79 / 154
第五章 橙
第77話 「イーストウッド侯爵家」
しおりを挟む
私たちを乗せた馬車は、ツヤツヤの石畳を、滑るように静かに進んでいく。
まだ明るい時間なのに、東門を入ってからここまで、人をほとんど見かけなかった。
代わりに、花壇や噴水、生垣の上――いたる所に妖精たちの姿が見られる。
生垣に頭から突き刺さっている、魚の骨のような身体を持つ半透明の妖精。
パチパチ、シュワシュワと音を立てながら消えては同じ場所で再生を繰り返している妖精。
普通の果実と同じように木に生っており、人や鳥が通りかかると色が変わって歌い始める妖精。
お馴染みのアワダマも、ムクロジの木の上の方に見え隠れしている。
可愛いもの、不思議なものから不気味なものまで、バラエティに富んだ妖精たちが、人間と共生していた。
「聖王国って、本当に妖精さんたちが沢山いるのね」
「うん。世界樹があるから、妖精たちにとっても住みやすい環境なんだ。人より、妖精の方が多いぐらいだよ」
「へぇ……」
セオが、私と一緒に窓の外を覗き込みながら答えてくれて、私は感心し相槌を打つ。
「じゃが、これでもかなり減ったんじゃよ。そのせいで、聖王都の北にある鉱山からの魔鉱石の採掘も、止まってるようじゃしな」
「魔鉱石? 何ですか、それ?」
フレッドが補足した内容に、私は振り返って疑問を述べた。
セオとフレッドが、その問いに交互に答えてくれる。
「魔鉱石は、魔力を帯びた石だよ。加工して精霊の加護を付与すると、魔石になるんだ」
「昔は、至る所に精霊や妖精がおってな。
加工した魔鉱石を『精霊の祭壇』に持っていくと、精霊たちが好きな石に力を込めて、魔石にしてくれたんじゃ。
精霊の加護を持たない者でも、魔石を動力源にすれば魔法の恩恵が得られたんじゃよ」
「でも、今は『精霊の祭壇』に行っても、妖精はいるけど精霊の姿はほとんど見られなくなった。
力の弱い妖精たちじゃ、魔石は作れないんだ」
「どうして、精霊たちはいなくなったの?」
私が再び質問をすると、フレッドは首を捻り、考えながらぽつぽつと話してくれる。
「……本当のところはわからんが、精霊たちの世界でパワーバランスが崩れてきたのかもしれないのう。
自然が減ったこと、精霊への感謝が薄くなったこと、『巫女』がうまく機能していないこと……」
「……え? 『巫女』が機能してない、って……」
「ああいやいや、お嬢ちゃんのせいじゃないぞい。精霊の姿が見られなくなったのは、お嬢ちゃんが生まれる前のことじゃからな。
『巫女』のことは忘れてくれ、すまんのう」
フレッドがぽつり、と言った『巫女』がうまく機能していない、という一言。
ついつい口から出てしまった、といった体だったが、『巫女が機能する』とは、どういう状態なのだろう。
私にも、何か使命があるのだろうか。
再び窓の外に顔を向けてしまったフレッドには、これ以上聞けそうにはなかった。
外を眺めているうちに、周りの風景が徐々に変わってきた。
東門の周辺は水晶のような素材のキラキラした建物ばかりだったのだが、南門の近く、地の神殿のあるエリアは石や煉瓦で造られた、重厚な建物が大部分を占めている。
通りを歩く人も先程より多く、帝都ほどではないがそこそこ賑わっているようだった。
私たちの馬車は、大通りから何本も逸れた所にある、大きな屋敷の敷地に入って行った。
「あの、このお屋敷は?」
「ここは、僕の父上の生家、イーストウッド侯爵家だよ」
「セオのお父様の……?」
「うむ。下手な宿屋には泊まれんからのう。
現在のイーストウッド侯爵はオリヴァーの兄じゃ。
聖王都滞在中はここに世話になるつもりで、メーアの名前で手紙を出しておったんじゃよ」
考えてみれば、当然だった。
セオもフレッドも顔が知られているし、聖王都にいないはずなのだから、宿屋には泊まれない。
外を気軽に歩き回ることも出来ない以上、信頼できる協力者が必要なのだ。
イーストウッド侯爵家も、例に漏れず、煉瓦造りの趣ある建物である。
他の家と違っている所はというと、敷地内に沢山の木々が植えられている所だろうか。
