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#45 由花とデート ♡
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「で、では今日一日よろしくお願いしますっ……!」
「うん、楽しもうね…… 由花さん……」
今日は由花とのデートの日。
2人はイッシュにやってきていた。
「その、いきなりで申し訳ないんですけど…… 少しお話がしたいので、ちょっと奥の方にある喫茶店まで行こうと思ってるのですが……」
「分かった…… 案内頼んでも大丈夫……?」
「はいっ……! 調べてきましたのでっ」
というわけで、2人は喫茶店を目指して歩き出した。
少し進んだ道中、隣の由花の様子が少し気になったので、チラッと横目に見てみると、由花は手をそーっと真人の方に出しては引っ込め出しては引っ込めを繰り返していた。
(やっぱり由花さん、分かりやすいな…… 可愛い……)
真人は由花が何をしようかすぐに分かったので、もう一度手が伸びてきたタイミングで、真人の方からパシッと由花の手を握ってみた。
「ぴゃあっ!?」
「あ、ごめんね…… 驚かせちゃった……」
「い、いえっ!? そ、その…… 手が……!」
「由花さんと僕も手を繋ぎたかったから……!」
「そ、そうですかっ、私もですっ……!」
由花の手は小さく、真人の手でも包みこめてしまうような手をしていた。
喫茶店に着くまでの間、由花は顔を真っ赤にして、緊張からかあまり喋る事もなかったが、真人はそんな由花のことも微笑ましく見ていた。
「着きましたっ」
「おぉ…… オシャレだね……!」
外観は大型施設の中にある一店とは思えないくらい凝っていて、レトロな雰囲気を醸し出していた。
店内に入ると、真人達以外に客はいないようで、カウンター内の恐らく店主であろう女性に好きな席に座るよう促された。
なので、真人達は1番奥のテーブル席に腰掛け、真人はコーヒー、由花はウーロン茶を頼んだ。
「コーヒー、好きなんですか?」
「うん、美味しく飲めるよ……」
「大人ですねっ」
「そうかな……? ありがとう……」
まだ緊張している由花との会話は少しぎこちなかった。
注文してすぐに、頼んだ飲み物は運ばれてきたので、お互いに一口飲んでから、今度は真人の方から口を開いた。
「それで、話って……?」
「えっとですね…… ちょっとお聞きしたいことがあって……」
由花は少し間を空けてから言葉を続けていく。
「わ、私の事どう思ってますか……?」
「えっと…… とても可愛くて頭も良い、魅力的な女の子だと思ってるよ…….?」
「そ、即答ですか……!?」
「え、うん…… どうしてそんなことを……?」
「その…… 私、自分に自信が無くて…… 他の真人さんの周りにいる女性はみんな外見や内面もとても美しいので、私が入る余地なんて無いんじゃないかなって……」
「全然、そんな事ないと思うけど……?」
「ですが、私は多少頭が良いのが取り柄なだけで、運動とか腹芸もできませんし、見た目も美香さんみたいなスタイルの良さも無ければ、音夢さんのような可愛らしさも無いです……」
「なるほど…… なんだか、僕と似てるね…… 由花さんは……」
「似てる、ですか?」
「僕も、あんまり自分に自信は無くて…… 本当にありがたい事に優しい女の人達に囲まれてるけど、自分が相手にとって相応しいのかなってよく思っちゃうんだ……」
「そんな、真人さんはとても魅力的な方ですよっ」
「そう、みんなそう言ってくれる…… だから最近は少し自信を持てるようになってきて、それを行動に移せるようにもなってたよ…… 最近だと、もう少しハキハキ喋れるようになろうかなって思ってたりしてるんだ……」
「そうなんですね……」
「だから、由花さんが自信を持てないなら、僕が由花さんが自信持てるように魅力的だって事を伝えるよ……! それに、由花さんは運動とか腹芸ができないことをネガティブに捉えてたけど…… 僕はそういうところも、由花さんは納得いかないかもしれないけれど、可愛らしいと思う……!」
「えっ、そんな可愛いなんてっ」
「自分では自信ない部分でも、人からしたらプラスになる事もあると思うから、全然気にする必要はないよ……!」
「そうですか…… そう言ってくれるとありがたいです」
「いえっ…… あ、じゃあ、僕が最近意識してることをまず一緒にやってみませんか……?」
「と、言いますと?」
「自分を下げた発言をしないようにすること、です……!」
「それは、どういう意味があるんですか?」
「説明難しいんですけど、うーん…… あ、由花さんって、美香さんの事を好き…… というか尊敬みたいな感じで慕ってますよね……?」
「はい、とても尊敬してます」
