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魔装備専門店、チャーニーチェミィへ!
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ギルドを後にした俺たち。次なる目的地へ出発です。
「ここからだと、私が使ってるいい魔装備屋まで遠いのよ。町移動屋を使うわよ」
「町移動屋? って何サ?」
「カエサルは乗った事ないのね。まぁ見てなさい。ギルドに所属して一定の働きをするとね。
パーティーをまるっと町の中を移動してくれるサービスがあるの。お金かかるけど。今は懐も温かいし
使うわよ」
「おお、ちょっと楽しみです。行きましょう!」
「行くんじゃなくて呼ぶの。いい?」
「わ、私でもスカートで……」
「え? 何何? どういうことなの?」
サルサさんが笛のようなものを吹くと、突如上空に巨大な鳥が無数に表れる。も、モンスター?
「魔装備屋までパーティー料金で」
「銀貨三枚」
「二枚にしなさい」
「……銀貨三枚」
「あら、前回落ちかけたのよね」
「……銀貨二枚」
「よろしい。はい、ルビー払って」
「はーい。洗浄代からひいとくからね!」
「うっ。実は私が魔装備屋に行きたいのを見抜いてたのね」
「えっへへ。だってダンジョン帰りなら装備鑑定もあるかなーって」
ご主人はそう言うと銀貨を渡す。こういうところ、しっかりしてる! というより
ちゃんとサルサさんの事を理解しているからかなぁ? 本当に二人とも仲がいい!
俺とニャトルとは大違いです。ふう……。
でかい鳥は俺たちをつかんだり背中に乗せたりして空中に浮かびあがる。おお! これは便利だけど
ちょっと怖いです。
地雷フィーさんとご主人は必死にスカートをおさえています。
スカートの中にホットパンツを着込むサルサさんは堂々としている。準備がよろしい。
すいーっと空中移動をする俺たち。上空から見るショートの町はやっぱり大きいです。
そしてよく見ると、ショートケーキのような形をしています。おいしそう……ケーキ食べたいよー。
空をひとっ飛びしてあっという間に目的地へ着く。こいつぁー楽ちんだ! 常に移動はこれにしたい。
「着いた。今度は値切らないぞ」
「わかってるって。またよろしくね」
鳥に別れを告げて目の前の看板を見る。丸みを帯びた文字で書かれていてかわいらしい雰囲気がある店だ。
【魔装備専門店、チャーニーチェミィ】
チャーニーチェミィというのは店主の名前だろうか? 建物自体もやたらと可愛く作られていて、男ならちゅうちょしてしまう入り辛さ。
シロンはウルフィだから関係ないけどね!
「へぇー……なんか、可愛い……」
「ここは魔術師ギルドの人はそんなに来ないですよ。遠いですし。私も来た事ないかも」
「ちょっと顔なじみでね。腕は確かなんだけど……可愛いものが大好きな店主なのよ。困っちゃうくらい。
だからラフィーとルビーは気を付けてね」
「えぇー? 私よりシロンちゃんやニャトルちゃんの方が気を付けないと!」
「どうかしらね。こいつら可愛く見えるけど、こにくったらしいからなぁ」
「そんなことありません! 見てくださいこのツヤとつぶらな瞳を!」
「そうニャそうニャ! ニャトルよりふかふかな毛並みニャゴンなんてそうはいないニャ」
「あーはいはい。わかったから。それじゃあんたたち、いくわよ」
「カエサルも何か新しい装備が欲しいサ」
「のろも新しく変身できるものが欲しいノロー」
「それはコピペぱくりですよ、ヴィーヴィルさん!」
相変わらずにぎやかに話す俺たち。新しいお店に突撃です!
え? まだ引っ張るのかって? これは引っ張っているのではありません!
仕様です。はい。
「ここからだと、私が使ってるいい魔装備屋まで遠いのよ。町移動屋を使うわよ」
「町移動屋? って何サ?」
「カエサルは乗った事ないのね。まぁ見てなさい。ギルドに所属して一定の働きをするとね。
パーティーをまるっと町の中を移動してくれるサービスがあるの。お金かかるけど。今は懐も温かいし
使うわよ」
「おお、ちょっと楽しみです。行きましょう!」
「行くんじゃなくて呼ぶの。いい?」
「わ、私でもスカートで……」
「え? 何何? どういうことなの?」
サルサさんが笛のようなものを吹くと、突如上空に巨大な鳥が無数に表れる。も、モンスター?
「魔装備屋までパーティー料金で」
「銀貨三枚」
「二枚にしなさい」
「……銀貨三枚」
「あら、前回落ちかけたのよね」
「……銀貨二枚」
「よろしい。はい、ルビー払って」
「はーい。洗浄代からひいとくからね!」
「うっ。実は私が魔装備屋に行きたいのを見抜いてたのね」
「えっへへ。だってダンジョン帰りなら装備鑑定もあるかなーって」
ご主人はそう言うと銀貨を渡す。こういうところ、しっかりしてる! というより
ちゃんとサルサさんの事を理解しているからかなぁ? 本当に二人とも仲がいい!
俺とニャトルとは大違いです。ふう……。
でかい鳥は俺たちをつかんだり背中に乗せたりして空中に浮かびあがる。おお! これは便利だけど
ちょっと怖いです。
地雷フィーさんとご主人は必死にスカートをおさえています。
スカートの中にホットパンツを着込むサルサさんは堂々としている。準備がよろしい。
すいーっと空中移動をする俺たち。上空から見るショートの町はやっぱり大きいです。
そしてよく見ると、ショートケーキのような形をしています。おいしそう……ケーキ食べたいよー。
空をひとっ飛びしてあっという間に目的地へ着く。こいつぁー楽ちんだ! 常に移動はこれにしたい。
「着いた。今度は値切らないぞ」
「わかってるって。またよろしくね」
鳥に別れを告げて目の前の看板を見る。丸みを帯びた文字で書かれていてかわいらしい雰囲気がある店だ。
【魔装備専門店、チャーニーチェミィ】
チャーニーチェミィというのは店主の名前だろうか? 建物自体もやたらと可愛く作られていて、男ならちゅうちょしてしまう入り辛さ。
シロンはウルフィだから関係ないけどね!
「へぇー……なんか、可愛い……」
「ここは魔術師ギルドの人はそんなに来ないですよ。遠いですし。私も来た事ないかも」
「ちょっと顔なじみでね。腕は確かなんだけど……可愛いものが大好きな店主なのよ。困っちゃうくらい。
だからラフィーとルビーは気を付けてね」
「えぇー? 私よりシロンちゃんやニャトルちゃんの方が気を付けないと!」
「どうかしらね。こいつら可愛く見えるけど、こにくったらしいからなぁ」
「そんなことありません! 見てくださいこのツヤとつぶらな瞳を!」
「そうニャそうニャ! ニャトルよりふかふかな毛並みニャゴンなんてそうはいないニャ」
「あーはいはい。わかったから。それじゃあんたたち、いくわよ」
「カエサルも何か新しい装備が欲しいサ」
「のろも新しく変身できるものが欲しいノロー」
「それはコピペぱくりですよ、ヴィーヴィルさん!」
相変わらずにぎやかに話す俺たち。新しいお店に突撃です!
え? まだ引っ張るのかって? これは引っ張っているのではありません!
仕様です。はい。
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