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Chapter4(下坂編)
Chapter4-⑦【ズンドコ パラダイス】後編
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「デカマラで思い出したんだけど。
ここの高木って、かなりデカデカいらしいよ。」
「ええっ?」
動揺で声が裏返る。
「知り合いが駅で高木を見掛けたんだ。
ピッタリしたレザーパンツの股間が丸太の様だったって。」
タクが声を殺して笑う。
『丸太というより、ヘチマさ。』
ワタルは異形なペニスを思い返す。
高木は直に見せなかった。
ぺニスシース越しにも分かる奇っ怪な形に恐怖すら覚えたのだ。
根元の太さに比べ、先端が極端に細い。
挿入しても出し入れする事なく、一番奥迄突っ込むと、そのまま押し付けるだけだ。
一番太い部位を誇示する為に。
高木とリョウマのサイズに大差はない。
だがそのスペックは雲泥の差だ。
十人いたら、九人はリョウマを選ぶだろ。
しかしワタルはマイノリティとなる。
グロテスクなぺニスに惹かれたのだ。
怖いもの見たさが勝ってしまう。
恐怖を覚えながらも、指の隙間から覗き見る。
そんな心境に近い。
ワタルは小さい頃から少数派だった。
それ故に話しの合う友達は少なく、独りでいる事が多かった。
高木との情事はタクにも話せない。
これは自分と高木の二人だけの秘密だ。
「だったら高木を挑発してみようかな。」
唐突にタクが言い出した。
「止めとけ。
あんなオカマ嫌いに手を出したら、出禁になるぞ。」
「だよな…。
でもあのSっぽい態度が、M心を擽るんだ。
しかも巨根となると尚更。」
タクのペニスが変化しだした。
「あー、あれでゲイだったら、絶対アタックしちゃうんだけどな。」
「まさか?」
ワタルは態とらしく驚いてみせる。
「下でおばちゃん達が話してたの聞いたんだけど、高木は医者だったらしいよ。」
「いっ、医者?」
今度は本当に驚く。
「何かしでかして、免許を剥奪されたんだって。
まあ、あくまでも噂話だけどさ。
ねぇ、医療プレイって興奮しない?」
タクの股間は先走りで濡れていた。
クスコの感触を思い出し、ワタルの股間も染みが広がる。
「それよりさ、次の休みにカタルシス行ってみるか?」
ワタルの誘いにタクは何度も頷いた。
「きっとオカマばかりなんじゃない?」
「最近は海外からの観光客も多いし。
中国や台湾のオカマで溢れてそうだな。」
だが二人の想像は全く外れていた。
客の九割は女性だ。
アイドル張りの歓声がフロアに響く。
「場違いでない?」
タクは完全に萎縮していた。
隣の年配の女性はパフォーマーが通る度にチップを高々と突き上げる。
すると彼等はその前で立ち止まり、股間を突き出す。
女性はチップを持った手をビキニの中へ入れると、卑猥に動かした。
その隣だったお陰で、至近距離でパフォーマーの股間を拝めた。
だが欲求不満は更に高まるばかりだ。
「あっ、先輩きてくれたんっすね。
サービスするっすよ。」
「きゃー、リョウマ!」
隣の女性はリョウマ推しらしい。
惜しげもなく数枚のチップを押し込む。
テカテカに光った裸体をくねらせ、股間をアピールした。
(つづく)
ここの高木って、かなりデカデカいらしいよ。」
「ええっ?」
動揺で声が裏返る。
「知り合いが駅で高木を見掛けたんだ。
ピッタリしたレザーパンツの股間が丸太の様だったって。」
タクが声を殺して笑う。
『丸太というより、ヘチマさ。』
ワタルは異形なペニスを思い返す。
高木は直に見せなかった。
ぺニスシース越しにも分かる奇っ怪な形に恐怖すら覚えたのだ。
根元の太さに比べ、先端が極端に細い。
挿入しても出し入れする事なく、一番奥迄突っ込むと、そのまま押し付けるだけだ。
一番太い部位を誇示する為に。
高木とリョウマのサイズに大差はない。
だがそのスペックは雲泥の差だ。
十人いたら、九人はリョウマを選ぶだろ。
しかしワタルはマイノリティとなる。
グロテスクなぺニスに惹かれたのだ。
怖いもの見たさが勝ってしまう。
恐怖を覚えながらも、指の隙間から覗き見る。
そんな心境に近い。
ワタルは小さい頃から少数派だった。
それ故に話しの合う友達は少なく、独りでいる事が多かった。
高木との情事はタクにも話せない。
これは自分と高木の二人だけの秘密だ。
「だったら高木を挑発してみようかな。」
唐突にタクが言い出した。
「止めとけ。
あんなオカマ嫌いに手を出したら、出禁になるぞ。」
「だよな…。
でもあのSっぽい態度が、M心を擽るんだ。
しかも巨根となると尚更。」
タクのペニスが変化しだした。
「あー、あれでゲイだったら、絶対アタックしちゃうんだけどな。」
「まさか?」
ワタルは態とらしく驚いてみせる。
「下でおばちゃん達が話してたの聞いたんだけど、高木は医者だったらしいよ。」
「いっ、医者?」
今度は本当に驚く。
「何かしでかして、免許を剥奪されたんだって。
まあ、あくまでも噂話だけどさ。
ねぇ、医療プレイって興奮しない?」
タクの股間は先走りで濡れていた。
クスコの感触を思い出し、ワタルの股間も染みが広がる。
「それよりさ、次の休みにカタルシス行ってみるか?」
ワタルの誘いにタクは何度も頷いた。
「きっとオカマばかりなんじゃない?」
「最近は海外からの観光客も多いし。
中国や台湾のオカマで溢れてそうだな。」
だが二人の想像は全く外れていた。
客の九割は女性だ。
アイドル張りの歓声がフロアに響く。
「場違いでない?」
タクは完全に萎縮していた。
隣の年配の女性はパフォーマーが通る度にチップを高々と突き上げる。
すると彼等はその前で立ち止まり、股間を突き出す。
女性はチップを持った手をビキニの中へ入れると、卑猥に動かした。
その隣だったお陰で、至近距離でパフォーマーの股間を拝めた。
だが欲求不満は更に高まるばかりだ。
「あっ、先輩きてくれたんっすね。
サービスするっすよ。」
「きゃー、リョウマ!」
隣の女性はリョウマ推しらしい。
惜しげもなく数枚のチップを押し込む。
テカテカに光った裸体をくねらせ、股間をアピールした。
(つづく)
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