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133.謝罪訪問
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今日はシャイナーとキャサリン嬢が今回の件を受けて謝罪に来てくれる日。
既に使者も寄越してもらって兄と話はついているという話だったから別によかったのに、シャイナーから是非にとの言葉をもらい、クリスティン嬢の件での謝罪を受けることになったのだ。
「ロキ…身体の方は大丈夫か?」
シャイナーから心配そうにそうやって聞かれはしたけれど、全然大丈夫なのでそのまま大丈夫だと答えを返す。
大してキャサリン嬢の方は俺を労わるようにしながらも、温かな言葉をかけてくれた。
「お元気そうな姿を見て安心いたしました。彼女にはお申し出頂いた通り、しっかりきっちり鞭打ちをして謝罪を引き出しておきましたので」
「ありがとうございます、キャサリン嬢」
「いいえ。彼女が悪かったのですからこれくらい当然ですわ」
どうやら約束を守ってしっかりと報復はしてくれたらしい。
彼女がしっかりきっちりと言うのならかなりみっちりとやってくれたとみて間違いないだろう。
それならそれでこちらの留飲も下がるというものだ。
「ロキ!安心しろ。彼女は…痛っ?!キャ、キャシー?!」
「シャイナー陛下は黙っていてくださいな。私がロキ陛下とお話しているのに」
「なっ?!」
「そうだ。シャイナー。お前は黙っていろ」
同席した兄までそんな風にシャイナーを牽制する。
見事な連係プレー。
確かにシャイナーは黙っていて欲しい。
鬱陶しいから。
「何はともあれ二度と彼女が陛下を煩わせることはありませんので、どうぞご安心くださいませね」
「本当にすまなかった」
「いえ。お手数をお掛けしました。本当にありがとうございます」
揃って頭を下げてくれた二人に笑顔で返し、謝罪の場はこれでお開きとなったのだけど、折角来てくれたのだからと他の話もしてみることに。
俺は今一番やってみたいこと────ガヴァムとアンシャンテの間にある山を何とか切り開いて地下通路かトンネルを作れないかについて相談してみた。
「商人達がアンシャンテと行き来するのに未だに馬車移動がほとんどでしょう?アンシャンテまでのレールも間の二国の紛争のせいでなかなか捗りませんし…」
「それは確かに」
ミラルカからガヴァムはもうほぼ完成に近づいているにもかかわらず、アンシャンテへの道のりはまだまだ遠くて、作業は遅々として進んでいない。
それもこれも間の二国の情勢がいつまで経っても落ち着かないせいだ。
「なので、いっそのこと山を下から通れるようにできれば早いかなと思ったんです」
「それは…確かにできればすごく便利ではあるが……」
資金の問題でアンシャンテ側は今は厳しいらしく予算が取れないとのこと。
この時点でまずアンシャンテから色よい返事はもらえる可能性はゼロだと判断する。
「まあ理想は半分半分で双方から掘り進めていければよかったんですけど、アンシャンテ側は資金面で難しそうなのでこちらで勝手に進めさせてもらいたいと思います。すみませんが許可だけいただけませんか?」
「え?!」
「何か?」
「物凄く金がかかるぞ?」
「そうですね。勿論わかってますよ?」
「大丈夫なのか?」
「ええ。ガヴァムはこれまで保守的過ぎて特に何も大きな事業というのをやってこなかったので、実は三ヵ国事業が初の大きな事業だったんですよ。それも軌道に乗って資金面も然程負担にならなかったので、あの大きな山をアンシャンテまで通す事業に取り掛かっても余力はあると財務大臣から言ってもらえました」
古き良き時代を大事にし過ぎて溜め込むだけ溜め込んできた王家。
有用な鉱山なども多々抱えていると言うのに本当に宝の持ち腐れだ。
兄に聞いたら子々孫々に受け継いでいくものだから、溜め込めるだけ溜め込めばいいと父は言っていたらしい。
そして同じように貴族達も自分達の懐を温めまくっていた。
