117 / 154
第七章 紫
第115話 「時間遡行」
しおりを挟む
◇◆◇
がばっと音を立てて、私はベッドから起き上がる。
ここは私の泊まっている、王城内の客室だ。
外はまだ明るい。
私は急いで、自分の持ってきた荷物を確認する。
そこには、メーアに渡したはずの、セオへの誕生日プレゼントがまだ入っていた。
「この後、メーア様が来る。それで、正午になって中庭に出ると、私はアイリス王女に連れ去られる」
つまり、今のうちに動き始めれば、毒入り茶が振る舞われる前に、みんなに注意喚起をすることが出来る。
犯人はおそらくアイリスと繋がりのある侍女や使用人だ。
ただ、私が部屋を出るのをどこかで待ち構えている可能性もあるから、出来る限り一人で行動しない方がいいだろう。
「メーア様が来るのを待つべきかな。……いや、その前に魔の森に行っておこうかしら」
念には念を入れて、魔の森へ解毒薬を取りに行けば、万が一のことがあってもすぐに解毒できる。
風の魔法なら窓から直接出かけられるから、アイリスにも彼女の仲間にも捕まることはないだろう。
ただ、風の力を使えば、石の牢に捕まった後に逃げられなくなる。
そうなったら、みんなが助かったかどうか、確かめる術はない。
「でも――こうするしかない。メーア様が、みんながきっと、薬を上手く使ってくれるよね」
私は窓を開けて、曇り空へと飛び出していったのだった。
魔の森のコテージで、解毒薬と、ついでに魔法の傷薬を回収した私は、出て行った窓から客室内へと戻った。
そこには、ドアノブに手をかけたまま部屋の中を覗き込み、キョロキョロと辺りを見回しているメーアの姿があった。
「パステル、そんな所にいたのね! 返事がないから勝手に開けちゃったわ」
「大丈夫です。それよりメーア様、無事で良かった……じゃなくて、えーと、どうしたんですか?」
「どうって……あなたが元気をなくしているかと思ったから、心配して来ただけで……って、意外と元気そうね?」
「私は元気ですっ。でもみんなが……あ、違う、今は元気なんでした。とにかく大変なんですよメーア様っ」
「なに、どうしたの? 落ち着いて話してくれないと分からないわよ」
メーアは、一人で混乱している私を見てただならない雰囲気を感じ取ったのか、部屋の扉を閉める。
私も、開けっぱなしだった窓を閉め、はやる気持ちに前のめりになりながら話し始めた。
「毒が――ヴァイオレット王妃の毒が残ってたんです。アイリス王女がそれを見つけて持っています。王女に協力している誰かが、今日の午後、それを皆さんに飲ませようとします。その時私は誘拐されちゃってここにいないので――」
「待って待って、ちょっと理解が追いつかないんだけど、どういうこと?」
「あ、そっか。えっとですね、私、闇の精霊の力で時間遡行しているんです」
「……時間遡行?」
「はい。順を追って話します。まず――」
午後にひとりで中庭にいた所を、誰かに薬を嗅がされて連れ去られたこと。
連れ去られた先は以前セオが囚われていた石の牢で、そこにはアイリスがいたこと。
アイリスは私を害する気はなく、勘違いや思い込みでセオを憎んでいること。
その間にセオとフレッド、メーア、カイの四人に毒を飲ませようとしたこと。
私が何とか脱出して解毒を試みたが、時間が経ちすぎていてセオを助けられなかったこと――
「それで、私は闇の精霊に頼んで、時間を戻してもらいました。ですが、この力を使えるのも一回限り。今回の時間遡行で全てを解決しないと、次はありません」
「……そんなことが……」
「メーア様も、フレッドさんも、解毒薬のおかげで大事には至りませんでした。けど、セオだけは……毒の効果が強く現れたみたいで、目を覚まさなかったんです」
私は、色を失ったセオの顔を思い出して、心臓をギュッと掴まれたような心地になる。
もう二度と、あんなことが起きないように。
私は、必死でメーアに訴えかける。
「――今回は誰も傷つかないように、アイリス王女に協力している人を全員特定したいんです。ヴァイオレット王妃が残していた毒を回収して……それから、アイリス王女を説得したいんです」
「捕まえるんじゃなくて、説得するの? 話を聞く限り、かなり難しそうに思えるけど」
「とにかく、やってみます。私は、午後になったら中庭に一人で出て、アイリス王女に捕まりにいきます。その間、メーア様はみんなと協力して、毒の件を調べてもらえませんか? 未然に防げるのが一番いいんですけど、もし万が一、誰かが毒を飲んでしまったら――これを」
「……これは、例の解毒薬?」
「そうです。カイさんかノラちゃんに持っていてもらうのが良いかもしれません。ノラちゃんは人間の飲み物を口にしないし、カイさんは以前同じ毒を受けたことがあって耐性を持っています」
「分かった、預かっておくわ。……けど、パステル。あなたが捕まる必要はないんじゃない?」
「いえ、私がアイリス王女に攫われないと、彼女の仲間は動かないと思います。毒の在処も分からないかもしれません。そうなると、次にいつその人が行動を起こすのか分からないので、もっと危険な気がします」
「パステルが攫われるのが条件?」
「――あ、正確にはヒューゴ殿下も城を離れている必要があります。だから、ヒューゴ殿下には今回の件、内密にお願いします」
「……分かった、ヒューゴ殿下には話さないでおくわ。でも、パステルが攫われることとヒューゴ殿下の不在が、この件とどう関係するの?」
「アイリス王女は、私とヒューゴ殿下の二人を毒から遠ざけたいと思ってるんです。時間遡行する前も、アイリス王女はヒューゴ殿下がいない時を見計らって行動を起こしていたようですし、私が命を落としてしまうようなことになれば自分に都合が悪いので、私を監禁しようとして攫ったんです」
「……なるほど。でも、そうなると、あなたが危険じゃない」
「いいえ、それは大丈夫です。先程お話ししたように、アイリス王女は絶対に私の命は奪いません。それに、みんなが安全だっていう確信を持っていれば、王女が納得してくれるまで、焦る事なくゆっくりお話し出来ると思うんです。だから、メーア様――絶対、みんなの命を守って下さいね」
「――もちろんよ。パステル、あなたも絶対に無事でいてね」
「はい。私のことは、心配しないで下さい――いざとなったら『虹』の力で逃げますから」
私は、メーアを安心させるように微笑んでみせた。
本当は、先程風の力を使ってしまったから、捕まったら逃げ出せないのは分かっている。
けれど、みんなの命が守られるなら、あの冷たい石の牢で数日間過ごすぐらい、どうということもない。
「そうだ、最後にもうひとつ、お願いがあるんです。少し待ってもらえますか」
私は、荷物からセオへの誕生日プレゼントを取り出した。
近くにあったメモ用紙に、さらさらと短い文を書いて、袋の中に入れる。
「メーア様、これ、セオに渡してもらえませんか。今日、セオの誕生日なんです。私――今日中に渡せそうにないので」
「……分かった、預かるわね。くれぐれも気をつけて」
「はい。あの、正午を過ぎたらなるべく早く中身を見てほしいと、伝えて下さい。
それから……心が弱っていると、毒が回りやすくなるみたいなんです。だから……セオが少しでも元気になるように、セオの気持ちが少しでも軽くなるように、助けてあげてくれませんか?
私はもう……セオのそばで助けてあげられそうにないので」
「パステル……」
「――お願いします」
私は、深く頭を下げる。
「……善処は、するわ」
メーアは、苦虫を噛み潰したような表情をした。
「パステル、じゃあ、気をつけて。絶対に戻ってきてよ」
「はい。ありがとうございます、メーア様」
扉が閉まると、部屋には静寂が落ちた。
「――よし。じゃあ私もしっかり準備しておきますか」
私は静寂を破るように気合いを入れて、文机に向かう。
まずは頭の中で整理した情報をもとに、簡潔にさらさらと手紙を書く。
どうしても伝えたいことだけ書いたところで、正午の鐘が鳴る。
もう、時間がない。急いで立ち上がる。
私は文机の引き出しに手紙と魔法の傷薬を入れて、鍵をかけた。
文机の鍵は、花瓶の中に隠しておく。
これで、必要な時に、あの人が傷薬と手紙を見つけてくれるだろう。
一通りの準備を済ませ、私はひとり、中庭へと向かったのだった。
がばっと音を立てて、私はベッドから起き上がる。
ここは私の泊まっている、王城内の客室だ。
外はまだ明るい。
私は急いで、自分の持ってきた荷物を確認する。
そこには、メーアに渡したはずの、セオへの誕生日プレゼントがまだ入っていた。
「この後、メーア様が来る。それで、正午になって中庭に出ると、私はアイリス王女に連れ去られる」
つまり、今のうちに動き始めれば、毒入り茶が振る舞われる前に、みんなに注意喚起をすることが出来る。
犯人はおそらくアイリスと繋がりのある侍女や使用人だ。
ただ、私が部屋を出るのをどこかで待ち構えている可能性もあるから、出来る限り一人で行動しない方がいいだろう。
「メーア様が来るのを待つべきかな。……いや、その前に魔の森に行っておこうかしら」
念には念を入れて、魔の森へ解毒薬を取りに行けば、万が一のことがあってもすぐに解毒できる。
風の魔法なら窓から直接出かけられるから、アイリスにも彼女の仲間にも捕まることはないだろう。
ただ、風の力を使えば、石の牢に捕まった後に逃げられなくなる。
そうなったら、みんなが助かったかどうか、確かめる術はない。
「でも――こうするしかない。メーア様が、みんながきっと、薬を上手く使ってくれるよね」
私は窓を開けて、曇り空へと飛び出していったのだった。
魔の森のコテージで、解毒薬と、ついでに魔法の傷薬を回収した私は、出て行った窓から客室内へと戻った。
そこには、ドアノブに手をかけたまま部屋の中を覗き込み、キョロキョロと辺りを見回しているメーアの姿があった。
「パステル、そんな所にいたのね! 返事がないから勝手に開けちゃったわ」
「大丈夫です。それよりメーア様、無事で良かった……じゃなくて、えーと、どうしたんですか?」
「どうって……あなたが元気をなくしているかと思ったから、心配して来ただけで……って、意外と元気そうね?」
「私は元気ですっ。でもみんなが……あ、違う、今は元気なんでした。とにかく大変なんですよメーア様っ」
