妄想日記6<<EVOLUTION>>

YAMATO

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Chapter6(一髪篇)

Chapter6-⑤【青い月が見てるから】後編

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今ならタチれる気がした。
ジッパーを下げ、ぺニスシースを出す。
「随分、準備がいいんですね。」
股間の向こう側の視線と搗ち合う。
それを合図にマラを突き立てる。
理想的な変態の登場で下半身が熱い。
『俺だって、タチ位出来るんだ!』
ワタルは獰猛にアナルを責め立てた。
だが一度射精したマラは中々オーガズムに達しない。
焦りが、不安に変わっていく。
萎えていくぺニスを察し、ジョガーが離れた。
「無理しなくても良いです。
我々みたいな精神的なMは別に肉体関係がなくても、繋がる事が可能です。
一緒に精神を高める事でオーガズムを感じましょう。」
ジョガーが唇を寄せてきた。
送り込まれてきた唾液を貪る。
ジョガーの手がゆっくりとジーンズを下ろす。
ごく自然に指がアナルに入ってきた。
「これって、どうなっているのですか?」
違和感を覚えたジョガーが唇を離す。
 
「前後にコンドームですか。
素敵なアイディアです。」
まじまじとアナルを観察したジョガーが言う。
「だったらその格好で走りませんか?
その素敵なスパッツをジーンズで隠すのは勿体ない。
淫らな姿を晒しましょう。」
ジョガーの指がアナルに入り、尻を押す。
ワタルはゆっくりと走り出す。
爽快な気分に満たされた。
「家に寄っていかないですか?
そのラバースーツを穿いてみたいので。」
伴走するジョガーの舌が耳を擽る。
ワタルはアナルの中の指を締め付ける。
それが同意のサインだ。
 
「ワタルさん、いつ射精したんですか?」
ラバースパッツを穿いたテツヤが大声を出す。
「最初にテツヤを見掛けた時に。
商店街を尻を出して歩く姿を見てたら、射精してしまった。」
ワタルは正直に言う。
「えっ、歩きながら?
そんな事ってあるのですか?」
自分でも信じられない事だ。
テツヤが驚くのも無理はない。
「ああ、俺の理想だったのかな。
淫らなのに颯爽としていて。
自分なら街灯の届かない隅っこを歩く。
でもテツヤは道の真ん中を堂々と歩いてた。
すげえ格好良かった。
自分もそう真似たいと思ったんだ。」
「そう言ってくれると、嬉しいな。
あの便所にいたのワタルさんだったのか。
だったら、もうちょっと粘ればよかったな。」
テツヤは舌を出すと、ワタルのマラを扱き出す。
ちゃぽちゃぽと卑猥な音を奏でた。
「オイルマッサージしてあげましょうか?
得意なんです。」
テツヤは手を取ると、バスルームへ向かう。
独立した風呂場は充分に広い。
電気は点けず、キャンドルに火を点していく。
暗い壁に赤い炎の影が揺れる。
「さあ、楽にして、横になって。」
囁き声で陰影が変化した。
言われるままに横たわる。
ジョギングパンツから露出した尻が冷たいタイルに当たった。
テツヤが翳したオリーブオイルの瓶を下に向ける。
落下した油が身体を流れ落ちていく。
青っぽい香りに包まれ、全身から力が抜けていった。
股間の一点を除いては。
 
 
(つづく)
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