とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件

紅位碧子 kurenaiaoko

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気持ち

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 アレク様が彗星の如く現れて。
 まさかのプロポーズされて。

 レイとアレク様かどちらかを選ばなくてはいけないなんて世の女性を全員敵に回すような行為を迫られているわけで。

 平凡女子代表みたいな私には本当に恐れ多いし、もしかしたら辞退したほうが身の丈にあってるんじゃないかと思うこともしばしばで。

 でも、やっぱり私はレイと一緒にいると落ち着くし、レイと一緒にいたいと思う。

 アレク様はやっぱり王子様で。
 いくら婿になってもいいといってくれても、やっぱり王族。自由きままな私にとって、何だか窮屈なイメージしか湧かないというか、未来が描けない。

 それはアレク様をあまり知らないからなのかも知れないけど、実際どんなんだろ?

 だから、隣国行きもそれを確かめるために承諾した。

 恋愛偏差値もほぼ0だし、恋愛経験も今回最初で最後になるはずだから。

 今は後悔ないように全力で楽しむ!

 こんなわがまま、神様許してくれるかな?
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