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七月七日|天の川***株式会社
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新卒で、天の川に水を流す会社に就職した。会社の正式名称は、申し訳ないが明かせない。込み入った事情があって、一般人には伏せなければいけないことになっている。もちろん両親にも言えないので、最初は「いかがわしい仕事についたんじゃないか」なんて疑われた。実際は正反対の、ロマンに溢れる仕事だというのに。
便宜上「水を流す」と言ったが、実際に水を流しているわけではない。ご存知の通り、天の川の主成分は星灯りだ。我々はそこに特別な光を流し込むことで、天の川をより美しく見せている。
最初に配属されたのは、天の川に流すための光を収穫する部署だった。光は世界中どこでも採れるのだが、その頃は主にブラジルに行くことが多かった。あの光は人の希望が溢れる場所に発生する。ちょうどその時期はブラジルW杯とリオ五輪の狭間で、人々の盛り上がりも最高潮だった。そこらじゅうで光を集めることができ、苦労することなどなかった。
二年間その部署で働いて、だいぶ収穫にも慣れてきた頃に、今いる部署に移動になった。現在は、天の川の光量を監視する仕事をしている。世界中を飛び回り汗水を流したこれまでとは正反対に、冷房の効いた室内でモニターを見続ける毎日だ。地味ではあるが、やりがいを感じている。
以前と比べ、ここ最近は光を集めるのが難しくなってきた。やっぱり疫病が流行りだしたのが大きな原因だろう。だけどこんな世の中だからこそ、天の川を美しく維持することが大切なのだと思う。たとえ、夜空に生活の光が蔓延し、天の川を観測できない地帯が増えているとしても。
個人的な野望だが、いつかは天の川に直接光を流し込む仕事をしたい。あれは、会社の中でもトップクラスのエリートが任せられる仕事だ。入社して数年の自分にはまだまだ遠い夢だけど、「夢は大きく希望は明るく」という会社のスローガンどおり、大きな野望を持って仕事をしていこうと思う。
便宜上「水を流す」と言ったが、実際に水を流しているわけではない。ご存知の通り、天の川の主成分は星灯りだ。我々はそこに特別な光を流し込むことで、天の川をより美しく見せている。
最初に配属されたのは、天の川に流すための光を収穫する部署だった。光は世界中どこでも採れるのだが、その頃は主にブラジルに行くことが多かった。あの光は人の希望が溢れる場所に発生する。ちょうどその時期はブラジルW杯とリオ五輪の狭間で、人々の盛り上がりも最高潮だった。そこらじゅうで光を集めることができ、苦労することなどなかった。
二年間その部署で働いて、だいぶ収穫にも慣れてきた頃に、今いる部署に移動になった。現在は、天の川の光量を監視する仕事をしている。世界中を飛び回り汗水を流したこれまでとは正反対に、冷房の効いた室内でモニターを見続ける毎日だ。地味ではあるが、やりがいを感じている。
以前と比べ、ここ最近は光を集めるのが難しくなってきた。やっぱり疫病が流行りだしたのが大きな原因だろう。だけどこんな世の中だからこそ、天の川を美しく維持することが大切なのだと思う。たとえ、夜空に生活の光が蔓延し、天の川を観測できない地帯が増えているとしても。
個人的な野望だが、いつかは天の川に直接光を流し込む仕事をしたい。あれは、会社の中でもトップクラスのエリートが任せられる仕事だ。入社して数年の自分にはまだまだ遠い夢だけど、「夢は大きく希望は明るく」という会社のスローガンどおり、大きな野望を持って仕事をしていこうと思う。
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