そういうこともあって、民は古き良き時代を強要されていると言っても過言ではないほど時代遅れの生活を送っていた一面があったのだけど…。
そこにきて俺の代になってから商人達が新しい便利なものを沢山持ち込みだして民の暮らしは便利になり、みんな外へと目を向けだした様子。
恐らく商人達は俺が裏稼業の連中と親しいと聞いて、そこから更に最新の魔道具も好きらしいと情報を得たのだろう。
これはいけると商人達が思ったのも無理はない。
便利なものを使いたいと言う民達の気持ちもわかるつもりだし、俺としては商人達に協力がしたい。
だからこそこれを機にお金をたくさん使ってでも商人達の為に便利な道を切り開いてみようかなと思った。
そのためなら別に国庫を開くのは構わないのだけど────。
「他に何か問題はありますか?」
「いや。無理をしていないなら特には」
「大丈夫ですよ。なんだかあちこちからお金が増えて戻って来てますし、予算が足りなかったら私財を投じてみてもいいかなと」
「こら、ロキ!公私はしっかり分けないとダメだ!きちんと予算を組んで事業はやらないと!」
「そうですか?すみません」
兄曰く俺の私財はこういう時に使ってはいけないらしい。
余ってるから別にちょっとくらいいいのにと思うけど、こういう感覚は早めに修正しておくようにと注意されてしまった。
そういうことなら仕方がないからまた資産運用に回せないか今度闇医者に相談してみよう。
取り敢えず金貨1000枚預けたらいいかな?
そんな事を考えていたら兄に物凄い目で見られた。
「ロキ?何かおかしなことを考えていないか?」
「いいえ?ちょっと闇医者のことを考えていただけですが?」
「そうか」
ならいいと兄が言ってくれたので、取り敢えずこちらの話を終わらせてしまうことに。
「無事に開通した際は通行税はいただくと思いますが、それは構いませんか?」
「そうだな。商人達も利益が上がるなら是非使いたいと思うだろうし、適切な税であれば」
「わかりました。ではまた大臣と相談しておきますね」
そうやって話をつけて『では今日はこれで』と席を立とうとしたら思い切りシャイナーに引き留められて、もう少しお茶でも飲みながらゆっくり話そうと言われてしまった。
非情に面倒臭い。
でもまあキャサリン嬢と話すのは楽しいから、最近はシャイナーと上手くやっているのかとか、新しい玩具でも紹介しましょうかとかそんな話をしてみた。
「ロキ陛下お勧めの玩具も用意してはみたんですけれど、この人ったら怖いからやめてくれって涙目で訴えてくるので、まだ試せていないんですのよ」
「そうなんですか。じゃあ、今は?」
「指で後ろを弄って差し上げるのが関の山ですわ」
「……シャイナー?」
「だ、だって!そんなこと、キャシーにさせたらほら、可哀想だろう?!」
「キャサリン嬢。こんなどうしようもないシャイナーの面倒を見ないといけないなんて可哀想です。いっそ一度実家に帰ってのんびりしてみては?時には焦らしプレイもいいものですよ?」
「まあ!それは素敵ですわね。是非やってみたいですわ!」
「キャ、キャシー!頼む!待ってくれ!」
「あら。ロキ陛下がこう仰ってくださってるんですのよ?よろしいじゃありませんか」
にっこり微笑むキャサリン嬢は既に実家に帰る気満々だ。
「ロ、ロキ!頼むから撤回してくれ!なんでもする!なんでもするから!」
「じゃあ実践でキャサリン嬢に今から教えるので、お付き合いください」
「え?!」
俺がそう口にした途端シャイナーの顔が歓喜に彩られ、嬉しそうに俺を見つめてくる。
まるでご褒美がもらえるのを今か今かと待っている犬のようだ。
「ロキ。お前がシャイナーにするのか?」
「ええ、まあ。折角ですしキャサリン嬢にちょっと実践で教えてあげようかなと思って」
兄が物凄く不満げに俺の袖を引っ張ってきたから思わずクスリと笑ってしまう。
「兄上。兄上も後で可愛がってあげますよ」
「……」
ちょっと拗ねた顔が凄く可愛くて、思わず抱き寄せてキスを落としてしまった。
「ちゃんと兄上が大好きな玩具でこれでもかと快楽に染め上げてあげますからね?」
「う……」
真っ赤な顔で期待に震える兄は本当に可愛くて、俺は蕩けるように微笑んだ。
****************
※見せつけられたシャイナーはぐぬぬとなったけど、キャサリン嬢は微笑ましく見守ってくれたとかなんとか。
既に使者も寄越してもらって兄と話はついているという話だったから別によかったのに、シャイナーから是非にとの言葉をもらい、クリスティン嬢の件での謝罪を受けることになったのだ。
「ロキ…身体の方は大丈夫か?」
シャイナーから心配そうにそうやって聞かれはしたけれど、全然大丈夫なのでそのまま大丈夫だと答えを返す。
大してキャサリン嬢の方は俺を労わるようにしながらも、温かな言葉をかけてくれた。
「お元気そうな姿を見て安心いたしました。彼女にはお申し出頂いた通り、しっかりきっちり鞭打ちをして謝罪を引き出しておきましたので」
「ありがとうございます、キャサリン嬢」
「いいえ。彼女が悪かったのですからこれくらい当然ですわ」
どうやら約束を守ってしっかりと報復はしてくれたらしい。
彼女がしっかりきっちりと言うのならかなりみっちりとやってくれたとみて間違いないだろう。
それならそれでこちらの留飲も下がるというものだ。
「ロキ!安心しろ。彼女は…痛っ?!キャ、キャシー?!」
「シャイナー陛下は黙っていてくださいな。私がロキ陛下とお話しているのに」
「なっ?!」
「そうだ。シャイナー。お前は黙っていろ」
同席した兄までそんな風にシャイナーを牽制する。
見事な連係プレー。
確かにシャイナーは黙っていて欲しい。
鬱陶しいから。
「何はともあれ二度と彼女が陛下を煩わせることはありませんので、どうぞご安心くださいませね」
「本当にすまなかった」
「いえ。お手数をお掛けしました。本当にありがとうございます」
揃って頭を下げてくれた二人に笑顔で返し、謝罪の場はこれでお開きとなったのだけど、折角来てくれたのだからと他の話もしてみることに。
俺は今一番やってみたいこと────ガヴァムとアンシャンテの間にある山を何とか切り開いて地下通路かトンネルを作れないかについて相談してみた。
「商人達がアンシャンテと行き来するのに未だに馬車移動がほとんどでしょう?アンシャンテまでのレールも間の二国の紛争のせいでなかなか捗りませんし…」
「それは確かに」
ミラルカからガヴァムはもうほぼ完成に近づいているにもかかわらず、アンシャンテへの道のりはまだまだ遠くて、作業は遅々として進んでいない。
それもこれも間の二国の情勢がいつまで経っても落ち着かないせいだ。
「なので、いっそのこと山を下から通れるようにできれば早いかなと思ったんです」
「それは…確かにできればすごく便利ではあるが……」
資金の問題でアンシャンテ側は今は厳しいらしく予算が取れないとのこと。
この時点でまずアンシャンテから色よい返事はもらえる可能性はゼロだと判断する。
「まあ理想は半分半分で双方から掘り進めていければよかったんですけど、アンシャンテ側は資金面で難しそうなのでこちらで勝手に進めさせてもらいたいと思います。すみませんが許可だけいただけませんか?」
「え?!」
「何か?」
「物凄く金がかかるぞ?」
「そうですね。勿論わかってますよ?」
「大丈夫なのか?」
「ええ。ガヴァムはこれまで保守的過ぎて特に何も大きな事業というのをやってこなかったので、実は三ヵ国事業が初の大きな事業だったんですよ。それも軌道に乗って資金面も然程負担にならなかったので、あの大きな山をアンシャンテまで通す事業に取り掛かっても余力はあると財務大臣から言ってもらえました」
古き良き時代を大事にし過ぎて溜め込むだけ溜め込んできた王家。
有用な鉱山なども多々抱えていると言うのに本当に宝の持ち腐れだ。
兄に聞いたら子々孫々に受け継いでいくものだから、溜め込めるだけ溜め込めばいいと父は言っていたらしい。
そして同じように貴族達も自分達の懐を温めまくっていた。
そういうこともあって、民は古き良き時代を強要されていると言っても過言ではないほど時代遅れの生活を送っていた一面があったのだけど…。
