよ、役にたってみせますよ」
マリーの方を見ると
「皆さんの助けになるよう支援致しますわ」
マリーが優雅に頭を下げた。
「確かにこんな商人やら子供や柄の悪い大人がまさか戦いを挑みに行くなんて思わないよな」
リュカが笑うと
「ガラが悪いは余計だ!」
ギースがリュカの頭をはたく。
みんなでゾロゾロと王宮に向かい歩いていると
「あれ?帰ってたのかい?」
街の人達が声をかけてきた…
「ミヅキちゃんはいないの?」
「またしばらくはいるのかい?」
「おっ!リュカ、ミヅキちゃんにうちにも寄るように言っといてくれよ!」
ジフさんが声をかけてきた…リュカが返答に迷っていると
「すみません…今回は時間がなくて直ぐに王都を経たなくては行けなくて…ミヅキさんも今は疲れて休んでいますので…次に帰って来た時は必ず寄りますから」
セバスが代わりに答えると
「なに?ミヅキ疲れてるのか?」
街の人達がザワつく…
「大した事はありません…から」
セバス達はこれ以上質問される前に王宮へと向かった…。
王宮ではアラン隊長達が既に選定を終えて出発する準備を行っていた。
「それで…誰が行く事に?」
「俺達はそのまま第五部隊と第三部隊が全員行く事になった…やはり部隊で動くのがしっくりくるからな」
「わかりました、こちらも今回行く人を揃えてきました」
セバスが付いてきたギース達を示すと
「子供を連れて行くのかよ…」
アランが渋い顔をする。
「イチカ…あなたまで…」
ミシェル隊長がイチカを見ると
「ミシェルさん、いえ…ミシェル隊長、子供だからこそ出来るし動ける事があると思いますよ!」
「そうだ!俺たちなら町を歩いてても警戒もされないしな!」
「ま、まぁ…そうかもしれないけど…」
まだ心配そうなミシェル隊長に
「ミシェル隊長、教えてもらった事をやっと発揮出来ます!隊長の弟子として恥ずかしくない戦いをしますので…見てて下さい!」
「確かに、イチカ達は強くなったけど…」
「大丈夫!スラムで生き抜いてきた俺たちの図太さを見ててよ!」
リュカ達が子供らしくニカッと笑った。
「父上!」
レオンハルトがギルバートの元にノックもしないで駆け込むと
「ミヅキが誘拐されたって本当ですか!しかもサウス国に!」
ギルバートの机をドンッ!と叩く。
「お前には黙っているように言ったはずだが…」
ギロっと後ろの従者達を睨むと
「廊下で話してる方たちの話を聞いてしまいました…しかし…我々にも秘密とは…納得いきません」
ユリウスとシリウスがレオンハルトの後ろにたつと
「お前らは…国に残ってもらうつもりだからな…余計な心配はさせまいと思ってな」
「なぜです!俺も連れて行って下さい!好きな人が連れていかれたのですよ!じっとなどしていられない!」
「それはわかるが…今回は駄目だ!私とお前が行きもし何かあればウエスト国の民達が不安にかられる、王としてそれだけは出来ない」
父親ではなくこの国の王としてレオンハルトを見ると
「私にもしもの事があればこの国を継ぐのはお前だ、お前だけは連れて行けない」
「そ、それなら…父上が残れば…」
レオンハルトが足掻くが、ギルバートは決して首を縦に振らなかった。
「なら…せめてシリウスとユリウスは連れて行って下さい」
「レオンハルト様…」
ユリウスがレオンハルトを見つめる。
「俺が行っても邪魔になるだけですが…この二人なら役にたつと思います」
ギルバートは悔しそうなレオンハルトを見ると
「分かった、それは許可しよう。だからお前はこの国を守っていてくれ。好きな女が帰ってきて国が荒れていたら目も当てられないぞ」
ギルバートが優しい瞳で息子を見つめると
「はい!父上よりも凄いと思わせるように待っています」
レオンハルトが頼もしい返事を返した。
ギルバートはサウス国に海の国の事とそれ以外にも気になる事柄がある事を含めた書状を至急サウス国へと飛ばした…
ギルバートは今回サウス国に向かう兵士やベイカー達一行を集めると
「サウス国に行く旨は伝えた、これから出国する。みなも聞いてると思うがミヅキがサウス国に居るとの情報が入っているが…彼女が連れ去られたのか詳しい経緯はわかっていない、向こうの返答次第では戦う覚悟はあるがそれをしないでミヅキを連れ戻すことが一番だ…」
「何を甘い事を!あいつら一発ずつ殴らなきゃ気がすまん!」
ディムロスが不機嫌そうに睨むと
「第一、本人がそれを望まないだろう…」
ギルバートが困った様に笑う…
「自分が原因で戦争などおきたら悲しむのは本人だろう…それをよく考えて欲しい…特にそこの頭に血が昇っているお前たち!」
ギルバートがディムロス、ベイカー、アランを指さす。
「わかっとるわ!」
「……」
「チッ…」
「おい!舌打ちしてるのわかってるぞ!アラン!」
「はい…失礼致しました…しかし俺たちは抑えられても…外のあいつらはどうするんですか?」
アランがクイッと指を指すと…
ドッガーン!!!と城にまで振動が響く破壊音が聞こえる…
「これは…」
「シルバとプルシアとシンクが暴れてる…」
ベイカーが伝えると…
ヒュン……ドンッ!!!
ガタガタ…建物が揺れる。
「アイツらがいれば俺達いらないんじゃ無いか?」
アラン隊長が言うと…
「彼らがいるからこそこの人数でサウス国に乗り込めるんだ…しかし手網を握れるだろうか…」
心配そうにベイカー達を見ると
「そこら辺は考えがありますので…」
セバスが頷いた。
路地に入ると…人っ子一人いなかった。
「どこに…」
一歩前に足を踏み出した瞬間…
「動くな」
後ろから首筋にナイフを突き立てられる。
「マリーさん…一体どういうつもりですか?」
セバスが後を追ってきたマリーさんに問いかけた。
マリーは手を挙げ後ろを振り返ると
「ミヅキさんが連れ去られたと聞きました…私も連れて行って下さい」
「さすがマルコさんのメイドですね…耳が早いです」
セバスがナイフを下ろすと
「マリーさんを連れて行って、何か利益が?連れていくなら戦力として連れて行きますよ?」
セバスが笑うと…
「望むところです…」
マリーはメイド服をはためかせ、長い足をセバスに向けると、そのまま風を切るような回し蹴りをくらわせる。
「なっ!」
セバスが腕でガードすると、そのまま上に飛び回転しながらかかと落としを脳天目掛けて降り下ろす。
セバスが避けると
ドゴッ!
地面に穴が開いた…
「マリー…さん?」
セバスが声をかけると…
「メイドなら主人をいかなる時もお守りしなければいけません…私はまだこの程度の事しか出来ませんが…」
パタパタと服に付いたホコリを祓うと…
「マルコ様からも許可を頂いております。どうか連れて行って下さいませ…身の回りのお世話も出来ますよ」
マリーさんが微笑むと
「とんだ隠し球を…マルコさんもいいんですね?」
セバスが後ろを振り返ると
「さすがセバスさん、よく居るのがわかりましたね!」
マルコが路地に入って来た。
「マリーさんの強さを見せてしまっていいんですか?」
セバスが聞くと
「もちろんです、ミヅキさんにはその価値がありますから…ですからどうかミヅキさんを無事連れ帰って下さい」
笑っていた顔を引き締め真剣な顔を向ける。
「言われなくてもそのつもりですよ」
「その為にもどうかマリーを使って下さい」
「よろしくお願いします」
マルコとマリーが頭を下げた…
「すげぇな…ミヅキが見たら喜びそうだ」
引き返して来たベイカーが後ろから顔を出す
「ベイカーさん」
マルコが顔を上げると
「ところでマリーさん、なんで俺じゃなくてセバスさんを追ったんだ?」
ベイカーがマリーに聞くと
「それは…」
マリーが言いづらそうにすると…
「ベイカーさんより…セバスさんの方が…」
「セバスの方が?」
「すて……決定権がありそうですからね」
マリーさんはニコッと笑った。
次の日の朝早く…里に向かうと、リュカやテオ、ギース達をはじめ里のみんなが揃っていた…。
「おい…全員は無理だぞ…」
ベイカーが呆れると
「わかってますよ…気持ちは皆行きたいが…」
ギースが答えると
「行くのは俺とボブとビリー、リュカとテオ、イチカだ」
「六人ですね、動きやすい人数ですね」
セバスが頷くと
「ギース、俺たちの分も頼むぞ」
テリーがギースに声をかけると
「お前達もここを頼む、帰って来た時にちゃんとミヅキを迎えられるような」
居残り組が頷くと
「では…行きましょう」
六人は頷くとみんなに見送られセバス達の後をついて行った。
里を出ると…
「あれ?マリーさんとマルコさん」
イチカがみんなを待っていたマルコ達に気がついた。
「マルコさん達も行くんですか?」
驚いていると
「はい、商人としてついて行きたいと思います。コレでも顔が広いんですよ、役にたってみせますよ」
マリーの方を見ると
「皆さんの助けになるよう支援致しますわ」
マリーが優雅に頭を下げた。
「確かにこんな商人やら子供や柄の悪い大人がまさか戦いを挑みに行くなんて思わないよな」
リュカが笑うと
「ガラが悪いは余計だ!」
ギースがリュカの頭をはたく。
みんなでゾロゾロと王宮に向かい歩いていると
「あれ?帰ってたのかい?」
街の人達が声をかけてきた…
「ミヅキちゃんはいないの?」
「またしばらくはいるのかい?」
「おっ!リュカ、ミヅキちゃんにうちにも寄るように言っといてくれよ!」
ジフさんが声をかけてきた…リュカが返答に迷っていると
「すみません…今回は時間がなくて直ぐに王都を経たなくては行けなくて…ミヅキさんも今は疲れて休んでいますので…次に帰って来た時は必ず寄りますから」
セバスが代わりに答えると
「なに?ミヅキ疲れてるのか?」
街の人達がザワつく…
「大した事はありません…から」
セバス達はこれ以上質問される前に王宮へと向かった…。
王宮ではアラン隊長達が既に選定を終えて出発する準備を行っていた。
「それで…誰が行く事に?」
