41 / 66
La Madrugada 28 〔嬉戯 8〕ー後の戯れ 2ー # R18
しおりを挟む
「リシェは、普通の射精では気持ち悦くなれない身体にしたからな。
良いよ。ドライを許そう。でも、罰だよ、リシェ。必ず、兄さまに教えなさい。“リシェは、ドライします”って」
「はい……兄さま。ーーん、ぁ……もう、シて、いい?」
「ーーイきなさい、リシェ」
兄さまが「仕方ないな」って、僕の前立腺を抉ってくれた……
「あんっ……悦ぃ、です、兄さまっ! 僕、ドライ、します……っ!」
肛門が、きゅうって、まだ中にある兄さまの指を……
「ふふ……キツいよ、リシェ。ドライ、気持ち悦いな?」
「ごめ……なさ……兄さま……僕、気持ち悦くって、……兄さま、を」
「兄さまを?」
「ひど……っ、やだ、兄さま……っ」
「ーー言いなさい」
「……兄さま、の、指……あ、肛門できゅって……」
「ーー締めつけているな」
最後まで言えなくて、それは、許してくれたけれど、兄さまに言われてしまって、僕はまた泣きたくなる。
「息を吐きなさい、リシェ」
言われるまま、息を吐くと、肛門も弛緩したのか、指が抜かれた。
「リシェに、兄さまの男根を入れたい……どうしようか?」
兄さまの声が……艶を帯びてる……。
「兄さまの好きに……僕を抱いてください……」
兄さまがクスクス笑う……僕は、兄さまがどう言うのか、知っている。
「前から?」
身体を表に返される。
兄さまは、僕を正面から抱くのが好きだ。
「はい、兄さま。前から……あ!」
ちゅく……、乳首を吸われ……て、もう片方の乳首を指で摘ままれて、捏ねられる……さっきとは違う、僕を……嬲るために。
「い……やっ」
「イヤ?」
「ーーちが、……でも、兄さま! ペニスをって、言った、のに……っ!」
僕は、戒められていない手をさ迷わせて、兄さまの頭を探して抱く。
兄さまの髪に指を絡めて……僕は、もっと兄さまに乳首を吸って、舌で転がして欲しい、って……背を反らして付き出した胸に、兄さまの頭を寄せて……喜悦った。
悦楽に支配されて、よく分からない……でも、きっと、はしたない姿を声を、兄さまに晒している……
「足が開いているね、リシェ」
足が勝手に開いて……悶えて、敷布を蹴っているのを、兄さまが揶揄する。
「兄さまは、まだ命じていないのに」
「ごめ……なさ、足、開いて……っ……許して」
ーー閉じようとしても……できない。
「罰だよ。自分でいやらしい格好をしなさいーー足を抱えて。大きく開きなさい」
ーー“罰だよ” それは、兄さまが僕のために言ってくれる言葉。
「ーーはい、兄さま」
いやらしい格好をするのが恥ずかしくって、唇は戦慄いたけれど、僕は逆らわずにーーーー悦んで、足を開いた。
ーーつぷっ……。僕の肛門に、兄さまの指が沈んだ……また。
「ーー! 兄さま……っ! や……あっ!!」
ーー胸……乳首も。しゃぶられて、クニクニ捏ねられて、肛門と同時の責めに、頭が可笑しくなるーーと思いながら、兄さまに許しを乞う。
「兄さま、おねが……もう、……もう許して……っ! 許してください!!」
「ダメだ。もっと、狂え」
「もう、狂ってるよ! 兄さまに男根を挿れて貰うことしか、考えられ、ない!! 兄さま、許して!!!」
泣いて、泣いて、許しを乞うて、やっと兄さまは、僕の肛門を、男根貫いてくれた……抱き起こされて、対面で……下から。
「あああーーぁっ、イくっ! 兄さまぁ!!」
焦らされ過ぎて、入れられただけで僕はイってしまった。
「ーーリシェ、“ドライします”、は?」
「ーー! ごめ、ごめんなさい! ……兄さま、僕、ドライしました……!!」
兄さまの言いつけが守れなかった……
ちゅ……
でも、兄さまが口づけしてくれて、言った。
「いけない子だね、リシェ。今日は、ドライしかさせないから、覚悟するといい」
ーー僕はドライでしか、気持ち悦くなれないのに。兄さまは、そんな風に言う。
これは、兄さまと僕の戯れだから……
「はい、兄さま……僕に、ドライを許してくれて、ありがとうございます……」
良いよ。ドライを許そう。でも、罰だよ、リシェ。必ず、兄さまに教えなさい。“リシェは、ドライします”って」
「はい……兄さま。ーーん、ぁ……もう、シて、いい?」
「ーーイきなさい、リシェ」
兄さまが「仕方ないな」って、僕の前立腺を抉ってくれた……
「あんっ……悦ぃ、です、兄さまっ! 僕、ドライ、します……っ!」
肛門が、きゅうって、まだ中にある兄さまの指を……
「ふふ……キツいよ、リシェ。ドライ、気持ち悦いな?」
「ごめ……なさ……兄さま……僕、気持ち悦くって、……兄さま、を」
「兄さまを?」
「ひど……っ、やだ、兄さま……っ」
「ーー言いなさい」
「……兄さま、の、指……あ、肛門できゅって……」
「ーー締めつけているな」
最後まで言えなくて、それは、許してくれたけれど、兄さまに言われてしまって、僕はまた泣きたくなる。
「息を吐きなさい、リシェ」
言われるまま、息を吐くと、肛門も弛緩したのか、指が抜かれた。
「リシェに、兄さまの男根を入れたい……どうしようか?」
兄さまの声が……艶を帯びてる……。
「兄さまの好きに……僕を抱いてください……」
兄さまがクスクス笑う……僕は、兄さまがどう言うのか、知っている。
「前から?」
身体を表に返される。
兄さまは、僕を正面から抱くのが好きだ。
「はい、兄さま。前から……あ!」
ちゅく……、乳首を吸われ……て、もう片方の乳首を指で摘ままれて、捏ねられる……さっきとは違う、僕を……嬲るために。
「い……やっ」
「イヤ?」
「ーーちが、……でも、兄さま! ペニスをって、言った、のに……っ!」
僕は、戒められていない手をさ迷わせて、兄さまの頭を探して抱く。
兄さまの髪に指を絡めて……僕は、もっと兄さまに乳首を吸って、舌で転がして欲しい、って……背を反らして付き出した胸に、兄さまの頭を寄せて……喜悦った。
悦楽に支配されて、よく分からない……でも、きっと、はしたない姿を声を、兄さまに晒している……
「足が開いているね、リシェ」
足が勝手に開いて……悶えて、敷布を蹴っているのを、兄さまが揶揄する。
「兄さまは、まだ命じていないのに」
「ごめ……なさ、足、開いて……っ……許して」
ーー閉じようとしても……できない。
「罰だよ。自分でいやらしい格好をしなさいーー足を抱えて。大きく開きなさい」
ーー“罰だよ” それは、兄さまが僕のために言ってくれる言葉。
「ーーはい、兄さま」
いやらしい格好をするのが恥ずかしくって、唇は戦慄いたけれど、僕は逆らわずにーーーー悦んで、足を開いた。
ーーつぷっ……。僕の肛門に、兄さまの指が沈んだ……また。
「ーー! 兄さま……っ! や……あっ!!」
ーー胸……乳首も。しゃぶられて、クニクニ捏ねられて、肛門と同時の責めに、頭が可笑しくなるーーと思いながら、兄さまに許しを乞う。
「兄さま、おねが……もう、……もう許して……っ! 許してください!!」
「ダメだ。もっと、狂え」
「もう、狂ってるよ! 兄さまに男根を挿れて貰うことしか、考えられ、ない!! 兄さま、許して!!!」
泣いて、泣いて、許しを乞うて、やっと兄さまは、僕の肛門を、男根貫いてくれた……抱き起こされて、対面で……下から。
「あああーーぁっ、イくっ! 兄さまぁ!!」
焦らされ過ぎて、入れられただけで僕はイってしまった。
「ーーリシェ、“ドライします”、は?」
「ーー! ごめ、ごめんなさい! ……兄さま、僕、ドライしました……!!」
兄さまの言いつけが守れなかった……
ちゅ……
でも、兄さまが口づけしてくれて、言った。
「いけない子だね、リシェ。今日は、ドライしかさせないから、覚悟するといい」
ーー僕はドライでしか、気持ち悦くなれないのに。兄さまは、そんな風に言う。
これは、兄さまと僕の戯れだから……
「はい、兄さま……僕に、ドライを許してくれて、ありがとうございます……」
11
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる