上 下
151 / 234

134.※キャサリンの実地訓練

しおりを挟む
※今回タイトル通りキャサリンの実地訓練のお話となっております。
苦手な方は即バックしてください。
宜しくお願いしますm(_ _)m

****************

キャサリン嬢とシャイナーを連れてベッドのある部屋へと移動する。
当然兄も一緒だ。
絶対離れないと言わんばかりの兄が可愛過ぎてしょうがないから、もうこの後すぐに抱いてしまおうかな?
そんな事を考えながらズラリとテーブルに道具を広げた。

「それで、キャサリン嬢が購入済みのものは?」
「これとこれ、それとこれですわ。最初なので取り敢えず三つだけと思いまして」

彼女が選んだのはチェーン付きの胸用のクリップと初心者向けの微かに凹凸のついたプジー。それと標準サイズのディルドだ。
最初に揃えるなら一番無難と言えば無難だったが、胸用のもののチョイスが特に秀逸と言えた。
センスがいい。

「なかなかいいチョイスですね」
「まあ、ありがとうございます。初心者でも使いやすいと教えていただいたものの中からバランス重視で選んでみましたの」
「流石です」

にこやかにそう話しているとシャイナーが邪魔をするように割り込んでくる。

「ロキ!ど、どれを使ってくれるんだ?」
「この三つ、全部使いますけど何か?」
「…え?」
「こちらは胸を可愛がるのに使うやつですし、こっちは前に挿入するものです。こっちは後ろに挿れますから全部一度に使えるでしょう?キャサリン嬢の選択は間違ってないですよ?愛されていて良かったですね、シャイナー?」

そして服を全部脱いでベッドに座るよう指示を出して、キャサリン嬢にまずは胸に着けるチェーン付きのクリップを渡す。

「これはこうして挟んだまま上から指でクリクリ弄ってもいいですし、軽く引っ張ってあげても悦びますから、下ばかりに夢中にならずに時折虐めてあげてくださいね」
「わかりました」
「チェーンの方は前にも言いましたけど、このタイプは手が塞がっていても口で咥えて軽く引っ張るだけでも使えるので便利です。適度に焦らしたり小休憩を挟む時なんかに使ってみてください」
「はい。うふふ。楽しみですわね」

そう言いながらキャサリン嬢がシャイナーの胸にそれを取り付ける。

「んっ、あっ……」
「それから前はこうして半勃ちになったところでこう…ゆっくりと挿入してあげてください」
「なるほど。ちょっとやってみてもいいでしょうか?」
「ええ、どうぞ」
「ひあっ!あ…あぁあっ!」

ビクビクとシャイナーが涙目で身悶えるので、こういう時はキスで宥めてあげてくださいと教えてあげる。

「ロキ陛下ったら、お優しいですね」
「何事も緩急が大事なので、飴と鞭ですよ。辛いだけだとすぐに嫌になってしまうでしょう?」
「なるほど」
「それで、奥まで入ったらこう…トントンと最初は優しく。反応を見て段々強くしてみたり焦らしてみたり、まあ色々試してみてください」
「やぁっ!ロキッ!そんなにしないでっ!」
「好きなくせに。シャイナーはこれくらいが大好きなんですよね?ふふっ」
「あっあっあっ!」

どんどんと蕩けていく表情を見ながら虐めてやる。

「あらあら。嬉しそうになさって」
「どうしようもないですね。シャイナーは」
「あぁんっ!ロキッ!きもちいっ!やっ!」
「腰が揺れてますよ?」
「あ…だって……」
「そんなに期待して。後ろも可愛がって欲しいんですか?」
「あぁ…はぁ…後ろ…後ろも可愛がって…」
「じゃあおねだりをしてみてください。上手にできたら後ろもしてあげますよ」
「ん…ご主人様……。俺の淫乱なメス穴をグチュグチュかき回して虐めてください」
「自分の婚約者の前でまでそんなに発情して俺にねだってくるなんて…本当にダメな人ですね」
「あ…そんな…言わないで……」

涙目でそうは言っているけど、両足を開いた状態で手はちゃんと自分の穴を見せつけるように広げにかかっているから何も言い訳はできないと思う。

「まあこんな感じであとは後ろを慣らしてあげた後でこれをゆっくり挿れてあげればいいです。動かしにくい場合は潤滑油を使うとスムーズですよ?」
「ありがとうございます、ロキ陛下。早速やってみてもよろしいですか?」
「どうぞ」
「うふふ。シャイナー陛下ったら本当に可愛い人。ロキ陛下にこんなに従順に躾けられて…」
「あ…キャシー……」
「大好きなロキ陛下の前で私に玩具で嬲られて乱れまくるなんて…嬉しくて仕方がないでしょう?」
「あ…あぁ……」
「沢山視姦してもらいましょうね?」

キャサリン嬢は本当にいい人材だ。
状況を的確に利用して最もシャイナーが悦ぶ言葉をちゃんと選んで嬲っているのだから。

「ひあぁっ!んぅっ!あ…んんぅっ!」

それから潤滑油も使って後ろを慣らされ、言葉で嬲られてから挿れられたシャイナーはそれだけで気持ちよさそうに悶え始めた。

「上手ですよ、キャサリン嬢」
「ありがとうございます。でもなんだかしっくりきませんわ」
「ああ、そういう時は闇雲に動かすんじゃなくてこう…前立腺のあたりをまず責めてあげて…」
「ああ、なるほど。このあたりですか?」
「もう少しこっちですね。ほら、反応が明確に違うでしょう?」
「ひっあっ!んぁあっ!」
「まあ!本当ですわ」

楽しそうにするキャサリン嬢に何故か兄はドン引きしているけど、これはこういう講習なんだから諦めて欲しい。

「それで、油断したところでこう…奥までねじ込むように突き上げてあげて────」
「ひぃ……っ!あ…あぅ…っ!」
「このまま様子を見ながらグリグリとかき回しつつ小刻みに動かしてあげて…」
「んぁっ…!ダメッダメッ!そんなにしないでっ!ロキッ!あ────っ!!」

ビクンビクンとシャイナーが中イキして意識を飛ばしてしまう。
前をプジーで塞いでいるから仕方がない。

「こうして後ろで沢山感じさせたら思い出させるように前も動かして、胸も虐めてあげます」
「三か所を同時に虐めるんですか…。なかなか大変ですわね」
「慣れたらできますよ。キャサリン嬢は筋がいいのできっとすぐにできるようになります」
「うふふ。ご期待に添えられるように頑張りますわ」
「ええ。それで、ある程度やり終わったらプジーは抜いてあげて、ちゃんと前でもイカせてあげてください。子作りができなくなったら大変なので、後ろばかりでイかせ過ぎないように」
「わかりましたわ」

シャイナーは気絶してるし、三点責めはまた夜にでも試してもらえばいいだろうと説明だけで終わらせることに。

「ああ、やっぱり直接ご指導いただけるとよくわかっていいですわね」
「そうですか?そう言ってもらえると嬉しいです」
「ロキ陛下はこの後カリン陛下と?」
「そのつもりです」
「シャイナー陛下はまだお目覚めになりそうにないですし、もしご迷惑でなければ参考までに見学してはいけないでしょうか?」
「構いませんよ?お嫌でなければ是非」
「ありがとうございます」

普通ご令嬢はこういったものは見たがらないものだけど、キャサリン嬢は変わっている。
本当に豪胆だ。

「そういう訳で、兄上。すみませんが今日はキャサリン嬢に見学させてあげてください」
「なっ?!い、嫌だ!」
「大丈夫。本番まではしませんから。玩具で可愛がってあげるって、さっき約束したでしょう?」
「……っ!」
「兄上。ね?これも今後シャイナーに煩わされないようにするためなので」
「う…でも……」
「もちろん兄上の肌は極力見せないように配慮しますよ?それともシャイナーが起きてから二人の前でされる方がいいですか?見てくれる人数が多い方が興奮するなら俺はそれでもいいですけど…」
「……っ!今!今やる!見学者はいないのがベストだけど、二人より一人の方がマシだ!」
「そうですか?じゃあ兄上。こっちのソファでやりましょうか」

そう言って良く見える位置でそっと控えるキャサリン嬢の前で兄を沢山可愛がってあげることに。

「あら?縛るんですの?」
「兄上は縛られるのも大好きなので」

真っ赤になって恥ずかしがる兄が凄く可愛い。

「今日は兄上の肌を見せたくないので衣服は着たままにさせてもらいますね」
「ええ。勿論構いませんわ。でも…これはこれでなかなか」
「キャサリン嬢も通ですね。別に全部脱がさなくてもちょっとはだけるくらいの方が卑猥で良かったりしますよね」
「わかります!色気が倍増する気がしますもの」

そんな言葉に兄が興奮しているのを感じてクスリと笑う。
これまで多人数とかは散々してきたけど、こんな風に言葉で嬲るのは俺以外に居なかったから余計に興奮するんだろう。

「ん…んんぅ……」

それからキュッと前をリボンで戒めてからちょっと太めのプジーを挿れてあげる。

「こうして根元を戒めてあげるのも射精管理として覚えておくといいですよ」
「まあ、そうなんですか」
「ええ。シャイナーにはプジーを挿れてない時とかにしてあげてください。あまりイキすぎても辛かったりしますし、後ろを可愛がる時にしてあげて最後に解く感じですね」
「なるほど。覚えておきますわ」
「んっんあっ!ふぁあっ…!」

そして前を弄らないままに後ろをグチュグチュとほぐしてあげて、ブルーグレイで手に入れた振動式の玩具をゆっくりと押し挿れていく。

「これは振動式の玩具で、前に挿れるものでも同じシリーズとして手に入れることが可能です。慣れたらこういうのを使うのも手ですね」
「これはどうやって使うんですの?」
「ああ、これはここの魔石に触れると動くんですよ。一タップ毎に強度が変わります」
「んあぁああっ!」

