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王都邂逅
裏で:オリバー
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「ところでアナタ? 何故、マキーナルト子息にあのような問いを?」
「あ、ああ」
王族しか利用できない談話室の天窓から既に中天を越えた満月を見上げたオリバー王は、向かい合って座っていた妻であるカティア王妃の問いに少ししかめ面をした。
カティアはオリバーのその様子を不思議に思いながらも、視線で答えるように促す。
オリバーは言葉を選ぶように視線を彷徨わせる。
「聖雪鳥の子が聖雪鳥だと確かめたかったのだ」
「確かに同年代よりも落ち着いた態度でしたし、礼儀作法も上級貴族に通じるほどのものでしたが……」
そう言いながらカティアは首を横に振る。
「けれど、それは貴位の言祝後の挨拶の時に確認すればいいもの。とすれば、事前に何か知っていましたね?」
「……確証はなかったが、まぁ、うむ」
カティアに責める瞳を向けられ、オリバーは少しばかり言い淀みながらも頷く。
それから、ゆったりとした物腰でソファーから立ち上がり、談話室の机の上に置いてあった一冊の冊子を手に取る。元の席に戻り、オリバーとカティアの間に置かれているローテーブルにその冊子を置いた。
カティアはその冊子を手に取りながら、思い出すような表情をする。
「これは確か、アイラが……」
「そうだ。アカサ・サリアス商会と直接提供……子商会に近いがな。ドルック商会が発行している月刊誌というものらしい」
「王宮魔道具研究者もですが、タイプライターなどの件でここ最近、かなりの名を上げ、王家としても動向を注視していたところ……」
動向を注視とは、つまるところエレガント王国が密かに組織している暗部による諜報活動をさせていたということである。
カティアは暗部から上がってきた情報を頭の片隅に置きながら、今日の生誕祭であった出来事を思い出す。
「マキーナルト子爵が直接支援しているという公表もありましたわね」
「ああ、そうだ。元々今回発表する予定だったのか、もしくは急遽決めたのかはわからんが……」
「……どういうこと?」
少しばかりその可能性を考えながらも、しかし己の常識と理性がそれを否定する。
それを感じながら、カティアはオリバーに首を傾げる。
「ドルック商会の代表、ツクル。あれはセオドラー・マキーナルトだ」
「ッ、それはいくらなんでも!」
カティアは思わず声を上げる。
ドルック商会ができたのはつい半年近く前だが、ツクルという存在が現れたのは二年前。アカサ・サリアス商会に画期的な魔道具を卸す職人だったはず。
もとは空白で自由ギルドに技術登録等をしていたが、それによる混乱が起こり、ツクルという名を名乗るようになった。
どっちにしろ、その時、セオドラーは三歳。
どう考えてもありえない。
なら、と考え、カティアがそれを口にするが。
「アテナ様が――」
「それもないだろう。息子を使ってまで活動する理由が思い当たらん」
オリバーが首を横に振る。
「元々、ニール団長から匂わせはあった。とはいっても、あそこは王国に仕えているのであって、国王には仕えておらんからな。マキーナルト子爵が交渉したのか、情報は隠ぺいされていた」
「第三騎士団長は歴代の暗部長の中でも厳格ですから。娘の方は……近衛騎士の方に向いているでしょう」
「ああ、だからこちらも根回しをしている。……っと、これは今、関係ないな」
オリバーは話を戻す。
「第三騎士団は使えない。だから、俺の方でもそれなりに情報を集めていた」
「私的にですか?」
「ああ」
「……随分と珍しい……いえ、そういえばアイラがクラリス様を通してツクルと連絡を取っていたのでしたか」
「そうだ。まぁ、クラリス殿もアイラもそれについては言及しなかったが、連絡を取っているのは間違いない」
オリバーは少しだけ恐ろしい声音でカティアの言葉に頷いた。カティアは親バカが少し出ているな……と思いながらも、それは口に出さない。
「いくらクラリス殿の友人とはいえ、調べる必要がある」
「それで、ツクルがセオドラーだと?」
「確証は得られなかったがな」
カティアは僅かばかり嘆息するオリバーに眉をひそめる。
「それで何故あのような問いがツクルとセオドラーを結びつけることになるのですか?」
「ああ、それか」
オリバーはカティアがローテーブルに置いた冊子を手に取り、特定のページを探すようにペラペラと冊子をめくる。
「月刊誌には、魔道具関連はもちろん、文字の読み書き、文化、歴史、物語。まぁ、色々と載っている。娯楽としての色が濃いがな」
特定のページが見つかったのか、めくるのやめたオリバーは冊子を開いたまま、カティアに差し出す。
「執筆者はツクルとガンサク。ガンサクはたぶん、ラインヴァントだろうが、今はいい。そこの印を付けている所を見てくれ」
「……さらりと驚くことを言いますね」
何十年と変わらないオリバーのその重要な情報を世間話程度に伝える癖に呆れながら、カティアは指示された部分を見る。
「……創作話ですか? モチーフは……丁度翼なき竜の」
「そうだ。その物語を書いたのはツクルらしいからな。だから、尋ねた」
「それで、予想していた答えが返ってきたと。……確かに、セオドラーが貴位の言祝で答えたそれと物語の思想が似ていますね」
「ああ、そうだ」
頷きながら、しかしオリバーは少し苦笑いする。
「だが、確証したのはセオドラーの答えというよりは、アイラの表情だな。後はセオドラーの表情もあるが」
「そういえば、僅かばかり変でしたが、それで?」
「ああ。セオドラーがツクルなら、アイラに魔道具か何かを送っているだろう。というか、タイプライターに関しては確実にアイラが使っているだろうしな」
「ああ、確かに」
カティアはアイラが書いた書類などを思い出す。
「なら、アイラはその魔力を覚えているはずだ。魔道具を創っているなら、錬金術師しか何か。それ相応の能力も有しており、魔力の修練もしているだろう。アイラがはっきりと魔力を見極めるくらいには」
「なるほど。その魔道具に含まれている魔力とセオドラーの魔力が一致していれば、多少アイラが動揺するのも確かですか」
「そうだ。とはいえ、“細工師”とは思いもよらんだったが、それでも英雄の息子。魔力の質はそこら辺の魔法使いに劣っていないようだったが……」
オリバーは渋い表情をした。
「……だが、 アイラのあれは、無意識で認めることを拒んでいる様子だったな」
「あら、そんな思考が見えたの?」
「能力を使わなくとも分かる。お前もそうだろ」
「ええ、まぁ」
カティアも同意する。
カティアの記憶力は筆舌に尽くしがたいほどよい。数十年前に見た事を事細かに脳内で映像として再生できるほどの記憶力を持つ。
その記憶力を生かし、外交官としても働いているのだが……
どちらにしろ、その時のアイラの表情の動きを寸分違わず思い出したカティアは、オリバーから聞いた情報も加味してそう結論づけていた。
「確かに、王女と英雄の息子が親密なやり取りをしている。アイラのあの性格だと、それを知った途端に関係を断つのは目に見えている」
わざとらしく事実だけを述べたカティアは溜息を吐いた。それは母としての溜息。
「あの子にそんな事を考えさえているのが嫌だわ」
「……王族に生まれた。宿命だ」
「分かっているけれども……それに、契りの妖精の事もあるわ。あの子にどれだけの……」
オリバーは席を立ち、自らを責めるように嘆くカティアの隣に座り直す。その肩を優しく抱く。
「アイラは強くあろうとしている。俺たちは、親としてあの子に接することはあまりできないが、王と王妃としてあの子を支えることができる」
そう言いながら、オリバーはカティアの頭を撫でる。
「大丈夫だ。お前はよくやってくれている。悪いのは俺だ。生まれた時に無理にでもクラリス殿か、アテナ殿を呼び寄せて能力鑑定をさせなかった俺の罰だ」
そういいながら、オリバーは天窓から見える満月に目を細めたのだった。
「あ、ああ」
王族しか利用できない談話室の天窓から既に中天を越えた満月を見上げたオリバー王は、向かい合って座っていた妻であるカティア王妃の問いに少ししかめ面をした。
カティアはオリバーのその様子を不思議に思いながらも、視線で答えるように促す。
オリバーは言葉を選ぶように視線を彷徨わせる。
「聖雪鳥の子が聖雪鳥だと確かめたかったのだ」
「確かに同年代よりも落ち着いた態度でしたし、礼儀作法も上級貴族に通じるほどのものでしたが……」
そう言いながらカティアは首を横に振る。
「けれど、それは貴位の言祝後の挨拶の時に確認すればいいもの。とすれば、事前に何か知っていましたね?」
「……確証はなかったが、まぁ、うむ」
カティアに責める瞳を向けられ、オリバーは少しばかり言い淀みながらも頷く。
それから、ゆったりとした物腰でソファーから立ち上がり、談話室の机の上に置いてあった一冊の冊子を手に取る。元の席に戻り、オリバーとカティアの間に置かれているローテーブルにその冊子を置いた。
カティアはその冊子を手に取りながら、思い出すような表情をする。
「これは確か、アイラが……」
「そうだ。アカサ・サリアス商会と直接提供……子商会に近いがな。ドルック商会が発行している月刊誌というものらしい」
「王宮魔道具研究者もですが、タイプライターなどの件でここ最近、かなりの名を上げ、王家としても動向を注視していたところ……」
動向を注視とは、つまるところエレガント王国が密かに組織している暗部による諜報活動をさせていたということである。
カティアは暗部から上がってきた情報を頭の片隅に置きながら、今日の生誕祭であった出来事を思い出す。
「マキーナルト子爵が直接支援しているという公表もありましたわね」
「ああ、そうだ。元々今回発表する予定だったのか、もしくは急遽決めたのかはわからんが……」
「……どういうこと?」
少しばかりその可能性を考えながらも、しかし己の常識と理性がそれを否定する。
それを感じながら、カティアはオリバーに首を傾げる。
「ドルック商会の代表、ツクル。あれはセオドラー・マキーナルトだ」
「ッ、それはいくらなんでも!」
カティアは思わず声を上げる。
ドルック商会ができたのはつい半年近く前だが、ツクルという存在が現れたのは二年前。アカサ・サリアス商会に画期的な魔道具を卸す職人だったはず。
もとは空白で自由ギルドに技術登録等をしていたが、それによる混乱が起こり、ツクルという名を名乗るようになった。
どっちにしろ、その時、セオドラーは三歳。
どう考えてもありえない。
なら、と考え、カティアがそれを口にするが。
「アテナ様が――」
「それもないだろう。息子を使ってまで活動する理由が思い当たらん」
オリバーが首を横に振る。
「元々、ニール団長から匂わせはあった。とはいっても、あそこは王国に仕えているのであって、国王には仕えておらんからな。マキーナルト子爵が交渉したのか、情報は隠ぺいされていた」
「第三騎士団長は歴代の暗部長の中でも厳格ですから。娘の方は……近衛騎士の方に向いているでしょう」
「ああ、だからこちらも根回しをしている。……っと、これは今、関係ないな」
オリバーは話を戻す。
「第三騎士団は使えない。だから、俺の方でもそれなりに情報を集めていた」
「私的にですか?」
「ああ」
「……随分と珍しい……いえ、そういえばアイラがクラリス様を通してツクルと連絡を取っていたのでしたか」
「そうだ。まぁ、クラリス殿もアイラもそれについては言及しなかったが、連絡を取っているのは間違いない」
オリバーは少しだけ恐ろしい声音でカティアの言葉に頷いた。カティアは親バカが少し出ているな……と思いながらも、それは口に出さない。
「いくらクラリス殿の友人とはいえ、調べる必要がある」
「それで、ツクルがセオドラーだと?」
「確証は得られなかったがな」
カティアは僅かばかり嘆息するオリバーに眉をひそめる。
「それで何故あのような問いがツクルとセオドラーを結びつけることになるのですか?」
「ああ、それか」
オリバーはカティアがローテーブルに置いた冊子を手に取り、特定のページを探すようにペラペラと冊子をめくる。
「月刊誌には、魔道具関連はもちろん、文字の読み書き、文化、歴史、物語。まぁ、色々と載っている。娯楽としての色が濃いがな」
特定のページが見つかったのか、めくるのやめたオリバーは冊子を開いたまま、カティアに差し出す。
「執筆者はツクルとガンサク。ガンサクはたぶん、ラインヴァントだろうが、今はいい。そこの印を付けている所を見てくれ」
「……さらりと驚くことを言いますね」
何十年と変わらないオリバーのその重要な情報を世間話程度に伝える癖に呆れながら、カティアは指示された部分を見る。
「……創作話ですか? モチーフは……丁度翼なき竜の」
「そうだ。その物語を書いたのはツクルらしいからな。だから、尋ねた」
「それで、予想していた答えが返ってきたと。……確かに、セオドラーが貴位の言祝で答えたそれと物語の思想が似ていますね」
「ああ、そうだ」
頷きながら、しかしオリバーは少し苦笑いする。
「だが、確証したのはセオドラーの答えというよりは、アイラの表情だな。後はセオドラーの表情もあるが」
「そういえば、僅かばかり変でしたが、それで?」
「ああ。セオドラーがツクルなら、アイラに魔道具か何かを送っているだろう。というか、タイプライターに関しては確実にアイラが使っているだろうしな」
「ああ、確かに」
カティアはアイラが書いた書類などを思い出す。
「なら、アイラはその魔力を覚えているはずだ。魔道具を創っているなら、錬金術師しか何か。それ相応の能力も有しており、魔力の修練もしているだろう。アイラがはっきりと魔力を見極めるくらいには」
「なるほど。その魔道具に含まれている魔力とセオドラーの魔力が一致していれば、多少アイラが動揺するのも確かですか」
「そうだ。とはいえ、“細工師”とは思いもよらんだったが、それでも英雄の息子。魔力の質はそこら辺の魔法使いに劣っていないようだったが……」
オリバーは渋い表情をした。
「……だが、 アイラのあれは、無意識で認めることを拒んでいる様子だったな」
「あら、そんな思考が見えたの?」
「能力を使わなくとも分かる。お前もそうだろ」
「ええ、まぁ」
カティアも同意する。
カティアの記憶力は筆舌に尽くしがたいほどよい。数十年前に見た事を事細かに脳内で映像として再生できるほどの記憶力を持つ。
その記憶力を生かし、外交官としても働いているのだが……
どちらにしろ、その時のアイラの表情の動きを寸分違わず思い出したカティアは、オリバーから聞いた情報も加味してそう結論づけていた。
「確かに、王女と英雄の息子が親密なやり取りをしている。アイラのあの性格だと、それを知った途端に関係を断つのは目に見えている」
わざとらしく事実だけを述べたカティアは溜息を吐いた。それは母としての溜息。
「あの子にそんな事を考えさえているのが嫌だわ」
「……王族に生まれた。宿命だ」
「分かっているけれども……それに、契りの妖精の事もあるわ。あの子にどれだけの……」
オリバーは席を立ち、自らを責めるように嘆くカティアの隣に座り直す。その肩を優しく抱く。
「アイラは強くあろうとしている。俺たちは、親としてあの子に接することはあまりできないが、王と王妃としてあの子を支えることができる」
そう言いながら、オリバーはカティアの頭を撫でる。
「大丈夫だ。お前はよくやってくれている。悪いのは俺だ。生まれた時に無理にでもクラリス殿か、アテナ殿を呼び寄せて能力鑑定をさせなかった俺の罰だ」
そういいながら、オリバーは天窓から見える満月に目を細めたのだった。
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