黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第三部 アストラス編~竜の血脈~

17.青息吐息

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クレイが無邪気に笑う。
けれどその表情は自分が知るクレイとは全く違っていて、心がキリキリと痛んだ。
今朝までのクレイが頭をよぎって仕方がない。

不器用で照れ屋な自分だけの可愛い黒魔道士────。

あのクレイは今どこにもいないのだと思うだけで不安に襲われてしまう。
本当にこの状態から元に戻ってくれるのだろうか?

そんな風にどこか思い詰めたような表情をしていたのがよくなかったのだろう。
退行状態にあるクレイは目敏くそんな自分を見遣り、憂うような表情を浮かべた。

「ごめん……。やっぱりロックウェルも僕と話しても楽しくないよね」

そんな言葉にハッと顔を上げる。

「いいんだ。夢っていってもそう都合よく仲良くできるわけないし」

どこか泣きそうに悲しそうな顔をするクレイに慌てて声を掛け否定する。

「クレイ!違う!」

家族としてみたかったことを一緒にやりたいとクレイは言っていた。
それなのに自分は一体何をやっているのか?
いくらいつものクレイではないと言ってもここにいるのは紛れもなくクレイ本人だというのに────。

けれどクレイは分かっていると言わんばかりに儚げな笑みを浮かべた。

「大丈夫だよ?僕ね、夢があるんだ!大きくなったら魔物達にだけ囲まれた場所で幸せに暮らすの。静かな森の中で好きなことだけして生きていけたら最高だよね!」

その言葉に思い出されるのはクレイが独立した後のあの家だった。
森の中にひっそりと建てられた一軒家。
クレイはそこで一人でずっと暮らしていた。
寂しくないのかとか、もっと便利な街中に住めばいいのにと時折思いだしたように言ったものだが、クレイはそこが気に入っているのだと笑っていた。
あれはクレイが叶えた密かな夢だったのかと今になって思い至る。

「人は僕に冷たいけどその分魔物達はいつだって優しくて温かいんだ。だから僕は結婚なんてせずに魔物達と仲良く暮らしていけたらそれでいい」

人なんてどうせすぐに自分の側から離れていくから、必要最低限話して関係を持つだけで十分なんだと口にするクレイは、どこか諦観しているように見えた。
どうもこのあたりがクレイの根幹にあって、あの記憶力の差に繋がるのだと初めてわかったような気がする。
道理で魔物の名前はすぐに覚えるくせに人の名前を然程覚えないわけだ。
けれどここで距離を置かれて気持ちが自分から離れてしまっては大変だ。
結婚などしないで魔物とだけ暮らしたいなどと口にしているし、元に戻った時に悪影響が出ないとも限らない。
これであっさり離婚にでもなったら目も当てられないではないか。
一刻も早く挽回しなければ────。

「クレイ、私が悪かった。お前の夫としてお詫びになんでもしてやるから許してくれ」

相手は子供だ。
夢だと思い込んでいるようだし、こう言ってやれば機嫌を直してくれる可能性は高いだろう…多分。

「なんでも?」
「ああ」
「本当に?」
「ああ」

そうして笑顔で促してやると、何故かモジモジしながらこちらをチラリと見てくる。

「どうした?」

そう訊いてやるとサッと頬を赤く染めて俯いてしまったので、頤に手をやりこちらを向かせてみた。

「クレイ?」
「え、えぇっ?!」

あたふたとするクレイにそっと笑みを向けてやると、今度は観念したようにその言葉を口にしてくれる。

「あ、あの…。その……夫婦は口づけとかするって聞いたから…えっと……」

まさかキスのおねだりだろうか?
子供なのに?それとも子供だからこその興味なのか?
それとも夫としてと言ったのが思った以上にツボだったとでも言うのだろうか?
いずれにせよ可愛いお願いには違いはない。
どこか期待するように暫く様子を見ていると、クレイは思い切ったように言い放った。

「は、初めてのキスを、ロックウェルとしてみたい!」

真っ赤になりながら言われた言葉に思わず頬がうっすらと染まる。
まさかそうくるとは思ってもみなかった。
これまで散々口づけ以上のこともやってきたのに、ここにきてのそのセリフ…。
全部貰ってくれと言われたも同然ではないだろうか?
本当にクレイは自分を喜ばせるのが上手い。

「ヒュース…ちなみにクレイのファーストキスは?」
【あ~…多分淫魔に童貞を奪われた時じゃないですかね?】

見ていなかったけれど、恐らくその時のはずだとヒュースは言う。
それなら自分が上書きしても別に構わないだろう。
そうしてこっそり結論づけると、ゆっくりと優しくクレイの唇を奪ってやった。
されるがままではあるが、うっとりとした表情はどこかいつものクレイを感じさせてついついそのまま何度も口づけてしまったほどだ。
けれどそこでクレイが突然悲鳴を上げた。

「ひぇっ!何々?!」

今度はどうしたんだと唇をそっと離すと、クレイが涙目でヒュースの名を呼んだ。

「ヒュ、ヒュース!これ何?!」

どうやら下半身が今の口づけで反応してびっくりしてしまったらしい。
中身が子供でも当然身体は大人。
しかも毎日のように可愛がっているのだから自分との口づけで敏感になってしまっても何らおかしくはない。
けれどそれは本人的には思わず助けを求めたくなるほど未知の領域だった様子。

【何かと思えば…。大人の身体なんですから、びっくりしなくても大丈夫ですよ。ただの大人の生理現象です。お嫌でなければ、もうこのままロックウェル様に身を任されてはいかがです?】

そんなクレイにヒュースはどこか面倒くさそうに投げやりにそんなことを口にした。
その口調は『大きな問題がないのに夫婦間に口出しなどしたくない』と言わんばかりだ。

「意味がわからない!」
【夫婦の営みと似たようなものです。ある程度はご存知でしょう?】
「そんなの知らないよ!そんな本読まなかった!ヒュースの意地悪!冷たい!」
【冷たくありませんよ。知らないならロックウェル様に教えていただいては?】
「ええっ?!……怖くない?」
【怖くないようお願いしてみれば良いではないですか】
「…………ロックウェル。優しく教えてくれる?」

クレイの姿で上目遣いにこのセリフを言ってくるのは正直反則だと思う。
いつものクレイは当然ながら黒魔道士としても経験豊富だからこんな言葉は絶対に口にしてはこない。
それなのにまさかの教えて発言────。
子供に手を出す趣味はないが、相手がクレイなら……ありかもしれない。

「わかった。じゃあ教えてやろうな?」
「うん!」

そうして教えようと思ったのだが………。

(どうも中身が子供だと思うとそそられないな…)

身体はクレイのものだからどこまででも平気で教えられるだろうと思っていたのに、意外なことに思った以上に食指が動かなかった。
結局自慰を教えるだけに留まったのは自分でも不思議で、つい首を傾げてしまう。

そんな自分に眷属達がこっそりと【ロックウェル様の好みはお子様ではなく大人のお相手ですものね。普段のクレイ様でないとダメなのでしょう】と楽し気に囁きあっていたとは知る由もなかった。


***


「ミュラ……」

ドルトはフローリアからも詳しい事情を聴き、悄然としながら座るミュラへと嗜めるように話しかけた。

「フローリア姫はトルテッティからの大切な客人だ。養子として引き取ったルッツの母親でもある。失礼な発言をお詫びしなさい」
「申し訳ございません」

深々と頭を下げるミュラにフローリアは鷹揚に頷き、問題ないと言ってくれた。

「それで?クレイの方は?」
「フローリア様から教えていただいた魔法で戻した後、ロックウェル様にお任せしてきました」
「そう。それは良かったこと。ここで上手く愛情を注いでやればトラウマを払拭できることでしょう」

そんな言葉に先ほどのクレイが思い出されてドキリとする。
自分と話さない方がいいと開口一番ロックウェルに言ったクレイ。
母親のことを語るどこか心が壊れてしまいそうな表情。
きっとあれが幼い頃のクレイそのままの姿だったのだ。
それに気づかなかった当時の自分。
追い詰めたミュラ。
壊れなかったのはひとえに眷属達のお陰だった。
それが証拠に眷属達の事を話すクレイは、本当に信頼しきったような穏やかな表情を浮かべていた。
クレイが家族同然に考えるのは当然だろう。
一応謝ることはできたがそれでこの罪が償えたとは到底思えなかった。
クレイにしてやれることを考えて、改めてしっかりとこの罪は償っていきたいと強く思った。

「フローリア様。この度は本当に申し訳ございませんでした。寛大な御心とご尽力に感謝申し上げます」
「構いませんわ。レイン家当主ドルト殿にはルッツを快く引き取っていただけたご恩もございますし、こうしてお会いしてお礼を述べる機会ができて良かったですわ」
「そう言っていただけると助かります」

そして一通り話し、クレイが元通りになったら再度訪問させてほしいと暇を伝えた。




「はぁ……」

空を見上げ深く深く息を吐く。
カルトリアのココ姫来訪はまさかの明日だ。
せめてもっと事前に連絡をしてもらえればもっと違っただろうに、どうしてこれほど急なのか。
ハインツから少々事情は聞いたものの、いくらなんでも来るのが早すぎる。
なんとか警護の関係上来る日を一日伸ばしてもらえないかと使者には伝えておいたがそれもどうなることか…。
正直カルトリアの件で王宮が揺れる今、この件でロックウェルを頼れなくなったのは痛かった。
クレイが心配すぎてとてもではないが一人にはできないだろうし、ここは仕事を休まざるを得ないだろう。
切欠が我妻だったことながら無理も言うに言えないし、頭が痛くて仕方がない。
一先ずココ姫について色々手を打たねばならないし、ハインツ王子の意向を聞きルドルフ王子にも相談しながらなんとか上手く破談に持ち込めるよう詳細を詰めねばと、また深い溜息を吐いた。


***


まさか三日がこれほど長いとは思いもよらなかった。
クレイは側にいるし隣で笑っているのに、何故かすごく遠く感じられる。
これならまだカルトリアに行っていた時の方が近く感じられるほどだ。
仕事に行こうと思っても、クレイが心配だからついていてやってほしいとドルトから言われれば休まざるを得ない。
正直クレイに甘えてもらえるのは嬉しいのだが、少し感じが違うのが辛くもあった。

「ロックウェル!今日は防御魔法を教えて!」

そう言って魔法を教えてくれと言ってくるのはまだいい。
けれど────。

「ロックウェル…あのおばさんが睨んでくる。誰?」

そうしてフローリアをそっと不安げに指さすのはやめてほしい。
注意しても『子供がいたらおばさんじゃないの?そう本で読んだけど』と言ってくる始末。
正直胃が痛くて仕方がない。
“女性とは”という観念が完全に抜け落ちているから、あれでもクレイは一応ちゃんと常識があったんだなと思い知らされた気分だ。

【それはそうですよ。我々がクレイ様を根気強くお育てしましたので。今のクレイ様は大体7、8才頃ですかね~。苦労したんですよ、色々と】

そんな自分に対し、ヒュースは事も無げに言う。
人と接する機会が少ないので本を色々読ませて常識を学ばせ、レイン家を出てからは都度注意しながら実地で教えたのだと。

【ファル殿も結構教えてくださいましたし、助かりました】

これはバルナの言だ。
そうやって地道に試行錯誤で育てたので、独り立ちしてくれた時は皆で良かったと喜びを分かち合ったのだとか。

【はぁ…早く元通りのクレイ様に戻ってほしいですね】
「本当に…。調子が狂うな」

トラブルメーカーではあってもやはり普段のクレイがいいのだとしみじみ思ってしまう。
そうやって密かに溜息を吐いていると、クレイがやってきた。

「ヒュース!今日はレッドノア伯爵の書庫に行ってきてもいい?」

そして口にした名前に驚いた。
レッドノア伯爵と言うのは有名な魔道書のコレクターだ。
昔から読みもしない本を熱心に買い集めては書庫にそっとしまい、満足げにする貴族だった。
そんな彼が子供相手にコレクションである魔道書を見せるはずがない。
これはまさか…と思っていると、そのまさかだったらしい。

【クレイ様、ダメですよ】
「どうして?ちゃんと跡がつかないように気をつけて、綺麗な状態を保って読んだら問題ないって言ってたのに…」

思った通り影渡りでこっそり侵入して本を読むだけ読んで帰ってきていたのだろう。
自慢のコレクションの数々がまさかこんな形で生かされるとはレッドノア伯爵も思うまい。

【今日から暫くはコレクションを見せたい相手がいるとか。行かない方が賢明です】
「え~…じゃあ王宮図書館の方は?」
【そちらも今は避けた方が宜しいですよ。他国から来客があるそうですし、見つかると厄介です】

ヒュースとしてはこの状態のクレイを外に出す気はないらしく、あっさりと舌先三寸で丸め込んでしまう。

「……じゃあ探検でもしてる」
【そうなさってください】
「うん。ロックウェル、今は暇?このお屋敷の中を探検しようと思ってるんだけど、一緒にしない?」

こんな風に誘われたら付き合わないわけにもいかないだろう。

「そうだな。知らない場所もあるし、付き合おうか」
「本当に?!さっき探索の魔法を使ったら、地下通路を発見したんだ!隠れた小部屋もいくつかあるみたいだったから、教えてあげる!」

パッと嬉しそうに輝いた表情を見てホッと息を吐きつつ、小さな頃からそんな魔法が使えたのかと驚きを隠せなかった。
探索魔法はかなりの上級魔法なのに……。

「クレイは今いくつ魔法が使えるんだ?」
「え?誕生日にヒュースが教えてくれるのと、後はコートとかバルナとかが必要に応じて教えてくれるから、う~んと、20個くらい?」

7、8才でそれはすごく多い気がする。

「行こう!」

すっかり懐いたクレイに手を引かれ屋敷探検へと向かうと、確かにそこには地下通路があり小部屋へと続いていた。
どうやら緊急時の避難場所のようだ。
貴族の屋敷らしいと言えばらしい作りをしていた。
それからあちらこちら見て回り、最後に書庫に入るとクレイは興味深そうに本を色々手に取っていた。

「ヒュース、この字は何語?」
【ああ、それはソレーユの古語ですね。古い本なので少々読みづらいかもしれませんが、物語になっているので今夜にでもお読みしましょうか?】
「物語?じゃあ今から読んで!」
【わかりました。ではロックウェル様。少々クレイ様に付き合いますので、ロックウェル様はのんびりお寛ぎ下さい】

そうしてクレイを連れてヒュースがクレイの部屋へと向かう。
その姿を見送り、早く戻ってほしいと重い溜息を吐いた。



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