「例えば、美香さんと話してる時に美香さんが、私なんて全然ダメダメで…… みたいな事言ってきたらちょっとモヤっとしませんか……?」
「そうですね、そんな事ないのにって思います」
「今の僕もそんな感じで…… 由花さんは僕は魅力的に思ってるのに…… って思ってて…… だから僕にそういう事を思わせないようにしてくれると嬉しいな……!」
「なるほど……」
「言葉ってすごい力があるから、意外とこういうこと言わないようにするだけでも結構変わると思う……!」
「そうですね。 ……ありがとうございます、真人さん。
なんだかスッキリしました。 その…… 魅力的と言われて嬉しかったです……♡」
「由花さんが自信持てるようになるまで言い続けるよ……!」
「あ、あんまり言われたらそれはそれで恥ずかしくなってしまいます……♡」
由花は何処か憑き物が取れたような表情になり、いつもの喜怒哀楽の分かりやすい由花に戻った。
「それじゃあ、一度出ましょうか」
一度喫茶店から出た2人は、どちらからともなく手を繋いだ。
「……嬉しいです♡」
「僕もだよ……! 思ったことあったらどんどん伝えあっていこうね……?」
「はいっ♡」
「これからなにするか決めてるの……?」
「えっと、恥ずかしながら私、休日の日も勉強してる事がほとんどで…… 趣味という趣味が無くて。 だから気になるところがあれば入るみたいな形になっちゃうんですけど、いいですか?」
「もちろん……! 入りたいお店あったら遠慮なく言ってね……!」
「ありがとうございます♡」
2人は手を繋いだまま、目的も決めずにブラブラし始めた。
「わぁ、すごい大きな音が……」
「入ってみる……?」
「そうですねっ」
2人がまず入ったのは、ゲームセンターだった。
「ほぼ初めてです、こういうところに来たの」
「そっか、ちょっと見て回ってみよ……?」
2人は店内をゆっくりと回ってみる。
「あっ、すごい大きなぬいぐるみ」
「割と落とせそうだね…… やってみる……?」
すると由花が、両手で抱えるサイズの猫のぬいぐるみが置いてあるクレーンゲームの前で止まった。
オーソドックスに100円で1プレイでき、500円入れると一回おまけで6回プレイ出来るようになるものだった。
「500円入れて3回ずつやってみよっか……?」
「初めてなんですけど、大丈夫でしょうか?」
「こういうのはダメ元でやるものだから、とりあえず挑戦だけしてみよ……?」
「そういうものなんですね」
まずは真人がお手本で一度プレイしてみることになった。
頭の方を持ち上げればいけそうだったので、頭の方にアームを操作していく。
「あ、持ち上がって…… おぉー、ちょっと穴に近づきましたね」
「いけそうかもね…… 由花さんもどうぞ……!」
「頑張りますっ」
由花も真人と同じように頭を狙ってアームを動かした。
しかし、ちょっとずれてしまい、ほんのちょっとだけぬいぐるみを持ち上げるだけに終わった。
「あっ…… 結構難しいですね」
「また交代しよっか……」
その後、交代しながら3回かけてぬいぐるみはもはや落ちているんじゃないかというところまで動かせて、ラストの由花の番になった。
「落ちそうですけど、ちょっと難しいですね」
「頑張って、由花さん……」
「やってみますっ」
由花は台の横からアームを見たりしながら慎重に位置を調整し、アームを降ろしていった。
結果は見事、それが最後の一押しとなり、ぬいぐるみを穴に落とすことができた。
「や、やりましたっ!」
「すごい、由花さん……! ちゃんと取れたね……!」
「真人さんが結構動かしてくれましたから、私は美味しいところを取っただけですけどね?」
「でも、最後取ったのは由花さんだから、由花さんのおかげでもあるよ…… んっと…… はい、これ……」
「わぁ…… 結構こうして持ってみると大きいですね。 ふふ、モフモフです♡」
ギュッとぬいぐるみを嬉しそうに抱きしめ、頬をスリスリとしている由花はとても可愛かった。
横に置いてあった大きな透明な袋にぬいぐるみを入れて、真人達はゲームセンターから出た。
「ふふ、これは宝物になりそうです♡」
「良かったよ……!」
「はいっ♡ あ、もういい時間ですし、ご飯食べに行きましょうか」
いつものフードコートに2人は行くと、同じお店で由花はサンドイッチ、真人はハンバーガーを頼んだ。
「んっ、美味しいっ! パンがふわふわですっ」
「美味しいね……!」
真人は由花の可愛い反応を見ながら食事を楽しんでいった。
それから、しっかりと腹ごしらえも済み、再び2人は食後ということもあって少しゆっくりめに施設内を歩き回っていく。
「ここは……」
「玩具屋さんかな……? 気になる……?」
「そうですね、気になります」
2人は今度は玩具屋さんを見つけたので、入ってみることにした。
中にはプラモデルやフィギュアなどのちょっと大人向けの物も有れば、積み木やレールを組み立てて遊ぶような子供向けのおもちゃまで色々と置いてあった。
「あっ……」
店内を見て回っていると、由花が一つのゾーンで立ち止まった。
「ジグソーパズルかぁ…… 由花さんこういうの好きなの……?」
「はいっ、勉強の合間とかによく息抜きでしてたりしますね。 私の唯一の趣味とも言えるかもしれないです」
「そうなんだ…… どれくらいのサイズをやったりするの……?」
「今作ってるのは2000ピースの結構大きめのやつですね」
「すごいね…… あんまりやったことないや……」
「なにも考えないで出来るので、息抜きに丁度いいんですよ」
「そしたら、今日の記念に一つ買わない……? お金は僕が払うから……」
「え、そんな。 お金は私が……」
「じゃあ、お金出し合って買わない……? それで、買ったやつを僕の家に置いておいて、暇な時に2人で作ってみたいなって……」
「な、なるほど…… そういうことなら」
結局、由花に選んでもらって、750ピースくらいのパズルを2人でお金を出し合って買った。
真人の願いもあって、8:2くらいの割合で真人が多めにお金は払った。
というのも、精液検査の謝礼金がこの前振り込まれたのだが、それがとんでもなくデカかったのである。
なので、なんとかしてお金を使いたいとは常日頃から思っていたため、真人が多めに支払うことになった。
「今度、由花さんが来た時、時間あったら一緒にやろうね……」
「はいっ、楽しみにしてます♡」
2人はお店から出て、近くのベンチで一休みする。
「真人さん、この後なんですけど…… 恐らく昨日、梓さんとお家で過ごされたんですよね?」
「うん、そうだね……」
「その、私も同じように過ごさせてもらってもいいでしょうか……?」
「もちろんだよ……!」
「あぁっ、嬉しいですっ♡」
2人は今日の夜、共に過ごす約束を交わした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、やってきた夜の時間。
いつも通り食事や風呂を済ませた真人は自室で1人待っていた。
コンコンコンッ
「どうぞ……!」
「し、失礼しますっ」
入ってきたのはシンプルなパジャマに身を包んだ由花だった。
が、明らかにいつもと違う点が一つあった。
「由花さん、髪、下ろすとそんな感じなんだね……」
由花はいつもの三つ編みお下げを解き、肩口くらいまで髪を下ろしていた。
「その、お風呂上がりなので…… 変じゃないですかっ?」
「変じゃないよ……! いつもと違ってとっても可愛い……!」
「あ、ありがとうございます……♡」
照れながらも由花は真人のすぐ近くまでゆっくりと近づいてきた。
「由花さん……?」
「ま、真人さんに、言いたいことがありますっ……」
「はい……?」
突然由花はそんな事を言い出した。
「私、真人さんの事が好きですっ……! 私のことを、魅力的だと言ってくれる真人さんが、本当にっ……」
そして、一世一代の心持ちで真人に告白をしたのだった。
「由花さんっ…… 嬉しいです……!」
真人は由花の両手を握り、真っ直ぐにその目を見つめていく。
「僕も、勉強できて頼りになる…… その上、沢山可愛いところもある由花さんの事が好きだよ……!」
「つ、つまり、両想いということでしょうか?」
「そういうこと……!」
「はぅ……♡ 私が真人さんと両想い……♡ な、なんでしょう、とてもドキドキしてしまっています……♡ 真人さん、また、以前みたいにギュッとして欲しいですっ♡」
「お安い御用だよ……!」
ギュッ……
「あぁっ♡ 前された時よりドキドキがすごいですっ♡ でも、幸せ度合も前より高いです♡」
「由花さんも、もっとギュッと力入れても大丈夫だよ……!」
「分かりましたっ♡」
由花も背中に腕を回し、ギュッとすることで、さらに密着するような形になった。
「由花さん……」
「あっ♡ 頭ナデナデも好きです……♡ いつも音夢さんが真人さんに頼んでるのを見て、羨ましかったんです♡」
「これからは由花さんもして欲しい時は言ってね……!」
「分かりましたっ♡」
真人は由花のサラサラで指通りのいい髪を存分に触りながら頭を撫でていった。
由花はお返しと言わんばかりに真人の胸元に顔を埋め、グリグリと頭を擦り付けてくる。
「由花さんの髪、サラサラだね…… とっても触り心地良い……」
「真人さんはどっちの髪型が好みですか?」
「それは究極の質問すぎるよ……! 選べないくらいどっちも似合ってるから……!」
「そ、そうですか♡ なら、このお家に来る時とかは髪下ろしたりしますね♡」
「うん……! 由花さんならどんな髪型も似合いそう……!」
そんな会話をしながら2人はお互いの背中を手で触っていった。
