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641.転売屋は式を挙げる
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本日は晴天なり。
えー、今日という良き日にご参列頂きまして誠にありがとうございます。
今日、この良き日に我々は・・・。
「珍しくシロウが緊張してるわ。」
「いや、普通は緊張するだろ。」
「そうかしら。」
「他人事だと思いやがって。」
「他人事だもの。」
わざわざ俺の横に座り、膝をぽんぽんと叩くエリザ。
気づけばいつも以上に足が勝手に動いていたようだ。
貧乏ゆすりとはよほど余裕がないとみえる。
いや、実際余裕なんてないし。
「シロウ様、マリー様の準備が整いましたのでご準備をお願いします。」
「はぁ、マジか。」
「覚悟決めなさいよ。」
「覚悟はとっくに決まってる。問題は参列者だ。」
「えーっと、リング様と奥様とお子さん、オリンピア様、それとエドワード陛下。聖騎士団が数名、それだけじゃない。」
「それだけってお前なぁ。」
「私達の時の予行演習だと思えばいいわ。」
国王陛下が参列する式を予行演習というかお前は。
大きく息を吐き、勢い良く立ち上がるとエリザが俺の尻を軽く叩いた。
「いってらっしゃい。」
「おぅ、行ってくる。」
エリザ達は参列しない。
非公式ながらも王家の人間が結婚するので、一般人の参加は見送られることになった。
っていうか王家だけの特別な式というやつらしい。
部屋を出るとミラがいつものように俺を出迎えてくれた。
「ご結婚おめでとうございます、シロウ様。」
「ありがとう、でいいのか?」
「はい。非公式とはいえシロウ様が王家に認められるわけですから、これ以上の栄誉はありません。かっこいいお姿を見られないのが残念です。」
「かっこいいかはともかくとして、そういうのはミラとの時まで我慢してくれ。」
「ふふ、そうですね。」
大聖堂はとても広く、待合室から本堂まで長い廊下が続いていた。
ステンドグラスから陽の光が注ぎ込み、廊下に色鮮やかな光を映し出している。
無言のままその廊下を静かに進む。
「ミラ様、ご同行有難うございます。」
「アニエス様宜しくお願いします。」
「はい。シロウ様は責任をもって私がお連れ致します。」
廊下の端、本堂への扉の前でアニエスさんが俺を待っていた。
引継ぎを終え、振り返ることもなくミラが元来た道を戻っていく。
本当は参加したいだろうに、それをぐっと我慢しているのが背中越しにもわかる。
今回に限っては相手が相手だけに勘弁してもらおう。
「思ったよりも緊張しておられませんね。」
「そうでもないぞ。でもまぁ、エリザやミラがほぐしてくれたんだろうな。」
「本当に愛されておられますね。」
「んー、そうだな。今までだったら俺なんてって卑屈になることもあったが、これからはそうも言ってられない。愛想を尽かされないように精々頑張るさ。」
「それでこそマリー様、そして私の番いに相応しい相手です。さぁ、参りましょう。」
重厚な扉をアニエスさんがゆっくりと開ける。
一歩中に入ると、巨大な空間に思わず息をのんでしまった。
高い天井にフラスコ画のような何かが描かれている。
窓にはめ込まれた巨大なステンドガラスから神聖な光が注ぎ込んでいた。
ふと前に視線を戻すと、純白のウェディングドレスに身を包んだマリーさんが見える。
介添え人はなぜかホリアだった。
あ、新婦の父親から引き継ぐとかそういうのじゃないのか。
そのまままっすぐ進み、バージンロードの前で二人と向き合う。
何という美しさ。
こんな美人と結婚式を挙げるとか、元の世界では考えられなかった。
「綺麗だ。」
「そういってくださると思っていました。私もこんな日が来るなんて今でも信じられません。」
「ということは夢だな。」
「いくら旦那様でも怒りますよ。」
「冗談だ。ほら、早く行かないと父親が泣き出すぞ。」
笑顔になったマリーさんの手を取りゆっくりとバージンロードを進んでいく。
左右の席には誰も座っていない。
一番前まで行くと、やっと参列者の姿が見えた。
左にリングさんご家族。
右に陛下とオリンピア様。
本当に限られた人しか参加していない。
正面の宣誓台の前には、新婦の代わりに見覚えのある人が立っている。
「よく参られました、お二人の幸せを神に代わり私(わたくし)ジャンヌが祝福させていただきます。さぁ顔を上げて、此方に手を。」
元の世界の流れとは随分と違うようで、ドレスは着ているけれどヴェールはしていないし指輪の交換もないようだ。
ただジャンヌさんの両手にしっかりと包まれた真っ青な水晶玉に手を置くよう促される。
俺が先に手を置き、その上にマリーさんの手を重ねる。
すると、さっきまで青かった水晶玉が白い光を発し始めた。
「お二人の気持ちに嘘偽りがないことが確認されました。本来であれば蒼き古龍、ガルグリンダム様に王家と同じように庇護を賜るのですが・・・。」
「二人は私の庇護下に在る、ガルの代わりに私がその役を仰せつかろう。」
「ディーネ、ここにいたのか。」
「シロウの晴れ舞台と聞いてな、ワイバーンの肉を条件にこの役を引き受けた。」
「随分と安いな。」
「美味いぞ。」
「知ってる。」
量にもよるが肉の相場で行くと銀貨十枚ほど。
随分と安く買い叩かれたものだ。
ま、俺らしくていいじゃないか。
ジャンヌさんの横から姿を現したディーネがマリーさんの上に更に手を重ねる。
すると、先程まで白い光を放っていた水晶玉が燃えるような赤色に代わる。
「これで二人と、お腹の中の子は私の庇護を受けた。健やかなる日々を約束しよう。毎日肉を献上すると尚良いぞ。」
「肉だけじゃなく野菜も食べろよ。」
「無論だ。アグリの野菜は美味いからな。」
満足そうに頷くとディーネが手を離し、そのまま後ろのほうの席へと移動した。
「ここにお二人の愛を認め、夫婦となることを大司教である私ジャンヌが認めます。いついかなるときも皆で支えあってください。では次に、エドワード陛下。此方へ。」
「うむ。」
さっきまで半泣き状態だった陛下が威厳たっぷりの声とともに立ち上がり、宣誓台に上がる。
少し上から俺達を見下ろし満足そうに頷いた。
「マリアンナ、いやロバートとここでは呼ばせてくれ。よかったな。」
「はい。父上には大変苦労をかけました。」
「お前の苦労に比べれば微々たるものだ。表向きは王家とは無縁とはいえ、お前の中に流れる血は紛れも無く王家の物。それを忘れずしっかりと励めよ。」
「父上もますますのご健勝お祈り申し上げます。」
二人見つめあい、しっかりと頷きあう。
父と子。
それが男であれ女であれ同じことだ。
「そしてシロウよ。」
「はっ。」
「孫は三人は欲しい、しっかり仕込んで産まれるたびに連れて来るんだぞわかったな。」
「つまり孫の顔が見たいと。」
「当たり前だ。俺の孫だぞ、可愛いに決まっている。」
いや、まぁ可愛いだろうけど。
父親として娘の前で仕込むはないだろう。
まったく。
「距離が距離だけに難しいこともあるかもしれませんが、善処いたします。」
「来なければこちらから出向く。ローランドに小言を言われたくなければ頑張るがいい。」
「かしこまりました。」
「これで式は仕舞いだ。ジャンヌ大司教、後は任せた。」
陛下が宣誓台から下りもとの席に戻ると同時に、再びジャンヌさんが前に立つ。
「では最後は私から。シロウ様、このたびは本当にありがとうございました。」
「というと?」
