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88.結婚の勧め Side.シャイナー
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「ロキ!!」
まさかまさかと思いながら部屋へと飛び込むと、そこには愛しのロキの姿があって思わず涙が溢れてしまう。
「ロキ!会いたかった!」
そのままの勢いで突進したら間にリヒターが割り込んできたから押しのけようとしたのに、絶対に譲らないとばかりに阻まれてしまう。
「下がれ!」
「…ロキ陛下の安全が第一です」
「ちょっと抱き着くだけだ!」
「許可できません」
「~~~~っ!!」
(殺す…!)
思わず殺気立ってしまうがリヒターは一歩も引くかと言わんばかりに睨みつけてきたのでその場で睨み合いになった。
「リヒター。話が進まないから取り敢えず座ってもらえ」
「御意」
ロキの言葉にすんなり引き下がるリヒター。
「シャイナー陛下。どうぞこちらへ」
そんな風に落ち着いた声音で言われれば今更抱き着くこともできない。
悔しいが仕方がない。
帰り際に抱擁を強請ってみよう。
「……ロキ。もうシャイナーと呼んではくれないのか?」
「別に構いませんが、一応宰相方の前ですしきちんとしようかと」
「そうか」
そう言うのなら仕方がない。
きっと大事な話があるのだろう。
折角来てくれたのだし、ここは自分もきちんと対応しなければ。
「それで、話と言うのは?」
「ええ。他ならぬシャイナー陛下のために、今回結婚を勧めてみようかと」
「断る」
俺が好きなのはロキなのに、どうして他の誰かと結婚しなければならないのか。
理解に苦しむ。
即却下だ。
「俺の次は弟か弟の子が王位を継げばいい。問題はないだろう?」
「普通ならそれでもいいかと思うんですが、どうやら宰相方から話を聞いたところ、少し問題があることが判明しまして」
「問題?」
「ええ。ガヴァムと友好的に付き合えるのも、アンシャンテにとって必要なのもシャイナー陛下以外にいないと」
「…え?」
「話を聞いてシャイナー陛下は本当に民のためにその手腕を振るっていたのだと感心してしまいました。良き王として国のために動いているのに、俺の手でそれを壊すわけにもいかないなと思ったんです」
「そ、そうか…」
ロキに褒められるのは凄く嬉しくて心が浮き立つが、それと結婚がどう関係してくるのだろう?
「なのでシャイナー陛下には是非俺と兄上のように幸せな結婚をして欲しいなと」
流石にこれは残酷だろう。
何がなんでもお断りだ。
「ロキ以外嫌なんだが?」
「俺はもう結婚しているので」
そんなものどうとでもなるのに。
いや、ならないんだったか?
カリンを害せない時点で詰んでいる?
いや、何か手はあるはず…!
「今回のようにシャイナー陛下が辛い時に支えてくれる身近な存在がいてくれたら俺も安心していられるんですけど」
ロキが俺を心配そうに見つめながらそんなことを言ってくれる。
嬉しい…。
「その時はロキがこうして会いに来てくれたらいい」
心が温かくなるなと思っていたのに、ここでロキは冷水をぶっかけるように俺を突き放してきた。
「正直難しいですし、ほぼ無理です」
「…っ何故だ?」
「それはお互いに王だからです」
「……」
ショックだがそれを言われてしまうと何も言えない。
でも俺はロキ以外無理なのだからわかってほしい。
でも俺が言葉を紡ぐ前にロキが口火を切ってくる。
「シャイナー陛下には幸せな結婚をして後継を作ってもらって長くアンシャンテを盛り立てていってほしいんです」
「そ…れは…」
言われていることはわかる。
でもすんなりと納得がいくかと言えばそれは否だ。
そもそももうロキ以外とは寝たくない。
そんな気持ちが伝わったのだろう。
ロキは笑顔で新たな提案をしてきた。
「なので、俺も考えてみました」
「何…を?」