「真人さん……」
そんな最中に、ふと由花が顔を上げて呼びかけてきた。
その目は熱を帯びていて、ウルっとしていた。
目が合うと、由花はゆっくりと目を閉じてこちらに顔を寄せてきた。
「んっ……」
「んぅっ……♡」
すると自然と2人の唇は重なり、由花はたまらずくぐもった声を上げた。
「はぁっ♡ キス、しちゃいました……♡」
「由花さん、座りましょうか……?」
「はい……♡」
2人は抱擁を解くと、ベッドにピタリと並んで座った。
「真人さん、その…… いきなりなんですけど、私とセックスをしていただけますかっ……?」
「由花さんがいいなら喜んで……!」
「あぁっ♡ 嬉しいですっ♡ あの、本当は私がリードしなければならないんでしょうど、真人さんにリードを任せた方がいいと言われてて……」
「うん、任せて……! 出来る限り満足してもらえるよう頑張るよ……!」
「じゃあ、ど、どうぞ私の体を好きにしてくださいっ♡」
「うん……! とりあえず服脱がすね……?」
真人は由花のパジャマを脱がせていく。
由花の下着は、シンプルな白の下着だったが、由花にはとても似合っていた。
「貧相な体ですみません……」
「由花さん、また自分下げてるよ……? それに、僕からしたらすごく魅力的だから、自信持って……!」
「あ…… わ、分かりました♡」
由花の体は、運動などもあまりしてないからか、確かにかなり華奢だった。
だが、真人からしたら由花の体というだけで大きな価値があるのだ。
「私も真人さんの服脱がせますっ」
由花も真人の服を脱がせていき、2人は下着姿になった。
「下着も脱がすね……?」
由花の下着を脱がすと、おっぱいの方はギリギリBカップくらいの膨らみがあり、下の方は綺麗な一筋のおマンコを確認する事ができた。
「全然貧相なんかじゃ無い、綺麗な体だよ……! 由花さん……!」
「あ、ありがとうございます♡ 真人さんのも脱がせます……!」
由花は真人のパンツに両手をかけ、ゆっくりと下ろしていった。
すると、由花の体に興奮し、完全に勃ち上がったチンポが露わになった。
「お、大きいっ♡ さすがSランクの男性です♡ 平均の2倍近くはありそうですね♡」
「さすが、物知りだね…… 由花さん、体触っていくよ……?」
「お願いしますっ♡」
由花の体の外側から真人は触っていく。
すると、由花は早くも体を震わせ始めた。
「ふぅっ♡ んんっ♡」
「由花さん、声我慢しないで……?」
「い、いいんですか♡?」
「うん、僕としてる時は何かを我慢したりはしなくて大丈夫……! 思ったことあったらどんどん言って……?」
「はいっ♡ あぁっ♡ 真人さんの手、気持ちいいですっ♡」
「由花さん、すごく敏感だね……!」
「自分でもっ♡ あんっ♡ 知りませんでしたっ♡」
まだ体を手で撫でているだけなのに、下手をすればイッてしまいそうなくらい由花の体は敏感だった。
「ちょっとずつ、内側も触るよ……」
「本当にっ♡ はぁっ♡ 私の体、好きにされちゃってますっ♡」
「とっても可愛いよ、由花さん……! 触れる度にピクピク反応してくれて……!」
「い、言わないでぇ……♡ 恥ずかしいですぅ……♡」
ほぼ全身を触れてみて感じ、由花は太ももと首周りがより敏感なようなので、真人は由花の首周りに口づけをしていく。
「ひゃあぁ……♡ そ、そこ、他の所よりゾクゾクしますっ♡」
「ペロペロ……」
「んぁっ♡ な、舐めちゃダメですぅ……♡」
真人が由花の首を愛撫し終わる頃には、由花はふにゃふにゃになっており、全身の力が抜けてきていた。
「由花さん、横になろっか……」
「ふぁい……♡」
「ちょっと抱っこするね……?」
由花を抱っこして、枕のある場所まで移動させた。
「えへへ、真人さん……♡」
「ちょっと休憩だね……」
このまま続けると由花のあまり無い体力がどんどん消費されてしまいそうなので、真人は一旦愛撫を止め、由花と一緒に寝転がった。
そして、由花の事を優しくギュッと抱きしめる。
「あっ♡ 真人さんが近いですっ♡」
「キスしよっか、由花さん……」
「はいっ♡ んっ……♡」
2人は抱き合ったまま2回目のキスを交わしていく。
今度はすぐに唇を離さない長めのキスだ。
「んふぅ……♡ んぅ……♡ はぁっ♡ キス、好きです♡」
「由花さん、口開けて舌出してみて……」
「こ、こうれふか……? んむぅっ……♡!?」
可愛く舌をちょっとだけ出してきた由花の口に吸い付き、舌同士を絡めていく。
「ちゅるっ♡ ぴちゃっ……♡」
由花も何か感じるものがあったのか、割と早めに自分でも舌を動かし始めた。
そして、無意識に自分の足を真人の足に絡めてもくる。
「んあ……♡ あ、頭ボーッとしちゃいます、これ♡」
「キス、いいよね……!」
「真人さん、また体触って欲しいです♡ もう大丈夫なので♡」
「分かった……!」
真人は再び由花の体に手を伸ばしていった。
「うん、楽しもうね…… 由花さん……」
今日は由花とのデートの日。
2人はイッシュにやってきていた。
「その、いきなりで申し訳ないんですけど…… 少しお話がしたいので、ちょっと奥の方にある喫茶店まで行こうと思ってるのですが……」
「分かった…… 案内頼んでも大丈夫……?」
「はいっ……! 調べてきましたのでっ」
というわけで、2人は喫茶店を目指して歩き出した。
少し進んだ道中、隣の由花の様子が少し気になったので、チラッと横目に見てみると、由花は手をそーっと真人の方に出しては引っ込め出しては引っ込めを繰り返していた。
(やっぱり由花さん、分かりやすいな…… 可愛い……)
真人は由花が何をしようかすぐに分かったので、もう一度手が伸びてきたタイミングで、真人の方からパシッと由花の手を握ってみた。
「ぴゃあっ!?」
「あ、ごめんね…… 驚かせちゃった……」
「い、いえっ!? そ、その…… 手が……!」
「由花さんと僕も手を繋ぎたかったから……!」
「そ、そうですかっ、私もですっ……!」
由花の手は小さく、真人の手でも包みこめてしまうような手をしていた。
喫茶店に着くまでの間、由花は顔を真っ赤にして、緊張からかあまり喋る事もなかったが、真人はそんな由花のことも微笑ましく見ていた。
「着きましたっ」
「おぉ…… オシャレだね……!」
外観は大型施設の中にある一店とは思えないくらい凝っていて、レトロな雰囲気を醸し出していた。
店内に入ると、真人達以外に客はいないようで、カウンター内の恐らく店主であろう女性に好きな席に座るよう促された。
なので、真人達は1番奥のテーブル席に腰掛け、真人はコーヒー、由花はウーロン茶を頼んだ。
「コーヒー、好きなんですか?」
「うん、美味しく飲めるよ……」
「大人ですねっ」
「そうかな……? ありがとう……」
まだ緊張している由花との会話は少しぎこちなかった。
注文してすぐに、頼んだ飲み物は運ばれてきたので、お互いに一口飲んでから、今度は真人の方から口を開いた。
「それで、話って……?」
「えっとですね…… ちょっとお聞きしたいことがあって……」
由花は少し間を空けてから言葉を続けていく。
「わ、私の事どう思ってますか……?」
「えっと…… とても可愛くて頭も良い、魅力的な女の子だと思ってるよ…….?」
「そ、即答ですか……!?」
「え、うん…… どうしてそんなことを……?」
「その…… 私、自分に自信が無くて…… 他の真人さんの周りにいる女性はみんな外見や内面もとても美しいので、私が入る余地なんて無いんじゃないかなって……」
「全然、そんな事ないと思うけど……?」
「ですが、私は多少頭が良いのが取り柄なだけで、運動とか腹芸もできませんし、見た目も美香さんみたいなスタイルの良さも無ければ、音夢さんのような可愛らしさも無いです……」
「なるほど…… なんだか、僕と似てるね…… 由花さんは……」
「似てる、ですか?」
「僕も、あんまり自分に自信は無くて…… 本当にありがたい事に優しい女の人達に囲まれてるけど、自分が相手にとって相応しいのかなってよく思っちゃうんだ……」
「そんな、真人さんはとても魅力的な方ですよっ」
「そう、みんなそう言ってくれる…… だから最近は少し自信を持てるようになってきて、それを行動に移せるようにもなってたよ…… 最近だと、もう少しハキハキ喋れるようになろうかなって思ってたりしてるんだ……」
「そうなんですね……」
「だから、由花さんが自信を持てないなら、僕が由花さんが自信持てるように魅力的だって事を伝えるよ……! それに、由花さんは運動とか腹芸ができないことをネガティブに捉えてたけど…… 僕はそういうところも、由花さんは納得いかないかもしれないけれど、可愛らしいと思う……!」
「えっ、そんな可愛いなんてっ」
「自分では自信ない部分でも、人からしたらプラスになる事もあると思うから、全然気にする必要はないよ……!」
「そうですか…… そう言ってくれるとありがたいです」
「いえっ…… あ、じゃあ、僕が最近意識してることをまず一緒にやってみませんか……?」
「と、言いますと?」
「自分を下げた発言をしないようにすること、です……!」
「それは、どういう意味があるんですか?」
「説明難しいんですけど、うーん…… あ、由花さんって、美香さんの事を好き…… というか尊敬みたいな感じで慕ってますよね……?」
「はい、とても尊敬してます」
「例えば、美香さんと話してる時に美香さんが、私なんて全然ダメダメで…… みたいな事言ってきたらちょっとモヤっとしませんか……?」
「そうですね、そんな事ないのにって思います」
