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油断した!
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ゆ、油断した。
油断してた。
だって常務……じゃなくて、謙一さん、なんか2人のときは可愛い人だったし。
なんとなーく、謙一さんもそこまでセックス積極的な人じゃないのかなぁとか、あああダメ、考えがまとまらない!
「んっ、ぁあっ、あんっ」
私は中途半端に服を脱いだ状況で、すでにトロトロに溶かされていた。
「っ、はぁ……んっ、やぁっ」
くちゅ、と恥ずかしすぎる水音が謙一さんが指で弄ってるソコから零れた。下着のクロッチをズラして、ぐちょぐちょになってる私の中に抜き差しされる指。それを追いかけて、勝手に腰が揺れる。
甘えて媚びるような声が、口から溢れて思わず口を押さえた。
「麻衣」
嗜めるように謙一さんは私を呼ぶ。
その整った顔には笑みを浮かべているけれど、目がぎらぎらしてて、私は息が止まりそうになってしまう。
(か、可愛い謙一さんはどこに行ったの!?)
目の前のひとを、私を舐めて嬲って噛んで弄って苛めるこの男を、私は知らない──。
頭がくらくらする。
(あ、食べられちゃう……)
見つめられると、そんなことしか浮かばない。食べられる。肉片一つ残さず、骨一本すら残さず、私はこの人に食べられてしまう。
私は謙一さんにのし掛かられるようにされていて、快楽に浮く腰も勝手に逃げようとする身体も全く自由にできない。
「聞かせてくれ」
「……っ、はぁ、んんっ」
恥ずかしすぎる!
イヤイヤ、と首を振ると謙一さんは「仕方ない」みたいな顔をして私の指を甘噛みした。
「……!」
突然のことに、手から力が抜ける。
謙一さんはにやりと笑い、そのままナカを弄ってないほうの手で私の手を持ち上げて、私の指を口に含んだ。
「っ、やぁっ!?」
指をちゅ、と吸われて舐めまわされる。な、なにこれなにこれ!? 指ってこんなことされるの!? されていいの!?
人差し指、中指、薬指──と丁寧に、舐られるように。指と指の間まで──羞恥心で固まる。
ゆ、ゆゆゆ、指なんか、初めてそんなことされる……!
(指なんて、えっちなとこじゃないのに!)
感じるはずのない場所で感じちゃってる。その事実に、私は混乱して半分泣きそうになりながら謙一さんを見つめた。
ふ、と謙一さんが喉で笑う。
私の手を持ったまま、謙一さんは私を見下ろして「いま」と笑った。
「締まったの、分かったか? 自分で」
「っ、わか、わからな、……っ、ぁあっ」
いつのまにか、ナカを弄る指は増やされていたらしい。さ、三本……、か、な?
また口を塞ぎたい衝動に駆られるけれど、そんなことをすればまた指を舐めたり噛まれたりするわけで……。
くちゅ、と淫らな音を立てて二本で広げられて、一本でナカを緩く引っ掻くように指先で刺激される。
「ぁ、ぁあっ!? ゃっ、やぁ……っ、ぁ、け、んいちさ……っ!」
謙一さんは目元を和らげて、私の手を解放してくれる。ぽすん、とシーツに落ちた。
「は、はぁっ、だめっ、だめ、そこ、ほんと、に……っ!」
ナカのお腹側、恥骨のあたりを弄られて、私はイヤイヤと首をふる。イきそう、イっちゃう、やだ、こんなにすぐ、なんて……恥ずかしい……!
「そうだろうな、……健気に吸い付いて、本当に可愛い」
ぐちゅん! とナカを広げていた二本も肉襞を掻き回し始めて、同時に手のひらで肉芽まで刺激されて──もうそうされると、ダメだった。
「ぁ──!」
自分の足が宙を蹴ったのが分かる。
目の前がチカチカと白くなって、否が応にも自分が達してしまったのだと理解する。
「は、……ぁ」
かくりと身体から力を抜くと、謙一さんはヨシヨシと私を撫でる。
「すまない。君が可愛すぎて、ちょっと触るつもりがやり過ぎた」
「……は、ぃ……?」
謙一さんはそっと私の頬に唇を寄せて──それから遠慮がちに唇にキスを落とす。
ナカを散々弄っておいて、指までちゅうちゅうしてたのに、キスで遠慮するのはなぜなんだろう……。
何度も角度を変えて繰り返される小鳥のようなキスに、私はそっと唇を開く。
謙一さんはハッ、と息を飲んで、それからさっきまでの遠慮が嘘みたいに舌で口内を蹂躙し始める。
「ふ、ぁ……っ」
頭にモヤがかかったみたいになって、ただでさえ力がほとんど入ってなかった身体から自由がなくなる。もう、自分の意思では指一本動かせないような──。
上顎を舐り上げられて、されるがままにビクビクと身体が揺れた。
(気持ち、い……)
謙一さんには「私、上手じゃない」とは言っていたけれど、そもそも、こんなのどうしたらいいのか分からない。
(こんなん、だっけ……?)
処女じゃなくなってから、もう10年は経つと思う。でも、こんなに感じたの、初めてで。
簡単に誘い出された舌を、謙一さんが柔く噛む。それすらもう、されるがまま。
強く唇ごと吸われたあと、小さなリップ音と共に謙一さんは唇を離す。
すっかり弛緩した身体で、でも私はこくりと喉を動かした。私と謙一さんの唾液。汚いとは思わなかった。
「……っ、可愛い」
謙一さんが苦しげな声で言う。
「麻衣、可愛い。本当に……」
次々に落ちてくるキス。謙一さんは優しい手つきで、私の服を全部脱がせてくれた。
(……あ)
今更、だけれど。
簡単に一糸纏わぬ姿にされて、じっと見つめられて、気がつく。
(慣れてる? ……よね?)
私を見てニコニコしてる謙一さんを見ながら、私は胸がひりつくような感情を覚えた。
油断してた。
だって常務……じゃなくて、謙一さん、なんか2人のときは可愛い人だったし。
なんとなーく、謙一さんもそこまでセックス積極的な人じゃないのかなぁとか、あああダメ、考えがまとまらない!
「んっ、ぁあっ、あんっ」
私は中途半端に服を脱いだ状況で、すでにトロトロに溶かされていた。
「っ、はぁ……んっ、やぁっ」
くちゅ、と恥ずかしすぎる水音が謙一さんが指で弄ってるソコから零れた。下着のクロッチをズラして、ぐちょぐちょになってる私の中に抜き差しされる指。それを追いかけて、勝手に腰が揺れる。
甘えて媚びるような声が、口から溢れて思わず口を押さえた。
「麻衣」
嗜めるように謙一さんは私を呼ぶ。
その整った顔には笑みを浮かべているけれど、目がぎらぎらしてて、私は息が止まりそうになってしまう。
(か、可愛い謙一さんはどこに行ったの!?)
目の前のひとを、私を舐めて嬲って噛んで弄って苛めるこの男を、私は知らない──。
頭がくらくらする。
(あ、食べられちゃう……)
見つめられると、そんなことしか浮かばない。食べられる。肉片一つ残さず、骨一本すら残さず、私はこの人に食べられてしまう。
私は謙一さんにのし掛かられるようにされていて、快楽に浮く腰も勝手に逃げようとする身体も全く自由にできない。
「聞かせてくれ」
「……っ、はぁ、んんっ」
恥ずかしすぎる!
イヤイヤ、と首を振ると謙一さんは「仕方ない」みたいな顔をして私の指を甘噛みした。
「……!」
突然のことに、手から力が抜ける。
謙一さんはにやりと笑い、そのままナカを弄ってないほうの手で私の手を持ち上げて、私の指を口に含んだ。
「っ、やぁっ!?」
指をちゅ、と吸われて舐めまわされる。な、なにこれなにこれ!? 指ってこんなことされるの!? されていいの!?
人差し指、中指、薬指──と丁寧に、舐られるように。指と指の間まで──羞恥心で固まる。
ゆ、ゆゆゆ、指なんか、初めてそんなことされる……!
(指なんて、えっちなとこじゃないのに!)
感じるはずのない場所で感じちゃってる。その事実に、私は混乱して半分泣きそうになりながら謙一さんを見つめた。
ふ、と謙一さんが喉で笑う。
私の手を持ったまま、謙一さんは私を見下ろして「いま」と笑った。
「締まったの、分かったか? 自分で」
「っ、わか、わからな、……っ、ぁあっ」
いつのまにか、ナカを弄る指は増やされていたらしい。さ、三本……、か、な?
また口を塞ぎたい衝動に駆られるけれど、そんなことをすればまた指を舐めたり噛まれたりするわけで……。
くちゅ、と淫らな音を立てて二本で広げられて、一本でナカを緩く引っ掻くように指先で刺激される。
「ぁ、ぁあっ!? ゃっ、やぁ……っ、ぁ、け、んいちさ……っ!」
謙一さんは目元を和らげて、私の手を解放してくれる。ぽすん、とシーツに落ちた。
「は、はぁっ、だめっ、だめ、そこ、ほんと、に……っ!」
ナカのお腹側、恥骨のあたりを弄られて、私はイヤイヤと首をふる。イきそう、イっちゃう、やだ、こんなにすぐ、なんて……恥ずかしい……!
「そうだろうな、……健気に吸い付いて、本当に可愛い」
ぐちゅん! とナカを広げていた二本も肉襞を掻き回し始めて、同時に手のひらで肉芽まで刺激されて──もうそうされると、ダメだった。
「ぁ──!」
自分の足が宙を蹴ったのが分かる。
目の前がチカチカと白くなって、否が応にも自分が達してしまったのだと理解する。
「は、……ぁ」
かくりと身体から力を抜くと、謙一さんはヨシヨシと私を撫でる。
「すまない。君が可愛すぎて、ちょっと触るつもりがやり過ぎた」
「……は、ぃ……?」
謙一さんはそっと私の頬に唇を寄せて──それから遠慮がちに唇にキスを落とす。
ナカを散々弄っておいて、指までちゅうちゅうしてたのに、キスで遠慮するのはなぜなんだろう……。
何度も角度を変えて繰り返される小鳥のようなキスに、私はそっと唇を開く。
謙一さんはハッ、と息を飲んで、それからさっきまでの遠慮が嘘みたいに舌で口内を蹂躙し始める。
「ふ、ぁ……っ」
頭にモヤがかかったみたいになって、ただでさえ力がほとんど入ってなかった身体から自由がなくなる。もう、自分の意思では指一本動かせないような──。
上顎を舐り上げられて、されるがままにビクビクと身体が揺れた。
(気持ち、い……)
謙一さんには「私、上手じゃない」とは言っていたけれど、そもそも、こんなのどうしたらいいのか分からない。
(こんなん、だっけ……?)
処女じゃなくなってから、もう10年は経つと思う。でも、こんなに感じたの、初めてで。
簡単に誘い出された舌を、謙一さんが柔く噛む。それすらもう、されるがまま。
強く唇ごと吸われたあと、小さなリップ音と共に謙一さんは唇を離す。
すっかり弛緩した身体で、でも私はこくりと喉を動かした。私と謙一さんの唾液。汚いとは思わなかった。
「……っ、可愛い」
謙一さんが苦しげな声で言う。
「麻衣、可愛い。本当に……」
次々に落ちてくるキス。謙一さんは優しい手つきで、私の服を全部脱がせてくれた。
(……あ)
今更、だけれど。
簡単に一糸纏わぬ姿にされて、じっと見つめられて、気がつく。
(慣れてる? ……よね?)
私を見てニコニコしてる謙一さんを見ながら、私は胸がひりつくような感情を覚えた。
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