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第2章 手帳
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低くて長いテーブルを拭いて、白米のご飯、味噌汁、千枚漬け、なす田楽、ついでに作ったほうれん草のおひたしを並べます。あとはさっさと退散して、家族が食べ終わるのを待つだけです。
私は厨房で、急いで自分の分を食べました。
「こがねはん、きっと今日こそ褒められるで」
「そんな事ないよ。せめて悪口言われないと良いけど」
「成長はしとると思うんやけど」
「深彦に褒められる方が嬉しいよ。深鍋の付喪神ってことは、今まで沢山の料理人を見てきたんでしょ」
「まぁな。でも美雲丸はんの方が歴史が深いんや」
「美雲丸はいつの時代に作られた刀なのだろう」
美雲丸は自分の事をあまり話してくれません。
それはそうと、自分で作ったなす田楽は美味でした。賀茂なすのサッパリとした瑞々しさと、とろみのある甘いたれは相性抜群でした。白いご飯が進む味です。
これにひき肉を入れたらさらに美味しくなるかな、と幸せな気分で完食しました。
私は厨房で、急いで自分の分を食べました。
「こがねはん、きっと今日こそ褒められるで」
「そんな事ないよ。せめて悪口言われないと良いけど」
「成長はしとると思うんやけど」
「深彦に褒められる方が嬉しいよ。深鍋の付喪神ってことは、今まで沢山の料理人を見てきたんでしょ」
「まぁな。でも美雲丸はんの方が歴史が深いんや」
「美雲丸はいつの時代に作られた刀なのだろう」
美雲丸は自分の事をあまり話してくれません。
それはそうと、自分で作ったなす田楽は美味でした。賀茂なすのサッパリとした瑞々しさと、とろみのある甘いたれは相性抜群でした。白いご飯が進む味です。
これにひき肉を入れたらさらに美味しくなるかな、と幸せな気分で完食しました。
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