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役目を果たす時
78話 魔力が欲しい
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時間はあっという間だ
いつの間にか僕達は18になっていた
それまでに練習しまくって、僕は一つの魔法を習得した
エリーが僕に教えてくれたのは浮遊魔法
魔力の消耗は激しいけど、短時間浮くだけでも役に立ちそうだ
本当はもっと魔力があればエリーやグドみたいにふわふわ飛べるけど…
エリーは目覚めてからジルに教わったらしい
僕は魔力を外に出すことが出来ないみたいで、結局は自分に対するバフみたいな魔法になった
「魔力問題、かぁ…。俺の魔力をあげれれば……って、出来るじゃん!」
「え、本当?」
グドの魔力を貰えるんだ
でもそれだとグドの魔力が減るんじゃ…
2人の魔力を足して割ったみたいな事にならない?
「ユグド、与えずとも増やす方法ならあるでしょう。忘れた訳じゃ…ありませんよね?」
「あー……忘れてた!ってそんな怖い顔すんなよラシル~!」
ラシルと呼ばれるジルに対する違和感は結構続いた
グドと同じようにジルは愛称だ
とは言えメイドの時はジルを本名として名乗ってたらしいけど
本当は2人ともユグドラシルだけど、個体名として名前を半分に分けたとか
「ところで魔力を増やす方法って?」
「神子として覚醒させるんだ。妖精側の手間は掛かるけど、まードライアドに勝てそうになかった時の保険みたいなやつだからな」
本当に最後の切り札みたいなことなんだ
最初に切り札を発動させて確実に行くか、今出来る最大限で頑張って行くか
ってところかな
「なぁ、それって私の魔力も増えるか?」
「増えますけど、別に貴女の魔力も少ない訳ではないでしょう」
「いやー、なんかあった時に国を滅ぼせる(物理)くらいの魔力はあった方がいいかなって」
………はい?
エリーの爆弾発言に一瞬その場の時が停止した
そして次の瞬間にジルは大きなため息を吐いて、グドは腹を抱えて笑い出した
「えっ、えっ?私なんか変なこと言った?」
「エリー………?」
「ミリーなんでそんな若干引いてるみたいな顔するんだよ!」
僕の思想と規模が違いすぎた
まさか物理で国を滅ぼせる魔力が欲しいとは……
流石に僕もそこまで考えない
「国を滅ぼすなら物理じゃ無くて内側から崩壊させた方がいいんじゃないかな」
「そんなの時間がかかるだろ?」
「いや、国の滅ぼし方で言い争わないでくださいよ」
「こ、この双子、ホントに物騒っ…あっはは……」
グドはいつまで笑ってるんだろう
まぁ確かに物理が1番早いとは思うけど、それだと罪のない民に被害が行く
だからやっぱり上から壊すべきだと……
いや、重要なのはそこじゃ無いか
「まぁ、話を戻すけど…僕は力を最大限で言った方がいいと思う。僕もエリーもずっと鍛えれてた訳じゃ無いし」
「私も同意見だ。国を滅ぼす云々は無しに力はあって損は無いと思うな」
まぁ…目的は国の滅亡じゃないからね
僕達の意見を聞いたグドとジルは顔を見合わせて頷いた
どうやら同意してくれたらしい
「なら俺たちの方も準備があるから、三日後に地下の泉で儀式を行おう」
「それまでお二人は体調を整えておいてください。大掛かりな体質変化は体に異常が起こりやすいですから、念のために」
そして僕達は儀式を待った
その間は剣や魔法の訓練は一旦休んで、軽い運動としっかりとした食事・睡眠を取った
本当は1人でも剣の特訓をしたかったけど、流石にこのタイミングで体に異常が出たら困る
そして、儀式の日があっという間に訪れた
いつの間にか僕達は18になっていた
それまでに練習しまくって、僕は一つの魔法を習得した
エリーが僕に教えてくれたのは浮遊魔法
魔力の消耗は激しいけど、短時間浮くだけでも役に立ちそうだ
本当はもっと魔力があればエリーやグドみたいにふわふわ飛べるけど…
エリーは目覚めてからジルに教わったらしい
僕は魔力を外に出すことが出来ないみたいで、結局は自分に対するバフみたいな魔法になった
「魔力問題、かぁ…。俺の魔力をあげれれば……って、出来るじゃん!」
「え、本当?」
グドの魔力を貰えるんだ
でもそれだとグドの魔力が減るんじゃ…
2人の魔力を足して割ったみたいな事にならない?
「ユグド、与えずとも増やす方法ならあるでしょう。忘れた訳じゃ…ありませんよね?」
「あー……忘れてた!ってそんな怖い顔すんなよラシル~!」
ラシルと呼ばれるジルに対する違和感は結構続いた
グドと同じようにジルは愛称だ
とは言えメイドの時はジルを本名として名乗ってたらしいけど
本当は2人ともユグドラシルだけど、個体名として名前を半分に分けたとか
「ところで魔力を増やす方法って?」
「神子として覚醒させるんだ。妖精側の手間は掛かるけど、まードライアドに勝てそうになかった時の保険みたいなやつだからな」
本当に最後の切り札みたいなことなんだ
最初に切り札を発動させて確実に行くか、今出来る最大限で頑張って行くか
ってところかな
「なぁ、それって私の魔力も増えるか?」
「増えますけど、別に貴女の魔力も少ない訳ではないでしょう」
「いやー、なんかあった時に国を滅ぼせる(物理)くらいの魔力はあった方がいいかなって」
………はい?
エリーの爆弾発言に一瞬その場の時が停止した
そして次の瞬間にジルは大きなため息を吐いて、グドは腹を抱えて笑い出した
「えっ、えっ?私なんか変なこと言った?」
「エリー………?」
「ミリーなんでそんな若干引いてるみたいな顔するんだよ!」
僕の思想と規模が違いすぎた
まさか物理で国を滅ぼせる魔力が欲しいとは……
流石に僕もそこまで考えない
「国を滅ぼすなら物理じゃ無くて内側から崩壊させた方がいいんじゃないかな」
「そんなの時間がかかるだろ?」
「いや、国の滅ぼし方で言い争わないでくださいよ」
「こ、この双子、ホントに物騒っ…あっはは……」
グドはいつまで笑ってるんだろう
まぁ確かに物理が1番早いとは思うけど、それだと罪のない民に被害が行く
だからやっぱり上から壊すべきだと……
いや、重要なのはそこじゃ無いか
「まぁ、話を戻すけど…僕は力を最大限で言った方がいいと思う。僕もエリーもずっと鍛えれてた訳じゃ無いし」
「私も同意見だ。国を滅ぼす云々は無しに力はあって損は無いと思うな」
まぁ…目的は国の滅亡じゃないからね
僕達の意見を聞いたグドとジルは顔を見合わせて頷いた
どうやら同意してくれたらしい
「なら俺たちの方も準備があるから、三日後に地下の泉で儀式を行おう」
「それまでお二人は体調を整えておいてください。大掛かりな体質変化は体に異常が起こりやすいですから、念のために」
そして僕達は儀式を待った
その間は剣や魔法の訓練は一旦休んで、軽い運動としっかりとした食事・睡眠を取った
本当は1人でも剣の特訓をしたかったけど、流石にこのタイミングで体に異常が出たら困る
そして、儀式の日があっという間に訪れた
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