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崩れていく、何もかも
34話 剣の師匠
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突然だが、僕の剣の師匠が変わった
前まではずっとロックに習っていたが、あまりにも力の差がありすぎて特訓にならなかったのだ
僕が強くて
自分でも驚いている
騎士達に負けないほどまで強くなるとは思わなかった
だからといって思い上がりはしたくない
僕はもっと強くなるために師を変えた
新しい僕の師匠はグドだ
アズを通して僕の護衛騎士になった
もちろん簡単には行かなかったが最終的に実力で捻じ伏せた
まず目立ってしまう銀髪を金に染めた
そして、偽りの身分を作り上げた
新たな護衛騎士候補、グド
隣国の辺境の地から来た少年
故郷で辺境騎士を務めていたが、紛争により1人生き残る
以降この国に身を潜めていた
が、アスフォデルに剣の腕を認められて護衛騎士に勧誘される
事実、隣国の辺境の地で紛争はあった
そこにグドが本当にいたかを確認する術はない
目元を隠していた蔦は黒いレースに変わった
故郷の風習であると言うことにしたが、実際に何故隠しているのかは分からない
ところで何故グドが師匠になったのか疑問に思う人もいるだろう
魔法を得意とされる妖精が何故剣を教えるのか
その理由は簡単だ
グド曰く
“おいらは魔力操作しか出来ないんだ!だからアズの魔法を奪った時すぐに消えちゃった。おいらの本分は実は剣なんだぞ!”
だと言うこと
魔力を使って剣で戦うと言う共通点もあり、その流れでグドが新たな僕の師匠となった
そんなこんなでグドは人間サイズでいる事も増えた
金髪で目隠しをしている人間と変わりないグドを見ていると、まるで別人のように感じてしまう
目元が見えないと言うだけで随分とおとなしげに感じてしまう
しかし、剣を教える姿はまた違って見えた
僕より僅かに勝っているグドの剣術
実戦の中でメチャクチャに基礎を叩き込んでくるその姿はまさにスパルタ
動きの一つ一つが可憐かつ迅速
風に煽られ空を舞う木の葉のようだ
掠めただけでも切れてしまう薄く硬い葉
気を抜けば切られてしまうのではないかと言う錯覚を見てしまう程の気迫
常に全力で僕の命を狙うような
その中で生まれる危機感に慣れるまで、かなりの時間を要した
本気で僕を強くしようと全力を尽くしてくれる
思いがけない存在が、僕にとって必要な先導者になってくれている
僕が強くなればなる程成長を続けるグドは、必死の訓練さえも楽しいものへとガラリと変えてしまった
木刀同士が強くぶつかる音や空を切る音、目で追いつけない相手の剣が残した残像を避け、好機を伺い仕留めに行く
体を這う風さえも愛しく感じるこの時間は、僕までもが風になったかのように軽くなっていた
前まではずっとロックに習っていたが、あまりにも力の差がありすぎて特訓にならなかったのだ
僕が強くて
自分でも驚いている
騎士達に負けないほどまで強くなるとは思わなかった
だからといって思い上がりはしたくない
僕はもっと強くなるために師を変えた
新しい僕の師匠はグドだ
アズを通して僕の護衛騎士になった
もちろん簡単には行かなかったが最終的に実力で捻じ伏せた
まず目立ってしまう銀髪を金に染めた
そして、偽りの身分を作り上げた
新たな護衛騎士候補、グド
隣国の辺境の地から来た少年
故郷で辺境騎士を務めていたが、紛争により1人生き残る
以降この国に身を潜めていた
が、アスフォデルに剣の腕を認められて護衛騎士に勧誘される
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そこにグドが本当にいたかを確認する術はない
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ところで何故グドが師匠になったのか疑問に思う人もいるだろう
魔法を得意とされる妖精が何故剣を教えるのか
その理由は簡単だ
グド曰く
“おいらは魔力操作しか出来ないんだ!だからアズの魔法を奪った時すぐに消えちゃった。おいらの本分は実は剣なんだぞ!”
だと言うこと
魔力を使って剣で戦うと言う共通点もあり、その流れでグドが新たな僕の師匠となった
そんなこんなでグドは人間サイズでいる事も増えた
金髪で目隠しをしている人間と変わりないグドを見ていると、まるで別人のように感じてしまう
目元が見えないと言うだけで随分とおとなしげに感じてしまう
しかし、剣を教える姿はまた違って見えた
僕より僅かに勝っているグドの剣術
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掠めただけでも切れてしまう薄く硬い葉
気を抜けば切られてしまうのではないかと言う錯覚を見てしまう程の気迫
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思いがけない存在が、僕にとって必要な先導者になってくれている
僕が強くなればなる程成長を続けるグドは、必死の訓練さえも楽しいものへとガラリと変えてしまった
木刀同士が強くぶつかる音や空を切る音、目で追いつけない相手の剣が残した残像を避け、好機を伺い仕留めに行く
体を這う風さえも愛しく感じるこの時間は、僕までもが風になったかのように軽くなっていた
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