「シャイナー陛下が結婚相手を見つけたら、その方に俺が直々にシャイナー陛下を満足させる術を伝授しましょう」
「……え?」
「俺以外と寝れるようになればいいんですよね?それならシャイナー陛下を満足させられるスキルさえあれば問題はないと思うんです。身も心も支えてくれる伴侶ができればシャイナー陛下はもう俺を想って辛い夜を過ごさなくて済むようになりますよ?」
「そんなっ!」
嫌だと思った。
ロキ以外の誰かとあんなことはしたくない。
でも現実はどこまでも残酷だ。
「でも…辛いのでしょう?」
困ったようにどこか痛まし気に笑うロキの顔がまるで俺を心底労わってくれているように見えて、胸が疼く。
ロキが俺を想って提案してくれているのはわかるし、心配をかけているのが申し訳なくなってくる。
でも…急にそんなことを言われてもすぐに頷くなんて無理だ。
けれどロキはそんな俺の気持ちをわかっているかのように優しく頷き、真っ直ぐに俺へと言ってきた。
「大丈夫。すぐに決めろとは言いません。焦らずシャイナーにとっての最良の相手を選べばいいんです」
「ロキ…」
「ちゃんとシャイナーの幸せを考えてくれる相手を吟味してほしいので、宰相方と相談してしっかり決めてください」
(俺の幸せを考えてくれる相手────)
「ロキのように?」
「ええ」
その瞳には嫌悪などなく、本当に俺の幸せを願ってくれているように思えて幸福感に満たされていく。
加えて先程までと違いちゃんと『シャイナー』と名で呼んでくれた。それが凄く嬉しくてたまらない。
頑なだった心がゆっくりと溶かされるように、俺は渋々ではあったが頷きを返した。
「わかった…。ロキがそう言ってくれるのなら考えてみよう」
「ありがとうございます。俺を含めて皆シャイナーの幸せを願っているので、自暴自棄にならずお相手をよく見て選んでくださいね」
「ああ」
「もちろん朝の電話で相談していただいても構いませんので」
「……!ああ!」
結婚を勧められて落ち込んだ気持ちがロキの言葉でまた浮上していく。
「では宰相、そういうことで宜しくお願いしますね」
「はい!ロキ陛下。ありがとうございます!」
「いえ。今後とも友好的関係を築くためならこのくらいの協力は惜しみません」
「心から感謝いたします。ではシャイナー陛下。ロキ陛下は今回シャイナー陛下を心配してわざわざ来てくださったので、御礼を言ってきちんとお見送りいたしましょう」
「ロキが俺を心配して……」
その言葉にまた感動して胸がいっぱいになる。
「しっかりアンシャンテの王として頑張っている陛下のことをロキ陛下は大層褒め称えておりましたし、民の評判を聞き素晴らしいとも言ってくださいました。これからもそんなシャイナー陛下を見たいとこうして結婚をお勧めくださったのです。その信頼に応えることこそシャイナー陛下の今すべきことです。なのでしっかり立って両の眼で結婚相手をお選びくださいね?」
「わかった!」
ロキの信頼に応える。
なんていい響きだろう。
そうだ。ちょっと情けない姿を見せすぎてしまったが、ロキはしっかりしていた時の俺との方が今よりも友好的に付き合ってくれていたじゃないか。
きっと俺を捨てたくなったのはカリンに冤罪を被せたことと合わせてそんな情けない俺を見て嫌気が差しただけだ。
ここはしっかりロキの期待に応えて挽回すべき場面だろう。
しっかりしなければ……。
そう考え至って自分で自分に気合を入れる。
「ロキ。お前を失望させてしまってすまなかった。これからはしっかり気合いを入れてお前の信頼に応えて見せる。これでいいだろうか?」
「それでこそシャイナーです。そんなシャイナーは嫌いではありませんよ。尊敬しています」
「ロキ……」
そんな嬉しい言葉に心が歓喜に満ち溢れていく。
「見送り前に一度だけ抱きしめていいだろうか?」
「…………仕方ありませんね。一度だけですよ?」
そうして許可が出たので俺は嬉々としてロキを思い切り抱きしめた。
「ロキ…ロキ……愛してる」
「わかりましたから、あまり強く抱きしめないでください」
「お前のために絶対に幸せな結婚相手を探してみせるから」
「ええ。楽しみにしています」
「結婚式にはカリンと一緒に来てもらえるか?」
「もちろん喜んで」
「じゃあその日を楽しみにしている」
そうだ。隣国なんだし結婚式にロキを呼べばいいんだと思い至って益々嬉しくなった。
ロキに会う口実を沢山沢山作ろう。
早く嫁を吟味しロキのところに教えてもらいに行く際は俺がついていけばいいんだ。
指導するには本人がいた方がいいとか言えば十分可能だろう。
そうとなったら早速色々やることを纏めなければ。
仕事もより効率的にきびきびこなさないと時間がいくらあっても足りないな。
「宰相。溜まっている仕事を先にさっさと片付ける。お前はほかの者達と協力し候補をできるだけ絞ってほしい」
「……!!かしこまりました」
「じゃあロキ。また会える日を楽しみにしている」
「はい。では俺はここで。ありがとうございました」
こうして名残惜しくはあったが俺はロキをワイバーンで送るよう手配を整え笑顔で見送ると、今後のためにすぐさま動き始めた。
ロキが会いに来てくれる前とは違い世界がすべて輝いて見えるのは気のせいだろうか?
いや、きっと気のせいなんかじゃない。
「やるぞ!」
そして俺を踏みつけてくれそうな嫁探しが幕を開けたのだった。
****************
※そんな感じでシャイナーはロキに言い包められて結婚相手探し。
暫くは大人しくしている予定。
ロキ的には邪魔なシャイナーはさっさと誰かに押し付けて兄とのんびりしたいというのが本音です。
そのためなら笑顔振りまいてでも目的は果たしてやると言ったところでしょうか?
この後はブルーグレイの方に舞台はうつります。
シャイナーは暫く出てこないので、シャイナー嫌いな方はご安心を(^^)
まさかまさかと思いながら部屋へと飛び込むと、そこには愛しのロキの姿があって思わず涙が溢れてしまう。
「ロキ!会いたかった!」
そのままの勢いで突進したら間にリヒターが割り込んできたから押しのけようとしたのに、絶対に譲らないとばかりに阻まれてしまう。
「下がれ!」
「…ロキ陛下の安全が第一です」
「ちょっと抱き着くだけだ!」
「許可できません」
「~~~~っ!!」
(殺す…!)
思わず殺気立ってしまうがリヒターは一歩も引くかと言わんばかりに睨みつけてきたのでその場で睨み合いになった。
「リヒター。話が進まないから取り敢えず座ってもらえ」
「御意」
ロキの言葉にすんなり引き下がるリヒター。
「シャイナー陛下。どうぞこちらへ」
そんな風に落ち着いた声音で言われれば今更抱き着くこともできない。
悔しいが仕方がない。
帰り際に抱擁を強請ってみよう。
「……ロキ。もうシャイナーと呼んではくれないのか?」
「別に構いませんが、一応宰相方の前ですしきちんとしようかと」
「そうか」
そう言うのなら仕方がない。
きっと大事な話があるのだろう。
折角来てくれたのだし、ここは自分もきちんと対応しなければ。
「それで、話と言うのは?」
「ええ。他ならぬシャイナー陛下のために、今回結婚を勧めてみようかと」
「断る」
俺が好きなのはロキなのに、どうして他の誰かと結婚しなければならないのか。
理解に苦しむ。
即却下だ。
「俺の次は弟か弟の子が王位を継げばいい。問題はないだろう?」
「普通ならそれでもいいかと思うんですが、どうやら宰相方から話を聞いたところ、少し問題があることが判明しまして」
「問題?」
「ええ。ガヴァムと友好的に付き合えるのも、アンシャンテにとって必要なのもシャイナー陛下以外にいないと」
「…え?」
「話を聞いてシャイナー陛下は本当に民のためにその手腕を振るっていたのだと感心してしまいました。良き王として国のために動いているのに、俺の手でそれを壊すわけにもいかないなと思ったんです」
「そ、そうか…」
ロキに褒められるのは凄く嬉しくて心が浮き立つが、それと結婚がどう関係してくるのだろう?
「なのでシャイナー陛下には是非俺と兄上のように幸せな結婚をして欲しいなと」
流石にこれは残酷だろう。
何がなんでもお断りだ。
「ロキ以外嫌なんだが?」
「俺はもう結婚しているので」
そんなものどうとでもなるのに。
いや、ならないんだったか?
カリンを害せない時点で詰んでいる?
いや、何か手はあるはず…!
「今回のようにシャイナー陛下が辛い時に支えてくれる身近な存在がいてくれたら俺も安心していられるんですけど」
ロキが俺を心配そうに見つめながらそんなことを言ってくれる。
嬉しい…。
「その時はロキがこうして会いに来てくれたらいい」
心が温かくなるなと思っていたのに、ここでロキは冷水をぶっかけるように俺を突き放してきた。
「正直難しいですし、ほぼ無理です」
「…っ何故だ?」
「それはお互いに王だからです」
「……」
ショックだがそれを言われてしまうと何も言えない。
でも俺はロキ以外無理なのだからわかってほしい。
でも俺が言葉を紡ぐ前にロキが口火を切ってくる。
「シャイナー陛下には幸せな結婚をして後継を作ってもらって長くアンシャンテを盛り立てていってほしいんです」
「そ…れは…」
言われていることはわかる。
でもすんなりと納得がいくかと言えばそれは否だ。
そもそももうロキ以外とは寝たくない。
そんな気持ちが伝わったのだろう。
ロキは笑顔で新たな提案をしてきた。
「なので、俺も考えてみました」
「何…を?」
「シャイナー陛下が結婚相手を見つけたら、その方に俺が直々にシャイナー陛下を満足させる術を伝授しましょう」
「……え?」
「俺以外と寝れるようになればいいんですよね?それならシャイナー陛下を満足させられるスキルさえあれば問題はないと思うんです。身も心も支えてくれる伴侶ができればシャイナー陛下はもう俺を想って辛い夜を過ごさなくて済むようになりますよ?」
「そんなっ!」
嫌だと思った。
ロキ以外の誰かとあんなことはしたくない。
でも現実はどこまでも残酷だ。
「でも…辛いのでしょう?」
困ったようにどこか痛まし気に笑うロキの顔がまるで俺を心底労わってくれているように見えて、胸が疼く。
ロキが俺を想って提案してくれているのはわかるし、心配をかけているのが申し訳なくなってくる。
でも…急にそんなことを言われてもすぐに頷くなんて無理だ。
けれどロキはそんな俺の気持ちをわかっているかのように優しく頷き、真っ直ぐに俺へと言ってきた。
「大丈夫。すぐに決めろとは言いません。焦らずシャイナーにとっての最良の相手を選べばいいんです」
「ロキ…」
「ちゃんとシャイナーの幸せを考えてくれる相手を吟味してほしいので、宰相方と相談してしっかり決めてください」
(俺の幸せを考えてくれる相手────)
「ロキのように?」
「ええ」
その瞳には嫌悪などなく、本当に俺の幸せを願ってくれているように思えて幸福感に満たされていく。
加えて先程までと違いちゃんと『シャイナー』と名で呼んでくれた。それが凄く嬉しくてたまらない。
頑なだった心がゆっくりと溶かされるように、俺は渋々ではあったが頷きを返した。
「わかった…。ロキがそう言ってくれるのなら考えてみよう」
「ありがとうございます。俺を含めて皆シャイナーの幸せを願っているので、自暴自棄にならずお相手をよく見て選んでくださいね」
「ああ」
「もちろん朝の電話で相談していただいても構いませんので」
「……!ああ!」
結婚を勧められて落ち込んだ気持ちがロキの言葉でまた浮上していく。
「では宰相、そういうことで宜しくお願いしますね」
「はい!ロキ陛下。ありがとうございます!」
「いえ。今後とも友好的関係を築くためならこのくらいの協力は惜しみません」
「心から感謝いたします。ではシャイナー陛下。ロキ陛下は今回シャイナー陛下を心配してわざわざ来てくださったので、御礼を言ってきちんとお見送りいたしましょう」
「ロキが俺を心配して……」
その言葉にまた感動して胸がいっぱいになる。
「しっかりアンシャンテの王として頑張っている陛下のことをロキ陛下は大層褒め称えておりましたし、民の評判を聞き素晴らしいとも言ってくださいました。これからもそんなシャイナー陛下を見たいとこうして結婚をお勧めくださったのです。その信頼に応えることこそシャイナー陛下の今すべきことです。なのでしっかり立って両の眼で結婚相手をお選びくださいね?」
「わかった!」
ロキの信頼に応える。
なんていい響きだろう。
そうだ。ちょっと情けない姿を見せすぎてしまったが、ロキはしっかりしていた時の俺との方が今よりも友好的に付き合ってくれていたじゃないか。
きっと俺を捨てたくなったのはカリンに冤罪を被せたことと合わせてそんな情けない俺を見て嫌気が差しただけだ。
ここはしっかりロキの期待に応えて挽回すべき場面だろう。
しっかりしなければ……。
そう考え至って自分で自分に気合を入れる。
「ロキ。お前を失望させてしまってすまなかった。これからはしっかり気合いを入れてお前の信頼に応えて見せる。これでいいだろうか?」
「それでこそシャイナーです。そんなシャイナーは嫌いではありませんよ。尊敬しています」
「ロキ……」
そんな嬉しい言葉に心が歓喜に満ち溢れていく。
「見送り前に一度だけ抱きしめていいだろうか?」
「…………仕方ありませんね。一度だけですよ?」
そうして許可が出たので俺は嬉々としてロキを思い切り抱きしめた。
「ロキ…ロキ……愛してる」
「わかりましたから、あまり強く抱きしめないでください」
「お前のために絶対に幸せな結婚相手を探してみせるから」
「ええ。楽しみにしています」
「結婚式にはカリンと一緒に来てもらえるか?」
「もちろん喜んで」
「じゃあその日を楽しみにしている」
そうだ。隣国なんだし結婚式にロキを呼べばいいんだと思い至って益々嬉しくなった。
ロキに会う口実を沢山沢山作ろう。
早く嫁を吟味しロキのところに教えてもらいに行く際は俺がついていけばいいんだ。
指導するには本人がいた方がいいとか言えば十分可能だろう。
そうとなったら早速色々やることを纏めなければ。
仕事もより効率的にきびきびこなさないと時間がいくらあっても足りないな。
「宰相。溜まっている仕事を先にさっさと片付ける。お前はほかの者達と協力し候補をできるだけ絞ってほしい」
「……!!かしこまりました」
「じゃあロキ。また会える日を楽しみにしている」
「はい。では俺はここで。ありがとうございました」
こうして名残惜しくはあったが俺はロキをワイバーンで送るよう手配を整え笑顔で見送ると、今後のためにすぐさま動き始めた。
ロキが会いに来てくれる前とは違い世界がすべて輝いて見えるのは気のせいだろうか?
いや、きっと気のせいなんかじゃない。
「やるぞ!」
そして俺を踏みつけてくれそうな嫁探しが幕を開けたのだった。
****************
※そんな感じでシャイナーはロキに言い包められて結婚相手探し。
暫くは大人しくしている予定。
ロキ的には邪魔なシャイナーはさっさと誰かに押し付けて兄とのんびりしたいというのが本音です。
そのためなら笑顔振りまいてでも目的は果たしてやると言ったところでしょうか?
この後はブルーグレイの方に舞台はうつります。
シャイナーは暫く出てこないので、シャイナー嫌いな方はご安心を(^^)
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