本来であれば季節の花々が植えられ、ガーデンパーティーや茶会を催すために造られたであろうスペースには、全て三メートル超の立派な木々が植えられている。
そのせいか、庭は小さな森のようになっていて、外から中を窺うことは難しくなっていた。
「ようこそお越し下さいました。皆様、どうぞ中へ」
イーストウッド侯爵邸は、貴族屋敷にしては華美ではなく、どちらかというとシックなデザインの屋敷だ。
天井は白、壁は木目を活かした落ち着いた風合い。
室内の調度やカーペットは、私に判別出来ない色――どうやら、暖色系でまとめられているようだ。
上品で、質の良さと過ごしやすさにこだわったインテリアデザインである。
私たちは屋敷の一室で着替えさせてもらった後、応接室へと案内された。
ちなみに、ししまるは庭にある噴水の近くで一休みしている。
「たくさん水があるー、久しぶりだぁー」と言って、楽しそうにしていた。
応接セットに腰掛けると、すぐに紅茶とスコーンが用意される。
侯爵の身が空くまで待つようにとのことだ。
濃い目に淹れたアッサムティーにたっぷりのミルクを注ぐと、甘い香りが立ち上る。
さっくりとしたスコーンには、コケモモのジャム。
ジャムの甘酸っぱさと、温かいミルクティーが、旅の疲れを癒してくれた。
思い思いにゆっくりと過ごしていると、侯爵と夫人が応接室を訪れた。
イーストウッド侯爵は、セオの伯父にあたる人物だが、セオとはあまり似ていない。
濃い空色の髪で、眼光が鋭く、威厳のある顔立ちをしている。
夫人も気位の高そうな女性だ。
たっぷりとしたシルバーブロンドをシニョンにして、デコルテの広く開いたエンパイアラインのドレスを身に纏い、首元にはふかふかのファーを巻いている。
「フレデリック殿下、再びこうしてお目にかかれること、光栄にございます」
「おお、久しいのう」
イーストウッド侯爵は、嬉しそうに目を細める。
その仕草は、少しだけセオと似ていた。
事務的な挨拶と自己紹介が済んだら、フレッドを残して、私とセオはひと足先に部屋へと案内されたのだった。
イーストウッド侯爵家は、代々森の精霊の加護を授かっているらしい。
侯爵の主な仕事は、同じく森の精霊の加護を授かっているウエストウッド侯爵と共に、世界樹の管理をすることなのだそうだ。
また、官僚の一人として聖王城に上がることも多いのだとか。
その夜は久しぶりに一人きり。
ししまるは、庭にある小さな森で寝泊まりするそうだ。
いつでも噴水に行って水浴びできるし、宿の部屋に泊まるよりも外の方が落ち着くと喜んでいた。
セオは隣の部屋、フレッドは斜向かいの部屋を使っている。
ロイド子爵家と違って、当然管理も行き届いているし快適なのだが、常に人の気配がするので少しだけ落ち着かない。
疲れているはずなのに、私はなかなか寝つくことが出来なかった。
私は夜着の上にショールを羽織ると、窓を開けてバルコニーへ出る。
白っぽい石で造られた、小さいがお洒落なバルコニー。
柵に手をつき、空を眺めて、ほう、と息をつく。
ため息は白く広がり、すぐに空へと消えていった。
世界樹の枝葉は、月や星の光も透す。
しかし、満遍なく広がる透き通った枝葉に遮られ、月を横切る雲の形を判別したり、星座を見つけたりするのは少し難しかった。
そろそろ戻ろうかと思ったところで、キィ、と音が鳴り、隣の部屋の窓が開く。
私と同じように上に洋服を羽織って、セオがバルコニーに出てきたところだった。
「……セオ」
私が小さい声で呼びかけると、セオは驚いたのか、目を丸くしてこちらを見た。
「パステル……眠れないの?」
「うん。セオも?」
「……うん」
「そっち……行ってもいい?」
「え? あ、いや、それは……」
「だめ?」
「……」
セオはどう返答したらいいのか、困っているようだ。
「今、そっちに行くね」
迷っているようだったが、拒否、という訳ではないだろう。
そう思った私は、バルコニーから部屋に戻って、そのままセオの部屋の扉をノックしたのだった。
まだ明るい時間なのに、東門を入ってからここまで、人をほとんど見かけなかった。
代わりに、花壇や噴水、生垣の上――いたる所に妖精たちの姿が見られる。
生垣に頭から突き刺さっている、魚の骨のような身体を持つ半透明の妖精。
パチパチ、シュワシュワと音を立てながら消えては同じ場所で再生を繰り返している妖精。
普通の果実と同じように木に生っており、人や鳥が通りかかると色が変わって歌い始める妖精。
お馴染みのアワダマも、ムクロジの木の上の方に見え隠れしている。
可愛いもの、不思議なものから不気味なものまで、バラエティに富んだ妖精たちが、人間と共生していた。
「聖王国って、本当に妖精さんたちが沢山いるのね」
「うん。世界樹があるから、妖精たちにとっても住みやすい環境なんだ。人より、妖精の方が多いぐらいだよ」
「へぇ……」
セオが、私と一緒に窓の外を覗き込みながら答えてくれて、私は感心し相槌を打つ。
「じゃが、これでもかなり減ったんじゃよ。そのせいで、聖王都の北にある鉱山からの魔鉱石の採掘も、止まってるようじゃしな」
「魔鉱石? 何ですか、それ?」
フレッドが補足した内容に、私は振り返って疑問を述べた。
セオとフレッドが、その問いに交互に答えてくれる。
「魔鉱石は、魔力を帯びた石だよ。加工して精霊の加護を付与すると、魔石になるんだ」
「昔は、至る所に精霊や妖精がおってな。
加工した魔鉱石を『精霊の祭壇』に持っていくと、精霊たちが好きな石に力を込めて、魔石にしてくれたんじゃ。
精霊の加護を持たない者でも、魔石を動力源にすれば魔法の恩恵が得られたんじゃよ」
「でも、今は『精霊の祭壇』に行っても、妖精はいるけど精霊の姿はほとんど見られなくなった。
力の弱い妖精たちじゃ、魔石は作れないんだ」
「どうして、精霊たちはいなくなったの?」
私が再び質問をすると、フレッドは首を捻り、考えながらぽつぽつと話してくれる。
「……本当のところはわからんが、精霊たちの世界でパワーバランスが崩れてきたのかもしれないのう。
自然が減ったこと、精霊への感謝が薄くなったこと、『巫女』がうまく機能していないこと……」
「……え? 『巫女』が機能してない、って……」
「ああいやいや、お嬢ちゃんのせいじゃないぞい。精霊の姿が見られなくなったのは、お嬢ちゃんが生まれる前のことじゃからな。
『巫女』のことは忘れてくれ、すまんのう」
フレッドがぽつり、と言った『巫女』がうまく機能していない、という一言。
ついつい口から出てしまった、といった体だったが、『巫女が機能する』とは、どういう状態なのだろう。
私にも、何か使命があるのだろうか。
再び窓の外に顔を向けてしまったフレッドには、これ以上聞けそうにはなかった。
外を眺めているうちに、周りの風景が徐々に変わってきた。
東門の周辺は水晶のような素材のキラキラした建物ばかりだったのだが、南門の近く、地の神殿のあるエリアは石や煉瓦で造られた、重厚な建物が大部分を占めている。
通りを歩く人も先程より多く、帝都ほどではないがそこそこ賑わっているようだった。
私たちの馬車は、大通りから何本も逸れた所にある、大きな屋敷の敷地に入って行った。
「あの、このお屋敷は?」
「ここは、僕の父上の生家、イーストウッド侯爵家だよ」
「セオのお父様の……?」
「うむ。下手な宿屋には泊まれんからのう。
現在のイーストウッド侯爵はオリヴァーの兄じゃ。
聖王都滞在中はここに世話になるつもりで、メーアの名前で手紙を出しておったんじゃよ」
考えてみれば、当然だった。
セオもフレッドも顔が知られているし、聖王都にいないはずなのだから、宿屋には泊まれない。
外を気軽に歩き回ることも出来ない以上、信頼できる協力者が必要なのだ。
イーストウッド侯爵家も、例に漏れず、煉瓦造りの趣ある建物である。
他の家と違っている所はというと、敷地内に沢山の木々が植えられている所だろうか。
本来であれば季節の花々が植えられ、ガーデンパーティーや茶会を催すために造られたであろうスペースには、全て三メートル超の立派な木々が植えられている。
そのせいか、庭は小さな森のようになっていて、外から中を窺うことは難しくなっていた。
「ようこそお越し下さいました。皆様、どうぞ中へ」
イーストウッド侯爵邸は、貴族屋敷にしては華美ではなく、どちらかというとシックなデザインの屋敷だ。
天井は白、壁は木目を活かした落ち着いた風合い。
室内の調度やカーペットは、私に判別出来ない色――どうやら、暖色系でまとめられているようだ。
上品で、質の良さと過ごしやすさにこだわったインテリアデザインである。
私たちは屋敷の一室で着替えさせてもらった後、応接室へと案内された。
ちなみに、ししまるは庭にある噴水の近くで一休みしている。
「たくさん水があるー、久しぶりだぁー」と言って、楽しそうにしていた。
応接セットに腰掛けると、すぐに紅茶とスコーンが用意される。
侯爵の身が空くまで待つようにとのことだ。
濃い目に淹れたアッサムティーにたっぷりのミルクを注ぐと、甘い香りが立ち上る。
さっくりとしたスコーンには、コケモモのジャム。
ジャムの甘酸っぱさと、温かいミルクティーが、旅の疲れを癒してくれた。
思い思いにゆっくりと過ごしていると、侯爵と夫人が応接室を訪れた。
イーストウッド侯爵は、セオの伯父にあたる人物だが、セオとはあまり似ていない。
濃い空色の髪で、眼光が鋭く、威厳のある顔立ちをしている。
夫人も気位の高そうな女性だ。
たっぷりとしたシルバーブロンドをシニョンにして、デコルテの広く開いたエンパイアラインのドレスを身に纏い、首元にはふかふかのファーを巻いている。
「フレデリック殿下、再びこうしてお目にかかれること、光栄にございます」
「おお、久しいのう」
イーストウッド侯爵は、嬉しそうに目を細める。
その仕草は、少しだけセオと似ていた。
事務的な挨拶と自己紹介が済んだら、フレッドを残して、私とセオはひと足先に部屋へと案内されたのだった。
イーストウッド侯爵家は、代々森の精霊の加護を授かっているらしい。
侯爵の主な仕事は、同じく森の精霊の加護を授かっているウエストウッド侯爵と共に、世界樹の管理をすることなのだそうだ。
また、官僚の一人として聖王城に上がることも多いのだとか。
その夜は久しぶりに一人きり。
ししまるは、庭にある小さな森で寝泊まりするそうだ。
いつでも噴水に行って水浴びできるし、宿の部屋に泊まるよりも外の方が落ち着くと喜んでいた。
セオは隣の部屋、フレッドは斜向かいの部屋を使っている。
ロイド子爵家と違って、当然管理も行き届いているし快適なのだが、常に人の気配がするので少しだけ落ち着かない。
疲れているはずなのに、私はなかなか寝つくことが出来なかった。
私は夜着の上にショールを羽織ると、窓を開けてバルコニーへ出る。
白っぽい石で造られた、小さいがお洒落なバルコニー。
柵に手をつき、空を眺めて、ほう、と息をつく。
ため息は白く広がり、すぐに空へと消えていった。
世界樹の枝葉は、月や星の光も透す。
しかし、満遍なく広がる透き通った枝葉に遮られ、月を横切る雲の形を判別したり、星座を見つけたりするのは少し難しかった。
そろそろ戻ろうかと思ったところで、キィ、と音が鳴り、隣の部屋の窓が開く。
私と同じように上に洋服を羽織って、セオがバルコニーに出てきたところだった。
「……セオ」
私が小さい声で呼びかけると、セオは驚いたのか、目を丸くしてこちらを見た。
「パステル……眠れないの?」
「うん。セオも?」
「……うん」
「そっち……行ってもいい?」
「え? あ、いや、それは……」
「だめ?」
「……」
セオはどう返答したらいいのか、困っているようだ。
「今、そっちに行くね」
迷っているようだったが、拒否、という訳ではないだろう。
そう思った私は、バルコニーから部屋に戻って、そのままセオの部屋の扉をノックしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
いつまでもドアマットと思うなよ
あんど もあ
ファンタジー
二年前に母を亡くしたミレーネは、後妻と妹が家にやって来てからすっかり使用人以下の扱いをされている。王宮で舞踏会が開催されるが、用意されたのは妹のドレスだけ。そんなミレーネに手を差し伸べる人が……。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる