元禄大正怪盗伝

山岸マロニィ

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Ⅰ.トーキョー・ファントムシーフ

■ 設定資料② ヒノモトの歴史年表 ■

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作者の自己満足・その2。
ヒノモトの大雑把な歴史です。



織田信長が明智光秀の策略を予見、返り討ちにする。
豊臣秀吉の台頭はなく、徳川幕府も開かれず、戦国の動乱は元禄まで続く事となる。



疲弊しきった国土を襲った大災害は、前代未聞の被害をもらたす。
各地で一揆や叛乱が多発、戦国の世の体勢すらも保てなくなる。



そこへ、救世主のごとく現れたのが、大魔導士イザナヒコ。
彼は民に魔法を伝授し、圧倒的な支持を受けて、ヒノモトの主として即位。
国を統一、『刀剣銃器禁止令』を出し、戦国時代を終わらせた。
そしてヒノモトは、魔法国家へと歩みを進める。



一方、世界を征服する勢いの英国は、鎖国をし独立を保つヒノモトに寄港地としての価値を見出し、開国を迫る。
しかし、それを拒絶されて宣戦布告。
傘下にある各国の海軍を率いてトーキョー湾に迫るも、イザナヒコの魔法により壊滅させられる。
その後、ヒノモトは世界に一目置かれる存在となり、鎖国を継続する事となる。



教科書では、「刀剣銃器禁止令に反発する武家の生き残りによる逆恨み」となっているが、実際は、魔人マヒト非魔人ミソギという身分差別の撤廃を求めた叛乱。
多くの非魔人が参加したが、イザナヒコの家臣であるオニマル・ツルマルの両名により、わずか一日で鎮圧される。
その後、オージオは処刑。彼の支援者は散り散りとなる。


……その80年後の、元禄233年。
200年後からの転移者が、怪盗としてトーキョーに現れ……
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