「この間ご提案してくださいました寄付についてですが、無事に援助先が見つかりました。後日、入り口側の窓にグラススラグの核を使いました装飾が寄付者の名前と共に施されることになります。これで貧しき者達に三日に一度支援を行えます。」
「司祭と聞いていたはずだが、もっと偉かったんだな。」
「騙すようなことをして申し訳ありません。」
「いやいいさ、アレが売れたということは俺も随分と儲かったということだ。詳細についてはマリーさんを通じて報告してくれ。それと、祝福に感謝を。」
「今回の行いを神は決して忘れないことでしょう。そしてこれからも弱き者達をお救い下さることを祈っています。」
深々と頭を下げるジャンヌさん。
これにて式は無事に終了。
皆に見送られながらマリーさんの手を取り来た道を戻っていく。
「いい式だったぞ。」
「そりゃどうも。」
「今回の寄付については聖騎士団からも礼を言わせてくれ。」
「何でそっちがお礼を言うんだ?」
「王都に住む住民全てを守ることが俺達の仕事だ、それを手伝ってくれたんだから礼を言うのは当然だろう?」
「なら今度はそっちが手伝ってくれる番だよな?例の件、よろしく頼む。」
「結婚式の場でも金儲けかよ。」
「当然だろ。」
最後に俺とマリーさんを出迎えてくれたホリアに向かって言い切ってやる。
横で聞いていたアニエスさんは何も言わずにマリーさんの手を取り出てきた方へと去っていった。
これで本当に式は終わり。
ホリアに連れられ扉の外に出ると、恨めしそうな顔をしたミラとエリザが俺を待ち構えていた。
「何も言うな、戻ったらちゃんと式を挙げるから。」
「聞いたわね、ミラ。」
「聞きました。ではお着替えを済ませましょう。」
満足そうに二人は頷き、俺の両腕を強く掴んで引っ張るようにして歩き始める。
その様子を見たホリアが苦笑いしていたのは間違いないだろう。
とりあえずこれにて王都でのイベントは全部終了。
あぁ、早く町に戻りたいなぁ。
えー、今日という良き日にご参列頂きまして誠にありがとうございます。
今日、この良き日に我々は・・・。
「珍しくシロウが緊張してるわ。」
「いや、普通は緊張するだろ。」
「そうかしら。」
「他人事だと思いやがって。」
「他人事だもの。」
わざわざ俺の横に座り、膝をぽんぽんと叩くエリザ。
気づけばいつも以上に足が勝手に動いていたようだ。
貧乏ゆすりとはよほど余裕がないとみえる。
いや、実際余裕なんてないし。
「シロウ様、マリー様の準備が整いましたのでご準備をお願いします。」
「はぁ、マジか。」
「覚悟決めなさいよ。」
「覚悟はとっくに決まってる。問題は参列者だ。」
「えーっと、リング様と奥様とお子さん、オリンピア様、それとエドワード陛下。聖騎士団が数名、それだけじゃない。」
「それだけってお前なぁ。」
「私達の時の予行演習だと思えばいいわ。」
国王陛下が参列する式を予行演習というかお前は。
大きく息を吐き、勢い良く立ち上がるとエリザが俺の尻を軽く叩いた。
「いってらっしゃい。」
「おぅ、行ってくる。」
エリザ達は参列しない。
非公式ながらも王家の人間が結婚するので、一般人の参加は見送られることになった。
っていうか王家だけの特別な式というやつらしい。
部屋を出るとミラがいつものように俺を出迎えてくれた。
「ご結婚おめでとうございます、シロウ様。」
「ありがとう、でいいのか?」
「はい。非公式とはいえシロウ様が王家に認められるわけですから、これ以上の栄誉はありません。かっこいいお姿を見られないのが残念です。」
「かっこいいかはともかくとして、そういうのはミラとの時まで我慢してくれ。」
「ふふ、そうですね。」
大聖堂はとても広く、待合室から本堂まで長い廊下が続いていた。
ステンドグラスから陽の光が注ぎ込み、廊下に色鮮やかな光を映し出している。
無言のままその廊下を静かに進む。
「ミラ様、ご同行有難うございます。」
「アニエス様宜しくお願いします。」
「はい。シロウ様は責任をもって私がお連れ致します。」
廊下の端、本堂への扉の前でアニエスさんが俺を待っていた。
引継ぎを終え、振り返ることもなくミラが元来た道を戻っていく。
本当は参加したいだろうに、それをぐっと我慢しているのが背中越しにもわかる。
今回に限っては相手が相手だけに勘弁してもらおう。
「思ったよりも緊張しておられませんね。」
「そうでもないぞ。でもまぁ、エリザやミラがほぐしてくれたんだろうな。」
「本当に愛されておられますね。」
「んー、そうだな。今までだったら俺なんてって卑屈になることもあったが、これからはそうも言ってられない。愛想を尽かされないように精々頑張るさ。」
「それでこそマリー様、そして私の番いに相応しい相手です。さぁ、参りましょう。」
重厚な扉をアニエスさんがゆっくりと開ける。
一歩中に入ると、巨大な空間に思わず息をのんでしまった。
高い天井にフラスコ画のような何かが描かれている。
窓にはめ込まれた巨大なステンドガラスから神聖な光が注ぎ込んでいた。
ふと前に視線を戻すと、純白のウェディングドレスに身を包んだマリーさんが見える。
介添え人はなぜかホリアだった。
あ、新婦の父親から引き継ぐとかそういうのじゃないのか。
そのまままっすぐ進み、バージンロードの前で二人と向き合う。
何という美しさ。
こんな美人と結婚式を挙げるとか、元の世界では考えられなかった。
「綺麗だ。」
「そういってくださると思っていました。私もこんな日が来るなんて今でも信じられません。」
「ということは夢だな。」
「いくら旦那様でも怒りますよ。」
「冗談だ。ほら、早く行かないと父親が泣き出すぞ。」
笑顔になったマリーさんの手を取りゆっくりとバージンロードを進んでいく。
左右の席には誰も座っていない。
一番前まで行くと、やっと参列者の姿が見えた。
左にリングさんご家族。
右に陛下とオリンピア様。
本当に限られた人しか参加していない。
正面の宣誓台の前には、新婦の代わりに見覚えのある人が立っている。
「よく参られました、お二人の幸せを神に代わり私(わたくし)ジャンヌが祝福させていただきます。さぁ顔を上げて、此方に手を。」
元の世界の流れとは随分と違うようで、ドレスは着ているけれどヴェールはしていないし指輪の交換もないようだ。
ただジャンヌさんの両手にしっかりと包まれた真っ青な水晶玉に手を置くよう促される。
俺が先に手を置き、その上にマリーさんの手を重ねる。
すると、さっきまで青かった水晶玉が白い光を発し始めた。
「お二人の気持ちに嘘偽りがないことが確認されました。本来であれば蒼き古龍、ガルグリンダム様に王家と同じように庇護を賜るのですが・・・。」
「二人は私の庇護下に在る、ガルの代わりに私がその役を仰せつかろう。」
「ディーネ、ここにいたのか。」
「シロウの晴れ舞台と聞いてな、ワイバーンの肉を条件にこの役を引き受けた。」
「随分と安いな。」
「美味いぞ。」
「知ってる。」
量にもよるが肉の相場で行くと銀貨十枚ほど。
随分と安く買い叩かれたものだ。
ま、俺らしくていいじゃないか。
ジャンヌさんの横から姿を現したディーネがマリーさんの上に更に手を重ねる。
すると、先程まで白い光を放っていた水晶玉が燃えるような赤色に代わる。
「これで二人と、お腹の中の子は私の庇護を受けた。健やかなる日々を約束しよう。毎日肉を献上すると尚良いぞ。」
「肉だけじゃなく野菜も食べろよ。」
「無論だ。アグリの野菜は美味いからな。」
満足そうに頷くとディーネが手を離し、そのまま後ろのほうの席へと移動した。
「ここにお二人の愛を認め、夫婦となることを大司教である私ジャンヌが認めます。いついかなるときも皆で支えあってください。では次に、エドワード陛下。此方へ。」
「うむ。」
さっきまで半泣き状態だった陛下が威厳たっぷりの声とともに立ち上がり、宣誓台に上がる。
少し上から俺達を見下ろし満足そうに頷いた。
「マリアンナ、いやロバートとここでは呼ばせてくれ。よかったな。」
「はい。父上には大変苦労をかけました。」
「お前の苦労に比べれば微々たるものだ。表向きは王家とは無縁とはいえ、お前の中に流れる血は紛れも無く王家の物。それを忘れずしっかりと励めよ。」
「父上もますますのご健勝お祈り申し上げます。」
二人見つめあい、しっかりと頷きあう。
父と子。
それが男であれ女であれ同じことだ。
「そしてシロウよ。」
「はっ。」
「孫は三人は欲しい、しっかり仕込んで産まれるたびに連れて来るんだぞわかったな。」
「つまり孫の顔が見たいと。」
「当たり前だ。俺の孫だぞ、可愛いに決まっている。」
いや、まぁ可愛いだろうけど。
父親として娘の前で仕込むはないだろう。
まったく。
「距離が距離だけに難しいこともあるかもしれませんが、善処いたします。」
「来なければこちらから出向く。ローランドに小言を言われたくなければ頑張るがいい。」
「かしこまりました。」
「これで式は仕舞いだ。ジャンヌ大司教、後は任せた。」
陛下が宣誓台から下りもとの席に戻ると同時に、再びジャンヌさんが前に立つ。
「では最後は私から。シロウ様、このたびは本当にありがとうございました。」
「というと?」
「この間ご提案してくださいました寄付についてですが、無事に援助先が見つかりました。後日、入り口側の窓にグラススラグの核を使いました装飾が寄付者の名前と共に施されることになります。これで貧しき者達に三日に一度支援を行えます。」
「司祭と聞いていたはずだが、もっと偉かったんだな。」
「騙すようなことをして申し訳ありません。」
「いやいいさ、アレが売れたということは俺も随分と儲かったということだ。詳細についてはマリーさんを通じて報告してくれ。それと、祝福に感謝を。」
「今回の行いを神は決して忘れないことでしょう。そしてこれからも弱き者達をお救い下さることを祈っています。」
深々と頭を下げるジャンヌさん。
これにて式は無事に終了。
皆に見送られながらマリーさんの手を取り来た道を戻っていく。
「いい式だったぞ。」
「そりゃどうも。」
「今回の寄付については聖騎士団からも礼を言わせてくれ。」
「何でそっちがお礼を言うんだ?」
「王都に住む住民全てを守ることが俺達の仕事だ、それを手伝ってくれたんだから礼を言うのは当然だろう?」
「なら今度はそっちが手伝ってくれる番だよな?例の件、よろしく頼む。」
「結婚式の場でも金儲けかよ。」
「当然だろ。」
最後に俺とマリーさんを出迎えてくれたホリアに向かって言い切ってやる。
横で聞いていたアニエスさんは何も言わずにマリーさんの手を取り出てきた方へと去っていった。
これで本当に式は終わり。
ホリアに連れられ扉の外に出ると、恨めしそうな顔をしたミラとエリザが俺を待ち構えていた。
「何も言うな、戻ったらちゃんと式を挙げるから。」
「聞いたわね、ミラ。」
「聞きました。ではお着替えを済ませましょう。」
満足そうに二人は頷き、俺の両腕を強く掴んで引っ張るようにして歩き始める。
その様子を見たホリアが苦笑いしていたのは間違いないだろう。
とりあえずこれにて王都でのイベントは全部終了。
あぁ、早く町に戻りたいなぁ。
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