「今の僕もそんな感じで…… 由花さんは僕は魅力的に思ってるのに…… って思ってて…… だから僕にそういう事を思わせないようにしてくれると嬉しいな……!」
「なるほど……」
「言葉ってすごい力があるから、意外とこういうこと言わないようにするだけでも結構変わると思う……!」
「そうですね。 ……ありがとうございます、真人さん。
なんだかスッキリしました。 その…… 魅力的と言われて嬉しかったです……♡」
「由花さんが自信持てるようになるまで言い続けるよ……!」
「あ、あんまり言われたらそれはそれで恥ずかしくなってしまいます……♡」
由花は何処か憑き物が取れたような表情になり、いつもの喜怒哀楽の分かりやすい由花に戻った。
「それじゃあ、一度出ましょうか」
一度喫茶店から出た2人は、どちらからともなく手を繋いだ。
「……嬉しいです♡」
「僕もだよ……! 思ったことあったらどんどん伝えあっていこうね……?」
「はいっ♡」
「これからなにするか決めてるの……?」
「えっと、恥ずかしながら私、休日の日も勉強してる事がほとんどで…… 趣味という趣味が無くて。 だから気になるところがあれば入るみたいな形になっちゃうんですけど、いいですか?」
「もちろん……! 入りたいお店あったら遠慮なく言ってね……!」
「ありがとうございます♡」
2人は手を繋いだまま、目的も決めずにブラブラし始めた。
「わぁ、すごい大きな音が……」
「入ってみる……?」
「そうですねっ」
2人がまず入ったのは、ゲームセンターだった。
「ほぼ初めてです、こういうところに来たの」
「そっか、ちょっと見て回ってみよ……?」
2人は店内をゆっくりと回ってみる。
「あっ、すごい大きなぬいぐるみ」
「割と落とせそうだね…… やってみる……?」
すると由花が、両手で抱えるサイズの猫のぬいぐるみが置いてあるクレーンゲームの前で止まった。
オーソドックスに100円で1プレイでき、500円入れると一回おまけで6回プレイ出来るようになるものだった。
「500円入れて3回ずつやってみよっか……?」
「初めてなんですけど、大丈夫でしょうか?」
「こういうのはダメ元でやるものだから、とりあえず挑戦だけしてみよ……?」
「そういうものなんですね」
まずは真人がお手本で一度プレイしてみることになった。
頭の方を持ち上げればいけそうだったので、頭の方にアームを操作していく。
「あ、持ち上がって…… おぉー、ちょっと穴に近づきましたね」
「いけそうかもね…… 由花さんもどうぞ……!」
「頑張りますっ」
由花も真人と同じように頭を狙ってアームを動かした。
しかし、ちょっとずれてしまい、ほんのちょっとだけぬいぐるみを持ち上げるだけに終わった。
「あっ…… 結構難しいですね」
「また交代しよっか……」
その後、交代しながら3回かけてぬいぐるみはもはや落ちているんじゃないかというところまで動かせて、ラストの由花の番になった。
「落ちそうですけど、ちょっと難しいですね」
「頑張って、由花さん……」
「やってみますっ」
由花は台の横からアームを見たりしながら慎重に位置を調整し、アームを降ろしていった。
結果は見事、それが最後の一押しとなり、ぬいぐるみを穴に落とすことができた。
「や、やりましたっ!」
「すごい、由花さん……! ちゃんと取れたね……!」
「真人さんが結構動かしてくれましたから、私は美味しいところを取っただけですけどね?」
「でも、最後取ったのは由花さんだから、由花さんのおかげでもあるよ…… んっと…… はい、これ……」
「わぁ…… 結構こうして持ってみると大きいですね。 ふふ、モフモフです♡」
ギュッとぬいぐるみを嬉しそうに抱きしめ、頬をスリスリとしている由花はとても可愛かった。
横に置いてあった大きな透明な袋にぬいぐるみを入れて、真人達はゲームセンターから出た。
「ふふ、これは宝物になりそうです♡」
「良かったよ……!」
「はいっ♡ あ、もういい時間ですし、ご飯食べに行きましょうか」
いつものフードコートに2人は行くと、同じお店で由花はサンドイッチ、真人はハンバーガーを頼んだ。
「んっ、美味しいっ! パンがふわふわですっ」
「美味しいね……!」
真人は由花の可愛い反応を見ながら食事を楽しんでいった。
それから、しっかりと腹ごしらえも済み、再び2人は食後ということもあって少しゆっくりめに施設内を歩き回っていく。
「ここは……」
「玩具屋さんかな……? 気になる……?」
「そうですね、気になります」
2人は今度は玩具屋さんを見つけたので、入ってみることにした。
中にはプラモデルやフィギュアなどのちょっと大人向けの物も有れば、積み木やレールを組み立てて遊ぶような子供向けのおもちゃまで色々と置いてあった。
「あっ……」
店内を見て回っていると、由花が一つのゾーンで立ち止まった。
「ジグソーパズルかぁ…… 由花さんこういうの好きなの……?」
「はいっ、勉強の合間とかによく息抜きでしてたりしますね。 私の唯一の趣味とも言えるかもしれないです」
「そうなんだ…… どれくらいのサイズをやったりするの……?」
「今作ってるのは2000ピースの結構大きめのやつですね」
「すごいね…… あんまりやったことないや……」
「なにも考えないで出来るので、息抜きに丁度いいんですよ」
「そしたら、今日の記念に一つ買わない……? お金は僕が払うから……」
「え、そんな。 お金は私が……」
「じゃあ、お金出し合って買わない……? それで、買ったやつを僕の家に置いておいて、暇な時に2人で作ってみたいなって……」
「な、なるほど…… そういうことなら」
結局、由花に選んでもらって、750ピースくらいのパズルを2人でお金を出し合って買った。
真人の願いもあって、8:2くらいの割合で真人が多めにお金は払った。
というのも、精液検査の謝礼金がこの前振り込まれたのだが、それがとんでもなくデカかったのである。
なので、なんとかしてお金を使いたいとは常日頃から思っていたため、真人が多めに支払うことになった。
「今度、由花さんが来た時、時間あったら一緒にやろうね……」
「はいっ、楽しみにしてます♡」
2人はお店から出て、近くのベンチで一休みする。
「真人さん、この後なんですけど…… 恐らく昨日、梓さんとお家で過ごされたんですよね?」
「うん、そうだね……」
「その、私も同じように過ごさせてもらってもいいでしょうか……?」
「もちろんだよ……!」
「あぁっ、嬉しいですっ♡」
2人は今日の夜、共に過ごす約束を交わした。
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そして、やってきた夜の時間。
いつも通り食事や風呂を済ませた真人は自室で1人待っていた。
コンコンコンッ
「どうぞ……!」
「し、失礼しますっ」
入ってきたのはシンプルなパジャマに身を包んだ由花だった。
が、明らかにいつもと違う点が一つあった。
「由花さん、髪、下ろすとそんな感じなんだね……」
由花はいつもの三つ編みお下げを解き、肩口くらいまで髪を下ろしていた。
「その、お風呂上がりなので…… 変じゃないですかっ?」
「変じゃないよ……! いつもと違ってとっても可愛い……!」
「あ、ありがとうございます……♡」
照れながらも由花は真人のすぐ近くまでゆっくりと近づいてきた。
「由花さん……?」
「ま、真人さんに、言いたいことがありますっ……」
「はい……?」
突然由花はそんな事を言い出した。
「私、真人さんの事が好きですっ……! 私のことを、魅力的だと言ってくれる真人さんが、本当にっ……」
そして、一世一代の心持ちで真人に告白をしたのだった。
「由花さんっ…… 嬉しいです……!」
真人は由花の両手を握り、真っ直ぐにその目を見つめていく。
「僕も、勉強できて頼りになる…… その上、沢山可愛いところもある由花さんの事が好きだよ……!」
「つ、つまり、両想いということでしょうか?」
「そういうこと……!」
「はぅ……♡ 私が真人さんと両想い……♡ な、なんでしょう、とてもドキドキしてしまっています……♡ 真人さん、また、以前みたいにギュッとして欲しいですっ♡」
「お安い御用だよ……!」
ギュッ……
「あぁっ♡ 前された時よりドキドキがすごいですっ♡ でも、幸せ度合も前より高いです♡」
「由花さんも、もっとギュッと力入れても大丈夫だよ……!」
「分かりましたっ♡」
由花も背中に腕を回し、ギュッとすることで、さらに密着するような形になった。
「由花さん……」
「あっ♡ 頭ナデナデも好きです……♡ いつも音夢さんが真人さんに頼んでるのを見て、羨ましかったんです♡」
「これからは由花さんもして欲しい時は言ってね……!」
「分かりましたっ♡」
真人は由花のサラサラで指通りのいい髪を存分に触りながら頭を撫でていった。
由花はお返しと言わんばかりに真人の胸元に顔を埋め、グリグリと頭を擦り付けてくる。
「由花さんの髪、サラサラだね…… とっても触り心地良い……」
「真人さんはどっちの髪型が好みですか?」
「それは究極の質問すぎるよ……! 選べないくらいどっちも似合ってるから……!」
「そ、そうですか♡ なら、このお家に来る時とかは髪下ろしたりしますね♡」
「うん……! 由花さんならどんな髪型も似合いそう……!」
そんな会話をしながら2人はお互いの背中を手で触っていった。
「真人さん……」
そんな最中に、ふと由花が顔を上げて呼びかけてきた。
その目は熱を帯びていて、ウルっとしていた。
目が合うと、由花はゆっくりと目を閉じてこちらに顔を寄せてきた。