「俺達はそのまま第五部隊と第三部隊が全員行く事になった…やはり部隊で動くのがしっくりくるからな」
「わかりました、こちらも今回行く人を揃えてきました」
セバスが付いてきたギース達を示すと
「子供を連れて行くのかよ…」
アランが渋い顔をする。
「イチカ…あなたまで…」
ミシェル隊長がイチカを見ると
「ミシェルさん、いえ…ミシェル隊長、子供だからこそ出来るし動ける事があると思いますよ!」
「そうだ!俺たちなら町を歩いてても警戒もされないしな!」
「ま、まぁ…そうかもしれないけど…」
まだ心配そうなミシェル隊長に
「ミシェル隊長、教えてもらった事をやっと発揮出来ます!隊長の弟子として恥ずかしくない戦いをしますので…見てて下さい!」
「確かに、イチカ達は強くなったけど…」
「大丈夫!スラムで生き抜いてきた俺たちの図太さを見ててよ!」
リュカ達が子供らしくニカッと笑った。
「父上!」
レオンハルトがギルバートの元にノックもしないで駆け込むと
「ミヅキが誘拐されたって本当ですか!しかもサウス国に!」
ギルバートの机をドンッ!と叩く。
「お前には黙っているように言ったはずだが…」
ギロっと後ろの従者達を睨むと
「廊下で話してる方たちの話を聞いてしまいました…しかし…我々にも秘密とは…納得いきません」
ユリウスとシリウスがレオンハルトの後ろにたつと
「お前らは…国に残ってもらうつもりだからな…余計な心配はさせまいと思ってな」
「なぜです!俺も連れて行って下さい!好きな人が連れていかれたのですよ!じっとなどしていられない!」
「それはわかるが…今回は駄目だ!私とお前が行きもし何かあればウエスト国の民達が不安にかられる、王としてそれだけは出来ない」
父親ではなくこの国の王としてレオンハルトを見ると
「私にもしもの事があればこの国を継ぐのはお前だ、お前だけは連れて行けない」
「そ、それなら…父上が残れば…」
レオンハルトが足掻くが、ギルバートは決して首を縦に振らなかった。
「なら…せめてシリウスとユリウスは連れて行って下さい」
「レオンハルト様…」
ユリウスがレオンハルトを見つめる。
「俺が行っても邪魔になるだけですが…この二人なら役にたつと思います」
ギルバートは悔しそうなレオンハルトを見ると
「分かった、それは許可しよう。だからお前はこの国を守っていてくれ。好きな女が帰ってきて国が荒れていたら目も当てられないぞ」
ギルバートが優しい瞳で息子を見つめると
「はい!父上よりも凄いと思わせるように待っています」
レオンハルトが頼もしい返事を返した。
ギルバートはサウス国に海の国の事とそれ以外にも気になる事柄がある事を含めた書状を至急サウス国へと飛ばした…
ギルバートは今回サウス国に向かう兵士やベイカー達一行を集めると
「サウス国に行く旨は伝えた、これから出国する。みなも聞いてると思うがミヅキがサウス国に居るとの情報が入っているが…彼女が連れ去られたのか詳しい経緯はわかっていない、向こうの返答次第では戦う覚悟はあるがそれをしないでミヅキを連れ戻すことが一番だ…」
「何を甘い事を!あいつら一発ずつ殴らなきゃ気がすまん!」
ディムロスが不機嫌そうに睨むと
「第一、本人がそれを望まないだろう…」
ギルバートが困った様に笑う…
「自分が原因で戦争などおきたら悲しむのは本人だろう…それをよく考えて欲しい…特にそこの頭に血が昇っているお前たち!」
ギルバートがディムロス、ベイカー、アランを指さす。
「わかっとるわ!」
「……」
「チッ…」
「おい!舌打ちしてるのわかってるぞ!アラン!」
「はい…失礼致しました…しかし俺たちは抑えられても…外のあいつらはどうするんですか?」
アランがクイッと指を指すと…
ドッガーン!!!と城にまで振動が響く破壊音が聞こえる…
「これは…」
「シルバとプルシアとシンクが暴れてる…」
ベイカーが伝えると…
ヒュン……ドンッ!!!
ガタガタ…建物が揺れる。
「アイツらがいれば俺達いらないんじゃ無いか?」
アラン隊長が言うと…
「彼らがいるからこそこの人数でサウス国に乗り込めるんだ…しかし手網を握れるだろうか…」
心配そうにベイカー達を見ると
「そこら辺は考えがありますので…」
セバスが頷いた。
269
お気に入りに追加
22,870
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
継母の心得 〜 番外編 〜
トール
恋愛
継母の心得の番外編のみを投稿しています。
【本編第一部完結済、2023/10/1〜第二部スタート☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定】
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。