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二人の夜は甘く
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佳音「すー…すー…」
暗い部屋に灯りがぼんやりと一つ…襖を開ければ疲れて寝る貴女。
善唯「…」
着崩れた浴衣から見える柔肌が灯に照らされ、淡く光る。
佳音「んん~…」
寝返りをうつ、浴衣がさらに崩れていく。
善唯「君は寝るのが下手だね」
たわわに揺れる柔い胸…少し前の事を思い出し顔を逸らす。
佳音「…襲うんなら襲えば?」
眠りから目覚め上半を起こす。
佳音「あー…今何時?」
善唯「3時」
佳音「……」
善唯「押しかけ女房とはよくやるな」
佳音「通い妻の間違いだろ」
善唯「…」
佳音「ここまで来るのに何年かかったと思ってんだアホんだら」
善唯「君いい加減その口調やめた方がいい」
佳音「ウルセェハゲ」
善唯「禿げてないそして私はまだ二十五だ」
佳音「四捨五入したら三十だな」
善唯「君四捨五入知ってだんだな」
佳音「切り取るぞ?」
善唯「…それにしても」
善唯は佳音に触れる。
善唯「今…幸せか?」
佳音「……どう思う?」
お互い見つめ合う。
佳音「ん…」
唇が触れる…舌が絡む、抱き締める腕が強くなり…逃げられない。
佳音「……~~…んぅ…」
唇が離れる…と同時に帯が緩くなる。
佳音「!」
善唯「襲っていいんだろ?」
穏やかな顔から一転、目が据わり男の顔に変わった。
佳音「あ…ぇ…」
ずるりと浴衣が落ち、露になった肌は熱く、心音が重く、早く脈打つ。
佳音「え…あ…あ、あれは冗談」
善唯「据え膳食わぬは男の恥って君が言ったんだぞ?」
佳音「ま、待って!ちょ…」
善唯「待てないごめん」
佳音「あ…」
暗い部屋に灯りがぼんやりと一つ…襖を開ければ疲れて寝る貴女。
善唯「…」
着崩れた浴衣から見える柔肌が灯に照らされ、淡く光る。
佳音「んん~…」
寝返りをうつ、浴衣がさらに崩れていく。
善唯「君は寝るのが下手だね」
たわわに揺れる柔い胸…少し前の事を思い出し顔を逸らす。
佳音「…襲うんなら襲えば?」
眠りから目覚め上半を起こす。
佳音「あー…今何時?」
善唯「3時」
佳音「……」
善唯「押しかけ女房とはよくやるな」
佳音「通い妻の間違いだろ」
善唯「…」
佳音「ここまで来るのに何年かかったと思ってんだアホんだら」
善唯「君いい加減その口調やめた方がいい」
佳音「ウルセェハゲ」
善唯「禿げてないそして私はまだ二十五だ」
佳音「四捨五入したら三十だな」
善唯「君四捨五入知ってだんだな」
佳音「切り取るぞ?」
善唯「…それにしても」
善唯は佳音に触れる。
善唯「今…幸せか?」
佳音「……どう思う?」
お互い見つめ合う。
佳音「ん…」
唇が触れる…舌が絡む、抱き締める腕が強くなり…逃げられない。
佳音「……~~…んぅ…」
唇が離れる…と同時に帯が緩くなる。
佳音「!」
善唯「襲っていいんだろ?」
穏やかな顔から一転、目が据わり男の顔に変わった。
佳音「あ…ぇ…」
ずるりと浴衣が落ち、露になった肌は熱く、心音が重く、早く脈打つ。
佳音「え…あ…あ、あれは冗談」
善唯「据え膳食わぬは男の恥って君が言ったんだぞ?」
佳音「ま、待って!ちょ…」
善唯「待てないごめん」
佳音「あ…」
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