197 / 1,027
197.転売屋は布を買う
しおりを挟む
12月が来た。
いよいよ冬本番、心なしか月が替わったと同時に寒くなってきた気がする。
この間は突然の寒気だったが、それに匹敵するような寒さだ。
今月はオークション、それに還年祭が待っている。
お守りを使った仕込みもひとまず完了した。
後はどのタイミングでやるかだが・・・。
「エリザ、ビアンカはどんな感じだ?」
「ん~、必死に頑張ってるみたいだけどあまり良くないかも。」
「あまりいい品が見つかってないみたいだな。」
「最初のはビギナーズラックだったのかもね、最近は良くても全員で銀貨50枚ぐらい。」
「それじゃあ全くたまらないな。」
「そうなのよね~。」
ふむ、頑張ってはいるみたいだな。
とはいえまだ欲しい情報は集まっていない。
時間はまだあるしもう少し泳がせるとするか。
「しっかし寒いな。」
「12月ですから冬本番です。」
「毎日鍋でもいいぐらいだ。」
「わかります、お鍋美味しいですよね。」
昨日も鍋、一昨日は肉、その前は・・・鍋だった気がする。
鍋は野菜が取れるし温まるし最高の料理だと俺は思っている。
「外出するのも嫌になる。」
ドアに手をかけ、少しだけ開いてみたが入ってきた冷気に扉を閉めた。
「ダメよ、稼ぎに行くんでしょ。」
「そうなんだけどなぁ。」
「私が行きましょうか?」
「いや、露店は俺の仕事だミラは温かい所でゆっくりしてくれ。風邪をひかれても困る。」
「シロウじゃないんだから。」
「うるせぇ。」
仕込みをしたという事は金をかけたという事だ。
使った分は稼がなければならない。
また大金を出してくれと言われるかもしれないしな。
店の前に泊めたリアカーを肩をすくめながら引き、北風の吹く大通りを抜けて露店へ。
「お、来たな。」
「おはよう、おっちゃんおばちゃん。」
「そんな恰好で寒くないのかい?」
「少し寒いが・・・まぁ何とかなる。」
「また風邪ひくんじゃないよ。」
「は~い。」
まるで俺のおかんだな・・・って義理の母みたいなものか。
いつものように準備をして店を開ける。
売れ行きは・・・上々とは言えなかった。
やはり寒さからか人通りが少ない。
例の飯屋は大繁盛しているようだが、他はさっぱりって感じだ。
後でデリバリーしてもらうとしよう。
横の二人も食べるだろうし。
「いらっしゃい。」
「買取を頼めるか?」
「買取は店で頼む、ここは販売だけだ。」
「そうか・・・。」
「どうかしたのか?」
「昼過ぎには街を出たいと思っているんだが、店は混んでいたからこっちならと思ってきたんだ。」
と、早速やってきたのは50ぐらいのオッサン。
見た目は商人って感じだが、着ぶくれしているからかかなりごつく見える。
「ブツは何だ?」
「これだ。」
オッサンが袋から出してきたのは鮮やかな朱色をした布だった。
見た感じ細長いからマフラーにも使えそうだ。
「みせてもらっていいか?」
オッサンは無言でうなずき布を差し出す。
それを受け取るとといつものようにスキルが発動した。
『ヒートカプラの布。常に熱を帯びており、寒い地域では必須。主に防寒着に使われている。最近の平均取引価格は銀貨25枚。最安値銀貨18枚、最高値銀貨38枚。最終取引日は3日前と記録されています。』
「へぇ、珍しい品だな。はじめてみた。」
「火焔山羊は遥北方の火山帯にしか生息しない生き物だからな。」
「あぁ、なるほど。だがこの時期なら引く手あまただろ?」
「普通はそうなんだが、ここじゃ焔の石が取れるそうじゃないか。そのせいで売上が芳しくないんだ。」
「で、時間が無くなってここに来たと。」
「頼む、何とかならないか?」
何とかって言われてもなぁ。
物は確かに珍しいが、オッサンの言うように焔の石が安定供給されるようになったので防寒道具には困らなくなった。
石を懐に入れておけば十分あったかいし、かという俺も一個忍ばせてある。
「全部でいくつあるんだ?」
「あと10反あるんだ。」
「結構あるなぁ。」
「仕立て屋にもっていけばいい防寒着になるんだが。」
「残念ながらここはあまり寒くならないんだよ。」
「そうらしい。ほんと、参ったよ。」
当てが外れたとはまさにこのこと。
しかし見れば見るほど鮮やかな布だ。
持っているだけでじんわりと熱が伝わってくる。
これを首に巻くとさぞ暖かいだろう。
ふむ・・・。
時期的に悪くはない。
なら試してみるか。
「だが珍しい品であることは間違いない。金貨1.5枚なら買うぞ。」
「もう少し何とかならないか?」
「なんせ11反まとめてだからな。出せても金貨1.8枚だ。」
「仕方ないか・・・。次回はまた別のものを持ってくるよ。」
「そうしてくれ。」
即金で支払い、代わりに反物をもらう。
売る前から荷物が増えてしまった。
「そんなものどうするんだい?」
「そりゃどうにかするさ。」
「金貨1.8枚をポンと出すなんざ、相変わらずやることが豪快だな。」
「金額的には可愛いもんだ。最近俺の金を目当てに無理ばっかり言うやつが多いからなぁ。」
「下手に金なんて持つもんじゃねぇな。」
「いやいや、貴族相手に随分と儲けてるって聞くぞ?」
「そりゃ実家の話だ。俺に入ってくるのはここの儲けだけだよ。」
そうだったのか。
そんな事なら言ってくれれば毎回買い占めたのに。
「アンタたちなんて小遣い程度だろ?私は生活が懸かってるんだ、なんならさっきの金額で全部売ってやってもいいんだよ。」
「釣りは出るのか?」
「出るわけないだろ。」
今度はおばちゃんが無茶を言い出したぞ。
全部買い占めても銀貨80枚にもいかないはずだ。
金貨1枚丸々ポケットに入れるつもりだろう。
もちろんたくさん売れた日はおばちゃんの店でも買い物をしている。
使いやすいと好評だからな、商業ギルドに寄付すると喜ばれるんだ。
「で、どうするんだい?」
「マフラーかひざ掛けか、ストールでも加工したらいいかもしれない。なかなか綺麗な色だろ?」
「確かにきれいだけど少し派手だねぇ。」
「それぐらいでいいんだよ。冬だからってグレーとか黒とかばっかりで面白味がなさすぎる。こういう時期だからこそ明るい色を付けるべきなんだ。」
「確かに兄ちゃんの言うとおりだな、見てみろよみんな辛気臭い色してよぉ。」
「アンタだってそんな色の服着てるだろうが。」
「俺にはほら、こいつの黄色があるからな。」
そういっておっちゃんは商品のチーズを誇らしげに持った。
「でも確かにそうかもね、気持ちぐらい明るくいないと長い冬は越せないよ。」
「だろ?って事で・・・。」
「職人を紹介しろっていうんだろ?まったく、自分で探せばいいじゃないか。」
「ギルドの紹介でもいいんだが、やっぱり知っている人に紹介してもらうほうがお互いに気持ちがいいからな。」
「気持ちはわかるよ。そうだねぇ、職人通りにヒューターって名前の裁縫職人がいる。夫婦でやっててねなかなか腕がいいんだよ。」
「へぇ、ヒューターだな。」
「私の紹介だって言えば話ぐらいは聞いてくれるだろう。でも話すなら旦那にしな、嫁さんに話しかけると大変だよ。」
「何が大変なんだ?」
「行けばわかるよ。忠告はしたからね。」
わざわざ忠告してくれたんだ、大人しく従うとしよう。
話しかけるのは旦那のほうで、嫁さんが出てきたら日を改めたほうがいいかもしれないな。
その日もやはり客は少なく、二人と一緒にデリバリーしてもらった昼食を食べてさっさと店に戻った。
「ただいま。」
「おかえりなさい、いかがでしたか?」
「やっぱりこの時期は売れないな。買い取った分を入れたらトントンだ。」
「あら、買取もされたんですね。」
「一度ここに来たが混んでいたらしい。大丈夫だったか?」
「素材の買取が重なっただけですので。お手数をお掛けしました。」
「いや、むしろこっちに来てもらって助かった。」
ミラに任せたら買い取っていいか悩んでしまっただろう。
鑑定スキルはあっても相場はわからない。
普段買い取っている品なんかはある程度データがあるからそこから導き出せるが、初見の品はそういうわけにいかない。
「何を買い取ったんですか?」
「こいつだ。」
リアカーから荷物を下ろしつつ、買い付けた反物を二人に渡す。
「わ!あったか~い。」
「ヒーターカプラですか。聞いたことはありますが、現物を見るのは初めてです。」
「大分北のほうに行かないと生息していないらしい。向こうの人には必須の装備なんだとさ。」
「これがあったら外で活動しても問題なさそうですね。」
「でもこれをどうするんですか?」
「モイラさんに職人を紹介してもらったから、そこで加工してもらうんだ。」
「ちなみに何を?」
「マフラー、ストール、ひざ掛けなんかどうだ?」
「「欲しいです!」」
二人が目を輝かせて俺を見る。
座りっぱなしの仕事だからなぁ、欲しがる気持ちはわかる。
「派手じゃないか?」
「そうでもないですよ。この色なら若い子にも売れると思います。」
「絶対売れますよ!」
二人の反応は良好っと。
後はどうやって加工してもらうかだな。
「ならそのままちょっと行ってくるわ。引き続き頼んだぞ。」
さて、どんな人が出てくるのやら。
いよいよ冬本番、心なしか月が替わったと同時に寒くなってきた気がする。
この間は突然の寒気だったが、それに匹敵するような寒さだ。
今月はオークション、それに還年祭が待っている。
お守りを使った仕込みもひとまず完了した。
後はどのタイミングでやるかだが・・・。
「エリザ、ビアンカはどんな感じだ?」
「ん~、必死に頑張ってるみたいだけどあまり良くないかも。」
「あまりいい品が見つかってないみたいだな。」
「最初のはビギナーズラックだったのかもね、最近は良くても全員で銀貨50枚ぐらい。」
「それじゃあ全くたまらないな。」
「そうなのよね~。」
ふむ、頑張ってはいるみたいだな。
とはいえまだ欲しい情報は集まっていない。
時間はまだあるしもう少し泳がせるとするか。
「しっかし寒いな。」
「12月ですから冬本番です。」
「毎日鍋でもいいぐらいだ。」
「わかります、お鍋美味しいですよね。」
昨日も鍋、一昨日は肉、その前は・・・鍋だった気がする。
鍋は野菜が取れるし温まるし最高の料理だと俺は思っている。
「外出するのも嫌になる。」
ドアに手をかけ、少しだけ開いてみたが入ってきた冷気に扉を閉めた。
「ダメよ、稼ぎに行くんでしょ。」
「そうなんだけどなぁ。」
「私が行きましょうか?」
「いや、露店は俺の仕事だミラは温かい所でゆっくりしてくれ。風邪をひかれても困る。」
「シロウじゃないんだから。」
「うるせぇ。」
仕込みをしたという事は金をかけたという事だ。
使った分は稼がなければならない。
また大金を出してくれと言われるかもしれないしな。
店の前に泊めたリアカーを肩をすくめながら引き、北風の吹く大通りを抜けて露店へ。
「お、来たな。」
「おはよう、おっちゃんおばちゃん。」
「そんな恰好で寒くないのかい?」
「少し寒いが・・・まぁ何とかなる。」
「また風邪ひくんじゃないよ。」
「は~い。」
まるで俺のおかんだな・・・って義理の母みたいなものか。
いつものように準備をして店を開ける。
売れ行きは・・・上々とは言えなかった。
やはり寒さからか人通りが少ない。
例の飯屋は大繁盛しているようだが、他はさっぱりって感じだ。
後でデリバリーしてもらうとしよう。
横の二人も食べるだろうし。
「いらっしゃい。」
「買取を頼めるか?」
「買取は店で頼む、ここは販売だけだ。」
「そうか・・・。」
「どうかしたのか?」
「昼過ぎには街を出たいと思っているんだが、店は混んでいたからこっちならと思ってきたんだ。」
と、早速やってきたのは50ぐらいのオッサン。
見た目は商人って感じだが、着ぶくれしているからかかなりごつく見える。
「ブツは何だ?」
「これだ。」
オッサンが袋から出してきたのは鮮やかな朱色をした布だった。
見た感じ細長いからマフラーにも使えそうだ。
「みせてもらっていいか?」
オッサンは無言でうなずき布を差し出す。
それを受け取るとといつものようにスキルが発動した。
『ヒートカプラの布。常に熱を帯びており、寒い地域では必須。主に防寒着に使われている。最近の平均取引価格は銀貨25枚。最安値銀貨18枚、最高値銀貨38枚。最終取引日は3日前と記録されています。』
「へぇ、珍しい品だな。はじめてみた。」
「火焔山羊は遥北方の火山帯にしか生息しない生き物だからな。」
「あぁ、なるほど。だがこの時期なら引く手あまただろ?」
「普通はそうなんだが、ここじゃ焔の石が取れるそうじゃないか。そのせいで売上が芳しくないんだ。」
「で、時間が無くなってここに来たと。」
「頼む、何とかならないか?」
何とかって言われてもなぁ。
物は確かに珍しいが、オッサンの言うように焔の石が安定供給されるようになったので防寒道具には困らなくなった。
石を懐に入れておけば十分あったかいし、かという俺も一個忍ばせてある。
「全部でいくつあるんだ?」
「あと10反あるんだ。」
「結構あるなぁ。」
「仕立て屋にもっていけばいい防寒着になるんだが。」
「残念ながらここはあまり寒くならないんだよ。」
「そうらしい。ほんと、参ったよ。」
当てが外れたとはまさにこのこと。
しかし見れば見るほど鮮やかな布だ。
持っているだけでじんわりと熱が伝わってくる。
これを首に巻くとさぞ暖かいだろう。
ふむ・・・。
時期的に悪くはない。
なら試してみるか。
「だが珍しい品であることは間違いない。金貨1.5枚なら買うぞ。」
「もう少し何とかならないか?」
「なんせ11反まとめてだからな。出せても金貨1.8枚だ。」
「仕方ないか・・・。次回はまた別のものを持ってくるよ。」
「そうしてくれ。」
即金で支払い、代わりに反物をもらう。
売る前から荷物が増えてしまった。
「そんなものどうするんだい?」
「そりゃどうにかするさ。」
「金貨1.8枚をポンと出すなんざ、相変わらずやることが豪快だな。」
「金額的には可愛いもんだ。最近俺の金を目当てに無理ばっかり言うやつが多いからなぁ。」
「下手に金なんて持つもんじゃねぇな。」
「いやいや、貴族相手に随分と儲けてるって聞くぞ?」
「そりゃ実家の話だ。俺に入ってくるのはここの儲けだけだよ。」
そうだったのか。
そんな事なら言ってくれれば毎回買い占めたのに。
「アンタたちなんて小遣い程度だろ?私は生活が懸かってるんだ、なんならさっきの金額で全部売ってやってもいいんだよ。」
「釣りは出るのか?」
「出るわけないだろ。」
今度はおばちゃんが無茶を言い出したぞ。
全部買い占めても銀貨80枚にもいかないはずだ。
