357 / 577
13歳
343 靴とって
しおりを挟む
間違いなく、この首輪がまずいのだろう。気が付いた俺は、パッとリードから手を離す。慌てた綿毛ちゃんが、すごい勢いで首輪を外して、地面に叩きつけた。肩で息をする綿毛ちゃんは、死にそうな顔をしていた。
さりげなく足で首輪を蹴り飛ばした綿毛ちゃんは、何事もなかったかのような顔で仁王立ちする。その変な迫力に、誰も声を発することができない。
しんと、不自然なくらいに静まり返る。
「……ラッセル」
「はい! ルイス様」
「靴とって。木に引っかかった」
綿毛ちゃんがとってくれないので、ラッセルに頼んでみる。俺の靴を視界に入れたラッセルは「なんであんなところに」と首を捻っている。なんでだろうね。
お任せくださいとにこやかに応じるラッセルは、早速木に手を伸ばしてくれる。だが、頑張って背伸びをするラッセルの右手に、俺の靴は微妙に届かない。そのまま何度かジャンプするラッセルであったが、やはり届かない。
そういえば、ラッセルはそんなに長身ではなかったな。アロンの方が身長高い。
そのままひとり奮闘するラッセルを、俺と綿毛ちゃん、それにゼノがじっと見守る。そんな真剣に見守る必要なんてないのだが、みんななんとなく、先程の首輪の一件を忘れようと、ラッセルの一挙手一投足を真剣に見守っている。
しばらく頑張っていたラッセルだが、やがて諦めたのか手をおろす。くるりと振り返った彼は、なんだか物騒な視線をゼノに向けた。
「おい、ゼノ。ここはおまえが動くべき場面では?」
低い声を発するラッセルに、ゼノがやれやれと肩をすくめる。
「届かないならそう言えばいいのに」
呆れたと言わんばかりの態度でラッセルと場所を変わったゼノは、勢いよくジャンプしてあっさりと靴をとってくれた。それを横から奪いとるラッセル。
「お待たせしました、ルイス様」
ゼノに向けるのとは、明らかに声のトーンが違う。俺に対しては、非常ににこやかに接してくれる。さすが忖度お兄さん。相手によって露骨に態度を変えるな。
「ありがと」
受け取った靴を履く。靴下が汚れているが、大丈夫だろう。ジャンは気がつくかもしれないが、今日はお休みだ。ブルース兄様はまず気が付かない。あとは、俺が靴を放り投げたことをラッセルとゼノが黙っていてくれれば完璧である。
「ラッセルは、なにをしに来たの?」
「オーガス様へ挨拶に」
聞けば、オーガス兄様の結婚のお祝いのためにやって来たらしい。そういえば、兄様の結婚式にラッセルの姿はなかった。こいつは常に国中を移動している。任務の時もあるけど、大抵は忖度のためだと俺は知っている。
それにしてもオーガス兄様か。最近まともに会話していない。向こうは話しかけてくれるのだが、その度に俺は走って逃げている。ブルース兄様が「挨拶くらいしたらどうなんだ」とぐちぐち言ってくるが、頭ごなしに怒鳴りつけてくるようなことはない。なんでだろう。あの人は、長男を敬うのが好きだったはずなのに。俺のオーガス兄様に対する変な態度は、放置気味である。
「今から会うの? じゃあさ、オーガス兄様に今のこと言ったらダメだよ」
「もちろんです!」
間髪入れずに頷いたラッセルは、眩しい笑顔だった。ふむふむ、口止めバッチリである。
ちらりと、綿毛ちゃんを見上げる。無表情を貫く綿毛ちゃんは、もう会話する気がないのだろう。ムスッと口を引き結んでいる。
「ブルース兄様にも会う?」
「いえ、ブルース様のお時間を頂戴するわけにもいきませんので」
「ラッセルって、ブルース兄様のこと嫌いなの?」
「い、いえ。そんなことは」
わかりやすく口ごもったな。
ラッセルはたまに屋敷にやって来るが、いつも会うのはオーガス兄様だけ。ブルース兄様とは会わずに帰ってしまう。
「ブルース兄様は、ラッセルのこと嫌いだと思うよ。あんまりラッセルのこと信用するなって俺に言ってきたし」
「手厳しいですね」
ははっと乾いた笑いをこぼすラッセルは、顔が引き攣っていた。
※※※
「ラッセルと会ったよ」
「あぁ、そういえば。挨拶に来ると連絡がありましたね」
戻ってきたロニーに報告すれば、彼はにこやかに応じてくる。
ラッセルとゼノが去った後、綿毛ちゃんは素早く犬姿に戻った。もふもふ毛玉に戻った綿毛ちゃんを捕まえて、なんとか首輪を装着したのが先程のこと。『もうそれいらないってばぁ』と、我儘を言い出す毛玉の相手は大変だった。
何事もなかったかのように、リードを持って庭をうろうろしていれば、ロニーは特に疑いを持たなかった。
「ブルース兄様なんて?」
ここ最近、ロニーはよくブルース兄様に呼び出されている。兄様に訊いても「子供が首を突っ込む話じゃない」とか言ってあしらわれてしまう。なんとなくクレイグ団長が辞めたいと言っていた件かなと想像はできるが、確信はない。団長が辞めることと、ロニーに一体なんの関係があるのかよくわからない。
「仕事の話ですよ」
困ったように答えてくるロニー。どうやら具体的な話は俺の耳に入れたくないらしい。まぁ、詳しく聞かされたところで理解はできないと思うから別にいいけどさ。
「ロニーも綿毛ちゃんのお散歩する? 楽しいよ」
はいっとリードを手渡すが、ロニーは困った顔で立ち尽くしてしまう。『オレは楽しくないけどね』と、綿毛ちゃんがぐちぐち言っている。
「ロニー?」
「あ、いえ」
目を瞬く彼は、緩い動作でリードを受け取ると、困ったように眉尻を下げてしまう。お散歩なのに、動く気配がない。
「ロニー。歩かないと。お散歩になんない」
「あ、はい。そうですね」
微妙な笑顔と共に歩き出すロニーは、あんまり楽しそうじゃなかった。綿毛ちゃんも、不満な顔だ。なにこの楽しくない空気。
「ロニーは綿毛ちゃんが嫌い?」
『ここでオレのせいにするのは流石だね。坊ちゃん』
もふもふ毛玉が、ぎゅっと眉間に皺を寄せている。変な顔だ。
「いえ、そういうわけでは」
言葉を濁すロニー。なんだかロニーは、最近俺と距離をとるかのような仕草を見せることがある。前はよく寝る前にお喋りしてくれたのに、最近では寝る時間になるとさっさと部屋に引っ込んでしまう。
プライベートな会話も減った気がする。笑って誤魔化されることが増えた気がする。
思えば、突然髪を切ったことだって。
「ロニーは」
俺のこと嫌い?
そう尋ねたいが、そうしたら、この関係にヒビが入るような気がしてしまう。結局、その言葉は飲み込んだ。
不思議そうに小首を傾げるロニーには「なんでもない」と笑って誤魔化しておいた。
さりげなく足で首輪を蹴り飛ばした綿毛ちゃんは、何事もなかったかのような顔で仁王立ちする。その変な迫力に、誰も声を発することができない。
しんと、不自然なくらいに静まり返る。
「……ラッセル」
「はい! ルイス様」
「靴とって。木に引っかかった」
綿毛ちゃんがとってくれないので、ラッセルに頼んでみる。俺の靴を視界に入れたラッセルは「なんであんなところに」と首を捻っている。なんでだろうね。
お任せくださいとにこやかに応じるラッセルは、早速木に手を伸ばしてくれる。だが、頑張って背伸びをするラッセルの右手に、俺の靴は微妙に届かない。そのまま何度かジャンプするラッセルであったが、やはり届かない。
そういえば、ラッセルはそんなに長身ではなかったな。アロンの方が身長高い。
そのままひとり奮闘するラッセルを、俺と綿毛ちゃん、それにゼノがじっと見守る。そんな真剣に見守る必要なんてないのだが、みんななんとなく、先程の首輪の一件を忘れようと、ラッセルの一挙手一投足を真剣に見守っている。
しばらく頑張っていたラッセルだが、やがて諦めたのか手をおろす。くるりと振り返った彼は、なんだか物騒な視線をゼノに向けた。
「おい、ゼノ。ここはおまえが動くべき場面では?」
低い声を発するラッセルに、ゼノがやれやれと肩をすくめる。
「届かないならそう言えばいいのに」
呆れたと言わんばかりの態度でラッセルと場所を変わったゼノは、勢いよくジャンプしてあっさりと靴をとってくれた。それを横から奪いとるラッセル。
「お待たせしました、ルイス様」
ゼノに向けるのとは、明らかに声のトーンが違う。俺に対しては、非常ににこやかに接してくれる。さすが忖度お兄さん。相手によって露骨に態度を変えるな。
「ありがと」
受け取った靴を履く。靴下が汚れているが、大丈夫だろう。ジャンは気がつくかもしれないが、今日はお休みだ。ブルース兄様はまず気が付かない。あとは、俺が靴を放り投げたことをラッセルとゼノが黙っていてくれれば完璧である。
「ラッセルは、なにをしに来たの?」
「オーガス様へ挨拶に」
聞けば、オーガス兄様の結婚のお祝いのためにやって来たらしい。そういえば、兄様の結婚式にラッセルの姿はなかった。こいつは常に国中を移動している。任務の時もあるけど、大抵は忖度のためだと俺は知っている。
それにしてもオーガス兄様か。最近まともに会話していない。向こうは話しかけてくれるのだが、その度に俺は走って逃げている。ブルース兄様が「挨拶くらいしたらどうなんだ」とぐちぐち言ってくるが、頭ごなしに怒鳴りつけてくるようなことはない。なんでだろう。あの人は、長男を敬うのが好きだったはずなのに。俺のオーガス兄様に対する変な態度は、放置気味である。
「今から会うの? じゃあさ、オーガス兄様に今のこと言ったらダメだよ」
「もちろんです!」
間髪入れずに頷いたラッセルは、眩しい笑顔だった。ふむふむ、口止めバッチリである。
ちらりと、綿毛ちゃんを見上げる。無表情を貫く綿毛ちゃんは、もう会話する気がないのだろう。ムスッと口を引き結んでいる。
「ブルース兄様にも会う?」
「いえ、ブルース様のお時間を頂戴するわけにもいきませんので」
「ラッセルって、ブルース兄様のこと嫌いなの?」
「い、いえ。そんなことは」
わかりやすく口ごもったな。
ラッセルはたまに屋敷にやって来るが、いつも会うのはオーガス兄様だけ。ブルース兄様とは会わずに帰ってしまう。
「ブルース兄様は、ラッセルのこと嫌いだと思うよ。あんまりラッセルのこと信用するなって俺に言ってきたし」
「手厳しいですね」
ははっと乾いた笑いをこぼすラッセルは、顔が引き攣っていた。
※※※
「ラッセルと会ったよ」
「あぁ、そういえば。挨拶に来ると連絡がありましたね」
戻ってきたロニーに報告すれば、彼はにこやかに応じてくる。
ラッセルとゼノが去った後、綿毛ちゃんは素早く犬姿に戻った。もふもふ毛玉に戻った綿毛ちゃんを捕まえて、なんとか首輪を装着したのが先程のこと。『もうそれいらないってばぁ』と、我儘を言い出す毛玉の相手は大変だった。
何事もなかったかのように、リードを持って庭をうろうろしていれば、ロニーは特に疑いを持たなかった。
「ブルース兄様なんて?」
ここ最近、ロニーはよくブルース兄様に呼び出されている。兄様に訊いても「子供が首を突っ込む話じゃない」とか言ってあしらわれてしまう。なんとなくクレイグ団長が辞めたいと言っていた件かなと想像はできるが、確信はない。団長が辞めることと、ロニーに一体なんの関係があるのかよくわからない。
「仕事の話ですよ」
困ったように答えてくるロニー。どうやら具体的な話は俺の耳に入れたくないらしい。まぁ、詳しく聞かされたところで理解はできないと思うから別にいいけどさ。
「ロニーも綿毛ちゃんのお散歩する? 楽しいよ」
はいっとリードを手渡すが、ロニーは困った顔で立ち尽くしてしまう。『オレは楽しくないけどね』と、綿毛ちゃんがぐちぐち言っている。
「ロニー?」
「あ、いえ」
目を瞬く彼は、緩い動作でリードを受け取ると、困ったように眉尻を下げてしまう。お散歩なのに、動く気配がない。
「ロニー。歩かないと。お散歩になんない」
「あ、はい。そうですね」
微妙な笑顔と共に歩き出すロニーは、あんまり楽しそうじゃなかった。綿毛ちゃんも、不満な顔だ。なにこの楽しくない空気。
「ロニーは綿毛ちゃんが嫌い?」
『ここでオレのせいにするのは流石だね。坊ちゃん』
もふもふ毛玉が、ぎゅっと眉間に皺を寄せている。変な顔だ。
「いえ、そういうわけでは」
言葉を濁すロニー。なんだかロニーは、最近俺と距離をとるかのような仕草を見せることがある。前はよく寝る前にお喋りしてくれたのに、最近では寝る時間になるとさっさと部屋に引っ込んでしまう。
プライベートな会話も減った気がする。笑って誤魔化されることが増えた気がする。
思えば、突然髪を切ったことだって。
「ロニーは」
俺のこと嫌い?
そう尋ねたいが、そうしたら、この関係にヒビが入るような気がしてしまう。結局、その言葉は飲み込んだ。
不思議そうに小首を傾げるロニーには「なんでもない」と笑って誤魔化しておいた。
1,544
お気に入りに追加
3,003
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
氷の華を溶かしたら
こむぎダック
BL
ラリス王国。
男女問わず、子供を産む事ができる世界。
前世の記憶を残したまま、転生を繰り返して来たキャニス。何度生まれ変わっても、誰からも愛されず、裏切られることに疲れ切ってしまったキャニスは、今世では、誰も愛さず何も期待しないと心に決め、笑わない氷華の貴公子と言われる様になった。
ラリス王国の第一王子ナリウスの婚約者として、王子妃教育を受けて居たが、手癖の悪い第一王子から、冷たい態度を取られ続け、とうとう婚約破棄に。
そして、密かにキャニスに、想いを寄せて居た第二王子カリストが、キャニスへの贖罪と初恋を実らせる為に奔走し始める。
その頃、母国の騒ぎから逃れ、隣国に滞在していたキャニスは、隣国の王子シェルビーからの熱烈な求愛を受けることに。
初恋を拗らせたカリストとシェルビー。
キャニスの氷った心を溶かす事ができるのは、どちらか?
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
総長の彼氏が俺にだけ優しい
桜子あんこ
BL
ビビりな俺が付き合っている彼氏は、
関東で最強の暴走族の総長。
みんなからは恐れられ冷酷で悪魔と噂されるそんな俺の彼氏は何故か俺にだけ甘々で優しい。
そんな日常を描いた話である。
なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ!!!!
柑橘
BL
王道詰め合わせ。
ジャンルをお確かめの上お進み下さい。
7/7以降、サブストーリー(土谷虹の隣は決まってる!!!!)を公開しました!!読んでいただけると嬉しいです!
※目線が度々変わります。
※登場人物の紹介が途中から増えるかもです。
※火曜日20:00
金曜日19:00
日曜日17:00更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる