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三章 湯けむり温泉、ぬるぬるおふろ

義弟が居ぬ間に、彼氏を寝取る

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 次の日。温泉旅行の二日目が始まった。今日まで泊まって、明朝の十時にチェックアウト。凛は大きく伸びをした。よく眠った。隣を見ると、まだ兄も綾瀬も寝ていた。スマホをチェックするとまだ五時。色々と考えて……大浴場に行くことにした。
 昨日の露天風呂は完全予約制なので急には入れない。だがホームページを見ると、大浴場もなかなかすごいらしいので……凛はうきうきと洗面用品をまとめて、部屋を出た。

 浴衣をひるがえして、スリッパで館内を歩く。エレベーターに乗って昨日のことを思い出す。お風呂でえっちなことをいろいろして……おいしいご飯を食べて……それから寝てしまった。
 せっかく温泉旅館で、浴衣で、たくさんえっちをできるはずだったのに……日頃の疲れがたまって、すっかり眠ってしまったのだ。
 部屋を見たらお酒の缶と食べかけのおつまみの袋がテーブルの所にあったので、二人はきっと酒盛りをしてそのまま寝たのだろう……俺だって混ざりたかった。何で起こしてくれなかったんだろう。凛は頬を膨らませながら脱衣所で服を脱いで、大浴場に入る。



 一方その頃、綾瀬はむずむずとした感覚で目を覚ました。まだ薄暗い朝の光の中、目を開けると……浴衣を羽織った航が、跨ってぐいぐいと腰を振っていた。朝勃ちでぎんぎんになった性器を、浅ましく咥えこむ航。

「おはよう……あん、朝から、おっきいね……!」
「な、なな何してるんだよ! 凛ちゃんは!?」
「あっ、あ、凛は、さっき大浴場に行った……あと一時間は大丈夫……ん、あぁっ!」

 航が腰をぐりっ、ぐりっ、と押しつけて、回すように動かす。ただでさえ相性の良い身体。締まる襞。航が跳ねるたびに上下に性器が揺れる。先走りの汁が撒き散らされる。じゅぷっ、じゅぷぅと音がして、航が腰をへこへこと動かす。

「あっ、あん……ぼくたち、相性、バツグンだね……!」
「や、やめろよ……こ、これは脅されているから仕方なくやってるだけだ!」
「そうだよ、仕方ないのにおちんちんギンギンにしてるんだよね! 好きな子のお兄ちゃんを、ぐちゃぐちゃにしてるんだよね!!」

 頬を染めて笑う航は本当に凛に似ていた。恥ずかしくて綾瀬は目をそらす。航は綾瀬の首元に手を回して口づけた。キスだけはいやだ……そう拒もうとしたが、先に航にキスをしたのは自分だったことを思い出す。
 れろっ、れろ、と舌を舐めあい、綾瀬の下を唇で挟むようにして引っ張り出してしゃぶる。


「んっ、んっ、っふ、はっ、は……ん、ひゅきぃ……ひゅき、ん、はっ、あ」


 濃厚な口づけをされながら告白された。れろれろ、くちゅくちゅと舌で舐めあいながら、腰を動かす。ずぷっずぷっと音を立てて性器をしゃぶる。ばちゅばちゅ、どちゅ、と奥の奥までかき回す。ごりゅ、ごりゅ、ごりっと前立腺をこすられながらの、キス。しっかりと航は綾瀬に抱きつきながら腰を動かす。

 綾瀬は気が気ではなかった。凛が戻ってきたら……もし見られたら。でも今すぐ抜いて止めることができない。気持ちいい。性器に絡みついてくる肉のひだひだが、優しく包み込んでくる。性器をじゅっじゅっとしゃぶる、いやらしい体内……そこからぬけだせない。
 朝勃ちしている所を挿入されたものだから、コンドームも着けていない。二回目もナマ中出しになりそうだった。

「あっ、あっ、あ、だしてっ、だしてぇ……ねぇっ、だして……ぼくのナカに、あふれるぐらい欲しいっ、ほしいよぉ……」

 耳元で囁かれるうわごとのような懇願。我慢できなかった。どくどく、と精嚢を震わせ、太ももに力を入れて、綾瀬は航の体内にたっぷり吐精してしまう。びゅぷ、びゅぷ、と出される精液を、航の体内が悦んで飲みこむ。砂漠に水が染み込むように、おいしそうに……腰をぐりぐりと動かして奥へ奥へと塗りつける。


「あん、最高……のぞむ……すき」


 凛の前でも見せた事のないようなとろけた顔をして、航が微笑んだ。


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