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求められて side千尋①
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これまで経験した事のないほどの快楽に、溺れきった頃。
奏くんは私の体に跨がり、息を乱しながら前髪をかき上げて言った。
「今日はこういう事するつもり無かったから、ゴムの用意してないんだ。
......でも絶対に中には出さないから、続けて良い?」
私はこういった行為の経験が少なく、その相手も例の元カレただひとりしか居なかった。
そしてその人は、いつだって理性的で。
......避妊具が無いのに私を求めるなんていう真似、一度もされた事が無かった。
幸い今日は安全な日だし、奏くんは約束を守り、きちんと外に出してくれるに違いない。
どうしよう。......ここまで私なんかの貧相な体を、求めてくれるだなんて。
......嬉しい、かも。
本当は結婚もしていないのだから、こういうのは良くないことなのかも知れない。
だけど......。
そのまま続けて良いと答えるのはやっぱり恥ずかしかったから、笑顔でただ彼の背中に腕を伸ばした。
それを了承の返事と受け取り、彼も私の体を強く抱いてくれた。
足首を掴み、開かれると、あまりの恥ずかしさに目眩がする。
明かりを消さないまま、こんなにも明るい部屋で奏くんとこんなことをしている状況が、いまだに信じられなかった。
羞恥に堪えられなくなり目を閉じると、彼の指が私の中にまた侵入してきて、優しく......でもいやらしく、解していくのを感じた。
その後体が一瞬私から離れ、その事に少しだけ寂しさを感じたのだけれど、すぐに再び彼は覆い被さってきた。
二人が繋がる為の入り口に、既に硬く隆起した彼の分身を擦り付けられ、私から溢れ出た蜜を絡ませるようにして少しずつ中に侵入してくる。
間近に感じる彼の息遣いと、熱。
そっと目を開け、盗み見るとそこには、瞳を閉じて何かに耐えるような表情の彼の顔。
長いまつ毛も、男性にしては華奢だと思っていたのに想像していたより鍛えられた、逞しい肉体も。
......額から滴り落ちる汗さえも、美しくて。
こんな人に自分が愛され、求められる幸せに浸りながら、与えられる感覚に翻弄され続けた。
奏くんは私の体に跨がり、息を乱しながら前髪をかき上げて言った。
「今日はこういう事するつもり無かったから、ゴムの用意してないんだ。
......でも絶対に中には出さないから、続けて良い?」
私はこういった行為の経験が少なく、その相手も例の元カレただひとりしか居なかった。
そしてその人は、いつだって理性的で。
......避妊具が無いのに私を求めるなんていう真似、一度もされた事が無かった。
幸い今日は安全な日だし、奏くんは約束を守り、きちんと外に出してくれるに違いない。
どうしよう。......ここまで私なんかの貧相な体を、求めてくれるだなんて。
......嬉しい、かも。
本当は結婚もしていないのだから、こういうのは良くないことなのかも知れない。
だけど......。
そのまま続けて良いと答えるのはやっぱり恥ずかしかったから、笑顔でただ彼の背中に腕を伸ばした。
それを了承の返事と受け取り、彼も私の体を強く抱いてくれた。
足首を掴み、開かれると、あまりの恥ずかしさに目眩がする。
明かりを消さないまま、こんなにも明るい部屋で奏くんとこんなことをしている状況が、いまだに信じられなかった。
羞恥に堪えられなくなり目を閉じると、彼の指が私の中にまた侵入してきて、優しく......でもいやらしく、解していくのを感じた。
その後体が一瞬私から離れ、その事に少しだけ寂しさを感じたのだけれど、すぐに再び彼は覆い被さってきた。
二人が繋がる為の入り口に、既に硬く隆起した彼の分身を擦り付けられ、私から溢れ出た蜜を絡ませるようにして少しずつ中に侵入してくる。
間近に感じる彼の息遣いと、熱。
そっと目を開け、盗み見るとそこには、瞳を閉じて何かに耐えるような表情の彼の顔。
長いまつ毛も、男性にしては華奢だと思っていたのに想像していたより鍛えられた、逞しい肉体も。
......額から滴り落ちる汗さえも、美しくて。
こんな人に自分が愛され、求められる幸せに浸りながら、与えられる感覚に翻弄され続けた。
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