悠久の Madrugada〈マドゥルガダ〉 -蒼い闇- 《本編完結》「後日譚」連載開始しました

桜楽-sakura-

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La Madrugada 28 〔嬉戯 8〕ー後の戯れ 2ー # R18

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「リシェは、普通の射精しゃせいでは気持ちくなれない身体にしたからな。
 いよ。ドライメスイキを許そう。でも、ばつだよ、リシェ。必ず、兄さまに教えなさい。“リシェは、ドライメスイキします”って」

「はい……兄さま。ーーん、ぁ……もう、シて、いい?」
「ーーイきなさい、リシェ」

 兄さまが「仕方ないな」って、僕の前立腺イイトコロえぐってくれた……

「あんっ……ぃ、です、兄さまっ! リシェドライメスイキ、します……っ!」
 肛門アヌスが、きゅうって、まだ中にある兄さまの指を……

「ふふ……キツいよ、リシェ。ドライメスイキ、気持ちいな?」
「ごめ……なさ……兄さま……リシェ、気持ちくって、……兄さま、を」

「兄さまを?」
「ひど……っ、やだ、兄さま……っ」

「ーー言いなさい」

「……兄さま、の、指……あ、肛門アヌスできゅって……」
「ーー締めつけているな」

 最後まで言えなくて、それは、許してくれたけれど、兄さまに言われてしまって、僕はまた泣きたくなる。

「息をきなさい、リシェ」

 言われるまま、息をくと、肛門アヌス弛緩しかんしたのか、指が抜かれた。

「リシェに、兄さまの男根ペニスを入れたい……どうしようか?」
 兄さまの声が……つやを帯びてる……。

「兄さまの好きに……僕を抱いてください……」

 兄さまがクスクス笑う……僕は、兄さまがどう言うのか、知っている。

「前から?」

 身体を表に返される。
 兄さまは、僕を正面から抱くのが好きだ。

「はい、兄さま。前から……あ!」

 ちゅく……、乳首を吸われ……て、もう片方の乳首を指でままれて、ねられる……さっきとは違う、僕を……なぶるために。

「い……やっ」
「イヤ?」
「ーーちが、……でも、兄さま! ペニスを入れたいって、言った、のに……っ!」

 僕は、いましめられていない手をさ迷わせて、兄さまの頭を探して抱く。

 兄さまの髪に指を絡めて……僕は、もっと兄さまに乳首を吸って、舌で転がして欲しい、って……背を反らして付き出した胸に、兄さまの頭を寄せて……喜悦よがった。

 悦楽えつらくに支配されて、よく分からない……でも、きっと、はしたない姿を声を、兄さまにさらしている……

「足が開いているね、リシェ」

 足が勝手に開いて……もだえて、敷布をっているのを、兄さまが揶揄やゆする。

「兄さまは、まだ命じていないのに」
「ごめ……なさ、足、開いて……っ……許して」

 ーー閉じようとしても……できない。

「罰だよ。自分でいやらしい格好をしなさいーー足を抱えて。大きく開きなさい」

 ーー“罰だよ” それは、兄さまが僕のために言ってくれる言葉。

「ーーはい、兄さま」
 いやらしい格好をするのが恥ずかしくって、唇は戦慄わなないたけれど、僕は逆らわずにーーーーよろんで、足を開いた。

 ーーつぷっ……。僕の肛門アヌスに、兄さまの指がしずんだ……また。
「ーー! 兄さま……っ! や……あっ!!」

 ーー胸……乳首も。しゃぶられて、クニクニねられて、肛門アヌスと同時の責めに、頭が可笑おかしくなるーーと思いながら、兄さまに許しを乞う。

「兄さま、おねが……もう、……もう許して……っ! 許してください!!」

「ダメだ。もっと、狂え」

「もう、狂ってるよ! 兄さまに男根ペニスれてもらうことしか、考えられ、ない!! 兄さま、許して!!!」

 泣いて、泣いて、許しを乞うて、やっと兄さまは、僕の肛門アヌスを、男根ペニスつらぬいてくれた……抱き起こされて、対面で……下から。

「あああーーぁっ、イくっ! 兄さまぁ!!」
 らされ過ぎて、入れられただけで僕はイってしまった。

「ーーリシェ、“ドライメスイキします”、は?」
「ーー! ごめ、ごめんなさい! ……兄さま、リシェドライメスイキしました……!!」

 兄さまの言いつけが守れなかった……

 ちゅ……

 でも、兄さまが口づけしてくれて、言った。
「いけない子だね、リシェ。今日は、ドライメスイキしかさせないから、覚悟かくごするといい」

 ーー僕はドライメスイキでしか、気持ちくなれないのに。兄さまは、そんな風に言う。
 これは、兄さまと僕の戯れあそびだから……

「はい、兄さま……リシェに、ドライメスイキを許してくれて、ありがとうございます……」
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