そこにきて俺の代になってから商人達が新しい便利なものを沢山持ち込みだして民の暮らしは便利になり、みんな外へと目を向けだした様子。
恐らく商人達は俺が裏稼業の連中と親しいと聞いて、そこから更に最新の魔道具も好きらしいと情報を得たのだろう。
これはいけると商人達が思ったのも無理はない。
便利なものを使いたいと言う民達の気持ちもわかるつもりだし、俺としては商人達に協力がしたい。
だからこそこれを機にお金をたくさん使ってでも商人達の為に便利な道を切り開いてみようかなと思った。
そのためなら別に国庫を開くのは構わないのだけど────。
「他に何か問題はありますか?」
「いや。無理をしていないなら特には」
「大丈夫ですよ。なんだかあちこちからお金が増えて戻って来てますし、予算が足りなかったら私財を投じてみてもいいかなと」
「こら、ロキ!公私はしっかり分けないとダメだ!きちんと予算を組んで事業はやらないと!」
「そうですか?すみません」
兄曰く俺の私財はこういう時に使ってはいけないらしい。
余ってるから別にちょっとくらいいいのにと思うけど、こういう感覚は早めに修正しておくようにと注意されてしまった。
そういうことなら仕方がないからまた資産運用に回せないか今度闇医者に相談してみよう。
取り敢えず金貨1000枚預けたらいいかな?
そんな事を考えていたら兄に物凄い目で見られた。
「ロキ?何かおかしなことを考えていないか?」
「いいえ?ちょっと闇医者のことを考えていただけですが?」
「そうか」
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「そうだな。商人達も利益が上がるなら是非使いたいと思うだろうし、適切な税であれば」
「わかりました。ではまた大臣と相談しておきますね」
そうやって話をつけて『では今日はこれで』と席を立とうとしたら思い切りシャイナーに引き留められて、もう少しお茶でも飲みながらゆっくり話そうと言われてしまった。
非情に面倒臭い。
でもまあキャサリン嬢と話すのは楽しいから、最近はシャイナーと上手くやっているのかとか、新しい玩具でも紹介しましょうかとかそんな話をしてみた。
「ロキ陛下お勧めの玩具も用意してはみたんですけれど、この人ったら怖いからやめてくれって涙目で訴えてくるので、まだ試せていないんですのよ」
「そうなんですか。じゃあ、今は?」
「指で後ろを弄って差し上げるのが関の山ですわ」
「……シャイナー?」
「だ、だって!そんなこと、キャシーにさせたらほら、可哀想だろう?!」
「キャサリン嬢。こんなどうしようもないシャイナーの面倒を見ないといけないなんて可哀想です。いっそ一度実家に帰ってのんびりしてみては?時には焦らしプレイもいいものですよ?」
「まあ!それは素敵ですわね。是非やってみたいですわ!」
「キャ、キャシー!頼む!待ってくれ!」
「あら。ロキ陛下がこう仰ってくださってるんですのよ?よろしいじゃありませんか」
にっこり微笑むキャサリン嬢は既に実家に帰る気満々だ。
「ロ、ロキ!頼むから撤回してくれ!なんでもする!なんでもするから!」
「じゃあ実践でキャサリン嬢に今から教えるので、お付き合いください」
「え?!」
俺がそう口にした途端シャイナーの顔が歓喜に彩られ、嬉しそうに俺を見つめてくる。
まるでご褒美がもらえるのを今か今かと待っている犬のようだ。
「ロキ。お前がシャイナーにするのか?」
「ええ、まあ。折角ですしキャサリン嬢にちょっと実践で教えてあげようかなと思って」
兄が物凄く不満げに俺の袖を引っ張ってきたから思わずクスリと笑ってしまう。
「兄上。兄上も後で可愛がってあげますよ」
「……」
ちょっと拗ねた顔が凄く可愛くて、思わず抱き寄せてキスを落としてしまった。
「ちゃんと兄上が大好きな玩具でこれでもかと快楽に染め上げてあげますからね?」
「う……」
真っ赤な顔で期待に震える兄は本当に可愛くて、俺は蕩けるように微笑んだ。
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