「なに、どうしたの? 落ち着いて話してくれないと分からないわよ」
メーアは、一人で混乱している私を見てただならない雰囲気を感じ取ったのか、部屋の扉を閉める。
私も、開けっぱなしだった窓を閉め、はやる気持ちに前のめりになりながら話し始めた。
「毒が――ヴァイオレット王妃の毒が残ってたんです。アイリス王女がそれを見つけて持っています。王女に協力している誰かが、今日の午後、それを皆さんに飲ませようとします。その時私は誘拐されちゃってここにいないので――」
「待って待って、ちょっと理解が追いつかないんだけど、どういうこと?」
「あ、そっか。えっとですね、私、闇の精霊の力で時間遡行しているんです」
「……時間遡行?」
「はい。順を追って話します。まず――」
午後にひとりで中庭にいた所を、誰かに薬を嗅がされて連れ去られたこと。
連れ去られた先は以前セオが囚われていた石の牢で、そこにはアイリスがいたこと。
アイリスは私を害する気はなく、勘違いや思い込みでセオを憎んでいること。
その間にセオとフレッド、メーア、カイの四人に毒を飲ませようとしたこと。
私が何とか脱出して解毒を試みたが、時間が経ちすぎていてセオを助けられなかったこと――
「それで、私は闇の精霊に頼んで、時間を戻してもらいました。ですが、この力を使えるのも一回限り。今回の時間遡行で全てを解決しないと、次はありません」
「……そんなことが……」
「メーア様も、フレッドさんも、解毒薬のおかげで大事には至りませんでした。けど、セオだけは……毒の効果が強く現れたみたいで、目を覚まさなかったんです」
私は、色を失ったセオの顔を思い出して、心臓をギュッと掴まれたような心地になる。
もう二度と、あんなことが起きないように。
私は、必死でメーアに訴えかける。
「――今回は誰も傷つかないように、アイリス王女に協力している人を全員特定したいんです。ヴァイオレット王妃が残していた毒を回収して……それから、アイリス王女を説得したいんです」
「捕まえるんじゃなくて、説得するの? 話を聞く限り、かなり難しそうに思えるけど」
「とにかく、やってみます。私は、午後になったら中庭に一人で出て、アイリス王女に捕まりにいきます。その間、メーア様はみんなと協力して、毒の件を調べてもらえませんか? 未然に防げるのが一番いいんですけど、もし万が一、誰かが毒を飲んでしまったら――これを」
「……これは、例の解毒薬?」
「そうです。カイさんかノラちゃんに持っていてもらうのが良いかもしれません。ノラちゃんは人間の飲み物を口にしないし、カイさんは以前同じ毒を受けたことがあって耐性を持っています」
「分かった、預かっておくわ。……けど、パステル。あなたが捕まる必要はないんじゃない?」
「いえ、私がアイリス王女に攫われないと、彼女の仲間は動かないと思います。毒の在処も分からないかもしれません。そうなると、次にいつその人が行動を起こすのか分からないので、もっと危険な気がします」
「パステルが攫われるのが条件?」
「――あ、正確にはヒューゴ殿下も城を離れている必要があります。だから、ヒューゴ殿下には今回の件、内密にお願いします」
「……分かった、ヒューゴ殿下には話さないでおくわ。でも、パステルが攫われることとヒューゴ殿下の不在が、この件とどう関係するの?」
「アイリス王女は、私とヒューゴ殿下の二人を毒から遠ざけたいと思ってるんです。時間遡行する前も、アイリス王女はヒューゴ殿下がいない時を見計らって行動を起こしていたようですし、私が命を落としてしまうようなことになれば自分に都合が悪いので、私を監禁しようとして攫ったんです」
「……なるほど。でも、そうなると、あなたが危険じゃない」
「いいえ、それは大丈夫です。先程お話ししたように、アイリス王女は絶対に私の命は奪いません。それに、みんなが安全だっていう確信を持っていれば、王女が納得してくれるまで、焦る事なくゆっくりお話し出来ると思うんです。だから、メーア様――絶対、みんなの命を守って下さいね」
「――もちろんよ。パステル、あなたも絶対に無事でいてね」
「はい。私のことは、心配しないで下さい――いざとなったら『虹』の力で逃げますから」
私は、メーアを安心させるように微笑んでみせた。
本当は、先程風の力を使ってしまったから、捕まったら逃げ出せないのは分かっている。
けれど、みんなの命が守られるなら、あの冷たい石の牢で数日間過ごすぐらい、どうということもない。
「そうだ、最後にもうひとつ、お願いがあるんです。少し待ってもらえますか」
私は、荷物からセオへの誕生日プレゼントを取り出した。
近くにあったメモ用紙に、さらさらと短い文を書いて、袋の中に入れる。
「メーア様、これ、セオに渡してもらえませんか。今日、セオの誕生日なんです。私――今日中に渡せそうにないので」
「……分かった、預かるわね。くれぐれも気をつけて」
「はい。あの、正午を過ぎたらなるべく早く中身を見てほしいと、伝えて下さい。
それから……心が弱っていると、毒が回りやすくなるみたいなんです。だから……セオが少しでも元気になるように、セオの気持ちが少しでも軽くなるように、助けてあげてくれませんか?
私はもう……セオのそばで助けてあげられそうにないので」
「パステル……」
「――お願いします」
私は、深く頭を下げる。
「……善処は、するわ」
メーアは、苦虫を噛み潰したような表情をした。
「パステル、じゃあ、気をつけて。絶対に戻ってきてよ」
「はい。ありがとうございます、メーア様」
扉が閉まると、部屋には静寂が落ちた。
「――よし。じゃあ私もしっかり準備しておきますか」
私は静寂を破るように気合いを入れて、文机に向かう。
まずは頭の中で整理した情報をもとに、簡潔にさらさらと手紙を書く。
どうしても伝えたいことだけ書いたところで、正午の鐘が鳴る。
もう、時間がない。急いで立ち上がる。
私は文机の引き出しに手紙と魔法の傷薬を入れて、鍵をかけた。
文机の鍵は、花瓶の中に隠しておく。
これで、必要な時に、あの人が傷薬と手紙を見つけてくれるだろう。
一通りの準備を済ませ、私はひとり、中庭へと向かったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
いつまでもドアマットと思うなよ
あんど もあ
ファンタジー
二年前に母を亡くしたミレーネは、後妻と妹が家にやって来てからすっかり使用人以下の扱いをされている。王宮で舞踏会が開催されるが、用意されたのは妹のドレスだけ。そんなミレーネに手を差し伸べる人が……。
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
【完結】離縁王妃アデリアは故郷で聖姫と崇められています ~冤罪で捨てられた王妃、地元に戻ったら領民に愛され「聖姫」と呼ばれていました~
猫燕
恋愛
「――そなたとの婚姻を破棄する。即刻、王宮を去れ」
王妃としての5年間、私はただ国を支えていただけだった。
王妃アデリアは、側妃ラウラの嘘と王の独断により、「毒を盛った」という冤罪で突然の離縁を言い渡された。「ただちに城を去れ」と宣告されたアデリアは静かに王宮を去り、生まれ故郷・ターヴァへと向かう。
しかし、領地の国境を越えた彼女を待っていたのは、驚くべき光景だった。
迎えに来たのは何百もの領民、兄、彼女の帰還に歓喜する侍女たち。
かつて王宮で軽んじられ続けたアデリアの政策は、故郷では“奇跡”として受け継がれ、領地を繁栄へ導いていたのだ。実際は薬学・医療・農政・内政の天才で、治癒魔法まで操る超有能王妃だった。
故郷の温かさに癒やされ、彼女の有能さが改めて証明されると、その評判は瞬く間に近隣諸国へ広がり──
“冷徹の皇帝”と恐れられる隣国の若き皇帝・カリオンが現れる。
皇帝は彼女の才覚と優しさに心を奪われ、「私はあなたを守りたい」と静かに誓う。
冷徹と恐れられる彼が、なぜかターヴァ領に何度も通うようになり――「君の価値を、誰よりも私が知っている」「アデリア・ターヴァ。君の全てを、私のものにしたい」
一方その頃――アデリアを失った王国は急速に荒れ、疫病、飢饉、魔物被害が連鎖し、内政は崩壊。国王はようやく“失ったものの価値”を理解し始めるが、もう遅い。
追放された王妃は、故郷で神と崇められ、最強の溺愛皇帝に娶られる!「あなたが望むなら、帝国も全部君のものだ」――これは、誰からも理解されなかった“本物の聖女”が、
ようやく正当に愛され、報われる物語。
※「小説家になろう」にも投稿しています
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる