47 / 54
2章 ドラゴンステーキを求めて
2章ー11 パーティー①
しおりを挟む
無事に目的のドラゴンを倒し、お肉をGETした僕たちは王都にある自宅へと戻った。
帰りの道中?
歩いて帰るのがめんどくさくなったので、ARMSの出番。先に続いて頼りすぎかもしれないけど、便利なものは便利なんだからしかたがない。
ハルカにつけた【竜族特攻】と【スキル譲渡】をアンインストールして【ゲート】のスキルをインストールする。
自分だけの転移であればスキルや魔法を使わずに僕もできるのだが、今回はエレナ、ポチ、ハルカと大人数でしかも王都までは距離もある。
万が一がないとも限らないので安心安全のスキルを使うことにした。
自重するつもりはあるが、エレナやポチは今更だし、ハルカももう身内みたいなものだし。気にしない。
【ゲート】を使った時ハルカがポツリとなんか言ってた気がするけど、気にしない。
気にしないったら、気にしない。
説明が必要な時が来たらするし、わざわざ僕から説明する程のことじゃない。
これから時間をかけていけばいいのだ。
家に戻るとさっそくパーティーの準備をすることに。
食材はお肉しかないから街へ買い出しに行く。そして招待客。
招待するのはレーナちゃんとリサちゃんだけだ。僕えにはパーティーに誘うような知り合いなんていないし、ハルカはもうおばあちゃんだしね、年齢的には。知り合いはみんな亡くなったそうだ。
ポチは焦った顔でいないと言っていたが、本当は呼びたい人(?)でもいたのかな?
食材や備品の買い出しを終え、パーティーへの招待も終わり、あとは当日を迎えるばかりだ。
肝心の日程だが、エレナの友達の2人の都合がつくということでパーティーは翌日になった。
まぁ、2人とも子どもだから基本暇だよね? きっと。
そして当日。
「おにいちゃん、はやく、はやく~!!!」
ジタバタしながら僕の服を引っ張るエレナ。と、袖口を咥えるポチ。
「落ち着いて、エレナ。ポチは大人だよね?」
「ぃやーの、早く食べたいの!!リサちゃんもレーナちゃんもそういってりゅの」
「私の中の野生が早く肉をと訴えているのです!」
抗議の声を上げるエレナと涎をたらしたポチを横目に僕は準備を始めていく。
因みにエレナの友人2人は大人しくしている。子どもではあるが、僕に身分が貴族みたなものだから緊張していうのかもしれないね。かわいそうだから2人を巻き込むのは止めてあげてね、エレナ。
気にしないでいいよ、とは言ったが効果はあるのだろうか。
そして2人(1幼女と1ポチ)はさすがにこれ以上僕を物理的に邪魔すると食べるのがどんどん遅くと理解したのか、すっと手と口が離された。
「まずは火からだね、ポチ適当に薪を持ってきて。湿気ってないのね。エレナ達はお野菜切ろうか? ハルカが準備してるからお手伝いしてきて」
「「「は~い」」」
子ども達の返事がする。
ポチはすぐに駆け出し、エレナ達も台所にいるハルカの元へテコテコと移動をしていく。
その間に僕は【土魔法】をインストールして、釜戸をつくる。幸い、この家の庭は広いので今後も使えるように大きめにそして頑丈に作る。
よし。これでOK。
僕の目の前にはキャンプ場にあるようなかまどが2つ出来上がった。これだけあれば5人と1匹分は余裕だろう。日本でなら2家族が使う大きさなのだから。
でも、なんでだろう? 全然足りる気がしないのは・・・。
さて、あとは薪が集まるまでちょっと時間があるのでみんなの様子を見ることにしようか。僕だけ楽しているように見えるけど、かまどを魔法で作るのはすっごい大変なんだよ!! たぶん。
と、まずは食材班からだね。大抵の場合はここは女性が主体になる。
まぁ、そうじゃないことも多々あるが。女性がやるっていう決めつけはいけないよね。日本だとセクハラと言われかねない。
まぁ、異世界にはそんなものはないので問題はないのだが。
家は女が守り、男は命を懸けて女、子どもを守る。これが常識だ。
冒険者が一職業としてあるこの世界で、命を懸けるて守る、これは文字通り自身の命を懸けてお金を稼ぐことに他ならない。
日本での命を懸ける、とは重みが違う。
そして女性陣はというと――
ハルカはてきぱきと野菜を斬り、器に綺麗に盛り付けていく。その横でリサちゃんとレーナちゃんは拙い動きではあるが、ハルカの指示を受けてちゃんとお手伝いしてた。
指示を出すハルカも見た目は完全な子どもなのでおままごと感が半端ないが。
しっかりと皆料理をしている。
家でお手伝いんしているんだね、きっと。そして我が家のエレナさんは包丁を握りしめその刃と野菜を交互に見つめるだけで一向にその手は進まない。
あ、わからないんだねエレナ。僕と一緒にいるときは僕が全部やるし(完成品を【無限収納】から出す)、教える機会もなかったからね。あと付け加えるなら、あの2人のがきっと少しおねえさんなんだよ!
女子力でエレナは一歩出遅れたみたいだ。おにいちゃんがずっと面倒見てあげるから安心して! と心で叫んでおこう。
「リサちゃん、そこの野菜洗っておいて。強くこするとダメになっちゃうから優しくね。それで洗い終わったら1㎝ぐらいの厚さで全部切っておいて」
「わかりましたぁ」
「レーナちゃんはこっちでお肉につけるたれや、ドレッシング、野菜にかけるやつね。これを作っておいて」
「おやさいの方は初めてみます、どうやって――」
「野菜にかけるのはこれを1、あっちのを2、それでその隣ので味を調えればいいわよ」
「わかりました!!」
「あぁ~、エレちゃんは・・・・・・。私の応援ね」
「わかったの」
どうやら、エレナは現状に不満はないみたいだ。
いいやら悪いやら。
さて、あとはポチたちが戻ったらパーティー開始だ!!
****************************************
ハルカがこのように仕切るのは違和感があるかも? と書きながら思いましたが。
改めて設定を見ると
エレナ(5~6歳) ハルカ(見た目8~9歳) リサ、レーナ(エレナの友達)
だったので、違和感はないかなと思いました。
小学生3年生が園児と小学生1年生ぐらいをまとめておままごとしてるみたいな。
どうでしょうか?
帰りの道中?
歩いて帰るのがめんどくさくなったので、ARMSの出番。先に続いて頼りすぎかもしれないけど、便利なものは便利なんだからしかたがない。
ハルカにつけた【竜族特攻】と【スキル譲渡】をアンインストールして【ゲート】のスキルをインストールする。
自分だけの転移であればスキルや魔法を使わずに僕もできるのだが、今回はエレナ、ポチ、ハルカと大人数でしかも王都までは距離もある。
万が一がないとも限らないので安心安全のスキルを使うことにした。
自重するつもりはあるが、エレナやポチは今更だし、ハルカももう身内みたいなものだし。気にしない。
【ゲート】を使った時ハルカがポツリとなんか言ってた気がするけど、気にしない。
気にしないったら、気にしない。
説明が必要な時が来たらするし、わざわざ僕から説明する程のことじゃない。
これから時間をかけていけばいいのだ。
家に戻るとさっそくパーティーの準備をすることに。
食材はお肉しかないから街へ買い出しに行く。そして招待客。
招待するのはレーナちゃんとリサちゃんだけだ。僕えにはパーティーに誘うような知り合いなんていないし、ハルカはもうおばあちゃんだしね、年齢的には。知り合いはみんな亡くなったそうだ。
ポチは焦った顔でいないと言っていたが、本当は呼びたい人(?)でもいたのかな?
食材や備品の買い出しを終え、パーティーへの招待も終わり、あとは当日を迎えるばかりだ。
肝心の日程だが、エレナの友達の2人の都合がつくということでパーティーは翌日になった。
まぁ、2人とも子どもだから基本暇だよね? きっと。
そして当日。
「おにいちゃん、はやく、はやく~!!!」
ジタバタしながら僕の服を引っ張るエレナ。と、袖口を咥えるポチ。
「落ち着いて、エレナ。ポチは大人だよね?」
「ぃやーの、早く食べたいの!!リサちゃんもレーナちゃんもそういってりゅの」
「私の中の野生が早く肉をと訴えているのです!」
抗議の声を上げるエレナと涎をたらしたポチを横目に僕は準備を始めていく。
因みにエレナの友人2人は大人しくしている。子どもではあるが、僕に身分が貴族みたなものだから緊張していうのかもしれないね。かわいそうだから2人を巻き込むのは止めてあげてね、エレナ。
気にしないでいいよ、とは言ったが効果はあるのだろうか。
そして2人(1幼女と1ポチ)はさすがにこれ以上僕を物理的に邪魔すると食べるのがどんどん遅くと理解したのか、すっと手と口が離された。
「まずは火からだね、ポチ適当に薪を持ってきて。湿気ってないのね。エレナ達はお野菜切ろうか? ハルカが準備してるからお手伝いしてきて」
「「「は~い」」」
子ども達の返事がする。
ポチはすぐに駆け出し、エレナ達も台所にいるハルカの元へテコテコと移動をしていく。
その間に僕は【土魔法】をインストールして、釜戸をつくる。幸い、この家の庭は広いので今後も使えるように大きめにそして頑丈に作る。
よし。これでOK。
僕の目の前にはキャンプ場にあるようなかまどが2つ出来上がった。これだけあれば5人と1匹分は余裕だろう。日本でなら2家族が使う大きさなのだから。
でも、なんでだろう? 全然足りる気がしないのは・・・。
さて、あとは薪が集まるまでちょっと時間があるのでみんなの様子を見ることにしようか。僕だけ楽しているように見えるけど、かまどを魔法で作るのはすっごい大変なんだよ!! たぶん。
と、まずは食材班からだね。大抵の場合はここは女性が主体になる。
まぁ、そうじゃないことも多々あるが。女性がやるっていう決めつけはいけないよね。日本だとセクハラと言われかねない。
まぁ、異世界にはそんなものはないので問題はないのだが。
家は女が守り、男は命を懸けて女、子どもを守る。これが常識だ。
冒険者が一職業としてあるこの世界で、命を懸けるて守る、これは文字通り自身の命を懸けてお金を稼ぐことに他ならない。
日本での命を懸ける、とは重みが違う。
そして女性陣はというと――
ハルカはてきぱきと野菜を斬り、器に綺麗に盛り付けていく。その横でリサちゃんとレーナちゃんは拙い動きではあるが、ハルカの指示を受けてちゃんとお手伝いしてた。
指示を出すハルカも見た目は完全な子どもなのでおままごと感が半端ないが。
しっかりと皆料理をしている。
家でお手伝いんしているんだね、きっと。そして我が家のエレナさんは包丁を握りしめその刃と野菜を交互に見つめるだけで一向にその手は進まない。
あ、わからないんだねエレナ。僕と一緒にいるときは僕が全部やるし(完成品を【無限収納】から出す)、教える機会もなかったからね。あと付け加えるなら、あの2人のがきっと少しおねえさんなんだよ!
女子力でエレナは一歩出遅れたみたいだ。おにいちゃんがずっと面倒見てあげるから安心して! と心で叫んでおこう。
「リサちゃん、そこの野菜洗っておいて。強くこするとダメになっちゃうから優しくね。それで洗い終わったら1㎝ぐらいの厚さで全部切っておいて」
「わかりましたぁ」
「レーナちゃんはこっちでお肉につけるたれや、ドレッシング、野菜にかけるやつね。これを作っておいて」
「おやさいの方は初めてみます、どうやって――」
「野菜にかけるのはこれを1、あっちのを2、それでその隣ので味を調えればいいわよ」
「わかりました!!」
「あぁ~、エレちゃんは・・・・・・。私の応援ね」
「わかったの」
どうやら、エレナは現状に不満はないみたいだ。
いいやら悪いやら。
さて、あとはポチたちが戻ったらパーティー開始だ!!
****************************************
ハルカがこのように仕切るのは違和感があるかも? と書きながら思いましたが。
改めて設定を見ると
エレナ(5~6歳) ハルカ(見た目8~9歳) リサ、レーナ(エレナの友達)
だったので、違和感はないかなと思いました。
小学生3年生が園児と小学生1年生ぐらいをまとめておままごとしてるみたいな。
どうでしょうか?
0
お気に入りに追加
991
あなたにおすすめの小説
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
国を建て直す前に自分を建て直したいんだが! ~何かが足りない異世界転生~
猫村慎之介
ファンタジー
オンラインゲームをプレイしながら寝落ちした佐藤綾人は
気が付くと全く知らない場所で
同じオンラインゲームプレイヤーであり親友である柳原雅也と共に目覚めた。
そこは剣と魔法が支配する幻想世界。
見た事もない生物や、文化が根付く国。
しかもオンラインゲームのスキルが何故か使用でき
身体能力は異常なまでに強化され
物理法則を無視した伝説級の武器や防具、道具が現れる。
だがそんな事は割とどうでも良かった。
何より異変が起きていたのは、自分自身。
二人は使っていたキャラクターのアバターデータまで引き継いでいたのだ。
一人は幼精。
一人は猫女。
何も分からないまま異世界に飛ばされ
性転換どころか種族まで転換されてしまった二人は
勢いで滅亡寸前の帝国の立て直しを依頼される。
引き受けたものの、帝国は予想以上に滅亡しそうだった。
「これ詰んでるかなぁ」
「詰んでるっしょ」
強力な力を得た代償に
大事なモノを失ってしまった転生者が織りなす
何かとままならないまま
チートで無茶苦茶する異世界転生ファンタジー開幕。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる