170 / 295
第2章 再臨編
第170話 闇に堕つる
しおりを挟む
2021年1月12日 恐山頂上付近にて
「どうしてここに?」
「何となく来てみれば、お前がいたってとこだ」
「僕に何の用だい?」
「お前らのアジトに俺を連れて行け。そこで話す」
「敵を自分のアジトに連れて行くバカがいると思うかい?」
「俺が行った場合、1対複数。そっちが圧倒的に有利だ」
「はぁ、下手な真似をしたら、即、殺すからな?」
「分かっている・・・」
移動後・・・
「で、改めて問う。なぜ、君がここに?」
「突然で申し訳ないが、俺をNo.10の座に置いてほしい」
「何?」
「俺は自分が成すべきが分かった。俺はGEAを抜ける。GEAをやめて、この世の中を壊滅させる!!そのためにここへ来た」
「随分とあっさりした理由だね。僕はてっきり、猫目に復讐しに来たのかと思ったよ」
「あんたたちの術は優れている。俺の術も磨きあげるかもしれないしな」
「確かに、我々も空席ができてしまったからね・・・、だが・・・」
「信用されていないのは分かっている。だが、今、俺を仲間に入れるのは、お前らにとっても得策だろ?」
「まぁ、そう言われてみれば、そうだけどね。仕方ない、いいだろう。君を我々、霊帝会のNo.10の座に置こう。ただし、君が裏切り行為をした場合、GEAを即座に壊滅させるからな?我々はありとあらゆる手を使えば、GEAの壊滅は簡単だぞ?」
「承知の上だ」
俺は、凪澤に一礼をし、猫目の方へと近づいていき、右手を差し出した。
「どういう心変わり?」
「まぁ、色々と考えたんだよ、俺なりに。これからは仲間として、よろしく頼むよ、猫目」
「仕方ないなぁ~、仲良くしてあげるよ。でも、100%信用しているわけじゃないからね?勘違いしないでよ」
「早く信用してもらえるように努力するよ」
俺の手を猫目が握った。
「じゃあ、これからよろしく。霊帝会No.10 新木 士郎君」
待っていろ、GEA。俺が終わらせてやる!!
「どうしてここに?」
「何となく来てみれば、お前がいたってとこだ」
「僕に何の用だい?」
「お前らのアジトに俺を連れて行け。そこで話す」
「敵を自分のアジトに連れて行くバカがいると思うかい?」
「俺が行った場合、1対複数。そっちが圧倒的に有利だ」
「はぁ、下手な真似をしたら、即、殺すからな?」
「分かっている・・・」
移動後・・・
「で、改めて問う。なぜ、君がここに?」
「突然で申し訳ないが、俺をNo.10の座に置いてほしい」
「何?」
「俺は自分が成すべきが分かった。俺はGEAを抜ける。GEAをやめて、この世の中を壊滅させる!!そのためにここへ来た」
「随分とあっさりした理由だね。僕はてっきり、猫目に復讐しに来たのかと思ったよ」
「あんたたちの術は優れている。俺の術も磨きあげるかもしれないしな」
「確かに、我々も空席ができてしまったからね・・・、だが・・・」
「信用されていないのは分かっている。だが、今、俺を仲間に入れるのは、お前らにとっても得策だろ?」
「まぁ、そう言われてみれば、そうだけどね。仕方ない、いいだろう。君を我々、霊帝会のNo.10の座に置こう。ただし、君が裏切り行為をした場合、GEAを即座に壊滅させるからな?我々はありとあらゆる手を使えば、GEAの壊滅は簡単だぞ?」
「承知の上だ」
俺は、凪澤に一礼をし、猫目の方へと近づいていき、右手を差し出した。
「どういう心変わり?」
「まぁ、色々と考えたんだよ、俺なりに。これからは仲間として、よろしく頼むよ、猫目」
「仕方ないなぁ~、仲良くしてあげるよ。でも、100%信用しているわけじゃないからね?勘違いしないでよ」
「早く信用してもらえるように努力するよ」
俺の手を猫目が握った。
「じゃあ、これからよろしく。霊帝会No.10 新木 士郎君」
待っていろ、GEA。俺が終わらせてやる!!
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
伯爵夫人のお気に入り
つくも茄子
ファンタジー
プライド伯爵令嬢、ユースティティアは僅か二歳で大病を患い入院を余儀なくされた。悲しみにくれる伯爵夫人は、遠縁の少女を娘代わりに可愛がっていた。
数年後、全快した娘が屋敷に戻ってきた時。
喜ぶ伯爵夫人。
伯爵夫人を慕う少女。
静観する伯爵。
三者三様の想いが交差する。
歪な家族の形。
「この家族ごっこはいつまで続けるおつもりですか?お父様」
「お人形遊びはいい加減卒業なさってください、お母様」
「家族?いいえ、貴方は他所の子です」
ユースティティアは、そんな家族の形に呆れていた。
「可愛いあの子は、伯爵夫人のお気に入り」から「伯爵夫人のお気に入り」にタイトルを変更します。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる