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640.転売屋は頼まれ事を思い出す
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「シロウ様、少々お時間よろしいでしょうか。」
「ん、アニエスさん?マリーさんならエリザとディーネを連れて出かけてるぞ。」
「もちろん存じております。今日はシロウ様に用事がございまして。」
「俺に?」
はて、なんだろうか。
王都でも色々と書類仕事が出てきてしまったのでコツコツと消化している所にアニエスさんが現れた。
個人で来るのは珍しい。
特に妊娠したマリーさんから離れるのはこっちに来てからはほとんどなかったはずだ。
「はい。お耳に入れておきたいことがいくつか、それと聖騎士団より面会の希望が来ております。」
「聖騎士団が俺に面会?」
「ホリアを覚えておいでですか?」
「あぁ、ホリアさんか・・・って!そうだ、思い出した!」
「どうかされましたか?」
「頼まれごとをしていたんだ。まあ期日はあったはずだが、ちょっと待って貰ってもいいか?」
すっかり忘れていた。
いや、一応依頼をかけてあるから放り出しているわけではないのだが、本腰を入れて集めていなかった。
確かいくつかは集まっていたはずなんだけど、ミラに聞けばわかるだろうか。
「昼以降の面談希望ですので、まだ時間はありますが。遅らせますか?」
「いや、取引所に行っているミラが戻ってきたら大丈夫だ。」
「ではお昼にもう一度参ります。」
「よろしく伝えておいてくれ。」
とりあえずさっさと書類仕事を終わらせてしまおう。
そうだ、ハーシェさんもこの件には噛んでいたはずだ。
何か知っているかもしれない。
速攻で書類仕事を終わらせハーシェさんの部屋へと向かう。
ノックをするとすぐに返事が返ってきた。
「アナタ、どうかされましたか?」
「前にホリアさんから依頼された『紫大蟻の雫』って覚えているか?」
「あの珍しい素材ですね。一応依頼は出してありますが、あまり芳しい返事は戻ってきていなかったかと。」
「だよなぁ。」
「どうかされたんですか?」
「ホリアさんから面会の希望が来たんだ、今の今まですっかり忘れていた。しまったなぁ。」
「期日は夏の終わりでしたから大丈夫でしょう。」
「そうか、夏の終わりか。」
「お店の方でいくつか買い取った実績があったはずです。ミラ様に聞かれてはいかがですか?」
「そのつもりだ。ついでに何か聞いておきたいこととかあるか?」
聖騎士団関係はハーシェさんに任せてあった。
せっかくの機会だし直接聞くことがあれば聞いておこう。
「特にはありません、ホリア様によろしくとお伝えください。」
「了解した。しっかし、なんて言うかなぁ。」
「素直に進行中で問題ないでしょう、探していないわけではありませんから。」
「ん、そうするか。」
「何も悪い事をしているわけではありません、ほら、この子も大丈夫だといっています。」
ハーシェさんのお腹がポコンと内側から膨らんだのが離れていてもわかった。
随分と大きくなったお腹。
こちらも来月末には出産か。
こっちに来て大きなイベントが終わったみたいに思っていたが、夏はまだまだ始まったばかり。
「ただいま戻りました。あれ、シロウ様どうしてここに?」
「ちょうどいいところに戻ってきた、報告の前に聞きたいことがある。」
ちょうどいい所にミラが戻ってきたので、事情を説明して色々と教えて貰う。
完全に忘れていた俺と違ってしっかりと管理しているんだから偉いよなぁ。
「まさかこっちで会えるとは思わなかった、久しぶりだな。」
「流石に国王陛下に呼ばれたら逃げられないからなぁ。そういやデビットはどうなったんだ?」
「会っていきなりそれかよ。悪いがコレばっかりは漏らせないんだ、許せ。」
「なんとなくわかった。大変だなぁ。」
「人がいないんでわざわざ俺が出て行く羽目になったが、まぁそういう事だ。」
王城の一室を借りて、俺はホリアさんと面会していた。
デビットのその後については教えてもらえなかったが、まぁなんとなくわかった気がする。
「そうだ、話の前に1つ謝らないといけない事があるんだが。」
「どうした急に。」
「頼まれていた『紫大蟻の雫』なんだが、生憎と持ってきていないんだ。数はある程度揃ってはいるが、目的の数には届いていない。」
「何だそんな事か。これはあくまでもお願いであって強制ではない。こちらでもいくつかは確保できているが、ちなみに何個手に入った?」
「現時点で四つだ。」
「こっちが二つ、なら残りは4つだな。まぁ、何とかなるだろう。」
「そんなのんびりでいいのか?」
「正直にいえば時間はない。が、焦った所で数が増えるわけじゃないからな。時間ぎりぎりまではこっちも何とかしてみるつもりだ。」
つまり最後の最後まであきらめないということだ。
それだけ強い意思で探している品をド忘れしていたなんて、マジで申し訳ない。
「ひとまず向こうに戻ったら手に入った分をすぐ送らせてもらう、残りも何とかしてみるつもりだ。」
「期待して待たせてもらう。」
「で、そっちの要件ってのは?」
「おっとそうだった。王都の大聖堂には顔を出したか?」
「大聖堂?いや、まだだ。」
「そうか、それは良い事を聞いた。」
大聖堂ってのは教会関係だろうか、司祭には会ったがそこはまだ訪れていないなぁ。
ステンドグラスがかなり綺麗っていう情報だけは仕入れてあるけど。
「そこがどうかしたのか?」
「お前の結婚式なんだが、王城ではなくそこでやろうと思っている。」
「は?」
「なんだそんな顔して。」
「いや、結婚式って何の話だ?貴族の偉いさんでも結婚するのか?」
「やべ、これ秘密だったのか。」
しまったという顔をして急にそっぽを向くホリア。
これはガチなのか?それともネタなのか?
いくらなんでも久方ぶりに会うのにいきなりボケる様な人ではなかったと思うんだが・・・。
「失礼します、お飲み物をお持ちしました。」
「アニエスさんちょっといいか?」
「なんでしょう。」
「結婚式って、どういうことだ?」
「・・・ホリア?」
「すまん、てっきり知っているとばかり思っていた。だって明日だぞ?」
「え、明日?」
「はぁ、バレてしまったのであれば仕方ありません。」
盛大なため息とともに首を横に振るアニエスさん。
あ、この反応はガチだわ。
「ってことはマジなのか?」
「はい。王都の滞在も残り三日ほど。明日は貴重なその一日を使いまして結婚式を挙げていただきます。式には国王陛下をはじめ王族の皆様も列席されますので、今更無理ですとは言えません。ご理解ください。」
「ちなみに相手は?」
「マリアンナ様以外にいるとお思いですか?」
ですよねー。
って、まてまて。
結婚式を挙げるなら他にもしなきゃいけない人がいるだろうが。
ハーシェさんもそうだしエリザもそうだ。
妊娠=婚約みたいな決まりごとになってしまったが、あの二人はまだ挙げていないんだぞ。
流石に二人を差し置いてっていうのはちょっとまずくないか?
「他の皆は了承してるんだよな?」
「もちろんです。ハーシェ様エリザ様両名もご納得してくださっています。ハーシェ様は出産後、エリザ様は安定期に入ってから改めて式を挙げたいと仰っておられます。明日の式が終わり次第具体的な話があるでしょう。それに、今回は国王陛下たっての希望で行われる式です。代々王族が式を挙げてきたあの場所でマリアンナ様のウェディングドレス姿を見る、泣きますね間違いなく。」
「エドワード陛下が泣く姿なんてのは一生に一度しかお目にかかれそうもないな。」
「ロバード王子の葬儀ではなかなかったのか?」
「あぁ、一滴の涙も流さず気丈に振る舞っていたって事になっている。」
「そりゃ泣かねぇよなぁ。」
だって本人生きてるんだし。
今年の年明けに結婚式を挙げる挙げないで大騒ぎをしていたが、まさかそれを現実にやってしまうとは。
しかも俺に秘密で。
こういうのはさ、ちゃんと前もって言って貰わないと困るんだけど?
「秘密にしておりましたのはおわびいたします。しかしながら、事前にお伝えしてしまっては、そればかりが気になってしまい他のお仕事に身が入らないのではないかという配慮もあっての事です。どうかご理解ください。」
「間違いなくそうなったのは想像つくけどさぁ。はぁ、マジかよ結婚式を挙げるのか、俺。」
「もちろん俺も参加するからな、男らしい顔見せろよ。」
「なぁ、わざわざそれを聞くために俺を呼んだんじゃないよな?」
「まさか。他にも色々と話したいことがあったから時間を取ってもらったんだ。とはいえ、俺の失言のせいでそれどころじゃなくなったかもしれないが。まぁ、頑張れ。」
いや頑張れって、何他人事みたいに言ってるんだよ。
元はと言えばお前がだなぁ。
「自分でネタバラシしておきながら他人事みたいに言いやがって。」
「他人だからなぁ。」
「雫集めるの止めるぞ。」
「それならばそれで結構だ。」
「嘘だって、いきなり真顔になるなよ。」
「お前がそんな事しない男だってのはわかってる。俺にできるのは、仕事の話をして多少気を紛らわせることぐらいだ。悪い話じゃない、金儲け好きだろ?名誉男爵様。」
「好きに決まってるだろ、聖騎士団副団長様。」
もういい、どうせ前から決まっていたことなんだし今更俺がじたばたしたってどうにもならない。
当日にサプライズでやられなかっただけマシと思うしかないだろう。
それよりも金儲けだ金儲け。
思いっきりふんだくってやるから覚悟しろよ。
そうやって無理やり考えないようにして、俺はホリアと向き合うのだった。
「ん、アニエスさん?マリーさんならエリザとディーネを連れて出かけてるぞ。」
「もちろん存じております。今日はシロウ様に用事がございまして。」
「俺に?」
はて、なんだろうか。
王都でも色々と書類仕事が出てきてしまったのでコツコツと消化している所にアニエスさんが現れた。
個人で来るのは珍しい。
特に妊娠したマリーさんから離れるのはこっちに来てからはほとんどなかったはずだ。
「はい。お耳に入れておきたいことがいくつか、それと聖騎士団より面会の希望が来ております。」
「聖騎士団が俺に面会?」
「ホリアを覚えておいでですか?」
「あぁ、ホリアさんか・・・って!そうだ、思い出した!」
「どうかされましたか?」
「頼まれごとをしていたんだ。まあ期日はあったはずだが、ちょっと待って貰ってもいいか?」
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「昼以降の面談希望ですので、まだ時間はありますが。遅らせますか?」
「いや、取引所に行っているミラが戻ってきたら大丈夫だ。」
「ではお昼にもう一度参ります。」
「よろしく伝えておいてくれ。」
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そうだ、ハーシェさんもこの件には噛んでいたはずだ。
何か知っているかもしれない。
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「アナタ、どうかされましたか?」
「前にホリアさんから依頼された『紫大蟻の雫』って覚えているか?」
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「だよなぁ。」
「どうかされたんですか?」
「ホリアさんから面会の希望が来たんだ、今の今まですっかり忘れていた。しまったなぁ。」
「期日は夏の終わりでしたから大丈夫でしょう。」
「そうか、夏の終わりか。」
「お店の方でいくつか買い取った実績があったはずです。ミラ様に聞かれてはいかがですか?」
「そのつもりだ。ついでに何か聞いておきたいこととかあるか?」
聖騎士団関係はハーシェさんに任せてあった。
せっかくの機会だし直接聞くことがあれば聞いておこう。
「特にはありません、ホリア様によろしくとお伝えください。」
「了解した。しっかし、なんて言うかなぁ。」
「素直に進行中で問題ないでしょう、探していないわけではありませんから。」
「ん、そうするか。」
「何も悪い事をしているわけではありません、ほら、この子も大丈夫だといっています。」
ハーシェさんのお腹がポコンと内側から膨らんだのが離れていてもわかった。
随分と大きくなったお腹。
こちらも来月末には出産か。
こっちに来て大きなイベントが終わったみたいに思っていたが、夏はまだまだ始まったばかり。
「ただいま戻りました。あれ、シロウ様どうしてここに?」
「ちょうどいいところに戻ってきた、報告の前に聞きたいことがある。」
ちょうどいい所にミラが戻ってきたので、事情を説明して色々と教えて貰う。
完全に忘れていた俺と違ってしっかりと管理しているんだから偉いよなぁ。
「まさかこっちで会えるとは思わなかった、久しぶりだな。」
「流石に国王陛下に呼ばれたら逃げられないからなぁ。そういやデビットはどうなったんだ?」
「会っていきなりそれかよ。悪いがコレばっかりは漏らせないんだ、許せ。」
「なんとなくわかった。大変だなぁ。」
「人がいないんでわざわざ俺が出て行く羽目になったが、まぁそういう事だ。」
王城の一室を借りて、俺はホリアさんと面会していた。
デビットのその後については教えてもらえなかったが、まぁなんとなくわかった気がする。
「そうだ、話の前に1つ謝らないといけない事があるんだが。」
「どうした急に。」
「頼まれていた『紫大蟻の雫』なんだが、生憎と持ってきていないんだ。数はある程度揃ってはいるが、目的の数には届いていない。」
「何だそんな事か。これはあくまでもお願いであって強制ではない。こちらでもいくつかは確保できているが、ちなみに何個手に入った?」
「現時点で四つだ。」
「こっちが二つ、なら残りは4つだな。まぁ、何とかなるだろう。」
「そんなのんびりでいいのか?」
「正直にいえば時間はない。が、焦った所で数が増えるわけじゃないからな。時間ぎりぎりまではこっちも何とかしてみるつもりだ。」
つまり最後の最後まであきらめないということだ。
それだけ強い意思で探している品をド忘れしていたなんて、マジで申し訳ない。
「ひとまず向こうに戻ったら手に入った分をすぐ送らせてもらう、残りも何とかしてみるつもりだ。」
「期待して待たせてもらう。」
「で、そっちの要件ってのは?」
「おっとそうだった。王都の大聖堂には顔を出したか?」
「大聖堂?いや、まだだ。」
「そうか、それは良い事を聞いた。」
大聖堂ってのは教会関係だろうか、司祭には会ったがそこはまだ訪れていないなぁ。
ステンドグラスがかなり綺麗っていう情報だけは仕入れてあるけど。
「そこがどうかしたのか?」
「お前の結婚式なんだが、王城ではなくそこでやろうと思っている。」
「は?」
「なんだそんな顔して。」
「いや、結婚式って何の話だ?貴族の偉いさんでも結婚するのか?」
「やべ、これ秘密だったのか。」
しまったという顔をして急にそっぽを向くホリア。
これはガチなのか?それともネタなのか?
いくらなんでも久方ぶりに会うのにいきなりボケる様な人ではなかったと思うんだが・・・。
「失礼します、お飲み物をお持ちしました。」
「アニエスさんちょっといいか?」
「なんでしょう。」
「結婚式って、どういうことだ?」
「・・・ホリア?」
「すまん、てっきり知っているとばかり思っていた。だって明日だぞ?」
「え、明日?」
「はぁ、バレてしまったのであれば仕方ありません。」
盛大なため息とともに首を横に振るアニエスさん。
あ、この反応はガチだわ。
「ってことはマジなのか?」
「はい。王都の滞在も残り三日ほど。明日は貴重なその一日を使いまして結婚式を挙げていただきます。式には国王陛下をはじめ王族の皆様も列席されますので、今更無理ですとは言えません。ご理解ください。」
「ちなみに相手は?」
「マリアンナ様以外にいるとお思いですか?」
ですよねー。
って、まてまて。
結婚式を挙げるなら他にもしなきゃいけない人がいるだろうが。
ハーシェさんもそうだしエリザもそうだ。
妊娠=婚約みたいな決まりごとになってしまったが、あの二人はまだ挙げていないんだぞ。
流石に二人を差し置いてっていうのはちょっとまずくないか?
「他の皆は了承してるんだよな?」
「もちろんです。ハーシェ様エリザ様両名もご納得してくださっています。ハーシェ様は出産後、エリザ様は安定期に入ってから改めて式を挙げたいと仰っておられます。明日の式が終わり次第具体的な話があるでしょう。それに、今回は国王陛下たっての希望で行われる式です。代々王族が式を挙げてきたあの場所でマリアンナ様のウェディングドレス姿を見る、泣きますね間違いなく。」
「エドワード陛下が泣く姿なんてのは一生に一度しかお目にかかれそうもないな。」
「ロバード王子の葬儀ではなかなかったのか?」
「あぁ、一滴の涙も流さず気丈に振る舞っていたって事になっている。」
「そりゃ泣かねぇよなぁ。」
だって本人生きてるんだし。
今年の年明けに結婚式を挙げる挙げないで大騒ぎをしていたが、まさかそれを現実にやってしまうとは。
しかも俺に秘密で。
こういうのはさ、ちゃんと前もって言って貰わないと困るんだけど?
「秘密にしておりましたのはおわびいたします。しかしながら、事前にお伝えしてしまっては、そればかりが気になってしまい他のお仕事に身が入らないのではないかという配慮もあっての事です。どうかご理解ください。」
「間違いなくそうなったのは想像つくけどさぁ。はぁ、マジかよ結婚式を挙げるのか、俺。」
「もちろん俺も参加するからな、男らしい顔見せろよ。」
「なぁ、わざわざそれを聞くために俺を呼んだんじゃないよな?」
「まさか。他にも色々と話したいことがあったから時間を取ってもらったんだ。とはいえ、俺の失言のせいでそれどころじゃなくなったかもしれないが。まぁ、頑張れ。」
いや頑張れって、何他人事みたいに言ってるんだよ。
元はと言えばお前がだなぁ。
「自分でネタバラシしておきながら他人事みたいに言いやがって。」
「他人だからなぁ。」
「雫集めるの止めるぞ。」
「それならばそれで結構だ。」
「嘘だって、いきなり真顔になるなよ。」
「お前がそんな事しない男だってのはわかってる。俺にできるのは、仕事の話をして多少気を紛らわせることぐらいだ。悪い話じゃない、金儲け好きだろ?名誉男爵様。」
「好きに決まってるだろ、聖騎士団副団長様。」
もういい、どうせ前から決まっていたことなんだし今更俺がじたばたしたってどうにもならない。
当日にサプライズでやられなかっただけマシと思うしかないだろう。
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