魔石に触れた途端中で玩具が震えて兄が悲鳴を上げて身を震わせる。

「兄上…大丈夫ですか?」
「ひ…う……」
「すみません。びっくりしましたよね。ゆっくりするので沢山感じてください」

でもここで兄の表情がトロリと変わる。
どうやら今のでスイッチが入ってしまったらしい。
キャサリン嬢はこういう人だと割り切ってしまったんだろうか?
途端に可愛くなるから本当にたまらない。

「やぁん…。ロキ…優しくしないで…。もっと、もっと酷くされたいぃ…」

どうも兄的に物足りなかったらしく、甘えるように俺に強請ってきた。

「ふふっ。キャサリン嬢の前だから気を遣ってるのに…。そんな可愛いことを言ったら遠慮なんてしませんよ?」
「んっ…だって…我慢できない…。焦らしちゃ、やぁ…」

別に焦らしたつもりはないんだけど、説明をしていたからどうしてもそんな感じになってしまった気がする。

「わかりました。キャサリン嬢、すみません。ここからは見て覚えてもらえますか?もし途中でシャイナーの目が覚めたら続きを向こうでしてくれても構いませんので」
「わかりましたわ。こちらは勝手に勉強させて頂きますので、どうぞお気になさらず」
「ありがとうございます」

そう礼を言ってから今度はちゃんと兄に向き合って笑顔で玩具を手に取った。

「兄上。お待たせしました。じゃあここからは沢山気持ち良くなってくださいね」
「んっ!あっあっ!ひあぁああっ!」

キャサリン嬢にわかりやすいようにちゃんと三点責めを見せてあげよう。

「あっ、あぁんっ!あんっ!あんっ!やぁあっ!」
「兄上。可愛い」

乳首だけではなく耳も首筋も、兄の弱いところをきっちり舐めて甘噛みして吸ってあげる。

「あっあぅ、大好きっ!きもちいっ!ロキッ!」
「そんなに蕩けた顔で乱れて。女性の前で恥ずかしくないんですか?」
「やぁっ!だって…全部、気持ちいっ!」
「兄上…」
「ん────っ!」

ビクビクッと中イキして表情を蕩けさせるけれど、これでは足りないのだと訴えてこられた。

「はぁ…ロキ…抱いて…抱いてぇ…」

いつも以上に興奮している兄が可愛すぎる。

(本当に兄上は見られるのが大好きなんだから…)

甘い声でそんな風にねだられたら抱いてあげたい気はするけれど…。
チラッとキャサリン嬢を見ると、困った顔でお気になさらずと言ってくれた。
流石に申し訳ない。
でもここでよく考えたらシャイナーも同じ状況になる可能性もあるかもしれないと思い至った。

「キャサリン嬢。ちなみにもうシャイナーとは寝ましたか?」
「いいえ。まだですわ」
「そうですか。なら、受け手側の攻め方にご興味は?」
「え?それは勿論ありますけれど…」
「ではついでにそちらも見学していかれませんか?多分今の兄上ならいいと言ってくれると思うので」
「まあ!よろしいんですか?」

やっぱり彼女は変わってる。
今の言葉を聞いてすぐさま好奇心でこれでもかと顔を輝かせたのだから…。

それから兄を受け入れて、そのまま沢山気持ちよくさせて我を忘れるほど感じさせてからイかせてあげた。
至福の笑みで放心する兄を見て、今日も満足させてあげられて良かったと悦に浸る。
そんな俺にキャサリン嬢は引くでもなく嬉々として褒め称えてきた。

「ロキ陛下!凄いです!私、目から鱗が落ちましたわ!まさかこんな事が可能だなんて…!」
「ご参考になれば幸いです。取り敢えずちょっとシャワーを浴びてくるので、一度失礼しますね」
「はい。シャイナー陛下に悪戯でもしながら待っていますので、どうぞごゆっくり」

にっこりそうやって送り出してくれたので、俺は兄を抱き上げて部屋を出た。
これでキャサリン嬢もシャイナーとの関係を深めていけるといいのだけど…。
そんなことを思いながら、俺はこれでまた一歩シャイナーを遠ざけられそうだとひっそりと微笑んだ。

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

水の中でも何処でももふもふ!! あたらしい世界はもふもふで溢れていました

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:541pt お気に入り:1,147

ひとりぼっち獣人が最強貴族に拾われる話

BL / 完結 24h.ポイント:986pt お気に入り:2,053

愛し方を知らない氷帝の愛し方

恋愛 / 完結 24h.ポイント:71pt お気に入り:868

紅蓮の島にて、永久の夢

BL / 連載中 24h.ポイント:305pt お気に入り:78

SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

BL / 連載中 24h.ポイント:731pt お気に入り:614

もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:172,724pt お気に入り:2,824

冷淡騎士に溺愛されてる悪役令嬢の兄の話

BL / 完結 24h.ポイント:2,385pt お気に入り:7,630

窃盗犯君とサイコパス君

BL / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:22

処理中です...