「んっ……」
「んぅっ……♡」
すると自然と2人の唇は重なり、由花はたまらずくぐもった声を上げた。
「はぁっ♡ キス、しちゃいました……♡」
「由花さん、座りましょうか……?」
「はい……♡」
2人は抱擁を解くと、ベッドにピタリと並んで座った。
「真人さん、その…… いきなりなんですけど、私とセックスをしていただけますかっ……?」
「由花さんがいいなら喜んで……!」
「あぁっ♡ 嬉しいですっ♡ あの、本当は私がリードしなければならないんでしょうど、真人さんにリードを任せた方がいいと言われてて……」
「うん、任せて……! 出来る限り満足してもらえるよう頑張るよ……!」
「じゃあ、ど、どうぞ私の体を好きにしてくださいっ♡」
「うん……! とりあえず服脱がすね……?」
真人は由花のパジャマを脱がせていく。
由花の下着は、シンプルな白の下着だったが、由花にはとても似合っていた。
「貧相な体ですみません……」
「由花さん、また自分下げてるよ……? それに、僕からしたらすごく魅力的だから、自信持って……!」
「あ…… わ、分かりました♡」
由花の体は、運動などもあまりしてないからか、確かにかなり華奢だった。
だが、真人からしたら由花の体というだけで大きな価値があるのだ。
「私も真人さんの服脱がせますっ」
由花も真人の服を脱がせていき、2人は下着姿になった。
「下着も脱がすね……?」
由花の下着を脱がすと、おっぱいの方はギリギリBカップくらいの膨らみがあり、下の方は綺麗な一筋のおマンコを確認する事ができた。
「全然貧相なんかじゃ無い、綺麗な体だよ……! 由花さん……!」
「あ、ありがとうございます♡ 真人さんのも脱がせます……!」
由花は真人のパンツに両手をかけ、ゆっくりと下ろしていった。
すると、由花の体に興奮し、完全に勃ち上がったチンポが露わになった。
「お、大きいっ♡ さすがSランクの男性です♡ 平均の2倍近くはありそうですね♡」
「さすが、物知りだね…… 由花さん、体触っていくよ……?」
「お願いしますっ♡」
由花の体の外側から真人は触っていく。
すると、由花は早くも体を震わせ始めた。
「ふぅっ♡ んんっ♡」
「由花さん、声我慢しないで……?」
「い、いいんですか♡?」
「うん、僕としてる時は何かを我慢したりはしなくて大丈夫……! 思ったことあったらどんどん言って……?」
「はいっ♡ あぁっ♡ 真人さんの手、気持ちいいですっ♡」
「由花さん、すごく敏感だね……!」
「自分でもっ♡ あんっ♡ 知りませんでしたっ♡」
まだ体を手で撫でているだけなのに、下手をすればイッてしまいそうなくらい由花の体は敏感だった。
「ちょっとずつ、内側も触るよ……」
「本当にっ♡ はぁっ♡ 私の体、好きにされちゃってますっ♡」
「とっても可愛いよ、由花さん……! 触れる度にピクピク反応してくれて……!」
「い、言わないでぇ……♡ 恥ずかしいですぅ……♡」
ほぼ全身を触れてみて感じ、由花は太ももと首周りがより敏感なようなので、真人は由花の首周りに口づけをしていく。
「ひゃあぁ……♡ そ、そこ、他の所よりゾクゾクしますっ♡」
「ペロペロ……」
「んぁっ♡ な、舐めちゃダメですぅ……♡」
真人が由花の首を愛撫し終わる頃には、由花はふにゃふにゃになっており、全身の力が抜けてきていた。
「由花さん、横になろっか……」
「ふぁい……♡」
「ちょっと抱っこするね……?」
由花を抱っこして、枕のある場所まで移動させた。
「えへへ、真人さん……♡」
「ちょっと休憩だね……」
このまま続けると由花のあまり無い体力がどんどん消費されてしまいそうなので、真人は一旦愛撫を止め、由花と一緒に寝転がった。
そして、由花の事を優しくギュッと抱きしめる。
「あっ♡ 真人さんが近いですっ♡」
「キスしよっか、由花さん……」
「はいっ♡ んっ……♡」
2人は抱き合ったまま2回目のキスを交わしていく。
今度はすぐに唇を離さない長めのキスだ。
「んふぅ……♡ んぅ……♡ はぁっ♡ キス、好きです♡」
「由花さん、口開けて舌出してみて……」
「こ、こうれふか……? んむぅっ……♡!?」
可愛く舌をちょっとだけ出してきた由花の口に吸い付き、舌同士を絡めていく。
「ちゅるっ♡ ぴちゃっ……♡」
由花も何か感じるものがあったのか、割と早めに自分でも舌を動かし始めた。
そして、無意識に自分の足を真人の足に絡めてもくる。
「んあ……♡ あ、頭ボーッとしちゃいます、これ♡」
「キス、いいよね……!」
「真人さん、また体触って欲しいです♡ もう大丈夫なので♡」
「分かった……!」
真人は再び由花の体に手を伸ばしていった。
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