妄想日記6<<EVOLUTION>>

YAMATO

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Chapter5(懽楽編)

Chapter5-③【Midnight Scarecrow】前編

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やっぱ、止めるか。
流石にここで掘るのは無理だ。」
ジッパーを下ろす手を止める。
「えー、お預けなんて生殺しだよ。」
タクが口を尖らす。
「俺は悶々としてる奴を見るのが好きなんだ。
後で解放された時、何倍も悶え狂うからな。」
「そんな…、僕は今を楽しみたいんだ。」
「まあ、今は我慢しろ。
それより腹減ったな。」
再び生板を叩く音が聞こえてきた。
 
「遠慮せずに続けて下さい。
常連のお客さんはここで良くアナルセックスしてますから。」
ワタルが切った食材を鍋に移す。
「そうですか…。
でも何時他のお客さんが来るかと思うと、興奮しきれないですよ。」
シュウヘイはジッパーを戻すと、椅子に座る。
「それにしても見事な乳首ですね。
かなり鍛錬しているのですか?」
肥大した乳首に視線を向けた。
「ええ、今はまだ強化中です。
目標はもっと先です。」
ワタルが胸を張る。
「えー、それ以上デカくしたいの!
もう止めておきなよ。
どーせ、高木の指示なんだろ?」
タクが口を挟んだ。
 
「いや、これは俺の願望だ。
他人の指示じゃない。」
ワタルは突き出した乳首をシュウヘイの目の前で止めた。
恐る恐るそれを摘まんでみる。
三センチはあるだろか、パンパンに膨張し、組織が破壊されている事が分かった。
「ねえ、高木は危ない奴だよ。
関わらない方がいいよ。」
タクが身を乗りだし訴える。
「そんな事はない。
高木さんは素晴らしい人だ。
あの人と一緒にいれば、進化させてくれる。
俺を高みへ連れて行ってくれるんだ。」
膨らんだ乳首の先端から血が滲み出てきた。
急激な肥大の所為で、皮膚が薄くなっているのだろう。
シュウヘイは慌てて手を離す。
「あの、鍋から煮汁が溢れてますけど。」
そう言うのが精一杯だった。
 
「間違いなくマインドコントロールされてるな。
今は何を言っても、聞き入れないだろう。」
帰り道、シュウヘイが感想を口にした。
「どうすればいい?」
「こういう場合は…、兎に角否定しない事らしい。
そして肯定しながらも、矛盾点を突く。
本人が自らおかしいと気付かないとダメらしい。」
ネットを見ながらシュウヘイが説明した。
「矛盾点か…、難しいね。
あんなグロテスクな乳首を見ても、不思議に思わなくなっちゃったんだから重症
だ。」
八方塞がりになり、二人は無言で歩く。
ふと顔を上げると、前方に真っ暗な繁みが見えた。
「気分転換に公園に寄っていかない?」
「だな、一発ぶっ放せば、打開策が見付かるかもな。」
タクはシュウヘイの手を取ると駆け出す。
信号が点滅しだした。
夜の熱気が二人を煽る。
風のない公園は音一つなかった。
 
「あー、シュウヘイのデカマラ最高だよ!
もう狂いそう!」
「だったら狂え!」
シュウヘイの腰の動きが何時にも増して激しい。
胎内で膨らむ亀頭がフィニッシュを予感させた。
「ちょっと待て、声を出すな。」
シュウヘイが固まる。
東屋のベンチで、タクは息を殺す。
 
 
(つづく)
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