金貨1枚丸々ポケットに入れるつもりだろう。
もちろんたくさん売れた日はおばちゃんの店でも買い物をしている。
使いやすいと好評だからな、商業ギルドに寄付すると喜ばれるんだ。
「で、どうするんだい?」
「マフラーかひざ掛けか、ストールでも加工したらいいかもしれない。なかなか綺麗な色だろ?」
「確かにきれいだけど少し派手だねぇ。」
「それぐらいでいいんだよ。冬だからってグレーとか黒とかばっかりで面白味がなさすぎる。こういう時期だからこそ明るい色を付けるべきなんだ。」
「確かに兄ちゃんの言うとおりだな、見てみろよみんな辛気臭い色してよぉ。」
「アンタだってそんな色の服着てるだろうが。」
「俺にはほら、こいつの黄色があるからな。」
そういっておっちゃんは商品のチーズを誇らしげに持った。
「でも確かにそうかもね、気持ちぐらい明るくいないと長い冬は越せないよ。」
「だろ?って事で・・・。」
「職人を紹介しろっていうんだろ?まったく、自分で探せばいいじゃないか。」
「ギルドの紹介でもいいんだが、やっぱり知っている人に紹介してもらうほうがお互いに気持ちがいいからな。」
「気持ちはわかるよ。そうだねぇ、職人通りにヒューターって名前の裁縫職人がいる。夫婦でやっててねなかなか腕がいいんだよ。」
「へぇ、ヒューターだな。」
「私の紹介だって言えば話ぐらいは聞いてくれるだろう。でも話すなら旦那にしな、嫁さんに話しかけると大変だよ。」
「何が大変なんだ?」
「行けばわかるよ。忠告はしたからね。」
わざわざ忠告してくれたんだ、大人しく従うとしよう。
話しかけるのは旦那のほうで、嫁さんが出てきたら日を改めたほうがいいかもしれないな。
その日もやはり客は少なく、二人と一緒にデリバリーしてもらった昼食を食べてさっさと店に戻った。
「ただいま。」
「おかえりなさい、いかがでしたか?」
「やっぱりこの時期は売れないな。買い取った分を入れたらトントンだ。」
「あら、買取もされたんですね。」
「一度ここに来たが混んでいたらしい。大丈夫だったか?」
「素材の買取が重なっただけですので。お手数をお掛けしました。」
「いや、むしろこっちに来てもらって助かった。」
ミラに任せたら買い取っていいか悩んでしまっただろう。
鑑定スキルはあっても相場はわからない。
普段買い取っている品なんかはある程度データがあるからそこから導き出せるが、初見の品はそういうわけにいかない。
「何を買い取ったんですか?」
「こいつだ。」
リアカーから荷物を下ろしつつ、買い付けた反物を二人に渡す。
「わ!あったか~い。」
「ヒーターカプラですか。聞いたことはありますが、現物を見るのは初めてです。」
「大分北のほうに行かないと生息していないらしい。向こうの人には必須の装備なんだとさ。」
「これがあったら外で活動しても問題なさそうですね。」
「でもこれをどうするんですか?」
「モイラさんに職人を紹介してもらったから、そこで加工してもらうんだ。」
「ちなみに何を?」
「マフラー、ストール、ひざ掛けなんかどうだ?」
「「欲しいです!」」
二人が目を輝かせて俺を見る。
座りっぱなしの仕事だからなぁ、欲しがる気持ちはわかる。
「派手じゃないか?」
「そうでもないですよ。この色なら若い子にも売れると思います。」
「絶対売れますよ!」
二人の反応は良好っと。
後はどうやって加工してもらうかだな。
「ならそのままちょっと行ってくるわ。引き続き頼んだぞ。」
さて、どんな人が出てくるのやら。
2
お気に入りに追加
328
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる